2009年11月号(Vol.161)Satoko’s Report from アメリカ

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2009年11月号(Vol.161)Satoko’s Report from アメリカ

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2009/11/01 2009年11月号(Vol.161)Satoko’s Report from アメリカ

Satoko’s Report
from アメリカ

 10月31日はハロウィンの日でしたね。この日には死者の霊が地上に戻ってくると考えられていました。魔女やお化けの格好に変装するのは、自分たちを仲間だと思い込ませて災いをもたらさないようにするためだったそうです。現在は宗教的な要素は薄れ、仮装をして楽しむお祭りになっているようです。
 さて、今月は2年前にニッセイトを退職し、アメリカの大学に留学している井本さと子元総合英語講師に留学や本場ハロウィンの様子をレポートしてもらいました。


近況報告

 みなさん、こんにちは。お久しぶりです。ニッセイトを離れる時にきちんと挨拶できず申しわけありませんでした。今、マリナーズで有名なアメリカ・シアトルで短大に通っております。こちらでの生活も早いもので1年が経ちました。
 ニッセイトで授業を担当していて「話す」という行為自体に興味を持ち、言語聴覚士の勉強をしたいと考えるようになりました。元々は日本での大学か専門学校に行うよていだったのですが、英語も捨てがたく、両方同時にできたらいいなと留学を思いつきました。その後、ニッセイトを退職してから留学するまでの間、ボランティア活動をしに何回かアジアを訪れました。その間、自分の若い頃の夢だった医療福祉の仕事に就きたいという思いが出てきて、今はその準備勉強中というところです。


1年を振り返って

 アメリカの大学は入学してからが大変とは聞いて覚悟はしていましたが、想像以上にキツイです。毎学期、三科目授業を取っているのですが、一科目につき週15時間の自宅学習が必要と言われています。ハードワークだったら、ニッセイトで鍛えられているから何とかなるだろうと考えていましたが、新しい知識を詰め込むことは本当に大変です。
 1年目は三学期続けて朝7:30から授業がありました。こちらは働きながら勉強する人が多いので、早朝クラスが設けられています。授業では先生の説明は何とか理解できますが、書き留めきれないのでボイスレコーダー持込で出 席 しています。一番困難なことは、クラスメートの英語が聞き取れないことです。講義はテキストもありますし、何とか方法はあるのですが、ディスカッションになるとなかなか難しく、簡単なひと言ほど聞き逃してしまうことがあります。
 学生は10代から退職した人まで、年齢、国籍もいろいろで障害者の人もよく見かけます。子育て中のママさん生徒もたくさん来ています。シアトルは留学生や移民の割合が高く、韓国、台湾、香港、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、エチオピアからの学生が多いです。今では、顔見知りが増えて、キャンパスを歩くのが楽しいです。”Hey! How’s this quarter?”と立ち話で授業のことや、「○○の課題が大変」とか「○○先生の講義はおもしろい。○○先生は採点が厳しいから絶対取らない方がいい」などなどと情報交換をしています。お互い苦労しているため、「テスト全然駄目だった!」と愚痴ると、”You will be all right. Do your best!“と励まされることも度々あります。目標は各自違っていても、それに向かって努力している同志なので、国籍を超えた連帯感を非常に感じます。このような環境で勉強できることは本当に幸せだと思っています。


留学について

 今の若い世代はあまり外国に関心が無いと聞きます。私の若い頃は、洋楽や洋画などに大きな影響を受けたものですが、現代はライフスタイルも西洋化し日本のサブカルチャーが成熟しているので外国に憧れることも少ないのかもしれません。アメリカへの留学生も国別留学生数で日本は1990年代は一時トップだったものの、最近はインド、中国、韓国に続いて第4位だそうです。
 さてその留学ですが、具体的な目標や情熱がある人には非常に有意義な機会だと思います。留学の選択肢は、学位取得以外にも、期間の長短、語学留学や技術留学など種類も様々で、留学自体は困難なことではありません。でも、私は誰もが留学すればいいというものではないと思っています。日本にいながら学べることはたくさんあり、英語力をつけることはある程度できるからです。自分の得たいものの延長線上に留学を選択するのであれば、それなりの成果が得られると思います。「何をしたいかわからないけど、とりあえず留学」と言う考えだと、精神的に辛いし、経済的に勿体無いのではないでしょうか。学内に10ヶ月の別プログラムに出席している日本人学生がいます。いつも日本人同士で固まっていて、偏見かもしれませんが、彼らの留学にはちょっと疑問を持っています。私の場合、世間一般から見ればかなり遅い留学ですが、自分としてはグッドタイミングだったと思います。人それぞれ転機があるので、それと留学がうまく重なった場合にはいい経験になるのではないでしょうか。


本場で体験したハロウィン

 9月も終わる頃になるとスーパーなどの店頭にお化けかぼちゃが展示され出します。近所でも、くもの巣やこうもり、ガイコツなどを庭に飾る家も増えてきます。昨年は、予習復習、課題に追われていて、31日もテストがあり、ハロウィンどころではありませんでした。当日は学校に仮装してくる学生もいましたが、ほとんどが留学生なので校内ではそれほど盛り上がってはいませんでした。地元の学生は、授業後、仕事に行き、その後コスチュームを着てBarに繰り出したりしているようでした。学内には託児所があり、仮装した子供たちがキャンパスをパレードしている姿は本当にかわいかったです。放課後、カフェテラスにオバマ大統領のマスクをかぶったスーパーマンならぬ、OBA MANが登場してみんなに大うけで、カメラのフラッシュライトを浴びていました。
 その後、私はお呼ばれした友人宅へ直行しました。パーティーと行っても特に何をするわけでもありません。スナックを食べた後、お化け話をしながらお客さんを待ちます。「その時に、白い影が見えて~」と話が佳境にさしかかったときに、ドンドン!とドアノックの音。思わず「キャー!!!」と大声をあげてしまいました。恐る恐るドアをあけるとコスチュームを着たかわいい子たちが、大きな袋を持って立っていました。後ろでお父さんやお母さんが見守っているのが微笑ましかったですよ。その友人宅には、いとこの高校生も遊びに来ていました。「僕たちぐらいの歳になると、もう恥ずかしいんだけど」という彼らと一緒に近所のお宅を廻って本場の”Trick
or treat”をしてきました。ノックをしてドアを開けてくれるかどうか、結構ドキドキものでした。その家の人も仮装をして向かえてくれたり、”No candy”の張り紙がしてある家もありました。袋にお菓子がたまっていくとワクワクしてきます。アメリカの家は1軒1軒が広いので、12,3軒廻るのに
1時間ぐらいかかりました。今までとは反対にお菓子をもらう立場になり、すっかり童心に返ったひとときでした。


ごあいさつ

 生徒のみなさん、保護者の方々、長い間本当にお世話になりました。こちらでも、ニッセイトにいた時と同じようにいろいろな人に助けられながら何とか頑張っています。今は学校と家の往復で、外国生活というよりも、長い合宿生活を送っているようです。学校の課題に追われていてダウンタウンにはまだ10回ぐらいしか行ったことがありません。イチローの試合もまだ見ていません。娯楽と言えば、食べることと週末の朝寝、メールぐらいでしょうか。勉強は大変ですが、学校は楽しいです。老いも若きも熱心に勉学に勤しんでいる姿はステキですし、キャンパスの雰囲気が何よりもいいです。ニッセイトを離れて2年が経ちますが、ニッセイトは第2の実家だと思っています。ニッセイトファミリーとはこれからも仲良くおつきあいしていきたいです。Please keep in touch!

【井本講師連絡先】 Web上は非表示とさせていただきます。


ハロウィンの思い出

 次に川越スクールのLalaine (ラレイン)講師に子どもの頃のハロウィンの思い出を語ってもらいました。


家の中でキャンプ?!

   Lalaine Dy

 私は2歳の時、フィリピンからアメリカ、ニュージャージーに引越しました。ハロウィンの1番の思い出は7歳の時です。ハロウィンの夜、親戚が集り、従兄弟たちと空き部屋でキャンプをしました。部屋の中にテントを張り、スナック菓子を食べながら夜遅くまで怖~い映画を見ていました。とっても楽しかったです。ジャージー南部では、この時期、夜間はだいぶ寒くなってきますので野外でのキャンプはちょっと無理なんです。家もハロウィンの飾り付けをして、”Trick or treat” をする子どもたちがたくさん来ていました。私も仮装をしてお菓子をもらいに近所を訪問しました。コスチュームは祖母が毎年作ってくれました。思い出のコスチュームは強盗犯です。
 私の生まれたフィリピンでもハロウィンを祝います。でも、それは万聖節といって天国の諸聖人を祭るキリスト教の祝日でアメリカの祝い方とはずいぶん異なります。日にちも11月1日です。また2日は万礼節といい、すべての死者の霊魂のために祈ります。この日は、友だちや親戚が集り、みんなでお墓参りをし、故人を偲びます。


編集後記

It is never too late to learn. (六十の手習い)

 井本元講師はまだまだ60歳にはなりませんが(笑)、年齢的には大きなチャレンジです。しかし、学び続ける人、チャレンジし続ける人は輝いています。彼女もその一人ですね。また彼女の話を聞き、アメリカの大学はまさに学びたい人が集ってくるところなんだなと改めて感じました。学費も親に頼っている人は少ないと聞きます。「学びたいことがある」「新たな発見が楽しい」。学業本来のあるべき姿ですね。


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