2006年11月号(Vol.128)どうしたら バイリンガルに近づける?

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2006年11月号(Vol.128)どうしたら バイリンガルに近づける?

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2006/11/01 2006年11月号(Vol.128)どうしたら バイリンガルに近づける?

どうしたら
バイリンガルに近づける?

 英語の上達が学習量に比例するのは周知の通り。しかし、日常生活の中でさほど必要とされない英語に興味を持ち続け、日々取り組むにはいろいろな工夫が必要です。中根知美ちゃん(小3)、実穂ちゃん(小5)は今年、英検準2級に合格しました。英会話も帰国子女ではないかと間違われるくらい上達しています。英語を習い始めてから、ご家庭でどんな工夫をされてこられたのでしょうか?お母さんにお話を伺いました。


「あと一歩の勇気」があればいいのでは?

–そもそも英語を始めたのはいつ頃からでした?
実穂が2歳半、知美が8ヶ月ぐらいでした。ちょうど仕事を辞め、時間ができたので何か子どもと一緒に楽しめるものを探していました。その頃、NHKで「英語であそぼ」をやっていて、録画しては何度も繰り返し見るようになりました。テレビの出演者と同じような帽子や、ワンピースを作ってあげると喜んで歌ったり、踊ったりしていました。一日2時間くらい見ていたと思います。また、英語でおままごともよくしました。といってもたいした英語ではないんですよ(笑)。おままごとを通して野菜や果物の名前もたくさん覚えたように思います。二人だけでもよく英語でままごとはしていましたね。

–幼稚園の頃はどうでしたか?
実穂が年少の時、同じ幼稚園に通うインド人の友だちと家が近かったため、よく遊びました。一緒に動物園や公園へもよく出かけました。その子はほとんど日本語ができなかったので英語を使うようにしていたのですが、今思えば、この時から英語が身近になったような気がします。

–お母さんも英語が好きだったのですか?
いいえ。英語は苦手でした。仕事をしている時も、外国の方が来ると逃げていました(笑)。
インドの方とはたまたま家が近く帰る方向も一緒で、最初は会話を避けていたんですけどね(笑)。でも何かのきっかけで話すようになり、だんだん仲が良くなっていったんです。また、お互い英語は第二外国語だったので、自分のブロークンな英語もそんなに恥ずかしく感じられなかったのが良かったのかもしれません(笑)。

–英語を習い始めたのはこの頃ですか?
はい、実穂が年中の時、姉妹二人して週1日だけ幼稚園が早く終わる水曜日の午後、英語のプリスクールに1年くらい通いました。プログラムは2時間半で、歌やゲーム、スナックタイム、工作など通して英語に親しんでいました。この頃、『オズの魔法使い』の映画に熱中して何度も見ていました。子どもたちに「今、何て言ったの?」の聞かれ、アタフタしたこともありますが、幸い書店で映画の台本を見つけたのが役立ちました。私のピアノに合わせて一緒に歌ったり、二人でドロシーごっこなどもよくやっていたんですよ。『えいごリアン』や『パワパフガール』もよく見ていました。

–ニッセイトに入学したのは、実穂ちゃんが年長で知美ちゃんが年少でしたね。
はい。お友だちから「本には載っていないけど、とってもいいところを見つけたよ」って紹介されました。

–それはありがとうございます。もう今年で5年ですね。ニッセイトに入られてからご家庭では英語にどのように取り組んでこられたのですか?
総合英語クラスを履修するようになり、宿題として出ていたフォニックスの文字をキラキラペンで書いたり、イラストをつけたり、時間さえあればやっていました。本当に英語の単語を書くのが楽しかったようです。また、お絵かきをしては、短い英語の文を書くというのが気に入ってよくやっていました。この頃は、学校の友だちと児童館へ行って工作遊びもよくしていました。ニッセイトには、作ったものを持っていき、Show
and Tellをすることを楽しみにしていました。

–ご家庭では、お子さんたちの教育において日頃、どのようなことを心掛けているのですか?
英語に限らず、ピアノも水泳も勉強も楽しみながらできるようにと心掛けています。実はこれ、私の経験からなんです。私は、小学生の頃、そろばんを習わせられていたのですが、もう嫌でサボることばかり考えていました。嫌々ながらやったことは身にならないんですよね。ですから子どもたちが英語を好きでいられることを一番に考え、決して無理強いはしませんでした。

–お母さんが英語を苦手なのにも関わらず、自らも勉強しながら、お子さんたちをしっかりリードしていらっしゃったことには頭が下がります。

子どもたちのお陰で、私も英語が以前に比べ好きになったように思います。最近は、日本人が英語を話せるようになるためには、「あと一歩の勇気」があればいいのでは?って思うようになりました。

–最近の家庭における英語学習はいかがですか?

実穂も5年生になり下校時間も遅く、最近は宿題をやるくらいです。ニッセイトに行くのはクラスの友だちに会うことが楽しみになっているようです。

–そうですね。友だちの存在は大きいですね。ニッセイトの卒業生も時々連絡をくれるのですが、卒業後も連絡を取り合い、ずーっと親しく付き合っている人たちは多いですよ。クラスメートが結婚した例も何件かあります。これは余談でした(笑)。英検準2級に向けての学習はどう進められてきたのですか?
初めは、夏休みにじっくり勉強して秋に受験と考えていたのですが、私がPTAの役員のため、秋はイベントが多いことに気付き、急遽、一ヶ月前から準備を始めました。毎日1時間を目標にがんばりました。土曜、日曜は午前と午後、計2時間を目標に過去問題集を一緒に勉強しました。

–これからお子さんの英語をどのように伸ばしていってあげたいとお考えですか?
自分の言いたいことが英語で言えたり、映画が字幕無しで見れたり、また世界中に友だちができれば人生が2倍も3倍も楽しくなるだろうと思っています。

–ニッセイトはどのような点を気に入っていただいていますか?
我家はニッセイトに出会えたお陰で本当に幸せでした。ニッセイトのアットホームな雰囲気は何物にも代えがたく、先生やスタッフの方のお人柄が素晴らしいです。特にさと子先生のクラスは、子どもたちの様子、興味、出来具合等をよく見てくださり、その時々の子どもたちに合った教材の選択が行われ、ここまで楽しく続けてこれたのだと思います。そろそろ遊びの中での英語を使うという時期が終わりつつあるように思います。今後も引き続きアドバイスを頂戴できますようお願い致します。


◆インタビューを終えて

お話を伺いながら感心したのは、いつもお母さんがお子さんたちの興味に合わせ、うまく英語を取り入れているなということでした。それに中根さんは、お子さんの伸びているところ、お子さんのがんばっているところをきちんと見ていて、いつも誉めてあげています。「よくできたね」「おもしろいね」「がんばったね」。こういった日々の言葉がお子さんたちのやる気を育てているのだと改めて感じました。中根さん宅に限らず、英語が飛躍的に伸びているお子さんたちを見ていて感じることは、家庭学習においてお子さんと保護者の方の二人三脚がとてもうまくいっているということです。また、実穂ちゃん、知美ちゃんたちの存在は、「海外生活体験がなくても、ここまで英語が話せるようになれる」という日本の英語教育に明るい希望を与えてくれたように思います。



 小彼優奈ちゃん(小2)は、現在のクラスに物足りなくなってきていたため、実穂ちゃんたちのクラスに体験レッスンを勧められました。そこで、お母さんにこのクラスを参観した感想を伺いました。

「自分の言葉」として発している!

 そこでは、今までの「先生の後についてリピートする」lessonではなく「自分の言葉で話す」lessonが、何とも自然な雰囲気で行われていました。まず全員が順番で「show
and tell」を発表。お子さん達が気に入り、今では毎週行っているそうです。子供の好奇心とチャレンジ精神をかき立て、「話したい」という気持ちを引き出す素晴しいカリキュラムだと思いました。また、いくら「英語ではどう言う」という事を習っていても、自分が言いたい事がなければ会話に参加する事ができません。感心したのは、みんな自分の経験が頭の中で整理されていて、自分の言葉で答えられる事、また、「話したい」という気持ちがとても伝わってきた事です。先生も、まるで友達のように自然な受け答えをされていて、終始リラックスした雰囲気のクラスでした。ある程度の語彙が蓄積されてきたら、今度はそれをいかに「自分の言葉」として発せられるかの訓練が必要だと思います。このお子さん達にはとても合った、自由にのびのび発言できる「実践的なアウトプットの場」がそこにありました。       
 小彼明子


編集後記

What we do willingly is easy.
(好きの道に辛労なし)

 第三者から見ると大変そうなことも、その本人にとって好きなことであれば全く苦痛には感じないという諺。実穂ちゃんと知美ちゃんは絵や物語を書いたり、工作が大好きだったそうです。そこに英語を添えることで、必然的に英語も楽しくなっていったようです。言いたいことが英語でわからなければ辞書で調べることも習慣化されています。そうすることで表現もどんどん広がっていったようです。子どもの好きなことをうまくサポートして伸ばしてあげられることが最高の教育ですね。




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