1996年6月号(Vol.19)マルチメディアと英語教育、情報活用のためのABC

有限会社ハース
  • 池袋スクール 03-3989-2111
  • 川越スクール 049-224-8641

〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-15-3 アークランドビル7F

〒350-0043 埼玉県川越市新富町2-22 八十二銀行ビル5F

ブログ

1996年6月号(Vol.19)マルチメディアと英語教育、情報活用のためのABC

バックナンバー

1996/06/01 1996年6月号(Vol.19)マルチメディアと英語教育、情報活用のためのABC






ここでは、ニッセイトが毎月発行しているニッセイト・ニュースを掲載しています。
(内容的には、ニッセイトに在籍する生徒、及び保護者の方を対象としていますので、予めご了承ください。)

1996年6月号 (Vol.19)

 マルチメディアと英語教育

— 情報活用のためのABC


 未来生活のキーワード 「マルチメディア」

 さて、雑誌やTVなどのマスコミでよく目や耳にするマルチメディアとは、一体どんなものなのでしょうか。ある説明によると、「メディアの統合」という意味らしいのですが、たとえば、現在実用化に向けて研究されているテレビ電話は、テレビと電話という2つのメディアがひとつになったものです。今までのテレビは、電波を一方的に受信するだけで、視聴者側から情報を送信することはできませんでした。しかし、ケーブルテレビ(CATV)を使えば電波を双方に送信することができるので、比較的簡単にテレビ電話が実用可能になるそうです。これらの他にもさまざまなサービスが研究開発されていますが、各メディアは、いままでの枠を越えてさまざまな形態で統合されることでしょう。


世界とつながるインターネット

 マルチメディアを活用する上で最も重要なファクター(機能)は、パソコンです。パソコンは、各種ソフトを使うことにより、ゲームを楽しめたり、ワープロやデータ管理などの作業をするマシンとして子どもから大人まで活用されています。特に最近では、インターネットが大変な人気を集め、各メーカーは、インターネットが利用できることを売り物にした宣伝活動に努めています。
 インターネットとは、もともとアメリカの国防総省高等研究計画局の実験ネットワークから発展してきたもので、それは、全米の主要の軍の研究機関のコンピュータをネットワークして、情報を交換するばかりでなく、途中の回線が敵から攻撃によって破壊されても、すべての回線が破壊されない限り、ネットワークの機能は損なわれないというものです。その後、大学や研究機関などとも接続されるようになり、また、アメリカ国外の学術機関のネットワークと接続することで、国際的な広がりを持つようになりました。そして、現在、インターネットの利用者は、5,000万人以上いるといわれ、毎月10%以上利用者が増えているそうです。インターネットの人気の秘密は、簡単な操作で、世界とつながる実感が持てることではないでしょうか。利用できるサービスとしては、電子メール(E-Mail)–(ネットワークを経由して配送される手紙)、ネットニュース–(不特定多数の人にメッセージを送ることができる)、WWW(World Wide Web=世界中に張り巡らされた蜘蛛の巣)–(各機関や個人が発信している情報をあるテーマに基づき有機的に結んでいる)、オンラインショッピング—(WWWをカタログとして用い、電子メールなどで商品を注文する)、などがあります。教育の現場でも、インターネットは、情報収集や学校交流などに利用されています。また、第15期中央教育審議会のうち、国際化や情報化に対する教育の在り方を審議している第2小委員会でも、「近い将来、すべての小、中、高校でインターネットに接続できる環境を整備するよう提言する」という方針を固めたそうです。国内外の学校と電子メールのやりとりがあたりまえの時代がすぐそこまで来ているようです。


本当に必要な情報とは?

 ニッセイトでは、この春に「WINDOWS95 コンピュータ初心者講座」を実施しました。このとき感じたことは、子ども達の順応性と学習スピードの速さです。ファミコンなどでゲームをしているからか、多くの大人が持つようなコンピュータに対する抵抗感がないようです。英語もコンピュータも同じで「習うより慣れろ」ということが大切です。これからの子ども達は、コンピュータを私たち大人がテレビを操作するのと同じ感覚で使いこなしていくことでしょう。これからもニッセイトでは、英語教育におけるマルチメディアの利用を研究し、効果的な導入を検討していきたいと考えています。そして、コンピュータ、インターネットなどをきっかけとして、より英語の必要性や利便性を実感してもらいたいと思っています。それと同時に、自分にとって本当に必要な情報とはどんなものなのかを見抜く目を養っていって欲しいと願っています。そのために、何のための英語学習なのか、何を目的とした情報収集なのか、を絶えず自分に問いかけていけるような環境にしていきたいものです。


今月のへぇー

郷に入っては郷に従え!  

 インドネシアに転勤になった日本人が会社でトラブルを起こしました。それは、現地の上司に左手で書類を渡したことが原因。そう、インドネシアの国民は、9割がイスラム教徒なので左手は不浄な手とされているのです。私たちにとっては、「えー、なんでそんなことを?」と思うようなことでも、その国では常識だということも結構あるものですね。へぇー。


環境まいとーく

環境保護とジレンマ

 先日、読んだ本の中で「500人以上もの乗客を詰め込んだジャンボジェット機は、騒音の元凶であり、大気中の酸素を大量に消費している」と書いてありました。もちろん、車の排気ガスが大気汚染の主要な原因であることは知っていましたが、飛行機にまで関心が及びませんでした。考えてみれば、もっともなことです。そこで、私は「これは困ったことになったぞ」と頭を抱えています。なぜなら、私は飛行機が大好きだからです。飛行機に乗って海外旅行が出来るとなると、ワクワク、フワフワ。飛行機には乗りたい、されど、環境破壊というのは困る、そんなジレンマに悩まされています。
 この他にも、人間の楽しみのために、自然が破壊されていることがたくさんあることでしょう。人間がより便利で、より高度な生活を求めていくうちに、環境破壊が進んでしまった。これから子供の世代になった時に、世界は、この地球はどうなっていくのでしょうか?ある週刊誌によると、2020年には地球上で、水を求めての戦争が始まる可能性が高いらしいのですが、あながちウソだとも言えないところが恐ろしい。そこで、「どうしたらいいだろう?」ということになりますが、正直言って私には手に余るぐらい大きな問題です。しかし、そんなことも言っていられない。まず身近なところから始めたいと思います。資源や緑を大切にすること、物を大切にすること、そんな些細なことしかできないけれど、この地球を次の世代に受け継いでいくためにも、まず自分がそれを率先し示していかなければいけないと思っています。
磯貝純子(池袋スクール・プライマリークラス、壮君(年中)のお母さん)



編集後記
 日本は1970年代に「情報化社会」となり、1990年代は「高度情報社会」になろうとしています。「化」のかわりに「高度」が頭につきました。この差は、私たちの想像を超えたもので、SF小説の中の話がどんどん現実のものとなっています。しかし、どんなに情報社会が高度に発達し生活が便利になろうと、第一次産業(農耕、林業、水産)や第二次産業(工業)が、この社会から消滅してしまうということではないのです。つまり、人間の営みの中には、変化していくものも多いけれど、変化しないものもあるということです。その点をよく見極めないと、文字通り「情報の洪水」に押し流されてしまい、自分の進むべき方向を見失ってしまうことになります。だから、私たちは、本当に必要な情報を自分自身の手で獲得しなければならないのです。情報の袋小路に自分で自分を追い込まないためにも。
 



TOP