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有限会社ハース
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1998/07/01 1998年7月号(Vol.36)ドラマの導入が 始まりました


 

ドラマの導入が
始まりました

 かねてからニッセイトでは、様々な形態でドラマに取り組んできました。大舞台を経験した子供たちからは、「今でも、あの頃に覚えたセリフは覚えているよ」という声を聞きます。このことは単に記憶力だけの問題でないように思います。ドラマによる体験が言葉をより強く印象づけたのではないでしょうか。ドラマと外国語学習、ニッセイトが長年にわたる試行錯誤の中で得た、ひとつのアプローチ方法です。


 

言葉の体験学習

 ニッセイトでは、言葉を実践的に体験学習できるよう、会話クラスを外国人講師が担当しています。しかし、このシステムだけでは充分と言えません。学習したことを意図的に使わないと、スピーキング、表現力などを主としたコミュニケーション力はなかなか養われないからです。クラスは非常に限定された時空間です。その中でより効果的な実践方法をと考えた時に、ドラマがありました。いわゆる仮想体験です。またドラマ・アプローチの魅力は、ことばの学習と共にコミュニケーション学習ができることにもあります。目を見て話す、相手のセリフを良く聞く、声を届かせる、生徒同士の共同作業、相互活動などがそれです。過去の舞台では子供たちのすごさを私たちは目にしました。普段なら1ページのテキストの暗記を億劫がる生徒が、何十ページものセリフを覚えてしまったり、日頃おとなしそうな生徒が大勢の人の前で堂々と歌ったり、踊ったり。
子供たちに秘める無限の可能性を実感させられた思いでした。そして、このすごさを通常のクラスにも応用できないかと研究を進めてきました。今年度、Basic(基礎科)の全クラスのカリキュラムに、ショートスキット(寸劇)という形式で導入することに至った背景です。
 現在、Basicクラスでは、「Let’s Go」のシリーズを主教材にしています。各レベルのテキストには、8つのユニット(単元)があり、基本的に2年間かけて学習します。今回導入したショートスキットは、各ユニット毎に学習内容を復習体験できるように内容を構成しています。ショートスキットは、二人の会話形式で行われる短いもので、言葉のキャッチボールとしても楽しめるようにしています。でも、なぜドラマによるアプローチが効果的なのでしょうか。


 

車の運転と言葉の学習

 何年か勉強してきたはずの英語。しかし、「使えない」と嘆いていらっしゃる方も多いようです。「読むのならなんとか、でも聞いたり、話したりとなるとどうも物怖じしてしまって…」という声もよく聞きます。当然と言えば当然です。学校で勉強してきた英語は、読んで訳すことがほとんどだったわけでしょうから。英語を実際に使ってみるといった体験は、あまりなかったに違いありません。 さて、車の運転を想像してみてください。テキストだけの机上学習で運転できるようになるでしょうか?まず難しいでしょう。アクセル、ブレーキ、ハンドリング、それぞれのタイミングは実際にやってみないと修得できません。慣れないうちは、ノッキングを起こしたり、ブレーキを踏み損ねたり、エンストを起こしたりと失敗を重ねます。それでも机上学習と違って体で体験したことは、記憶が確かです。とっさの対応ができるのもそのためです。1年くらい運転していなくても、結構平気ではないでしょうか。しかし、5年、10年となるとちょっと勇気が要りますよね。言葉も同じです。長い間実践で使っていないと、結構自信も失せてしまうものです。これを読んでいる方の中にもいらっしゃるのではないでしょうか?「昔は、これでも…」なんていう方が。


目的は演じることでなく、
言葉を体で味わうこと

 6月に行われたオープンクラスでは、日頃の練習成果を披露しようと、お母さんやお父さんの前で、ペアになった子供たちがショートスキットを発表しました。「緊張した」「恥ずかしかった」「練習の時はうまくできていたのに、本番でうまくできなかった」「セリフが長くて忘れてしまった」「教室に来る途中に、お父さんと車の中で練習してきた」と子供たちからもいろいろな声が聞かれました。
 ショートスキットも練習を開始した頃は、演じることばかりに気がいってセリフが先行してしまうこともしばしばでした。例えば、“Open it” (開けてごらん)というセリフがあります。ところがパートナーが既に開けてしまっているのに “Open it”はおかしいわけです。でも言葉として理解していないと、そのおかしさにも気付けなかったりします。それでも練習を重ねて行くと、自分の言葉として実感できるようになり、また演じることが楽しくもなってきます。セリフの不自然さ、タイミングのずれに自ら気付くことができるようにもなります。そうなったらしめたもの。その言葉をモノにできたともいえるでしょう。時には、失敗してクラスが大爆笑することもありました。しかし、それはそれで和やかなクラスづくりに一役買ったようです。 人前で演じることに慣れていない子供たちは、声が小さかったり、恥ずかしがったりして演技もギクシャク。練習に飽きてしまい、だらだらと時間ばかりが過ぎていってしまうこともあります。しかし、文字に頼らずにできるようになるためには、かなりの練習が必要です。劇として見ていると、何か歯がゆさを感じたりしてしまいがちですが、そもそも、このショートスキットは発表を最終目的としていません。演技の上手下手は関係ないのです。プロの俳優を目指しているわけではありませんから。ただドラマは表現力を養うのに有効な学習方法です。大切なのは、その言葉を体で味わうこと。体で覚えたことはそう簡単に忘れないものです。ショートスキットを通して、英語を言葉として体験し、同時にコミュニケーション能力を養っていって欲しいと願っています。


 

今月のへぇー!

えっ! サウナって家にあるもの?
 サウナ風呂と言えば、日本では、温泉やスポーツ・ジムなどで見かけるものですが、その発祥の地であるフィンランドでは、たいていの一戸建ての家や別荘にサウナがあるのです。そして、入り方もひと味違う。しばらくサウナ風呂の中でじわーっと汗をかいた後、外に飛び出し、目の前の桟橋から湖や海へドボン!(しかも裸のまま?!) これを繰り返すんだそうです。森と湖の国フィンランドならではという感じですね。へぇー!
 


※連載特集『ガンバレ沙耶ちゃん、達也君!』は、都合により終了とさせて頂きます。


編集後記
Experience is the best teacher.
(経験は最も良い教師である)
 どんなにテキストで学習しようと、自分の経験を通して学んだことに勝るものはないということわざです。スポーツ、楽器、パソコン、なんでもそうかもしれません。へまをしたり、あることができなく必死になったり、できなかったことができると飛び上がって喜んだり。そうやって覚えたことはより確かな実力となります。とにかく体が覚えるまで練習、練習、その繰り返しですね。


 


 

 

1998/06/01 1998年6月号(Vol.35)出会い  そして別れ      Part 3


 

出会い
  そして別れ      Part 3

 

 新学期も始まり、2ヶ月が過ぎようとしています。4月の緊張は何処へ、教室からは子供たちの元気な声、笑い声が聞こえ、楽しく学習されている様子が伺えます。前の先生は、こんなところが良かった。今度の先生は、こんなところが好きだな。こんな風に前向きに、新しい人との出会いを迎えられたら素晴らしいと思います。インタビュー記事をきっかけに親子でゆっくり英語のこと、クラスのお友達のこと、今年の目標などを話題にコミュニケーションをとってみませんか。


 

Lana先生(出身:カナダ、バンクーバー)

趣味:日本語の勉強、読書(哲学書)、旅行
特技:スポーツ(水泳、サッカー)
好きな食べ物:パスタ、日本食ではお寿司
嫌いな食べ物:レバー、日本食では納豆
嫌いなこと:つまらなそうにしている人を見るのは好きではありません。いつも前向きに、笑顔がいいですね。

日本に来てどのくらいになりますか?
まだ3ヶ月です。
今までで一番大変だったことは何ですか?
東京に来た日でした。スーツケースやその他にも荷物がたくさんあったので、タクシーを拾おうとしました。ところがタクシーの運転手さん、言葉が通じないのが分かると、ドアを閉めて行ってしまうのです。4台目にしてやっと乗せてもらえました。言葉が通じないって本当に大変ですね。
日本に来て、何か驚かれたことはありますか?
そうですね、日本の人はとても親切で優しいことかな。みんな忙しそうですが、道に迷って立往生していたりすると、立ち止まって、どうしたか尋ねてくれたり、道を案内してくれたりして、とても嬉しかったです。
外国を旅行されるのが好きだそうですが…
はい。もう、29ヶ国を訪れました。
いつ頃から世界旅行を始めたのですか?
最初は16才の時でした。最初に行ったのはイギリス、スペイン、モロッコです。
両親は反対しませんでしたか?
私が一人っ子なので最初は心配しましたが、とても理解があり協力的でした。二人とも、「チャンスがあり、本気でやりたいなら挑戦しなさい」という考えなのです。
旅の目的は何ですか?
テレビやその他のメディアは、一面しか伝えていません。自分の目で、それぞれの国の人がどんな風に生活しているか見て、一緒に生活を体験してみたいのです。文化や生活環境の異なる国を旅するのはとても楽しいです。
今までの旅行を通して何か学んだことはありますか?
うーん、順応することですね。国が異なれば生活様式も違います。「郷に入っては郷に従え」ってことですね。
訪れた国の中でどの国が一番印象的でしたか?
全部です。それぞれ良さがありますから。あえて一つ選ぶとすれば、エジプト。ピラミッドの中の壁はまさに歴史書で、何千年も前の物語が記されている。もう、ただただ驚きました。
さて話は変わりますが、ラーナさんは、母国カナダでも先生ですよね。子供の頃から先生になりたかったのですか?
はい。両親や友達は私が看護婦になると思っていたようです。子供の頃から人と接するのが好きでしたから。でも、もっと積極的に人と関わる仕事がしたくて先生を選びました。
日本にくる前は韓国でも子供たちに英語を教えていたそうですね。カナダの子供たちと比べて何か違いを感じましか?
韓国の子供たちはとても熱心です。カナダの子供たちはのんびりしていて、こちらが相当発破をかけないとがんばりませんね。
日本の子供たちはどうですか?
最初は、緊張していたのか、日本の子はおとなしいのかなと思っていました。でも、緊張がほぐれてくると、とても元気があり、勉強にも意欲的なことが分かってきました。
英語の学習を通して、子供たちに何を伝えていきたいですか?
コミュニケートすること。それに、努力すればそれだけ使えるようになるということです。
どんなクラスにしていきたいですか?
明るく、ハーモニー(調和)の取れたクラスがいいですね。クラスが楽しく、子供たちが目標を持って学習していけるようにしていきたいと思います。
ニッセイトの生徒に何かメッセージを。
恥ずかしがらないでね。分からないときは、質問をしてください。そしてできるだけいっぱい、英語で話すようにしてください。ベストを尽くしてがんばりましょう。そしていっぱい間違えましょう!学ぶことは、素晴らしい体験です。リラックスして、楽しくやっていきましょう。
Don’t be shy! Ask questions if you don’t understand something and talk as much as possible! Try your BEST! MAKE MISTAKES! Learning is a wonderful experience so Enjoy and Relax!

 いつも元気で明るい、笑顔の素敵な先生です。明るく、活発なクラスになっていく予感がします。6月にはオープンクラスがあります。皆さん、是非、授業見学にいらしてください。


 

今月のへぇー!

スプーンを使うのは子供の食べ方!?
 スパゲティーを食べるのに、スプーンとフォークを巧みに使いこなして、「これぞイタリア~ン」と思い込んでいる方、いませんか? 実はこれ、本式ではないのです。本場のイタリアでは、スパゲティーなどのパスタ類はフォークだけで食べます。スプーンも使うのは子供のすること。ちなみにリゾット(イタリア風雑炊)もフォークだけで食べるそうです。へぇー!


 

日本語を話したら、イエローカード!

 Basic(基礎科)以上の会話クラスでは、5月より“Classroom English”を配布しました。サッカーのルールにちなんで、その一覧表に載っている日本語を授業内で使った場合は、『イエローカード(警告)』を発します。警告も3回目には『レッドカード(退場)』になります。ゲーム感覚で取り組むことにより、自然にクラス内で英語の発話量が増えてくることを狙いとしています。家庭でも、練習しておいてくださいね。

1. げんきですか?  げんきです。  まあまあです。  
  かぜをひいています。 あつい。 つかれてる。
2. わかりません。
3. 知りません。
4. 忘れました。
5. 宿題を忘れました。 家にあります。
6. もう一度、お願いします。
7. もっと、ゆっくり言って下さい。
8. ちょっと待って下さい。
9. 終わりました。
10. まだです。
11. 準備OKです。
12. ゲームできますか?
13. トイレに行ってもいいですか?
14. マジックを取って下さい。
15. 私の番です。
1. How are you?  I’m fine, thank you.  So so./Not bad.  
I have a cold. I’m hot. I’m tired.
2. I don’t understand.
3. I don’t know.
4. I forgot.
5. I forgot my homework. It’s at home.
6. One more time, please. Again, please.
7. Speak more slowly, please.
8. Wait a moment, please.
9. I’m finished.
10. Not yet.
11. I’m ready.
12. Can we play a game?
13. May I go to the toilet?
14. Pass me the marker, please.
15. My turn.


連載特集『ガンバレ沙耶ちゃん、達也君!』は、都合によりお休みさせていただきました。


編集後記
Seeing is believing.
(百聞は一見にしかず)
 テレビや雑誌で何度見ても、また話を聞いたとしても、実際に自分の目で見たものには及ばない。まさにその通り、と頷いてしまいます。自分の耳で聞き、目で見て、鼻で嗅ぎ、手で触り、舌で味わうといった五感の体験は、私たちの感性を豊かに磨いてくれます。そのためにも、たくさんの本物に出会いたいものです。


 


 

 

1998/05/01 1998年5月号(Vol.34)出会い  そして別れ      Part 2


 

出会い
  そして別れ      Part 2

 新しい先生との出会い、ドキドキしますね。優しい先生かな、恐い先生かな、ゲームしてくれるかな…。先生が異なれば当然授業スタイルも異なります。先生にもそれぞれの個性があり、それぞれの良さがあります。コミュニケーションの醍醐味もそこにあると言えるのではないでしょうか。
 今月号では、川越スクールの パトリック先生のインタビューを紹介します。


 

Patrick先生
(出身:アメリカ、ミネソタ州)

趣味:庭仕事、日曜大工、音楽鑑賞、聖書を読むこと
特技:自動車の運転(17年間無事故)
好きな食べ物:スパゲティー、マヨネーズ付きサラダサンド、バナナ、ポテトチップス
嫌いな食べ物:納豆(やっぱりだめです)。それにどうしても私の胃と仲良くなれないシーフードがあります。
 

日本に来てどのくらいになりますか?
もう20年。こんなにいるようになるとは思ってもいませんでした。来日目的は布教活動です。
ご家族は?
日本人の妻と子供が6人。長男の13才を先頭に男の子が4人、女の子が2人です。それにもう一人、妻のお腹の中にいます。8月に生まれる予定です。
家庭では何語で話されるのですか?
食事の時間、家族が集まる時間、それに公園などに出かけるときは英語を使います。でも子供の友達や日本人の友達が家に訪ねて来る時は日本語になりますね。躾は、妻が日本語、私が英語になることが多いです。
お子さんとはどのように過ごされるのですか?
たいてい夕食の時間などに、それぞれの子がどんな一日を送ったのかを聞きます。夕方、私が家にいる時は、皆が居間に集まってゲームをしたりして過ごします。“ボトル回し”といって、横に寝せたビンを回し、その先が向いた人に誰かが質問をするゲームはよくやります。それに日本語のしりとり遊びとか。あとは一緒にテレビの動物番組を見たり、聖書の話をしたり。時々、私がギターを弾いて子供たちがペアーになって踊ったりもします。休みの日は子供たちと公園や動物園に出かけます。所沢の航空公園にはよく遊びにいきますよ。
英語の授業を通して子供たちに何を伝えたいですか?
入門期の段階では、英語を怖がって逃げるのでなく、使うことが楽しくなるようになっていって欲しいと思います。そして英語が体の一部になり、生活の一部となって、私たちを取り囲むこの広い英語の世界に適応できるようになって欲しいと思います。高学年の生徒には、英語が必ず使えるようになるという希望を持てるようにしてあげたいですね。
どんなクラスにしていきたいですか?
クラスの仲間がうまくかみ合い、お互いに影響し合っていけるクラスにしていきたいですね。子供たちには、だれそれよりできる、できないといった優劣を感じ合って欲しくありません。みんなが平等に努力できる機会を与えられるべきですし、その中で当然ながら努力した人がその報いを受けられるのだと思います。また行儀良く規律のあるクラスは学習を容易にもしてくれると思いますので、そういうことも大切にしていきたいですね。
ニッセイトの生徒にメッセージをお願いします。
もじゃもじゃのあごひげがみんなを怖がらせなければいいのですが(?!)。多くの子供たちが、大きくて毛むくじゃらの熊が好きなように、私のことも気に入ってもらえたらと思います。クラスの中でみんなが努力を見せてくれれば私もそれに応えて頑張ります。ですから間違いなど恐れずにいっぱい話すようにしてください。いいですか、“間違い”はあなたが何か行動を起こしたことの証なのです。皆さんは、今はまだ輝く素質を秘めたダイヤモンド原石なのですよ。言葉を学ぶのは一苦労です。それにしっかりした基礎固めが必要です。私のモットーは、「ゆっくりと、着実に!」です。これから一緒に作っていきましょう、話していきましょう、遊んでいきましょう、そして英語を自分たちのものにしていきましょう。
I hope you all can get know me and not let my fuzzy beard scare you. Just as most kids like bears, even though they are much bigger and hairier, I hope you can like me.
I go a lot by the effort you show in class, so when you can talk and not be afraid to make mistakes we can go a long way.
Remember a mistake is just evidence that you tried something! You are all like uncut diamonds, shining qualities beneath a rough exterior. It does take work to learn a language and we need to be sure to build the right foundation. My motto is “Slow but sure!” So let’s build together, talk together, play together, and win the English together!
ありがとうございました。家庭でもコミュニケーションをとても大切にしている様子が伺えました。教室でも、きっと楽しく暖かい授業を展開していってくれることでしょう。
 


 今回、講師交替を通じて一つの傾向を感じました。長く在籍し、英語そのものが好きになっている子供たちは、先生が替わったことによる動揺も少なく、新しい先生とも早く溶け込んでいるようです。まだ日の浅い子供たちは、どこか緊張感がまだ見え隠れしているようでもあります。しかし、この新聞を手にする頃には、もうすっかり新しい先生に馴染んでいるのではないでしょうか。
 次回は池袋スクールの Lana(ラーナ)先生にインタビューします。


 

今月のへぇー!

日曜日、デパートはお休み!?
 日本では日曜日に一層にぎわう繁華街ですが、欧米では、デパートをはじめとするほとんどの店が日曜日は休業というのが普通。あのニューヨークやパリの中心街でさえ、結構がらんとしているのです。キリスト教の“日曜日は安息日”に根差しているのでしょうね。へぇー!
 


 

ぼくもイースターエッグ作ったよ!

 イースター(復活祭)は、春分の日から数えて最初の満月の後に来る日曜日です。キリスト教では、イエス・キリストが十字架にかけられて絶命し、三日目によみがえったその日曜日を意味し、クリスマスと並んでとても意味のある日とされています。
 ニッセイトでは異文化体験の一貫として、イースター・ウィークを設けています。PrimaryからBasicまでのクラスでは、今年もイースターエッグ作りを試みました。本来はゆで卵や、生卵の中身を取り出した殻を染めたり、模様をつけたりします。ニッセイトでは、思い出に残せるようにと特注の木製卵を用意しました。子供たちはマジックペンで思い思いのデザインを卵に施し、個性的なイースターエッグに仕上げていました。この卵はしばらく教室に展示し、皆さんに投票していただいてイースターエッグ・コンテストを実施します。ご家族の皆さん、子供たちの作品を是非、見にいらしてください。
 


 連載特集『ガンバレ沙耶ちゃん、達也君!』は、お休みさせていただきました。
 


編集後記

Nothing ventured, nothing gained.
(冒険しなくては何も得られない)
 学習に間違いはつきものです。でも、私たちは知らず知らずのうちに間違うこと、失敗することに対する羞恥心、恐怖心を持ってしまいます。今の学校教育が減点教育に基づいていることに起因していると言えなくもありません。しかし、何かを得るためには、実際行動を起こさなくては始まりません。失敗も自分から先に笑ってしまうことで楽になったりします。小さな冒険、大きな冒険、味わいながら一歩一歩を成長の糧にしていきたいものです。


 


 

 

1998/04/01 1998年4月号(Vol.33)出会い  そして別れ


 

出会い
  そして別れ

 ニッセイトに入学されてから何人くらいの先生との出会いがありましたか。今でも印象に残っている先生や忘れてしまった先生もいるでしょう。最初は苦手でもだんだんと好きになった先生もいるかもしれません。人との出会いや別れは、人生の岐路に大きな影響を与えることもあります。3月に退職したゼザ先生、カミーラ先生ともたくさんの思い出をつくられた方も多いのではないでしょうか。今月号では、その二人の先生のインタビューを紹介します。


Zeza先生(出身:ポルトガル)

–ニッセイトでは、どのくらい教えていましたか?
日本に来てからですから、3年半くらいになります。
–日本に来た主な目的は何だったんですか?
LOVE(愛)です!(96年12月に国際結婚)
–日本に来て、何か驚いたことはありますか?
日本に来てから間も無い頃のことです。郵便局を探していました。P(駐車場有)という文字がビルの看板にあったんです。てっきり郵便局(Post Office)のPだと思って中に入りました。入り口に靴が脱いであったんで、「日本では、郵便局に行くのにも靴を脱ぐのか」と思いながら中に入りました。そしたら、裸の男の人が出てきたんです。郵便局どころか、銭湯だったんです。ポルトガルには、銭湯なんてありません(笑い)。
–ポルトガルに比べて日本のどんなところが気に入っていますか?
お寿司です! それから、日本人は一般にとても優しく、信頼できます。それに教養もあります。ここでは、ほとんど貧困がないように見えます。
–ニッセイトでの思い出は?
友達に言われたことがあるんです。「もっと気楽にやれば。日本にずっといるわけでもないでしょう。それに、ニッセイトだってただの仕事じゃない」。私は答えました。「夫は日本人だから日本は永遠だし、ニッセイトは私にとって日本の家族なのよ」って。職場の仲間、生徒、そして私を応援してくれた保護者の方たちとの出会いが一番の思い出です。
–4月からご主人と二人で6ヶ月も旅行をされるそうですが……。
去年の秋に夫が弁理士の国家試験に合格するまで、彼は勉強ばかり。あまりゆっくりすることがなかったんです。だから、私たちにとってこれがハネムーン(照れ笑い)。まだ行程ははっきりしていませんが、4月、5月には、タヒチ、タイ、ラオス、ベトナム、6月にロンドン、7月に私の故郷ポルトガルに行き、そこでエキスポ ‘98を楽しむ。それから10月まで南アメリカのアマゾン流域などを旅する予定です。生きていれば、11月までには日本に戻る予定です(笑い)。無事を祈っていてください!
–ニッセイトの子供たちに何かメッセージを!
はい。イエスさまの言葉をそのまま捧げます。「神を心から愛しなさい。また隣人を自らのように愛しなさい」。英語はこれからも楽しく勉強していってください。英語はこの大きな世界のいろいろな楽しい扉を開ける鍵になるかもしれませんよ。


 

Camilla先生(出身:イギリス)

–日本に来てどのくらいになりますか?
もう4年です。
–ニッセイトでは、どのくらい教えていたんですか?
ちょうど2年くらいですね。
–日本に来た主な目的は何だったんですか?
イギリスを出て、世界を体験したかったんです。日本もそのひとつでした。
–日本に来て、カルチャーショックはありましたか?
はい!もういろいろな文化の違いに戸惑いました。まず、人混み、生活ペースの速さ、満員電車、そして、夜中までこうこうと輝くネオンなどなど……。
–イギリスに比べて日本のどんなところが気に入っていますか?
そうですね、日本は安全という点かな。それから、ここ東京では、仕事のキャリアを養うのにたくさんのチャンスがあるという点も好きです。ロンドンでは、作家活動や歌手活動などとても難しいです。
–日本の生活の中で何か我慢できなかったことはありますか?
ええ、いっぱいあります! 今では、“違い”がだいぶ理解できるようになってきましたし、また、慣れてもきました。でも、人混みや満員電車は今でもうんざりします。
–イギリスの子供たちに比べて、日本の子供たちに何か違いを感じましたか?
日本の子供たちは、真面目でとても勤勉です。それにイギリスの子供たちよりおとなしいですね。
–ニッセイトでの思い出は?
’96年のクリスマス・フェスティバルはとてもいい思い出です。とくに『白雪姫』の英語劇を演出したのが一番です。それから、子供たちの英語の上達と成長を見ているのがとても楽しかったです。
–いやな思い出はどうですか?
???? ’96年のサマーキャンプかな。暑さと、言うことを聞かない外国の子供たち(在日している諸外国の子供たちが特別参加)の世話でへとへとでした(笑い)。
–ニッセイトの子供たちに何かメッセージを!
みんなに会えて良かったです。私を支援してくださった保護者の皆さま、本当にありがとうございました。これからも勉強に励み、人生を楽しんでください!!!!!


 

今月のへぇー

“頭なでなで”はタブー
「あら、おりこうさんね」などと言って子供の頭をなでている光景、日本ではよく見かけますよね。しかし、タイへ行ったら、むやみにこんなことをしてはいけません。頭には精霊が宿っていると信じられていて、たとえ相手が子供であっても、人の頭に触れることはタブーとされているからなんです。へぇー。


連載特集

ガンバレ沙耶ちゃん、達也君!

皆様、お元気ですか? 早いもので私たちがアメリカに来て1年が経ちました。アメリカに移ってからの5ヶ月間、子供たちと私の悪戦苦闘ぶりをお便りしてきました。あれから7ヶ月…。 昨年9月、沙耶は 1st grade、達也は 8th gradeに進級し頑張っています。特に沙耶はこちらがびっくりするほど英語力もアップし、担任になった先生も、私が話すまで、まだアメリカに来て間も無いということに気づかなかったほどです。宿題なども「英語の方が簡単でいいや」などと言い、今では漢字練習が一番の苦手です。発音はやはり小さいうちほど吸収力があるようで、今では、「お父さんや、お母さんの英語は日本人英語だね」なんて言っています。「R」「L」をきちんと区別して話している子供が羨ましいです。達也は中学生ですので勉強も難しく、苦労も多いようです。しかし、それなりに単語数も増え、言われていることはかなり理解でき、最近では自分から話すようになってきたという感じです。
私は、毎日が子供のおかかえ運転手。車がなくてはどこへも行けないアメリカ。朝夕の学校の送り迎え、おけいこごと、おまけに友達の家へ遊びに行くのも親の送迎が必要です。毎週300マイル(約500km)は走っています。私は日本にいる時からわりとドライブが好きだったのでそれほど苦痛ではありませんが、アメリカに来てから運転を始めたお母さん方にはかなり重荷になっているようです。私も慣れ過ぎることなく“安全運転”を心がけたいと思っています。

1998年3月 平野悦子


 

編集後記
When in Rome, do as the Romans do.
郷に入りては郷に従え
有名なことわざですね。文化、生活習慣が異なる異国の地で生活するということは大変なことです。しかし、「日本では日本人のように…」といって、一方的に日本に住む外国人に、こちらの常識を押し付けてしまうのはいかがなものでしょう。お互いの違いを認識し、まず「違う」ということを受け入れ、お互いに歩み寄る努力も必要に思います。


 


 

 

1998/03/01 1998年3月号(Vol.32)’98年度継続アンケート           集計レポート


 

特別号

’98年度継続アンケート
           集計レポート

長らく、お待たせいたしました。しばらくお休みを頂いておりましたが、この「特別号」を機に、ニッセイト・ニュースを再開いたします。今回は、1月に実施しました「次年度継続アンケート」の集計報告をもとに、そのデータに潜む背景などを探ってみたいと思います。  長らく、お待たせいたしました。しばらくお休みを頂いておりましたが、この「特別号」を機に、ニッセイト・ニュースを再開いたします。今回は、1月に実施しました「次年度継続アンケート」の集計報告をもとに、そのデータに潜む背景などを探ってみたいと思います。


継続されますか?

1997年度についてのアンケート
満足
割合
ほぼ
満足
割合
やや
不満
割合
不満
割合
どちら
とも言
えない
割合
回答
無し
割合
ECクラスについて
46
43.4%
38
35.8%
3
2.8%
0
0.0%
5
4.7%
14
13.2%
GEクラスについて
32
30.2%
38
35.8%
0
0.0%
0
0.0%
4
3.8%
32
30.2%
イースター・クラスについて
37
34.9%
35
33.0%
0
0.0%
1
0.9%
13
12.3%
20
18.9%
デイトリップについて
10
9.4%
15
14.2%
2
1.9%
2
1.9%
38
35.8%
39
36.8%
ハロウィーンクラスについて
46
43.4%
32
30.2%
4
3.8%
3
2.8%
10
9.4%
11
10.4%
クリスマスパーティーについて
44
41.5%
29
27.4%
5
4.7%
5
4.7%
13
12.3%
10
9.4%
英検直前講座について
14
13.2%
11
10.4%
0
0.0%
0
0.0%
27
25.5%
54
50.9%
ニッセイト・ニュースについて
41
38.7%
37
34.9%
4
3.8%
0
0.0%
5
4.7%
19
17.9%

ニッセイトには、現在2才から高校3年生までが通っています。下記の表は、今回のアンケートで回答を頂いた106件のデータを基に作成されています。
2月20日の時点で、79.2%が継続、5.7%が卒業、または退学、その他15.1%の方が未定と答えています。3才で始められると、高校を卒業するまで15年通うことになります。週1回にしても15年間通い続けるということは、とても大変なことです。好きでなければ続けられないでしょうし、また保護者の方の理解と協力が必要ということは言うまでもありません。「15年も通えば相当、話せるようになるでしょう?」といった質問もよくされますが、「英語力」=「継続年数」とは必ずしも言えません。「英語力」=「学習総時間」が根本です。「長く通っているわりに、あまり上達を感じられない」、といった場合、学習時間数が圧倒的に足りないのです。しかし、現在子供たちは学校や塾からたくさんの宿題を課せられていますから、好きな英語ばかりに時間を使うわけにもいかないというのが子供たちの本音(言い訳?!)のようでもあります。それでも「継続は力」、1年前よりははるかに上達しています。
中学生、高校生になると、学校の成績でしか英語を評価してもらえないといったこともあります。他の判断基準が身近になかったりしますからやむを得ないのかもしれません。また、他の成績が悪かったり、英語の成績が悪かったりすると、塾を強要させられるケースもあります。やっと芽が出始めた生徒のような場合、とても残念です。それまでの学習が全く無駄になる、といったようなことはないでしょうが、再び学習を始められる時、かなり後戻りしなくてはならないのは事実です。多くの場合、「分かってはいるのですが…」というのが本音のようでもあります。受験を控えた生徒の場合、半年、1年お休みして受験に専念するケースもあり、最近では、単に高校、大学受験でなく、小学校、中学校受験も増えてきています。


 

満足してますか?

EC(会話)クラス、GE(総合英語)クラスについてのアンケートでは、多くの方に「満足」「ほぼ満足」という回答を頂きました。大変嬉しく思いますが、「ほぼ満足」という日本語、裏を返せば「100%満足ではありませんよ」ということでもあります。このことを厳しく受け止める必要もあると考えます。
講師交替が何度か重なってしまったクラスでは、当然ながら厳しい意見もありました。外国人講師の採用は年度契約で行っていますが、諸処の事情で、年度内に交替ということもあります。先生の交替には不安がつきものです。しかし、大人たちの心配をよそにどんな先生のクラスでも一生懸命参加している生徒の姿には頼もしさも感じられました。新たな先生との出会いは、コミュニケーション活動の大切な一過程でもあります。講師採用には最大の配慮をしておりますが、やむを得ず途中で交替することはあります。そんな時、プラスの部分にも目を向けて頂けたら幸いです。


 

1998年度に向けて

講師の問題以外にも、長い継続期間にはいろいろなことがあります。一時的に伸び悩む時期、他に興味が移ってしまう時期などが必ずあるものです。つまずきや挫折はつきものです。そんな時、長期的な視点にたって是非、物事の解決にあたってください。保護者や講師のちょっとした工夫や努力が、再び生徒のやる気を芽生えさせます。何も言わずに見守ってあげるのもひとつ。また、一緒に取り組んでみるのもひとつ。気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。私たち講師、スタッフ一同、1998年度、皆様から「満足」を頂けるよう奮起し、スクールの運営にあたる所存です。


 

1997年度 英検合格者発表

平成9年第1回(6月)
5級 和田 淳(小4) 船窪麻美(小6)  松田麗子(中1)
4級 松野翔太(小4) 松本絵里佳(小5) 河田玲奈(小5) 山内理恵(小5) 山崎沙織(小5)原裕子(小6) 富田あさひ(小6)
3級 山崎玲(中2) 坂本夏美(中2) 大橋美咲(中2) 佐々木静香(中2) 市川幸代(中3) 本城渚帆(中3)
準2級 桜井洋介(高3)

平成9年第2回(10月)
4級 和田一希(小6) 田中和弘(中1) 会田知章(小6) 松田麗子(中1) 富田嘉奈子(中1)
5級 丹治彰乃(小4) 西澤薫(小5)
準2級 赤坂実朗(高1)

平成10年第3回(1月)
4級 船窪麻美(小6) 剣木憲文(中1)
5級 山田航平(小4) 田中千尋(小5)  西原麻美(小5)  大屋修司(小6)


 

入院回想録

諸田俊明

 皆さまには、入院中いろいろとご心配、ご迷惑をおかけいたしました。お蔭様でその後の回復も順調にきております。脳梗塞、左半身麻痺、ショッキングな病気ではありましたが、こうしてまた社会復帰できたことをとても嬉しく思っています。
入院中、リハビリ訓練を通して感じたことがあります。リハビリ訓練のメニューは、人によって異なります。歩行などの回復を目指した運動療法、手作業などを中心とした作業療法、それに言語障害のための言語療法があり、毎日決められた時間に訓練室に行くわけです。人によって障害の程度もまちまちで、入院期間も異なります。しかし、訓練する多くの人たちを見ていて、一つのことを実感しました。与えられた訓練だけでは上達は限られているということです。トレーニングには+α(プラス・アルファ)の努力が絶対に欠かせません。リハビリ室でしか訓練をしない人は、まるで、英会話スクールに通うだけで英語を上達させようと思っている人に似ているな、と感じました。
病院の先生は、「大変なのは、気力のない人なんです。」とおっしゃっていました。どこか似ています。子供たちが、「どうなりたいのか」、「どうしたいのか」という強いイメージが持てるよう、自らの闘病体験を今後のスクール運営に活かせればと思います。


編集後記
半年ぶりの発行となりました。
Care killed the cat. (心配は猫も殺す)
猫には、九生あるそうです。ちょっとやそっとのことでは死なない猫も、「心配は身の毒」というわけです。現代社会は、知らず知らずのうちにストレスを体にため込んでしまいがち。ストレスとは無縁に思えていた子供たちも、最近ではストレスに侵されているのではないでしょうか。桜前線も北上してまいりました。春光うららかなこの季節、家族揃ってピクニックなどに出かけられては?


 


 

 

1997/07/01 1997年7月号(Vol.31)親子で楽しむ英語の絵本! お勧めの一冊


 

親子で楽しむ英語の絵本! お勧めの一冊

 

 お子さんが幼い場合、日本語の絵本を読んであげることを日課にしている方も多いと思 いますが、時には、英語の絵本を親子で楽しんでみませんか。今月号ではお勧め の一冊をご紹介します。


想像力をフル回転

 

 子供はみんな絵本が大好きです。文章が少しくらい難しくても、絵が内容理解の手助けをしてくれます。そして、より深い理解を得ようと、想像力をフル回転させ、一生懸命にイメージの世界を膨らませます。これが、感性や創造性を磨くのに大いに役立つのです。絵本は、ビデオやテレビの一方通行の情報提供と違い、「間」の活用が自由自在。読み手次第で、必要なだけ「間」を持つことができるのです。一緒に笑ったり、驚いたり、また「どうしてかな?」「どうなっちゃうのかな?」と思考する時間があるからこそ、子供は自分で自分のイメージ世界を拡張できるのです。これは、非常に有効な親子間のコミュニケーション学習の場になります。1ページ、1ページを味わいながら、親子で、嬉しさ、悲しさ、怒り、いろいろなハラハラ、ドキドキを共有してください。とにかく一緒に楽しむことが大切です。この共有体験は、子供たちにとって心の栄養になり、また、同時に思考力や感受性を『自然に育てる』結果になることでしょう。


 

英語の絵本にチャレンジ

 

 英語の絵本には、時々、見慣れない単語などが出てきて、ちょっとまごつくところがあるかもしれません。でも、それはそれで、自分の勉強にもなるはずです。中にはテープ付きのものもありますが、お母さんやお父さんの生の声が一番です。肉声には、機械音とは違った安心感が生まれるからです。多少の発音問題などあまり気にせず、一緒に学習するつもりで取り組んで欲しいと思います。良い絵本は、何度読んでも飽きないものです。また、読んでいくうちに味わいも深まります。お子さんが高学年の場合は、ページ毎に読みあっても良いでしょう。分からない単語は見栄を張らずに(?)一緒に辞書で調べたりするのも楽しい作業です。ポイントは、声にすることです。そして、湧き起こる様々な感情のシェアリング(共有)をすることです。今回は、年齢に合ったお勧めの一冊を紹介します。対象学年は大まかな目安です。


 

お勧めの一冊

 

幼児

 

THE VERY HUNGRY CATERPILLAR (Eric Carle/ Picture Puffins出版 1330円) おなかをすかせた青虫が、月曜から毎日いろいろな食べ物を食べて大きくなります。各ページの穴にひもを通して、青虫になったつもりで読んでみましょう。

 

小学生低学年

 

Spot’s Walk in the Woods (Erick Hill/ Picture Puffins 出版 1680円) 小犬のスポットが森の中へ散歩に行きます。途中に橋があったり、動物に出会ったりします。キーワードが小さなflap(覆い)で隠され、そのflap上には、単語の絵が描かれ ています。そのflap上の絵をお子さんが読むようにしても楽しいでしょう。

 

小学生中学年

 

FROGGY GETS DRESSED (Jonathan London and Frank Remkiewicz/ Picture Puffins出版 1110円) カエルのフロッギーは、雪の中へ飛び出します。でもフロッギーが外に出るたびに、着るものを忘れて、お母さんから呼び戻されます。”FRRROOGGYY, did you forget to put something on?”服を着る時の音と、反復する文章がとても愉快です。

 

小学生高学年

 

DAYS WITH FROG AND TOAD (Arnold Lobel/ Harper Trophy出版 910円 テープ付1580円) カエル君とヒキガエル君のお話。一冊に5話あります。ヒキガエル君は、面倒くさがりやで、部屋の中も散らかりほうだい。「明日やればいいさ」。でも、カエル君と話しているうちに、「明日のんびり過ごすには、今、やっておこうかな?」という気になってきます。

 

中学生

 

THE LITTLE HOUSE (Virginia Lee Burton/ Sandpiper Houghton Mifflin Books出版 1100円 テープ付き1580円) はじめは静かな環境にあった小さなおうち。でも、まわりに道ができたり、ビルが建っていきます。ある女の子がビルに囲まれたその家を見つけて、お父さんにねだります。あの小さなおうちを、花や木のある丘の上に移動させて欲しいって。

 

高校生

 

The Giving Tree (Shel SilverStein/ Haper & Row出版 2840円) 少年と大きな木の愛情物語。木は、少年が小さい頃、遊び相手になってくれ、お金が欲しくなるとりんごの実を差し出し、家が欲しいと、木の幹を差し出してくれました。そして、年老いた少年に最後に差し出したものは…。

 

*上記金額は1997年6月現在の本体価格です。消費税は含まれていません。
*上記絵本は、ニッセイトでもお申し込みいただけます。

 


 

Day Trip さくらんぼ狩り ツアー日記

 

 6月14日(土)、総勢35名が山梨県甲府にさくらんぼ狩りに参加しました。梅雨の合間の好天に恵まれ、意気揚々のスタート。ところが、好天気が裏目に出て、中央高速は大渋滞。トイレ待ち1時間?冗談じゃないよ~! でも、バスの中は、BINGOの歌や、ゲームで盛り上がりました。また、DAY TRIP ENGLISH CARD(英語の質問文や簡単な表現を集めたカードで、適切な状況の中で使うと、先生からスタンプがもらえる)のスタンプ集めでは、出発1時間足らずでスタンプを集めきってしまったお友達もいて、先生たちを驚かせました。
さて、予定よりだいぶ遅れてのさくらんぼ園到着。鈴なりのさくらんぼには、それまでの疲れを忘れさせるものがありました。木によじ登る子供たち、お父さんや先生に肩車してもらう子供たち、大人も子供も食べ競っていました(?)。今回、バスの中での時間が長かったこともあってか、多くの子供たちがDAY TRIP ENGLISHを制覇して商品を手にしました。Congratulations!  来年もまた、楽しみにしていてください。


 

連載特集
ガンバレ達也君、沙耶ちゃん!

 

 6月13日から、アメリカは早くも夏休みが始まりました。達也と沙耶も、こちらの学校に来て2ヶ月です。月~金は現地校、土曜は日本語補習校と結構忙しい生活でした。補習校では、普段のストレスを解消しているようで、2人とも毎週楽しみにしています。特に沙耶は、「週1日がアメリカの学校で、補習校が5日ならいいのに」と言っていて、それを聞く親としては胸がチクッと痛みます。この夏休みには、沙耶待望の補習校10日間集中授業が始まりました。授業のスピードは、日本の6倍で進みます。算数は、現地の学校でも教わっているのでどうにかなりますが、国語や社会はかなり厳しい状態です。特に滞米年数が長くなるほど、漢字能力は落ちていくようで、家庭での”気合い”が勝負になってきます。
アメリカ人の子供たちは、2ヶ月半もある長い夏休みを、サマースクールやサマーキャンプに参加したりして過ごします。大きい子になると、泊まりがけのキャンプもたくさんあります。達也と沙耶も行く予定になっているので、詳しい話は次号で。ちなみに、アメリカは夏休みが年度末なので、宿題は全くありません。我が家は、コミュニティーで持っているプールとテニスコートが付いているので、暑くなってからは、子供たちは毎日泳いでいて、2人とも真っ黒です。車の送り迎えばかりで、ほとんど歩くことがない子供たちにとって、水泳は良い体力作りになります。皆さんも良い夏休みをお過ごしください。

 

1997年6月 平野悦子


 

今月のへぇー

 

「ゴミ持ち帰りツアー」がトレンディー
インド洋に浮かぶモルディブ共和国は、今や人気の観光地。しかし、年々増える観光客に伴い、ゴミの処理問題が深刻化してきました。そこで、ドイツの航空会社が始めた「ゴミ持ち帰りツアー」。到着するとポリ袋が配布され、滞在中に自分たちが出したゴミは、空き缶やたばこの吸い殻に至るまで、この袋に入れて母国へ持ち帰るんですって。へぇー。


 

編集後記

 

 You can’t judge a book by its cover. (本の内容は、その装丁からはわからない)
皆さんは、本や絵本を買う時に、どのように選びますか。ついつい、タイトルや表紙につられて買い、思わぬ失敗をしたことはありませんか。その逆もあるでしょう。本屋の片隅に目立たなく置かれてある一冊。でも、勧められて読んでみるととても貴重な一冊、ということもあります。このことわざは、「人は見かけによらない」ということを示唆しています。見かけだけで物事や人物の判断をすることは、その人の視野を狭め思わぬ失敗を招いてしまいます。表面的な特徴にとらわれて、大切な中身を見逃さないようにしたいものです。


新たなコラム「読者の広場」を設けます。このコラムは皆さまの投稿で構成されます。お気軽にご参加ください。
①質問コーナー
英語の学習法、家庭学習について、英語の質問、なんでも結構です。皆さんの素朴な質問、珍問、奇問(?)にお答えします。
②ホーム・エピソード
お子さんを通しての発見、面白い出来事、驚き、感動、などなど家庭でのエピソードをお寄せ下さい(400字以内)。なお、編集の都合上、趣旨を変えずに原稿を削ったり直したりすることがあります。
■応募方法
・FAX 03-3989-2110
・E-mail staff@nissait.com
・郵送*宛先〒170東京都豊島区東池袋1-15-3 エスポ池袋3号館ビル7F
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N.N編集部「読者の広場」係


 


 

1997/06/01 1997年6月号(Vol.30)言葉は、心の反映です


 

言葉は、心の反映です

 

 言葉は、コミュニケーション活動において大切な道具です。時に言葉は、武器のように人を傷つけ、時に、枯れた大地に降り注ぐ雨のように心に潤いを与えてくれます。今月号は、私たちが日頃使っている言葉に視点をあててみました。


言葉とゆとり

 

 先日、ある商店街を歩いていたところ、おもちゃ屋の前で4才くらいの男の子がグズッていました。おもちゃをお母さんにねだっていたようです。お母さんは大きなショッピングバッグを手に、また赤ちゃんも抱えていました。

男の子:ねぇ、買って、買って!
母  :おもちゃ、一杯持っているでしょう。
男の子:でも、○○○が欲しい!
母  :もう、おいていくわよ!
男の子:ウァー!(泣き始める)
母  :勝手にそこで泣いてなさい!
男の子:(座り込んで)ウァー!
お母さんが恐い顔をして子どもに近寄っていく。
男の子は反射的に体を縮ませる。
母  :いいかげんにしなさい!(パシィ!)
男の子の頬を思いっきり平手打ち・・・・・

お子さんがいらっしゃる方は、少なからず似たような経験があるかもしれません。大切なのは、その後のフォローをどうするかではないでしょうか。心にゆとりがあれば、その後しっかり抱きしめてあげたり、お母さんの優しい笑顔で安心させてあげられるかもしれません。でも、ゆとりがないと、そのまま気まずい感情がお互いに尾をひくことがあります。その場合、子供にとっては深刻で、深い恐怖、悲しさを心に積み重ねていってしまいかねません。また、暴力による叱責は、事の是非よりも子供に力への服従を教えるような危険性を兼ね備えています。ここで言う暴力は、言葉の暴力も含みます。上記の例でのお母さんは、子供が一時的な衝動でおもちゃを欲しがっていることを既に心得ているのだと思います。欲しがる度に買って与えていたら、それこそきりがありませんから。でも、見ていて心が痛んだのは、言葉のやり取りの中にストレス的なものが感じられたからだと思います。余裕があれば、子供の気を紛らすためにひと工夫したり、何か約束事をしてそのご褒美に買ってあげることにすることもできるでしょう。


 

親の口癖

 

 『子どもを追いつめるお母さんの口癖』(青樹社出版)の中で著者金盛浦子先生は、お母さんの日頃の口癖になりそうな言葉を列挙して、その陰に潜む危険性を警告しています。いくつかご紹介しましょう。
・早くしなさい。
・そんな子は大嫌い。
・置いてっちゃうよ。
・お兄(姉)ちゃんでしょ。
・そのくらい、どうしてできないの?
・あなたのためを思って言ってるのよ。
・お父さんに怒ってもらいますからね。
・ウチには、そんなお金ないの。貧乏なんだから。
・子どものくせに口答えするんじゃない。
・お父さんとお母さんとどっちが好き?
・いつから不良になっちゃったの。
・そんなことじゃお父さんみたいになっちゃうわよ。
・あんな友達と付き合ってはダメ。
思い当たる口癖、ありませんでしたか。金盛先生は、これらを使うことがいけないとは言っていません。使った場合でも「ああ、失敗だったな」と思う余裕さえあれば悪い結果の積み重ねにはならない、と述べています。また、「少しばかり手荒い言葉でも心地よいコミュニケーションとして心の栄養にできるときさえある。そうした差を生むのは、言葉の背景にあるお母さんの気持ちや精神状態だということをお忘れなく。言葉とは、言葉の意味ではなくて、気持ち、心を伝えてしまうもの。誰かを傷つける言葉は、ほかならぬ自分をも傷つけてしまう。傷ついた心はさらに他の心を傷つけてしまいがち」と言及しています。案外私たちは、子供の頃に自分が言われて嫌だった言葉を忘れてしまい、ふと気づくと他人に対して発していたりするものです。金盛先生の言葉を借りれば、そんな時に、自分への気づきがあるかどうかが大切ということでしょう。感情や見栄、また世間体を意識して放たれた言葉は、人の心には響かないものです。それどころか反発心をあおるだけではないでしょうか。一度、お子さんに、自分の口癖や嫌いな言葉にどんなものがあるのか聞いてみてはどうでしょう。


 

心と技術のバランス

 

 今日、多くの人が忙しさに身を置いています。「忙しくない」という人のほうが希かもしれません。ただ、「忙しい」ということと「心の余裕」は別問題のようです。忙しくしている人でも人の話をゆっくり聞いてあげられる人はいます。逆にどんなに時間的余裕のある人でも、人の話を聞くことのできない人もいます。「余裕」とは、時間の長さというより質的なものなのでしょう。でも、自分が誰かにしっかり聞いてもらえていないと、他者に対してもなかなか聞いてあげられないものです。育児が中心となる主婦の場合、孤独が故での大変さがストレスの一因になります。そういう意味では、ご主人の理解と協力が欠かせません。豊かなコミュニケーション活動は豊かな心から、そして豊かな心は家庭から育まれるものだと思います。人生の喜怒哀楽をどう分かち合い、どう乗り越えていくのかが心の成長となっていくのではないでしょうか。どんなに英語の知識や技術があっても、心が育っていないと豊かなコミュニケーションは生まれません。ここに、心と技術のバランスの大切さがあります。失敗を繰り返しながらでも、少しずつコミュニケーション上手になっていきたいものです。


 

今月のへぇー

 

 海外に行って言葉が分からなくてもジェスチャーでどうにかなる、と豪語(?)する人もいますが、同じジェスチャーでも、全く意味の異なるものもあります。
例えば、親指と人差し指で○をつくる。日本ではお金を意味しますが、アメリカなどでは、OKのこと。日本で、「こっちに来て」のジェスチャーは、アメリカなどでは、Go away!(あっちに行け)の意味。知らないと、とんでもないことが起こるかもしれません。へぇー。


 

連載特集
ガンバレ達也君、沙耶ちゃん!

 

 いよいよ通学が始まりました。達也のミドルスクールは、日本の中学校と一緒で、教科ごとに先生も変わります。そして、教室も移動します(日本の大学のよう)。数学・美術・体育は、レギュラーのクラスでアメリカ人の子供達と同じに授業を受けています。国語(英語)・理科・社会は、E.S.L.クラスといって、英語を母国語としない子供達のクラスでの授業になります。達也のクラスにも、メキシコ人、デンマーク人、中国人などいろいろな国の子がいます。幸いにも日本人の子も1人いました。その子は、もう2年ここにいてかなりの会話力なのですが、それでもE.S.L.クラスなのです。E.S.L.から卒業するのはかなり至難の技のようです。彼がいてくれたおかげで、わからない事は何でも日本語で聞くことができ、最初からわりとスムーズに通学してくれました。授業を理解するのは、とても大変そうですが、1ヶ月たった今は、デンマーク人の子と片言の英語で会話したり、中国人と漢字で筆談したりして、それなりにエンジョイしているようです。
沙耶の方はキンダーなので、勉強は少しで、あとは日本の幼稚園と同じく、絵を描いたり、工作したりの遊びが多いため、親としても心配が少ないです。宿題の読書は、親子で大変ですが、私にとっても勉強になっています。沙耶のクラスにも、1人だけ日本人の子(永住の方)がいたので、こちらがあっけにとられるぐらい、初日はスーっと仲間に入っていったのですが、3日目からその子が1週間旅行に出かけて欠席だったため、「何、言ってるかわからないから、つまらない」とか言ってぐずりだしました。そこで、その日から私も一緒に教室にいるようにしました。その子が戻ってきても、朝送って行くと、「帰らないで」と言う日が続き、2週間くらいは付いていました。1ヶ月たった今は、普通に通学しています。毎日2~3個ずつではありますが、新しい単語も覚えて帰ってくるようになり、少しホッとしているところです。沙耶のクラスにもいろいろな人種の子達がいて、ここは、まさに“アメリカ合衆国”です。
1997年5月 平野悦子


 

編集後記

 

He who hurts another hurts himself. (他人を傷つけるものは、自分自身を傷つける)
古くからある英語の諺で、起源は聖書の黄金律にあります。もし私たちが誰かの気持ちを傷つけたり、誰かに害を与えたりしたら、それがはね返って同じように自分が扱われることを覚悟しなければいけないということです。今でも使われる諺は、やはりそこに人生の真髄があるように思います。逆の発想で考えれば、自分に言って欲しい、やって欲しいと思うことを人にしてあげることによって、やがては自分に返ってくるということでしょう。期待せず、自然にそうありたいものです。


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1997/05/01 1997年5月号(Vol.29)学習と体験のバランス


 

学習と体験のバランス

 

 前月号では、ニッセイトの目指すトータルバランス学習をカリキュラムの観点から紹介させて頂きました。今月号では、「学習と体験のバランス」をテーマに英語学習を見てみたいと思います。


もっとがんばりたい。

 

 ある生徒のお父さんからこんな話を聞きました。
「外国の人が多く集まるパーティーに中学生の娘を連れていったのです。娘は、多くの外国人に囲まれて圧倒されたようで、おとなしくポツリと座っていたのですが、そこへドイツ人の女性が英語で話し掛けて来たのです。娘は、緊張しているようでしたが、身ぶり、手振りを交えてその女性と会話ができたようです。このことがとても嬉しかったようで、その晩、私たち夫婦に、『私、英語を勉強してきて良かった。これからも、もっといろいろ話ができるようにがんばりたい。』と言ったのです。私たちが、今まで、英語は大切だからと言い聞かせて、英語を習わせたり、いろいろな機会を与えてきましたが、なかなか積極的になれませんでした。初めて、今回、意欲的になっています。」
そう語るお父さんの姿も嬉しそうで印象的でした。ドイツ人の方がこの生徒に話し掛けてくれたのは偶然だったかもしれません。しかし、この偶然が起きたのは、ご両親によってそれなりの環境創りがなされていたからでもあると思います。「この娘には、退屈かもしれない」と決め付け、連れて行くことをしていなかったら、こういったことも起こらなかったはずですから。


 

学習のエネルギー源

 

 この生徒の例にもある通り、英語学習では「言葉として使えた」といった感動はその後の学習にとって、とても大きなエネルギー源になります。ニッセイトでも、『会話クラス』そのものが「英語の体験」の場のひとつと考えていますが、外国人の先生に習っていてさえ、英語の勉強は単なる学習の延長で、なかなか「使っている」といった実感を持てないこともあります。レッスンの中では他の生徒がいたり、テキストがあったり、またあるパターンに沿って進んでいくため多少の安心感があるからです。ところが実際の必要に迫られた状況下では今までの蓄積こそが全てで、緊張感が高まります。そういう状況下でコミュニケートできた感動は一入なのでしょう。また、エネルギー源になるのは、喜びばかりでもありません。「言いたいことを伝えられなかった」といった悔しさや、「チンプンカンプンなことを言って笑われた」といった苦い体験も学習の大きな原動力になります。ニッセイトの海外ホームステイ、サマーキャンプ、デイトリップなどの様々なイベントは、生活の中で『言葉』を体験することをひとつの狙いとしています。これらの機会を通してコミュニケーションの醍醐味を少しでも味わい、今後のステップアップにしていって欲しいと願っています。


 

教育者の心掛け

 

 私たち大人は、体験を通して学習することの大切さを知っています。ですから子供たちにもそのことを伝えるために、時には口うるさく、時には強制的になったりもします。ただ、子供たちにしてみれば、親の干渉は「小言」や単なる「やらされ」にしか受け取られない時期もあったりします。しかし、学習の過程にある喜びや感動などが得られることによって、徐々にその学習の意義を見出していくことができるものです。一方、学習が単なる机上の勉強だけに終始し、体験することがなければ、学習本来の意義を見出すことはおろか、本人の自主的学習はなかなか生まれてこないのではないでしょうか。といって、体験ばかりでも方手落ちです。学習があるから体験が活き、また、体験があるからこそ学習に意欲が出るのです。そして相乗効果を生むことができるのです。学習と体験とのバランスの大切さは、ここにあります。
最近では、家族で海外旅行などに出かけることも少しずつ増えてきているようです。これは、英語学習者にとって絶好のチャンスです。子どもに何か英語で用を足す役割を与えるとか、旅行をしている他国の家族に話し掛けてみるといったことができるといいですね。チャンスは身近にもあるはずです。大切なのは私たち教育者(講師、保護者等)が子供たちをしっかり観察し、意識的にタイミング良く『場』を与え、時に冒険に対してポンと背中を叩いて押し出してあげるような心掛けが必要に思います。


 

 EASTER CLASS

 

 4月14日~18日、ニッセイトではイースタークラスを設けました。各クラスではそれぞれの生徒が、EASTER EGGS 作りを試みました。昨年度は、ゆで卵にデコレートしましたが、「保存できればいいのに」といった声に保護者の方からアイディアを頂き、今回は、こけし屋さんにお願いして特別に木製の卵とその台を作って頂きました。それぞれ年齢に応じた味わいのある、素晴らしい EASTER EGGS が勢揃いしました。現在各スクールで展示中です。5月にはEASTER EGGSのコンテストを投票によって行います。


 

ホーム・エピソード

 

 以前、航空公園へ遊びに出かけた夜でした。だんだん息子の元気がなくなり、ついに頭が痛いと泣き出してしまいました。夜間救急病院へ急いだのは言うまでもありません。そして、若い内科医の診察。息子を見て「ウーン、頭を撮ってみましょう。」息子は、「頭を取っちゃうの?」とますます泣き出してしまい、その夜は本当にNightmare(悪夢)でした。その息子も翌日はケロリと元気になっていました。頭部CT撮影を首から上を切り取ってしまうのかと思ったようです。我が家のちょっと笑えるエピソードでした。

 

川越スクール 蔦清秀の母


 

 今月のへぇー!

 

 お子さんが風邪をひいて熱を出したらどうされますか?日本では、布団にくるまり発汗によって熱を下げさせようとするのが一般的ではないでしょうか。でも国が変われば治療法も異なるようです。フィンランドでは、服を着せないで外の冷たい風に当たらせ、熱を下げさせるのだそうです。へぇー!


 

連載特集
ガンバレ達也君、沙耶ちゃん!

 

 3月26日、私達親子を乗せた飛行機は成田を飛びたち約9時間でサンフランシスコ空港に無事着陸しました。これから数年間ここで暮すのかと思うと身がひきしまる様な気がしました。そして迎えに来ていた主人の車に乗り、10分程でサンマテオ市の我が家に到着しました。
4月1日、School Distric(日本の教育委員会のような所)に面接を受ける為に子供たちを連れて行きました。達也は算数や国語の筆記テスト、英語による会話のテストをされ、Grade 7th(中1)に編入できる事になりました。カリフォルニア州では、就学年齢の基準が12月で分かれている為、1月生まれの沙耶は、Kinder(小学校の中に義務教育として1年間のキンダーが付いている)に入る事になりました。入学する学校は、達也が Abbott Mid School、沙耶が Highlands School という所です。
でも、ここで問題がひとつ。日本よりアメリカの方が義務づけられている予防接種の回数が多い為、二人ともそれを終わらせなくては登校できません。でも保健所が混んでいてその予約がとれたのが4月9日。もうすっかり時差も取れ、子供達も早く学校へ行きたがっているのに…。そして首を長くして待ったその日がやって来ました。保健所でドクターから説明を受けて私はビックリ! MMRや肝炎など4本の注射とポリオのワクチンを受けなければならないのです。日本なら接種と接種の間を1カ月あけなくてはいけないと言われるのに…。以前オランダでも2種の注射を一遍に打たれたのですが、その時と同様に「こんなに一遍にして大丈夫なんですか?」と聞いても、返ってくるのは「No Problem!」。これが終わらないと登校できないので渋々承諾のサインをしました。ドクターは微笑みを浮かべ「I’m sorry.」と言いながら、ブスッブスッと続けて4本の注射を終えました。泣きもせず、4種の注射を打たれても熱を出さなかった丈夫な我が子に感謝!そして明日から学校、さあ頑張りましょう。

 

1997年4月 平野悦子


 

編集後記

 

 英語の諺に You can lead a horse to water, but you cannot make him drink. というのがあります。「馬を水のある所まで連れて行くことができても、馬に無理やりその水を飲ませることはできないよ。」ということです。学習者に一生懸命教えようとしても学習者がその水を飲みたいと思わなければ、ただの水浴びに終わってしまいます。その水を飲みたくさせるような作戦と、飲みたがっているタイミングを見逃さないことがとても大切なのではないでしょうか。


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1997/04/01 1997年4月号(Vol.28)ニッセイトの目指すトータルバランスって何?


 

ニッセイトの目指す

トータルバランスって何?

 

  児童英語教育には何が大切なのでしょうか?創立より24年間ニッセイトが取り組んできた問題です。様々な試行錯誤を繰り返す中で得た結論は、「学習のトータルバランスこそが最も大切である」ということです。今月号は、ニッセイトのトータルバランスの根幹をなすカリキュラムがどんな経過を経て現在に至ったのかをご紹介します。


使える英語を目指して

 

 ニッセイトの設立は1973年です。1970年に大阪で万国博覧会が開催され、多くの外国人が日本を訪れ、国際化が非常に身近に感じられるようになりました。一方、義務教育にまでなっていた英語は、「通じない」「話せない」という事実に直面し、危機感を募らせました。ニッセイトの誕生の理由もここにあります。これからの世代を担う子供たちが、英語の楽しさ、使える喜びを体感し、国際社会に翔たいていって欲しいとの願いからです。


 

英語での授業

 

 設立当初、講師陣は全て日本人でした。授業は極力英語で進め、楽しい英語、実用的な英語の授業を目指していました。日本人講師ですと発音問題を危惧する声もありますが、この点はテープ学習でカバーできます。また、先生が日本人ということで安心感もあり、精神面や技術面においても行き届いた指導ができることも利点です。This is a pen. からではなく、Hello, how are you? から始まる英語で、いろいろなゲームを通して遊び感覚から英語を導入していきました。


 

メンタルブロック

 

 ただし、実践の場も必要です。そこでサマー・キャンプが企画されました。カウンセラーに外国人を招き、子供たちが生活の中で英語を体験するものです。当時、日常生活で外国人を見かけることも希で、キャンプに参加する子供たちは目を輝かせました。また、大きな体をした外国人をまるで怪物を見るかのように眺める子や、クラスでは優秀な生徒も実際に外国人を目の前にすると、尻込みしてしまう子もいました。”What’s your name?”の簡単な質問にも、近くの友達に「名前かな?」などと尋ね、答えに詰まってしまう姿も見られました。これは、いわゆるメンタルブロック現象です。英語や外国人に対して、無意識のうちに壁ができてしまうのです。


 

もっと実践の場を

 

 そこで今度は、実践の場を増やすために、外国人の定期的なスクール訪問、日本人講師とのペア・ティーチングを試みました。しかし、外国人講師のスクール訪問では、毎回、表面的な会話レッスンだけに終始してしまう傾向にあったり、また、ペア・ティーチングでは、子供たちは日本人講師に頼り過ぎ、生徒と外国人講師との直の信頼関係が築きにくいことが分かってきました。そうして生まれたのが、外国人講師が授業を全面的に担当する現在の「会話クラス」です。そして、外国人講師と生徒、父母との言葉の問題を解決するために、その橋渡し役としてコーディネーターを設けました。クラスでは特に年齢の低い子ほど順応が早く、とても自然に外国人講師に接する姿勢は頼もしさを感じさせてくれます。先生の英語による指示にも素早く反応でき、メンタルブロック的な面を感じさせません。また、学習歴と共に自分を英語で表現することも少しずつできるようになってきます。


落とし穴?
小学校時代とても英語が好きになり、自信を持って中学に進んだ子供たちにも落とし穴(?)がありました。日本語でも難解な文法用語で英語を説明され、英語が厄介なクイズになってしまうのです。ピリオドひとつで減点、正解はひとつ。テストで点数が取れなくなると、自信を失い、英語そのものが嫌いになってしまうケースです。


 

総合英語クラスの充実

 

 中学以降も子供たちには、英語に自信を持ち、好きであり続けて欲しいと思います。そのためには、学校での授業にも余裕が必要です。「わかる楽しさ」「できる楽しさ」が必要なのです。ニッセイトでは会話クラスで英語の音声に慣れてきた生徒に、日本人講師が担当する「総合英語クラス」を「会話クラス」とは別に案内しています。初期の段階では、フォニックス学習を通して文字と音の関係を学び、絵本などでたくさんの文章に触れ、徐々に文の組み立てといった文法的な学習を進めています。そして、中学生以降は文法力も強化していきます。


 

ニッセイトのカリキュラム 

 

 外国人講師、日本人講師のそれぞれの持ち味、得意分野を活かし、その導入の最適な時期を考慮して、現在のカリキュラムが出来上がりました。英語には、「聞く」「話す」「読む」「書く」の四技能があります。これらは、どれも英語を使ったコミュニケーション活動には欠かせません。ニッセイトは、これらをバランス良く学習していくことが大切と考えています。そして、「会話クラス」、「総合英語クラス」は、ニッセイトの目指すバランス学習の大切な根幹なのです。


 

今月号より連載

 

がんばれ沙耶ちゃん、達也君!

 

 ニッセイト川越スクールに通っていた平野達也君(中1)、沙耶ちゃん(小1)が、お父さんの転勤でアメリカに転居することになりました。二人は、日本人学校ではなく、現地学校に通うそうです。今月号より、お母さんのご協力を頂き、二人の奮闘ぶりをニッセイト・ニュースでご紹介します。
いよいよ出発
いよいよアメリカへの出発の日が近づいてきました。昨年の4月、約5年間の予定で主人のサンフランシスコ赴任が決まり、私たちの一番の心配は、子供たちの教育のことでした。兄、達也は、小学校6年生。日本にいても大変な時期なのに、アメリカの現地校でいきなり全て英語の授業で本当にやっていけるのだろうか、といったことです。 特に達也の場合、2歳半から5歳半までをオランダ、ロッテルダムの幼稚園で過ごし、その時に苦労した記憶が残っているようでした。転勤と聞いて、案の定、拒絶反応を示しました。私たちも、最初は、主人の単身赴任を考えましたが、期間も長く、多感な時期を父親無しで過ごすのは良くないと考え、思案を巡らせました。そして、家族の話し合いで出た結論が、一年間、母子は日本に残り、達也の小学校卒業、沙耶の幼稚園卒園を区切りに渡米しようということになりました。そして、いよいよその日が迫っています。  達也の場合、ニッセイトで6年間、沙耶の場合1年間ではありましたが、先生から教えていただいたことを基盤に、アメリカの学校でそれぞれ頑張ってくれることを願っています。まだまだ不安はたくさんありますが、前向きに考え、楽しいアメリカ生活を送りたいと思います。

 

1997年3月      平野悦子

 


■おことわり
ご好評を頂いておりました「環境まいとーく」は、ひとまず終了とさせて頂きます。今月号より「がんばれ沙耶ちゃん、達也君!」を連載致します。


 

編集後記

 

英語のことわざに、” All work and no play makes Jack a dull boy. “があります。直訳すると、「勉強や仕事ばかりで遊びが無いと鈍い子になってしまいますよ」ということです。勉強と遊びにもバランス感覚が必要ということでしょう。最近、とてもハードなスケジュールをこなしている子供たちも多いようです。10時過ぎにランドセルを背負った塾帰りの子供たちを見かけることがあります。どこかで思い切り遊ぶ時間も持っていて欲しいなと思います。ニッセイトに通う生徒の中には、ニッセイトを息抜きの場にしている子も少なくないようです(?!)。


新たなコラム「読者の広場」を設けます。このコラムは皆さまの投稿で構成されます。お気軽にご参加ください。
①質問コーナー
英語の学習法、家庭学習について、英語の質問、なんでも結構です。皆さんの素朴な質問、珍問、奇問(?)にお答えします。
②ホーム・エピソード
お子さんを通しての発見、面白い出来事、驚き、感動、などなど家庭でのエピソードをお寄せ下さい(400字以内)。なお、編集の都合上、趣旨を変えずに原稿を削ったり直したりすることがあります。
■応募方法
・FAX 03-3989-2110
・E-mail staff@nissait.com
・郵送*宛先〒170東京都豊島区東池袋1-15-3 エスポ池袋3号館ビル7F
ニッセイト英語専門教室
N.N編集部「読者の広場」係


 


 

1997/03/01 1997年3月号(Vol.27)応援します、お母さんの英語 Brush Up!


 

応援します、
お母さんの英語 Brush Up!

 「いまさら英語を勉強するなんて・・・」と自分自身の可能性の芽を摘みとっていませんか?時間と可能性だけは私たち大人にも平等に与えられているものです。今年は、もう一歩進んで英語に取り組んでみましょうよ。やり方次第、意識の持ち方ひとつで楽しくなると思いますよ、お母さんの英語学習。


必要に迫られて始めるか、
今から始めるか?

今でもそうなのですが、これからの地球は、これまで以上に世界中の人々が、いろいろな局面で協力し合い、種々雑多な問題を解決しなくてはならない状況がやってきます。もちろん、その主人公は今の子ども達です。そのとき、子ども達だけではなく、家族の方も否応なくそういった環境に巻き込まれるのです。そうなってから必死になるのもひとつの手ですが、せっかく子どもが英語を学習しているという環境があるのですから、これを大いに活用してください。子どもと一緒に生涯学習のつもりで取り組んでみてはいかがでしょうか。その姿勢は、子どもたちに少なからず好ましい影響を及ぼすはずです。


 

お母さんの英語力UP大作戦!

頭で英語の学習の必要性を理解していても、切羽詰まった状況がないとなかなか行動に移せないという方も多いと思います。だから、効果的かつ継続的に学習するには、学習意欲をそそるような刺激剤が必要になります。何にでも効く万能の薬が無いように、英語学習の刺激剤にも万能薬はありません。それぞれの症状にあったものをタイミング良く服用してください。
●刺激剤例
・英検やTOEICを受験してみる
・カラオケで英語の歌を歌えるようにする
・オリジナルな海外旅行を計画する
・海外の人と手紙交換やEメール交換をする
・家庭でのEnglish Catch Ballを習慣化させる
・お友だちと英会話喫茶などに行ってみる
・海外からのホームステイの受け入れをする
などなど。


 

ニッセイトは応援します

ニッセイトは、お母さん方の英語学習を様々な方法で応援していきたいと思っています。昨年は、English Catch Ballを[In the morning][In the afternoon][In the evening]とシリーズ化したものをお配りしました。来年度は新たな表現も加え、小冊子風にまとめてお渡ししたいと考えています。是非、これからも、使える表現を増やしていき、キャッチボールを楽しんでください。また「こんな時はなんて言うんだろう」といった質問があれば、お気軽に担当講師、コーディネーターまで声を掛けてください。送り迎えをされていない場合は、お子さんにメモを持たせて頂いても結構です。
ニッセイトがお母さん方に英語学習を勧めるのは、単に将来の必要性だけからではありません。今、多くの子ども達がいろいろな習い事や学習塾に追われる日々を過ごしています。子どものためを思って始められたことも、知らず知らずのうちに親の期待が過大になり、子ども達を押しつぶしてしまうことも希ではありません。英語も「学習させている」という意識が働くと同じ結果をまねきます。コミュニケーション活動は、ともに実践してこそ成立するものです。だから、ENGLISH CATCH BALLも子どもに押し付けるのでなく、一緒に取り組んでいくことにこそ本来の意味があるのです。
昨年はお母さんのためのワークショップ(勉強会)を開き、予想以上の人数の方々に参加して頂きました。ご好評により今年度も開催を予定しています。できるだけ多くの方にご参加頂けるよう計画中です。ワークショップを通し自分の視野を広げることで、家庭内でのコミュニケーションをより活性化できるようにして欲しいと思います。


 

今月のへぇ~

シンガポールは緑豊かなとても清潔な国で、グリーン(クリーン)・シティとしても有名です。道路にごみが全く見当たらないのです。それもそのはず、政府で“キープ・シンガポール・クリーン”というキャンペーンを実施していて、タバコの吸い殻や空き缶など投げ捨てたりすれば、S$150~S$1,000(日本円にして9,000円から60,000円)の罰金だそうです。へぇ~。


 

環境まいとーく

ハウス栽培
以前は、夏にはトマト、きゅうりで喉を潤し、冬には白菜の甘みを味わうなど、春夏秋冬の移り変わりを舌で感じ取ることができました。しかし、今では、年間を通じて多くの野菜がハウス栽培によって生産されるようになり、「旬」を味わう機会が非常に少なくなりました。現在のハウス栽培は生産性を高めるために石油や電気などのエネルギーをふんだんに使用し、土壌中の生物を殺すために除草剤、殺菌剤、殺虫剤などを大量に散布し、また、種そのものも農薬、科学肥料で育成するように改良されています。そのため、旬独特の旨みや味がせず、栄養価も露地栽培に比べ低くなっています。ハウス栽培の攻勢は、私たち消費者のニーズが原因のひとつです。形のよいもの、色つやのよいものを選ぶ消費者が多いため生産者側もハウス栽培に力を入れざるを得ないのです。その結果、農薬を散布する回数の平均は、きゅうりが23.4回、トマト16.3回と背筋の寒くなるような量になっています。このような空恐ろしい現実を少しでも改善するためには、産地と直結して無農薬、低農薬の野菜を仕入れている各生活共同組合などに参加する方法があります。安全な野菜を手に入れる、自分の身を守る、そして、自然を守る、それらすべてがひとつに繋がっていて、選択するのもしないのも自分自身なのです。

池袋コーディネーター 藤井英世


来年度(4月号)より新たなコラム「読者の広場」を設けます。このコラムは皆さまの投稿で構成されます。お気軽にご参加ください。
①質問コーナー
英語の学習法、家庭学習について、英語の質問、なんでも結構です。皆さんの素朴な質問、珍問、奇問(?)にお答えします。
②ホーム・エピソード
お子さんを通しての発見、面白い出来事、驚き、感動、などなど家庭でのエピソードをお寄せ下さい(400字以内)。なお、編集の都合上、趣旨を変えずに原稿を削ったり直したりすることがあります。
■応募方法
・FAX 03-3989-2110
・E-mail staff@nissait.com
・郵送*宛先〒170東京都豊島区東池袋1-15-3 エスポ池袋3号館ビル7F
ニッセイト英語専門教室
N.N編集部「読者の広場」係


 

編集後記

学生の頃、日本を代表する英語の大家、松本亨先生のスピーチを聴く機会がありました。タイトルは、“Challenge for tomorrow!”(明日への挑戦)。国際化の担い手である学生達を叱咤激励する内容でした。あれから約20年、日本もいろんな意味で大きな変化を経験してきました。しかし、日本の国際化は成功したのか?その結果どうなったのか?真の国際化とは何か?いま一度自分自身に問いかけて欲しいと思います。そこにこそ、いま英語を学習する意味、コミュニケーションを学ぶ意義が隠れているのです。そして、あなたならtomorrowの代わりに何を入れますか?


 

★ 『環境まいとーく』 『今月のへぇ~』
『質問コーナー』 『ホーム・エピソード』
の原稿を募集しています。お気軽にご投稿ください。お待ちしています。


 


 

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