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有限会社ハース
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1997/03/01 1997年3月号(Vol.27)応援します、お母さんの英語 Brush Up!


 

応援します、
お母さんの英語 Brush Up!

 「いまさら英語を勉強するなんて・・・」と自分自身の可能性の芽を摘みとっていませんか?時間と可能性だけは私たち大人にも平等に与えられているものです。今年は、もう一歩進んで英語に取り組んでみましょうよ。やり方次第、意識の持ち方ひとつで楽しくなると思いますよ、お母さんの英語学習。


必要に迫られて始めるか、
今から始めるか?

今でもそうなのですが、これからの地球は、これまで以上に世界中の人々が、いろいろな局面で協力し合い、種々雑多な問題を解決しなくてはならない状況がやってきます。もちろん、その主人公は今の子ども達です。そのとき、子ども達だけではなく、家族の方も否応なくそういった環境に巻き込まれるのです。そうなってから必死になるのもひとつの手ですが、せっかく子どもが英語を学習しているという環境があるのですから、これを大いに活用してください。子どもと一緒に生涯学習のつもりで取り組んでみてはいかがでしょうか。その姿勢は、子どもたちに少なからず好ましい影響を及ぼすはずです。


 

お母さんの英語力UP大作戦!

頭で英語の学習の必要性を理解していても、切羽詰まった状況がないとなかなか行動に移せないという方も多いと思います。だから、効果的かつ継続的に学習するには、学習意欲をそそるような刺激剤が必要になります。何にでも効く万能の薬が無いように、英語学習の刺激剤にも万能薬はありません。それぞれの症状にあったものをタイミング良く服用してください。
●刺激剤例
・英検やTOEICを受験してみる
・カラオケで英語の歌を歌えるようにする
・オリジナルな海外旅行を計画する
・海外の人と手紙交換やEメール交換をする
・家庭でのEnglish Catch Ballを習慣化させる
・お友だちと英会話喫茶などに行ってみる
・海外からのホームステイの受け入れをする
などなど。


 

ニッセイトは応援します

ニッセイトは、お母さん方の英語学習を様々な方法で応援していきたいと思っています。昨年は、English Catch Ballを[In the morning][In the afternoon][In the evening]とシリーズ化したものをお配りしました。来年度は新たな表現も加え、小冊子風にまとめてお渡ししたいと考えています。是非、これからも、使える表現を増やしていき、キャッチボールを楽しんでください。また「こんな時はなんて言うんだろう」といった質問があれば、お気軽に担当講師、コーディネーターまで声を掛けてください。送り迎えをされていない場合は、お子さんにメモを持たせて頂いても結構です。
ニッセイトがお母さん方に英語学習を勧めるのは、単に将来の必要性だけからではありません。今、多くの子ども達がいろいろな習い事や学習塾に追われる日々を過ごしています。子どものためを思って始められたことも、知らず知らずのうちに親の期待が過大になり、子ども達を押しつぶしてしまうことも希ではありません。英語も「学習させている」という意識が働くと同じ結果をまねきます。コミュニケーション活動は、ともに実践してこそ成立するものです。だから、ENGLISH CATCH BALLも子どもに押し付けるのでなく、一緒に取り組んでいくことにこそ本来の意味があるのです。
昨年はお母さんのためのワークショップ(勉強会)を開き、予想以上の人数の方々に参加して頂きました。ご好評により今年度も開催を予定しています。できるだけ多くの方にご参加頂けるよう計画中です。ワークショップを通し自分の視野を広げることで、家庭内でのコミュニケーションをより活性化できるようにして欲しいと思います。


 

今月のへぇ~

シンガポールは緑豊かなとても清潔な国で、グリーン(クリーン)・シティとしても有名です。道路にごみが全く見当たらないのです。それもそのはず、政府で“キープ・シンガポール・クリーン”というキャンペーンを実施していて、タバコの吸い殻や空き缶など投げ捨てたりすれば、S$150~S$1,000(日本円にして9,000円から60,000円)の罰金だそうです。へぇ~。


 

環境まいとーく

ハウス栽培
以前は、夏にはトマト、きゅうりで喉を潤し、冬には白菜の甘みを味わうなど、春夏秋冬の移り変わりを舌で感じ取ることができました。しかし、今では、年間を通じて多くの野菜がハウス栽培によって生産されるようになり、「旬」を味わう機会が非常に少なくなりました。現在のハウス栽培は生産性を高めるために石油や電気などのエネルギーをふんだんに使用し、土壌中の生物を殺すために除草剤、殺菌剤、殺虫剤などを大量に散布し、また、種そのものも農薬、科学肥料で育成するように改良されています。そのため、旬独特の旨みや味がせず、栄養価も露地栽培に比べ低くなっています。ハウス栽培の攻勢は、私たち消費者のニーズが原因のひとつです。形のよいもの、色つやのよいものを選ぶ消費者が多いため生産者側もハウス栽培に力を入れざるを得ないのです。その結果、農薬を散布する回数の平均は、きゅうりが23.4回、トマト16.3回と背筋の寒くなるような量になっています。このような空恐ろしい現実を少しでも改善するためには、産地と直結して無農薬、低農薬の野菜を仕入れている各生活共同組合などに参加する方法があります。安全な野菜を手に入れる、自分の身を守る、そして、自然を守る、それらすべてがひとつに繋がっていて、選択するのもしないのも自分自身なのです。

池袋コーディネーター 藤井英世


来年度(4月号)より新たなコラム「読者の広場」を設けます。このコラムは皆さまの投稿で構成されます。お気軽にご参加ください。
①質問コーナー
英語の学習法、家庭学習について、英語の質問、なんでも結構です。皆さんの素朴な質問、珍問、奇問(?)にお答えします。
②ホーム・エピソード
お子さんを通しての発見、面白い出来事、驚き、感動、などなど家庭でのエピソードをお寄せ下さい(400字以内)。なお、編集の都合上、趣旨を変えずに原稿を削ったり直したりすることがあります。
■応募方法
・FAX 03-3989-2110
・E-mail staff@nissait.com
・郵送*宛先〒170東京都豊島区東池袋1-15-3 エスポ池袋3号館ビル7F
ニッセイト英語専門教室
N.N編集部「読者の広場」係


 

編集後記

学生の頃、日本を代表する英語の大家、松本亨先生のスピーチを聴く機会がありました。タイトルは、“Challenge for tomorrow!”(明日への挑戦)。国際化の担い手である学生達を叱咤激励する内容でした。あれから約20年、日本もいろんな意味で大きな変化を経験してきました。しかし、日本の国際化は成功したのか?その結果どうなったのか?真の国際化とは何か?いま一度自分自身に問いかけて欲しいと思います。そこにこそ、いま英語を学習する意味、コミュニケーションを学ぶ意義が隠れているのです。そして、あなたならtomorrowの代わりに何を入れますか?


 

★ 『環境まいとーく』 『今月のへぇ~』
『質問コーナー』 『ホーム・エピソード』
の原稿を募集しています。お気軽にご投稿ください。お待ちしています。


 


 

1997/02/01 1997年2月号(Vol.26)いかがですか、家庭学習 —–目標の総チェック


 

いかがですか、家庭学習
—–目標の総チェック

 今年度も残すところあと2ヵ月。充実感いっぱいの人も、後悔の念に打ちひしがれている人も、ここでもう一度、家庭学習について再確認をしておきましょう。実力アップの源、それは、やはり家庭学習にあるのですから。


 

English Catch Ball

ニッセイトでは、昨年の春よりEnglish Catch Ballを導入しました。これは、言葉としての英語を実際の生活の中で、「使う感覚」に慣れるということが狙いでした。そして、子どもだけでなく、家族で英語の学習を共有することができれば、それはまさに「生きたコミュニケーションの実践」となります。昨年、10月号でお母さん方の奮闘ぶりを紹介しましたが、その後はどうですか。しっかりと継続していれば、語彙数は限定されていても、約1年でかなり自然にキャッチボールができるようになるものです。表現は少しずつ無理せず増やしていければいいと思います。大切なのは、楽しく使うフィーリングを養っていくことです。


 

上達のかなめ、テープ学習

Primaryクラスでは、カレンダー方式の「リスニング・チェックシート」を昨年導入しました。また、Basicクラスでは、一昨年に続き、リスニング世界一周50時間を目標にしてきました。これらは、音やリズム感が養われる幼児、小学生の時期にたくさんの英語を耳にして欲しいというものです。週に1回、外国人の先生に習っているだけで発音の上達に多くは望めません。また、ひとりの先生の音だけでなく、できるだけ多様な文化的バックグランドを持つ人達の英語を聴くことも必要です。


 

NHKテレビ、ラジオ講座

最近は、テレビ、ラジオでいろいろな目的、レベルに合わせた英語講座があります。小学校高学年以上は、これらを是非利用してください。殆どのプログラムが、1日、5分から20分くらいなのでちょっとした時間のやりくりで視聴が可能です。1年間継続できれば相当な英語力が身につくことは、過去の実績が証明しています。大変なのは習慣化するまでです。成功のポイントは、難しすぎない番組を選ぶことです。多少簡単と思えるぐらいの方が、負担も少なく、長続きします。
<お勧め番組>
NHKラジオ 基礎英語1(小5~) 月~土 午前6:00-6:15 午後6:25ー6:40
        基礎英語2(中1~) 月~土 午前6:15-6:30 午後6:40ー6:55
        基礎英語3(中2~) 月~土 午前6:30-6:45 午後6:55ー7:10
        英会話入門(中3~) 月~土 午前6:45-7:00 午後7:10ー7:25
NHKテレビ やさしい英会話(中2~) 火 午後11:10ー11:30
        とっさのひとこと(一般)月~木 午後10:25ー10:30
        英語であそぼ(幼児~) 月~金 午前8:30-8:45午後5:35ー5:50


 

インターネット

冬休み明けに「パソコンを買ったよ」という声が何人かの生徒から聞かれました。今、インターネットは大変なブームですが、どこか言葉だけが先行している感があり、「実際、インターネットって何に役立つの?」といった疑問を持つ方も多いかも知れません。パソコンも使用目的がハッキリしていなければ、テレビに似たただの箱です。しかし、今日の高度情報社会では大きな可能性を秘めていることも確かです。英語教育においては、その利用価値は大と言えます。インターネットにより世界の国々に繋がるわけですが、その共通言語は、もちろん英語です。そのコミュニケーションを深めて行こうとする時、英語学習は必要不可欠です。テストが勉強の目的でなく、コミュニケーションそのものが目的になっていくのです。現在は、Eメールといった文字伝達が主流ですが、近い将来、映像や音声などの情報交換も、より簡単にできるようになるでしょう。参考までに子どもたちのための面白いホームページを紹介します。

<お勧めホームページ>

Kids’ Space(世界の子どもたちがアクセス。メール、創作物語、画像、演奏などを掲載。家族で楽しめる。英訳、和訳も掲載。) www.kids-space.org
World Chat(仮想人物に扮し、出会った人とチャットをして楽しむ。ソフトプログラムのダウンロードが必要。高校生以上にお勧め。) www.worlds.net/products/wchat/
★ニッセイトのホームページ上でも世界の子どもたちの交流の広場 Kids’ Squareを設けました。是非、インターネットに加入している方は、アクセスしてみてください。 www.nissait.com


 

英語検定試験

英語を継続的に学習するときに、英検などの試験は、自分の実力を知るとか、目標を持つといった点で、ひとつのバロメーターになります。豊かなコミュニケーションには、「伝えたい心、伝える技術」その両方が欠かせません。さて、今年は何級を目指しますか?


マラソン選手が、42.195kmをエネルギー配分やペースを考えながら最後まで走りきれるのは、ゴールがあるからです。明確な目標があるから走れるのです。「いいよ、と言うまで走っていなさい」と言われても、いつ、その指示が出されるか分からない状態では走り続けることができません。英語の学習にも似たところがあります。最初のうちは、ただ楽しいだけでも満足できますが、自分が今どこにいるのか、どこに向かっているのかを把握できないと不安になり、集中力がなくなってくるものです。そして、本来の目的が何だったのか分からなくなるのです(親子共々)。だから、できるだけ頻繁に(特に忙しいときこそ)「何のために英語を学習するのか(させているのか)」を自分自身に問いかけてください。右も左も分からない大海原で迷ったときは、羅針盤を頼りに、そして、灯台のあかりを目指して進むこと。そうすれば、必ず港に帰れるものです。
以上、今月号では、家庭学習について総復習してきました。昨年1年を振り返り、継続できたもの、継続できなかったもの、いろいろあることでしょう。お子さんに押し付けるのではなく、ご家族で話し合いながら今年の目標など話し合い、協力し合えたら素敵ですね。


 

平成8年度第2回英検合格者発表

5級
松野翔太(池、小3)能勢知弥(池、小4) 野村祐史(池、小4) 宇都宮駿一(池、小4) 鈴木敏史(池、小4) 松本絵里佳(池、小4)坂本拓(池、小5)大橋由乃(池、小5) 小田島崇光(池、小5)会田知章(池、小5) 東海林世光(池、中1) 山内理恵(川、小4)
山崎沙織(川、小4)原裕子(川、小5) 菅沼博(川、小5)
4級
坂本夏実(池、中1)大橋美咲(池、中1) 山崎玲(池、中1)
東海林才佳(池、中2) 松本祐介(川、小6)鈴木顕(川、小6)
掛井結加(川、中1)井原友和(川、中2)
3級
大谷幸(池、小5) 沖藤明日香(池、小5) 坂本篤史(池、中1)
鈴木美緒(池、中1) 宮村綾(川、中2 第一回合格)
準2級
吉田憲子(川、高1)鈴木理恵子(川、高2) 鈴木奈々(川)


 

今年の夏、海外ホームステイにチャレンジしてみませんか。小学6年生から大学生までが対象となります。
乗馬などの野外活動をや自然環境について学ぶ「インターナショナル・キャンプ」と、同年代の子どもがいる家庭へ家族の一員として招かれての「ホームステイ」の2つを柱とした国際青少年プログラムです。ご関心のある方は2月、3月に都内、及び近県で説明が行われますので是非参加してみて下さい。詳しいパンフレットをご希望の方は、各スクールに用意しておりますのでお気軽にお申し付け下さい。
主催:ユートレック国際交流センター


 

編集後記

「全コミュニケーションの半分はインストラクションのやりとりである」と言ったのは、建築家、グラフィックデザイナーのリチャード・ワーマンです。インストラクションとは、指示、命令、依頼、伝達、説明などのことで、オーディオやコンピュータ類のマニュアルは、その典型的な例です。マニュアル(インストラクション)に何が書いてあるのか理解できなければ、それらを正しく操作することができません。逆に言えば、理解させることのできないマニュアルは、まったくの役立たずということです。マニュアルに限らず、私たちの日常の会話についても同様のことが言えます。「家の子は、覚えが悪くって」とか「あの生徒は理解力が弱い」などと嘆く前に、インストラクションの与え方を工夫すべきなのかも知れません。


 

★『環境まいとーく』『今月のへぇ~』の原稿を募集しています。お気軽にご投稿ください。お待ちしています。


 


 

1997/01/01 1997年1月号(Vol.25)Happy New Year!牛歩、でもたしかな一歩。


 

Happy New Year!
牛歩、でもたしかな一歩。

12月14日、ニッセイト・クリスマスフェスティバルが豊島区民センター内の文化ホールで開催されました。当日は、約300の座席数も満席となり、多くの生徒やご家族で大いに賑わいました。


 

ハラハラ、ドキドキ、そして本番

 フェスティバル当日は、2時から”Snow White”をはじめ各クラスのリハーサルも短時間ながら行われ、会場は時間の経過と共に活気をましていきました。今回のクラス発表の劇では複数クラスの合同上演のため、当日初めて顔合わせをする子供たちもいました。また、リハーサルに参加できずに、ぶっつけ本番という子供たちや、当日欠席の子もいたりしてハラハラ、ドキドキも高ぶっていったようです。
そして、間もなく開演。かわいい子猿の衣装に身を包んだ幼児クラスの子供たちの歌、Baクラス(基礎科)の “Let’s make curry” そして、各クラスの劇の発表へと続きました。客席では劇に参加する子供たちが多かったためか、いつもとは違った緊張感が漂っていました。


 

聞こえる声、聞こえない声

大きな舞台では大きな声というのが重要なファクターです。ワイヤレスマイクを使うという方法もあったのですが、マイクを付ける子と付けない子の差がより明瞭になってしまい違和感が生じるなどの理由で採用しませんでした。その他に、劇中にマイクの受け渡しを行うということも考えましたが、その場合かなりの練習を要します。
このように極力マイクを使わない方向で舞台を構成してきましたが、それは、ニッセイトが舞台発表をひとつの自己表現の場と考え、ひとり一人がマイクを必要としないほどの大きな声で発表できるようなって欲しい、という大きなテーマに挑戦していたからです。だから、発表内容によっては、全然声が聞こえないといった意見もありましたが、それは、生徒ひとり一人の現状を顕わしているのだと理解して欲しいと思います。私たちはプロを目指した演劇集団ではなく、演劇を通して何かを学ぼうとしているのです。もちろん音響などの技術的な部分や練習方法など改善すべき点は多くありますが、舞台の仕上がりよりも、生徒ひとり一人が何をどのように体験したかの方がより重要だと考えています。


 

大きな声を出すために

大きな声、出せますか?赤ん坊の頃の泣き声はとても大きく、遠くにいても聞こえます。年齢を経る毎に大きな声が出せなくなったという人も多いのではないでしょうか。ひとつには大きな声を出す必要性が日常生活の中で無くなってきている、と言うことができるかもしれません。また、考えられるのは“心理的抑圧”ということです。自信の無い時、不安な時、恥ずかしい時、叱られている時、私たちの声は自然と小さくなってしまいます。恐いのは、こういう抑圧された心理状態が毎日の生活の中で習慣化してしまうことです。
山に登った時など広大な大自然を前にして「ヤッホー」と大きな声で叫んでみたことはありませんか。とても気持ちのいいものです。心が開放された思いがします。この心の開放こそニッセイトが劇の発声練習を通して狙いとしてきたものです。しかし、「大きな声を出して」と言ってもそう簡単に出るものではありません。そこで、ユニークな手法を考え出しました。それは、おもちゃ売り場などでよく見る、声に反応して踊る“花”です。最初は近距離からひとり一人“花”に向かってセリフを発します。“花”は声に反応し踊ってくれます。生徒と“花”の距離を徐々に離していきます。そうすると、ある地点から“花”は反応しなくなります。子供たちは必死になって“花”を踊らせようとします。羞恥心も忘れ、ただ“花”にだけ意識を向けるようになります。すると、驚くような声が出せるようになってくるのです。しかし、これを舞台で出来るようになるには相当の練習の積み重ねが必要です。メインイベント”Snow White”の子供たちの声がとても良く出ていたのは、その成果といえます。
今後はこういったノウハウをシステム化し、各クラスにも広く応用していきたいと考えています。来年度のフェスティバルを是非楽しみにしていてください。


 

お礼の言葉

新年あけましておめでとうございます。
昨年12月には、ニッセイト・クリスマスフェスティバル96を無事開催することができました。ご父母の皆様には、お子様の発表に際し、各ご家庭で多大なご協力を頂き、誠にありがとうございました。とても楽しい、そして実りあるフェスティバルを迎えられたと感謝しております。また、例年ながら、ご父母の皆様を始め、卒業生、旧職員、職員の友人などたくさんの人に支えられ、一丸になって取り組めたことをとても嬉しく思います。
今後とも、これまで培ってきた“人のつながり”という共有財産を大切に活動していけることを願っています。本年もご支援、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

ニッセイト英語専門教室代表 諸田俊明


 

Happy Wedding! 

 

12月28日、Zeza先生の結婚式がポルトガルの教会で行われました。ご主人は新妻洋(にいづま・よう)さん、国際結婚です。ウエディングドレスは、池袋スクールに通う丹治彰乃さんのおばあさまに縫って頂いたそうです。帯をあしらい、和洋をうまくコーディネートさせたステキなドレスです。お二人とも、とっても幸せそう。おめでとうございます。


Camilla’s on TV!

あれっ、Camillaに似ているな!そう、Camilla先生です。現在、某テレビ・コマーシャルに出演中。「リズムカン、あ~りますか?」って聞き覚えありませんか。カツラを5つも載せているそうです。サインをご希望の方はお早めに!?


編集後記

「評価」という心理的抑圧があります。“失敗してはいけない”“うまくやらなければ笑われてしまう”。この様な他者の評価に縛られた状態では、本来目的とするものに集中できないものです。そして、結果、何が本当にやりたいこと、やるべきことだったのか見えなくなってしまうのです。評価という抑圧をうまく利用し、力を発揮できる人もいますが、全く逆の人もいます。だから、その人がどちらのタイプかを正確に見極めることが教育者(ご父母、教師)にとって、非常に大切な資質となるのです。


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1996/12/01 1996年12月号(Vol.24) 思いっきり自己表現     創造性を育む演劇活動


 

 思いっきり自己表現
     創造性を育む演劇活動

 アメリカやイギリスの学校では、教育にドラマを取り入れた活動が盛んに行われています。それは、発表を前提としたものではなく、「クリエイティブ・ドラマ」という指導テクニックとして、あらゆる教科を興味深くするために活用されています。今月号では、ドラマ活動の教育効果について考えてみたいと思います。


 

クリエイティブ・ドラマって何?

「クリエイティブ・ドラマ(創造的な演劇活動)」とは、教師と子供たちが一緒に演劇的な遊びや活動を体験することで、子ども達の創造性を伸ばし、人間的成長を目指そうとするものです。一般の演劇活動との一番大きな違いは、観客に見せることを最終目標にしていないことです。というのも、発表を最終目標にした場合、芸術的完成度が追求されるあまり、子ども達の可能性を引き出すよりも演出家(教師)の押し付けが優先される危険性があるからです。だから、観客の目を意識しないで、その時、その場で、どう表現したいのかという欲求に重点を置いているのです。


 

クリエイティブ・ドラマの目的

日本では、佐野正之先生が『教室にドラマを』などの著書でクリエイティブ・ドラマを紹介しています。その具体的な活動内容としては、劇遊び、リズミック・ムーブメント、パントマイム、即興劇、人形劇などがあります。先生は、その目的をクリエイティブ・ドラマの創始者と言われるウィニフレッド・ウオード教授の言葉を借りて以下のように述べています。

      1)ふさわしいはけ口を与えることによって、子どもの感情を建設的な方向に育てる。

 

      2)自己表現の方法をドラマやダンスによって与える。

 

      3)クリエイティブな想像力を伸ばす。

 

      4)他人の思考や感情を理解し同情することから社会性を養う。

 

      5)自分で考え、自分で表現する体験を与え、その能力を伸ばす。

 

アメリカで、このクリエイティブ・ドラマが浸透し始めたのが1930年代です。こういった発想が教育の現場で生まれてきたのには、やはりそれなりの時代の要請があったように思われます。つまり、高度成長の中で、子ども達が、何か大切なものを失いかけているといった危機感です。政治や経済など社会状況は異なりますが、今の日本でも子ども達はかけがえのないものを失いつつあるように見えます。詰め込み主義の受験戦争、核家族化、兄弟の減少、テレビ・ゲームが中心になりつつある遊び方などなど、「体験」が非常に希薄になってきているのです。これらが原因の一つとは断定できませんが、今まではあまり見られなかった凶悪犯罪、陰湿ないじめ問題、動物虐待などの事件がニュースに登場するようになりました。これらの事件の背景には、加害者の「心の不健康」が見え隠れしているような気がします。


 

ニッセイトの目指す英語教育

ワシントン大学演劇学部の名誉教授であるシックス教授は、1977年に出版した著書の中で、「教育におけるドラマの究極の目的は子ども達の心を開き、想像力や言語能力を刺激し、人間的成長をうながし、発見に対する熱意を絶えずかきたてることである。言いかえればドラマは、子どもが自分自身と世界を知りながら成長してゆく手助けをするものである。」と述べています。現代のとかく「体験」の乏しくなりがちで、いつ心が不健康になるかもしれない社会にいる子ども達には、非常に有効なアプローチだと言えるでしょう。
ニッセイトがドラマの導入を行っているのも単に発表会を主眼においているのではなく、その過程でクリエイティブ・ドラマに見られるような教育効果を期待しているからです。豊かなコミュニケーションは、豊かな人間形成の上に成り立ちます。決して技術面だけではありません。自分を表現し、相手を受け入れ、ともに理解を深めていく努力が必要なのです。ニッセイトは、英語教育を通して豊かなコミュニケーション能力を育むお手伝いをしていきたいと考えています。


 

HALLOWEEN COSTUME CONTEST ’96
Congratulations!

Ikebukuro School
The Best Costume  The Most Creative The cutest   The scariest
                          
 Kimiko (小5)   Syuuji (小5)    Noe (年少)   Kouhei (小3)         

Kawagoe School
The Best Costume  The Most Creative The cutest   The scariest
                          
 Naruki (年長)    Ryoui (年中)    Megumi (小1)  Takahiro (小3)        


 

環境まいとーく

もう、四、五年前のこと、今ほどリサイクルが”ブーム”(?)になっていなかった頃のことです。私はあるきっかけで、牛乳パックのリサイクルを始めました。ものぐさで、行動を起こすことが苦手な私にしては、一種の大革命だったのです。洗って乾かし、口を開いて、ハサミで切り開く。ついついためてしまって大作業になっても、めげずに続けていました。周囲の人たちにその話をしたら、「本当はそうすればいいんだけどね」という程度で話は終わり。こんな程度で本当に意味があるのだろうかと思い始めていました。
そうこうして、久しぶりに田舎に帰り、のんびりと過ごしていたある日のこと、「あんた暇だったら、これやってよ!」そう言って母が出してきたものは、大量の空の牛乳パックとハサミでした。そうそう、これ結構面倒なんだよねーと思いながらも、何かとても嬉しい気持ちになっていました。「そうすればいいんだけどね」と言うだけだった母が、リサイクルを始めていたのです。また、母以外にも私の友人の一人が、牛乳パックのリサイクルを始めていたことを知りました。私の話が直接のきっかけではないかもしれないけれど、十数人の中の私一人だったことが、三人になった。その素朴な数字の増加が、私にはとても大きなことのように感じられました。
「私一人くらい」といった安易な態度が、ゴミ処理場を溢れさせている今、逆の発想で、「私一人でもいいから」実行することが、大きな意味を持つのだと思いました。

本部スタッフ 田原 郁子


 

編集後記

私たちは目の見えない人たちの大変さを想像することはできても、実感することは大変困難なことです。実際にアイマスクなどをして、街中を歩くという「体験」をすると、目が見えないということがいかに大変か、そのほんの一端でも感じられるものです。相手の立場を理解するということは、とても難しいことですが、それでも、相手の立場に身を置いて考えてみる、体験してみるなどの努力を私たちは必要としています。そんな努力の積み重ねがあってはじめて、豊かなコミュニケーションが生まれてくるのだと思います。


★『環境まいとーく』『今月のへぇ~』の原稿を募集しています。お気軽にご投稿ください。お待ちしています。


 

 


 

1996/11/01 1996年11月号(Vol.23)いよいよ練習開始!クリスマス・フェスティバル

いよいよ練習開始!
クリスマス・フェスティバル

 10月より、各クラスでクリスマス・フェスティバルに向けた練習が始まりました。今年は今までと少し趣向を変え、各クラスの発表に劇を多く取り入れています。子供たちにとってチャレンジングなステージになることでしょう。今月号では、フェスティバル・プログラムの内容を紹介します。

フェスティバルへの思い

ニッセイトでは、年に1回、全スクールの子どもたちとご家族の皆さんが一同に集うイベントとしてクリスマス・フェスティバルがあります。このイベントのメインは、何といっても英語劇の上演ですが、その他にも各クラスの発表、ゲーム大会、プレゼント交換などが行われます。過去のフェスティバルでは、各クラスの発表は、歌やチャンツを主としたものでしたが、今年は、できるだけ多くのクラスで英語劇を発表する予定です。ニッセイトは、20年近くかけて本格的な劇創りに取り組んできました。過去に上演した数々のミュージカルや人形劇は、ニッセイトが目指す英語教育の集大成といえるでしょう。そこで、今年はこれまで培ってきたノウハウを各クラスの授業にも活かし、多くの子供たちが劇創りを通してコミュニケーションとしての英語力を幅広く養っていけるようにと考えています。


劇の発表は、集団での歌やチャンツの発表に比べ、一人ひとりの責任が非常に大きく、いやが上にも緊張が高まります。子ども達は、自分のセリフのタイミング、ごまかしのきかないセリフの暗記、大きな声での発話など、中途半端な努力では成し得ない環境に身をおくことになります。だからこそ、そこから得るものは、非常に付加価値の高い、人生の宝物とでも言えるような「何か」となるのです。


劇創りには、かなりの時間とエネルギーを必要とするものです。しかし、昨年の「さるかにがっせん」では、短期間の練習ながらとても素晴らしい演技を披露してくれました。子ども達の取り組み方にも、日頃目にすることのないような意気込み(?)が感じられ、また、練習初期の頃と比べて見違えるほどの堂々とした演技が、頼もしささえ感じさせてくれました。そのような体験から、今年、少しでも多くの生徒と、その過程が共有できたらと願い、各クラスでの劇上演を試みることになったのです。


現在、クラスの中で、劇の基礎練習を3Bとして導入を図っています。3Bとは、Big Voice(大きな声)、Big Movement(大きな身振り)、Be in the Character(役になりきる )を意味します。子ども達は本番が近づくにつれハラハラ、ドキドキ、ワクワクを募らせていくと思います。今年は、ご家族の皆さんもご一緒にハラハラ、ドキドキ、ワクワクの波動を感じ、そして、その状況を楽しみながら、フェスティバル当日を迎えてください。


メインイベントは、Snow White

昨年、好評を博した「さるかにがっせん」に引き続き、今年度は「Snow White and the Seven Dwarfs (白雪姫と七人の小人)」を上演します。今回は小学校2年生から中学校2年生までの15名がキャストに選ばれ、11月より毎週日曜日練習を重ねていきます。演出はニッセイトの専任講師、Camilla Sanni先生が行います。カミーラ先生は、大学時代より演劇を専攻し、数々の劇に出演、また演出をしてきました。練習に先駆けて、今回の劇についていくつかインタビューしてみました。


●ストーリーの見所はどんなところですか?
The story is good and bad and right and wrong, something we all can learn from.
この物語は、物事の善悪、人の心に宿る良心、悪意などについてです。いろいろと学ぶことがあると思いますよ。
●練習ではどんなところに重点を置いていこうと考えていますか?
Obviously on learning English through the script and having fun with Snow White.
台本を通して英語を勉強することはもちろんのこと、”白雪姫”の物語自体を楽しんで欲しいですね。
●劇を通して子供たちに何を学んで欲しいですか?
To learn English and to express themselves.
英語を学ぶことと、自分を表現することです。


クラス発表

英語劇部門

Enormous Turnip (大きなカブ)

おじいさんが植えたカブの種は、大きな大きなカブになりました。一人ではとても引っこ抜けません。たくさんの人や動物が加わわります。さて、カブを引っこ抜くことができるのでしょうか。

7 Goats and Bad Wolves (七匹のこやぎとオオカミたち)

お母さん山羊が出かけているところに、おなかをすかしたオオカミたちがこやぎを食べようと、お母さんを装って家に入ろうとします。さあ、大変。

Golden Goose (金のガチョウ)

親切にしてあげたお礼に、男の子は金のガチョウを手に入れます。街で、そのガチョウを盗もうとした人がいましたが、手がガチョウにくっついて放れなくなってしまいます。さて、どうなることやら。

チョベリバ (コギャル現代用語の英語版スキット)  

チョベリバ(チョー、ベリーバッドの略)などなど数々のコギャル用語を英語にした中学生の創作英語劇です。


歌・チャンツ部門

No more monkeys jumping on the bed (お猿さん、ベッドで飛び跳ねちゃダメよ)

可愛い幼児クラスの子供たちが子猿にふんし、お母さんと一緒に歌いながらベッドで飛び跳ねます。

Let’s make curry! (カレーを作ろう)

歌、チャンツを取り混ぜたオリジナル・ストーリー。カレー作りを劇風に仕立てた、英語の料理教室です。

Cookie Jar (クッキーを取ったのは誰だ?)

マザーグースの遊び歌です。クッキーを盗み食いした犯人を探すチャンツです。


スピーチコンテスト最優秀賞発表

11月よりテープオーディションを開始します。テープ選考で審査し、その最優秀賞の生徒にフェスティバル当日、スピーチを披露してもらいます。
小学生部門 1名    中高生部門 1名


などなど、楽しい企画が盛りだくさんです。当日はハラハラ、ドキドキ、ワクワクをお忘れなくご持参の上お越しください。


環境まいとーく

今回は、身近なところから環境問題について考えてみようと思い、アルミに注目しました。チョコレート、ガムの包装をはじめ、ヨーグルトの容器、歯磨き粉のチューブ、ジュース類の缶などなど数え上げたらきりがない程です。
ある本によれば、3、000個のアルミ缶を製造するためには、3人家族が1年に消費するのと同じぐらいの電力が必要だということです。ところが、それだけの量をリサイクルで生み出すとすると、わずか5%のエネルギーでまかなえるというから驚きです。
アルミのリサイクルも必要ですが、使わなくて済む方法もいくつかあると思います。たとえば、ジュース類は、アルミ缶入りのではなく、ビン入りのものを買う、小鉢等に蓋をするときには、アルミホイルではなく入れ物を使う、などなど、工夫すれば結構アルミを使う量が減らせると思います。
今まで何の気なしに使い捨てていたアルミ製品、これからは本当に必要なときだけ心して利用していきたいと思っています。

磯貝純子(池袋スクール プライマリークラスのお母さん)

 


今月のへぇ~

日本では、食事を残すことはタブーとされています。食料の無駄、または食事を作ってくれた人に対して失礼にあたると考えられています。しかし、文化が違えばテーブルマナーも異なることがあります。例えば、スペインではきれいに食べてしまうことは、「自分はまだ物足りない」ということを意味し、周りの人に不快感を与えるのだそうです。そのため、必ず少しだけ残すのがマナーになっているのです。へぇ~。


編集後記

何かを学習、または習得するときに、必ずと言って良い程、直接的な目的とは別に 副次的に得るものがあります。演劇の場合は、3Bに代表されるコミュニケーションの基礎技能です。ハッキリと相手に分かるような表現、普段の会話では、とかく軽視されがちな発声や発音、感情移入などですが、コミュニケーション上とても大切な要素です。これらの技能の欠如は、生活上はもちろんのこと、特に仕事をする上で問題となる場合が多々あります。日頃あたりまえと思って見過ごしている基本中の基本を、もう一度見直す機会を持つ必要があるのではないでしょうか。

 

 


 

1996/10/01 1996年10月号(Vol.22)英語でキャッチボール、無理せず、休まず、あきらめず、お母さん、ガンバッテ!

英語でキャッチボール
無理せず、休まず、あきらめず、
      お母さん、ガンバッテ!
 この春より始まったEnglish Catch Ball、その後、どのように進めていらっしゃいますか。「時間の経過と共に当初の意気込みも薄れ・・・」、という声も聞こえてきそうです。そこで、今月号では、7月に実施されたお母さんのためのワークショップ(勉強会)に参加された方々のアンケートから、いくつかの奮闘例を紹介しましょう。

 



今回、7月に池袋校、川越校で開催されたワークショップには、22名のお母さん方が参加されました。この企画は、「キャッチボールが思うように進まないのですが、何か良い方法はないでしょうか」といった声に応えて実施されたものです。内容は、English Catch Ballの練習を主としたものでしたが、発音練習に加え、家庭での状況を想定した寸劇など、実践的なものも組み込まれていました。突然の寸劇には冷や汗(?)をかいていた人も多かったようで、楽しさの中にも緊張感あり、といった様子でした。
 では、参加されたお母さんの実践例をいくつか見ることにしましょう。



「やはり、親が意識をもって取り組まなければ・・・」
 とにかく私自身がすぐに日本語を使ってしまいます。でも最近は、気が付いたときには、単語だけでも英語で言うように心掛けています。やはり、親が意識をもって取り組まなければいけないなと感じております。今はとにかく、「手を洗った?」という英語ばかりを使っています。
(池袋:相澤孝子さん)
●何かを始める第一歩は、意識化することです。あせらず一歩ずつ進んでください。今年の夏はO-157の影響でDid you wash your hands? はかなり定着したのではないでしょうか?



「私が英語で話しかけると、ウケてしまいます」
 朝食の時にEnglish Catch Ballを行うことが多いのですが、最近はついつい忘れがちです。私がより積極的にできたらもっと上達するのは分かっていますが、余裕がなくできていません。たまに使うせいか、私が英語で話しかけるとウケてしまい、子どもが何度もまねをします。まあ、今はこれでもいいか、と自分をなぐさめています。
(池袋:高橋喜久美さん)
●お子さんに負けずに(?)、これからもがんばってください。でも、楽しそうなキャッチボールですね。



「親のための回答例集のようなものがあると助かるのですが」
 親の語学力不足のため、会話の度にプリントを見なければならないので、つい面倒になりがちです。「ファミコンをしてもいい?」と言う文だけは、それを英語で言わないとやらせないことにしているので、毎月必ず星印がついています。ただ、問題なのは、その回答に条件を付けたくても、付けられないと言うことです(例えば、「食事の時間になるまで」とか、「一回ゲームオーバーになったらおしまい」とか)。親のための豊富な回答例集のような物があると、大変助かるのですが。
(川越:中嶋朱芝さん)
●素朴な疑問、積極的な質問、大歓迎です。お気軽に講師やコーディネーターまでご質問ください。



「主人の両親の前では英語で話しにくい」
English Catch Ballのプリントは、ああ、こういう表現もあったな、という感じで活用しています。今のところ、Takashiからの語りかけを無理強いせず、私の言ったことを理解して答えられればいいと考えています。苦労話といえば、主人の両親と一緒に暮らしているので、なかなか両親の前では英語を話しにくいということでしょうか。
(池袋:磯貝純子さん)
●お察し致します。おじいちゃまやおばあちゃまにも、キャッチボールに参加していただけるといいですね。



「娘のあからさまな拒絶を受けました」
 諸々の事情により、我が家で忘れ去られた存在だった可哀相なシートでした。突然使い出した時には、娘のあからさまな拒絶を受けました。私自身も嫌気がさしてしまい、しばらく口にしませんでしたが、そのうち、教室に通う往復の車の中などリラックスした時間のほうが反応してくれるように思い、無理のない程度に使っています。
(川越:鈴木真理子さん)
●そうです、無理強いしても意味がありません。キャッチボールはゲームなのですから。



「Please.やThank you.は欧米語のとてもよいところ」
 「ネェーネェーネェー おしょうゆ!」食卓に着いたとたんの息子の大声。こちらも負けずに「お母さんは、ネェーネェーネェーという名前じゃないし、だいたいお醤油がどうしたの?」とやり返します。これでは、まったくのJapanese Catch Ballとしたって最低。ハタと思い出して、In English, please! とたたみかけても既にタイミングが悪く・・・。しかし、日本語で親子間だとなかなか「どうぞ」や「ありがとう」が言えませんが、さりげなく、Please.やThank you. が添えられるのは欧米語のとても良いところですね。
(池袋:田中潤子さん)
●Please. Thank you.って本当に素敵な言葉ですね。日本語でももっと自然に使いたいですね。



「少しずつですが、彼の中で英語が根づいているように思う」
 日常生活の中で特に意識せず自然体で問いかける様にCatch Ballをしています。日ごろ聞きなれた言葉にはYes. No. で答えてきますが、初めてのことや少し長いセンテンスになると「なんて言ったの? ABCじゃなくて“あのね”(日本語のこと)でお話してよ!」とWild Catch Ballになることもしばしば。時に自分が強く主張したい時など英語を急に使い始めたりします。例えば“No!!” “I’m NO!!” など文法的にはめちゃめちゃでも言いたいことはとても分かります。少しずづですが彼の中に英語が根づいているように思う今日このごろです。
(池袋:小原明美さん)
●お子さんなりに、英語、日本語の使い分けをしてきているのですね。英語だと言いやすいことってありますからね。



「子どもにも発音を注意されながら努力しております」
English Catch BallのNo.1は、いつも朝食時に、No.2は学校から帰ってきたらほとんど毎日会話していますので、今では子どもからの返答が自然な形になってきました。ただ難点は発音です。私としては、できればきれいな正しい発音で、と思いますが現実はそういきません。先生に教わりながら、また、時には子どもに注意されながら努力しております。
(川越:間仁田幸枝さん)
●素直にお子さんに教わることができるっていいですね。素敵な親子関係だと思います。



 皆さん、いろいろと悪戦苦闘しているようです。でも、大切なのはその過程にあるコミュニケーションです。そして、基本は楽しみながら、英語の学習を共有していくことです。間違いを指摘し合うより、間違いを受け入れ励まし合うような関係が、言葉の上達には欠かせません。赤ちゃんが言葉を覚えていく過程と同じです。家庭でのキャッチボールが、英語を言葉として使う感覚を膨らませていってくれることを願っています。


環境まいと~く

 先日、カリフォルニアにあるヨセミテ国立公園のパンフレットにとても気になるデータを見つけました。この公園は、もう20年も前から、リサイクルプログラムを組んで環境に配慮しているそうです。捨てられたり、風で飛ばされたゴミ、これらは、どのくらいの年月を経て土に返るのでしょうか。
ガラスのビン    100万年
アルミ缶      80ー100年
皮類         約50年
ビニール袋    10ー20年
煙草の吸い殻   1ー5年
果物の皮      2ー5週
どうですか?想像以上に時間がかかるものだと思いませんか?これからも、心してゴミと付き合っていきたいものです。
吉祥寺スクール 丸山淳子



※「今月のへぇー」は、スペースの関係上お休みしました。


編集後記

 私たちの多くは、学校で間違わないための英語教育を受けてきました。その弊害として多くの日本人は、人前で英語を使うことに躊躇し、間違えることを極端に恥ずかしがります。日本人の英語力は世界162ヶ国中149位、アジア27ヶ国では最下位から2番目だそうです。何とも寂しい結果です。しかし、私たちが受けてきた英語教育は必ずしも無駄ではないはずです。「知っている英語を使ってみる」「自分の使える表現を少しずつ増やしていく」という前向きな姿勢があれば、脳の片隅に眠っているかつての英語が甦り、より楽しいものになっていくのではないでしょうか。


1996/09/01 1996年9月号(Vol.21)楽しかったよ、サマーキャンプ

 

 さて、9月です。この夏、皆さんは素敵な思い出をつくれましたか?ニッセイトでは、7月31日から8月1日までの2日間、サマーキャンプを実施しました。場所は、川越に最近オープンしたばかりの乗馬クラブ、アリスの牧場。生徒21名、外国の子ども5名、スタッフ4名の総勢30名が参加しました。今月号は、サマーキャンプを中心にお届けします。


『やさしく、たくましく、クリエイティブに!』

 いま、私たちの生活には「便利」があふれています。スイッチひとつで電気がつき、お湯もすぐ沸かせます。それはそれで、必要不可欠なものでしょう。しかし、一方では、子どもたちが家事を手伝うということもめっきり減ってしまいました。「時間があるなら少しでも勉強して欲しい」というのが、多くのお母さん方の本音でしょう。その結果、子どもたちが自立して生活できる能力が確実に落ちている、という事実を私たち大人はどう受け止めるべきなのでしょうか。  そこで、今回のキャンプでは「やさしく、たくましく、クリエイティブに!」というテーマでこの問題に取り組みました。共に生活する中で、役割分担し、協力しあい、相手を思いやり、そして、お互いどうすればより楽しく生活できるのかを工夫する、といったことを体験するのが、このサマーキャンプの狙いでした。


はじめてのことばかり  

 
今回は乗馬をキャンプに取り入れましたが、一部の生徒を除きほとんどが初体験。ポニーでは、駆け足なども体験でき、皆エキサイトしていました。また、馬に草をあげたり、馬の糞を片づけるのをお手伝いしたり、汗をかいた馬の体をふいてあげたり、と馬へのあたりまえの思いやりも学びました。慣れないキャンプ生活では、火おこしも予想以上に大変でしたが、最初はただ新聞紙だけを燃やしていた子供たちも徐々にコツをつかみ、最後の方ではかなり手際良くできるようになりました。また、箸づくりでは、せっかく作ってもすぐなくしてしまったり、作ってはみたものの使いづらくて作り直している子どももいました。そして、家族の分までお土産に作っていた子どももいるなど、箸づくりひとつにもそれぞれの個性が見え隠れしていました。誇らしげに自分で作った箸で食事をする子どもたちの姿は、ある種の満足感に包まれている様で、とても印象的でした。最初は、知らない人との共同生活に戸惑いを見せていた子どもたちも、徐々に自分の役割を見出し、食事つくりや他のアクティビティーに奮闘していました。


家族キャンプのおすすめ

 短期間にしては少し盛り沢山の企画ではありましたが、子供たちは皆、満喫していたようです。全般を通して感じられたことは、子どもたちの興味、好奇心は旺盛で、機会さえ与えられればそれに順応する能力を備えている、ということです。慣れない手つきながらも一生懸命に取り組む姿は微笑ましく、また、たくましいものでした。是非、ご家族でキャンプ旅行などの機会を持ってみてください。きっと、普段では見られない家族の姿がそこにはあると思います。自然の中で心を開放し、お互いの関係を見つめ直すとき、新しいコミュニケーション体験が待っていることでしょう。


1996年度第1回英検合格者発表

5級  大橋美咲(池、中1)     坂本夏実(池、中1)
    渡辺香奈芽(池、中1)   寺岡実紀(池、小4)
4級  沖藤明日香(池、小5)   内藤香織(川、小6)
3級  高橋雄二(川、中3)     赤坂実朗(川、中3)



今月のへぇ~!
 日本が最初にヨーロッパと交流を持ったのは、13世紀の終わりの頃です。ポルトガル、スペインが最初に日本を訪れた国でした。パンやカステラはポルトガル語からきているのはご存知だと思いますが、ポルトガルでも使われている日本語があります。何だと思いますか?それは大きなナイフのことで『KATANA(刀)』というそうです。へぇ~。



編集後記
 日本の子どもたちは、諸外国の子どもたちに比べて家の手伝いをする時間が非常に少ないそうです。あるテレビ番組でスイスの子どもたちに「何をしている時が一番好きか」という質問をしたところ、圧倒的に「家族と一緒に過ごしている時」という答えがかえってきました。ちなみに日本の子どもたちの一位は「友達と遊んでいる時」そして次に「ファミコン」でした。どこか空しさを感じます。生活の知恵の多くは家族から養われます。本当に子どもの成長を望むのなら、もっと子どもたちに、責任をもって家事の一部を担わせても良いのではないでしょうか。そこから生まれるコミュニケーションこそ、家族のコミュニケーションの基本だからです。


1996/07/01 1996年7月号(Vol.20)一歩進んだ家庭学習のススメ

 家庭学習の必要性は、十分お分かり頂いていると思います。家庭学習と教室での授業は、自動車の前輪と後輪の関係に似ています。授業は前輪で、自動車の方向づけをし、家庭学習は後輪で、エンジン(目的意識orモーチベーション)の力を受け、自動車を直接動かします。という訳で今月は家庭学習のプラスαを紹介しましょう。

お母さん(お父さん)の家庭学習アシスタント・チェック

 まずは、お子さんの家庭学習に、普段どの様にかかわっているのかを客観的にチェックして頂きたいと思います。次の7つの質問に「はい」「いいえ」「どちらともいえない」のいずれかで答えてください。

はい

いいえ

どちらとも言えない

1.時々、英語のテープや英語のテレビ番組を一緒に楽しむ

  

  

  

2.English Catch ballでよく遊ぶ

  

  

  

3.子供が教室に行く前に、宿題は必ずチェックする

  

  

  

4.今、子供がどんな内容を勉強しているのか知っている

  

  

  

5.子供の上達を素直に誉めてあげている

  

  

  

6.子供が英語に興味を持てるよういろいろ工夫をしている

  

  

  

7.英語の学習は、子供との共同作業だと実感している

  

  

  

「はい」は、各2点、「いいえ」は0点、「どちらともいえない」は1点で、合計点を出してみてください。

0 – 4点 Oh my goodness!  よほどお子さんがしっかりしているか、お母さんが忙しいのでしょうか?でも、ちょっと危険信号。お子さんは、寂しがっていませんか?
5 – 9点 Not bad!  うーん、もう一息。家族のちょっとした思いやり&工夫が、お子さんのやる気に光を与えるもの。お母さん、ガンバ!
10 – 13点 Wonderful! とても理想的な学習環境にあります。お子さんも自然に学習しているのでは?この調子で Keep on working!!
14点満点 Great, but…  お母さん、結構あるんですよ、落し穴。過剰な干渉にならないように、ながーい愛で見守ってください。

 いかがでしたか。改めて自分とお子さんの距離を見直した方もいらっしゃるのではないでしょうか。放任も問題、逆に過剰干渉もまた、問題だと思います。大切なのはバランスです。要は、お子さんとのコミュニケーションなのです。これを参考に定期的に自己診断する習慣を身につけてはどうでしょう。

(注釈)上記チェックシートは、小学生高学年以上のお子さんをお持ちの方々にとってそぐわない点があるかもしれませんがご了承の程。


家庭学習のもう一つの視点

 週に1時間ないし2時間の学習時間でも休まずに通っていれば、年々かなりの上達が期待できると確信していますが、より確かな英語力(=実践力)を身につけるためには、もう一歩積極的な家庭学習が必要となります。しかし、私たちが言う家庭学習の必要性には、より確実な実力アップという以外にもうひとつの視点があります。それは、「わかる」楽しさです。「わかる」ということは嬉しいことで、それは自信につながり、学習意欲を刺激するものです。逆に「わからない」ということは苦痛です。学習意欲を減退させる主原因になるものです。私たちは、クラスのひとり一人が理解していけるように努めていますが、個々の生徒の理解力も異なれば、家庭での学習時間も異なります。そこで、わかるための工夫が必要となります。ちょっとしたお母さんやお父さんの工夫で、積極的に学習するケースは往々にしてあります。ある年齢までに学習姿勢が培われ、学習するものに対する興味が持続できれば、後はお子さん自身が、自分の学習環境を自らの手で整え始めます。それまでは、二人三脚で英語習得の道を歩んで行って欲しいと思います。教育の基本は工夫です。是非、それぞれの家庭で、様々な工夫を実践してみてください。そして、家庭学習での二人三脚が、英語に限らず、お子さんの隠れた才能発見の機会になって欲しいものです。
 では、次に家庭学習のもう一歩の工夫のための教材を紹介しましょう。


お勧めマテリアル

子どもは絵本が大好き!

日本語の絵本と同じように英語の絵本も読んであげましょう。発音を気にされる方もいらっしゃいますが、ある教育者は、どんなにへたであっても(?!)テープの音よりもお母さんの生の声の方がいいと言っています。安心して読んであげてください。
ディスカバリートイズ・ブッククラブ(LEVEL 1)[29,000円]
世界中から選ばれた英語の絵本(10冊)カセットテープとお母さんのための解説書がついています。ニッセイトでご注文頂けます。(幼児~小学生低学年向け)
Good Morning Words[1,813円]
分野別にイラストや写真入りで構成された単語の絵本辞書です。日常的な単語が850語以上載っています。ニッセイトでご注文頂けます。(幼児~小学生低学年向け)



お母さんも一緒にマルチメディア!
 先月号では、マルチメディアに関して特集を組みましたが、コンピューターは一般家庭にもだいぶ普及してきているようです。エデュメントソフト(教育用ソフト)も豊富になってきました。画面上をマウスでクリックすることにより、インタラクティブ(自分の働きかけによりコンピューターが反応するなど)な学習が楽しくできます。
注)コンピューター本体などをハードといい、プログラムなどをソフトと呼んでいます。
ALLIE’S PLAYHOUSE (CD-ROM輸入版 Mac, Win)[8,034円位]
アリー君のお部屋には、いろいろな遊び道具があります。アルファベット、色塗り、ゲーム、マザーグースの歌、体の部分の言い方、動物など幅広く学習できます。(小学生以上)
Just Grandma and Me(CD-ROM版 Mac12,154, Win[10,094円]
主人公クリッター君とおばあちゃんが海水浴に出かけた1日を描いています。それぞれのページの絵にいろいろな仕掛けが隠されています。英語、日本語、スペイン語の三ヶ国語で学習できます。(幼児~大人)



環境まいと~く

捨てないで!

1.テレホンカード、オレンジカード、イオカード等の使い終ったカードに穴をあけ、リボン、ヒモなどを通して「しおり」として使う。
2.豊島区雑司が谷の読売新聞販売所では、使い終ったカードを集めて、インドネシアやネパールの植林活動をサポートしている。豊島区役所では、公衆電話横の「あゆみの箱」に使用済カードを入れて福祉に役立てている。
3.ジュース等のあきカンは、(豊島区では)区役所、出張所にある、「空カン鳥」でカンをプレスして再利用する。一本に付き図書券引き替え券が一枚出てくる。それを台紙(出張所、区役所にある)に貼り、100枚集まると500円図書券一枚と交換してくれる。
4.ストッキングのやぶれてしまったものは、切れていない片方を切り、台所のゴミ袋に使う(ご存知とは、思いますが)。
この他にも様々なリサイクル活動を推進している自治体やアイデアを紹介している書籍なども販売されているので参考にして下さい。
池袋スクール 丹治万規世(彰乃ちゃん(小3)のお母さん)


今月のへぇー

コカ・コーラは薬だった。  
1886年に誕生したコカ・コーラの発明者、命名者、開発販売者、すべてが薬剤師でした。当時、温泉へ療養に来る上流階級の人達に、ドリンク剤として飲まれていたそうです。値段は1本5セント(サーロイン・ステーキが15セント)で少々高め。でも、薬だったから良く売れたのでしょうね。ちなみにコカは興奮剤コカインのコカで、コーラは精力剤コーラ・ナッツのことです。へぇー。


編集後記

道具は道具として実際に使ってみて、初めてその有用性が分かるものです。そして、優れた道具は、使い込むほどに手に馴染み、その機能を向上させます。どんな分野でも職人の技を支える、あるいはその技と一体化する、優れた道具があります。優秀な職人は、そんな道具に愛情をそそぎ、決して手入れを怠ることはありません。ちょっと自分の身の周りに気を配ってみてください。私たちの生活を陰で支えてくれている「道具達」。しっかりメンテナンスし、その機能を十分に引き出せているでしょうか。もし本箱の飾りになっているような教材があれば、もう一度じっくりと時間をかけて手に取ってみてください。何か変化が起きるかも知れません。



1996/06/01 1996年6月号(Vol.19)マルチメディアと英語教育、情報活用のためのABC






ここでは、ニッセイトが毎月発行しているニッセイト・ニュースを掲載しています。
(内容的には、ニッセイトに在籍する生徒、及び保護者の方を対象としていますので、予めご了承ください。)

1996年6月号 (Vol.19)

 マルチメディアと英語教育

— 情報活用のためのABC


 未来生活のキーワード 「マルチメディア」

 さて、雑誌やTVなどのマスコミでよく目や耳にするマルチメディアとは、一体どんなものなのでしょうか。ある説明によると、「メディアの統合」という意味らしいのですが、たとえば、現在実用化に向けて研究されているテレビ電話は、テレビと電話という2つのメディアがひとつになったものです。今までのテレビは、電波を一方的に受信するだけで、視聴者側から情報を送信することはできませんでした。しかし、ケーブルテレビ(CATV)を使えば電波を双方に送信することができるので、比較的簡単にテレビ電話が実用可能になるそうです。これらの他にもさまざまなサービスが研究開発されていますが、各メディアは、いままでの枠を越えてさまざまな形態で統合されることでしょう。


世界とつながるインターネット

 マルチメディアを活用する上で最も重要なファクター(機能)は、パソコンです。パソコンは、各種ソフトを使うことにより、ゲームを楽しめたり、ワープロやデータ管理などの作業をするマシンとして子どもから大人まで活用されています。特に最近では、インターネットが大変な人気を集め、各メーカーは、インターネットが利用できることを売り物にした宣伝活動に努めています。
 インターネットとは、もともとアメリカの国防総省高等研究計画局の実験ネットワークから発展してきたもので、それは、全米の主要の軍の研究機関のコンピュータをネットワークして、情報を交換するばかりでなく、途中の回線が敵から攻撃によって破壊されても、すべての回線が破壊されない限り、ネットワークの機能は損なわれないというものです。その後、大学や研究機関などとも接続されるようになり、また、アメリカ国外の学術機関のネットワークと接続することで、国際的な広がりを持つようになりました。そして、現在、インターネットの利用者は、5,000万人以上いるといわれ、毎月10%以上利用者が増えているそうです。インターネットの人気の秘密は、簡単な操作で、世界とつながる実感が持てることではないでしょうか。利用できるサービスとしては、電子メール(E-Mail)–(ネットワークを経由して配送される手紙)、ネットニュース–(不特定多数の人にメッセージを送ることができる)、WWW(World Wide Web=世界中に張り巡らされた蜘蛛の巣)–(各機関や個人が発信している情報をあるテーマに基づき有機的に結んでいる)、オンラインショッピング—(WWWをカタログとして用い、電子メールなどで商品を注文する)、などがあります。教育の現場でも、インターネットは、情報収集や学校交流などに利用されています。また、第15期中央教育審議会のうち、国際化や情報化に対する教育の在り方を審議している第2小委員会でも、「近い将来、すべての小、中、高校でインターネットに接続できる環境を整備するよう提言する」という方針を固めたそうです。国内外の学校と電子メールのやりとりがあたりまえの時代がすぐそこまで来ているようです。


本当に必要な情報とは?

 ニッセイトでは、この春に「WINDOWS95 コンピュータ初心者講座」を実施しました。このとき感じたことは、子ども達の順応性と学習スピードの速さです。ファミコンなどでゲームをしているからか、多くの大人が持つようなコンピュータに対する抵抗感がないようです。英語もコンピュータも同じで「習うより慣れろ」ということが大切です。これからの子ども達は、コンピュータを私たち大人がテレビを操作するのと同じ感覚で使いこなしていくことでしょう。これからもニッセイトでは、英語教育におけるマルチメディアの利用を研究し、効果的な導入を検討していきたいと考えています。そして、コンピュータ、インターネットなどをきっかけとして、より英語の必要性や利便性を実感してもらいたいと思っています。それと同時に、自分にとって本当に必要な情報とはどんなものなのかを見抜く目を養っていって欲しいと願っています。そのために、何のための英語学習なのか、何を目的とした情報収集なのか、を絶えず自分に問いかけていけるような環境にしていきたいものです。


今月のへぇー

郷に入っては郷に従え!  

 インドネシアに転勤になった日本人が会社でトラブルを起こしました。それは、現地の上司に左手で書類を渡したことが原因。そう、インドネシアの国民は、9割がイスラム教徒なので左手は不浄な手とされているのです。私たちにとっては、「えー、なんでそんなことを?」と思うようなことでも、その国では常識だということも結構あるものですね。へぇー。


環境まいとーく

環境保護とジレンマ

 先日、読んだ本の中で「500人以上もの乗客を詰め込んだジャンボジェット機は、騒音の元凶であり、大気中の酸素を大量に消費している」と書いてありました。もちろん、車の排気ガスが大気汚染の主要な原因であることは知っていましたが、飛行機にまで関心が及びませんでした。考えてみれば、もっともなことです。そこで、私は「これは困ったことになったぞ」と頭を抱えています。なぜなら、私は飛行機が大好きだからです。飛行機に乗って海外旅行が出来るとなると、ワクワク、フワフワ。飛行機には乗りたい、されど、環境破壊というのは困る、そんなジレンマに悩まされています。
 この他にも、人間の楽しみのために、自然が破壊されていることがたくさんあることでしょう。人間がより便利で、より高度な生活を求めていくうちに、環境破壊が進んでしまった。これから子供の世代になった時に、世界は、この地球はどうなっていくのでしょうか?ある週刊誌によると、2020年には地球上で、水を求めての戦争が始まる可能性が高いらしいのですが、あながちウソだとも言えないところが恐ろしい。そこで、「どうしたらいいだろう?」ということになりますが、正直言って私には手に余るぐらい大きな問題です。しかし、そんなことも言っていられない。まず身近なところから始めたいと思います。資源や緑を大切にすること、物を大切にすること、そんな些細なことしかできないけれど、この地球を次の世代に受け継いでいくためにも、まず自分がそれを率先し示していかなければいけないと思っています。
磯貝純子(池袋スクール・プライマリークラス、壮君(年中)のお母さん)



編集後記
 日本は1970年代に「情報化社会」となり、1990年代は「高度情報社会」になろうとしています。「化」のかわりに「高度」が頭につきました。この差は、私たちの想像を超えたもので、SF小説の中の話がどんどん現実のものとなっています。しかし、どんなに情報社会が高度に発達し生活が便利になろうと、第一次産業(農耕、林業、水産)や第二次産業(工業)が、この社会から消滅してしまうということではないのです。つまり、人間の営みの中には、変化していくものも多いけれど、変化しないものもあるということです。その点をよく見極めないと、文字通り「情報の洪水」に押し流されてしまい、自分の進むべき方向を見失ってしまうことになります。だから、私たちは、本当に必要な情報を自分自身の手で獲得しなければならないのです。情報の袋小路に自分で自分を追い込まないためにも。
 



1996/05/01 1996年5月号(Vol.18)Let’s play catch! キャッチボールやってますか?





ここでは、ニッセイトが毎月発行しているニッセイト・ニュースを掲載しています。
(内容的には、ニッセイトに在籍する生徒、及び保護者の方を対象としていますので、予めご了承ください。)

1996年5月号 (Vol.18)
Let’s play catch!

キャッチボールやってますか?
 ニッセイトでは、今年度よりENGLISH CATCH BALL(英語でキャッチボール)を導入しました。もう始めていますか?今回、このようなネーミングにしたのは、「家族みんなで楽しめるものにしたい」という思いからです。家庭学習や宿題などとあまり堅苦しく考えず、とにかく始める、そして、そこに楽しさを見い出して(創造して)ください。今月号では、ENGLISH CATCH BALL導入のキッカケについて、また、その効果的な利用法などを再確認してみたいと思います。

その1. 英語は使わない限り、話せるようにならない。
 子ども達は教室で、また、家庭でのテープ学習を通して、たくさんの表現を覚えるよう努力しています。私たちも、中学、高校、あるいは大学と少なからず英語の勉強に時間を費やしてきました。しかし、知識としてはありながらも、いざとなると使えない、という思いを多くの人がしていることでしょう。これはクルマの運転と似ています。学科の授業で自動車の構造や操縦方法を学んだり、交通ルールを覚えただけでは、クルマを運転できるようにはなりません。自分でハンドルを握って、アクセルを吹かし、ブレーキを踏んでみる、そうやって初めて、運転のカンが養われていくのです。最初は、当然ながら思ったようにうまくはいきません。ハンドルをきり損ねたり、どこかに接触したり、と危ない思いを繰り返しながら、徐々に上達していくのです。そして、何度も何度も練習を積み重ねるうちに、いつの間にか、クルマを道具として使いこなせる位の技術と知識がそなわっているものです。何かを習得する時には、よほどの天才か持って生まれた才能がある場合は別として、同じ様なプロセスを踏む必要があります。英語をある程度使えるようになるためには、実際、多くの時間とエネルギー、そして、それを使える“場”が必要不可欠なのです。

その2. 家庭には、生活手段として言葉を使う必然性がある。

 教室で練習することの多くは、仮想体験です。Wake up!という表現を覚えても、授業中、居眠りをしている子どもを起こす時などを除き、教室内ではリアリティを持たないものです。しかし、家庭には生きた環境、現実感に満ちたシチュエーションがあります。朝起きてから、夜寝るまで、言葉の練習に必要かつ十分な生活空間があります。絶好の学習環境なのです。その環境の中で、私たちが望むことは、お母さんやお父さんに先生の役割を担って欲しいというものではありません。間違いを正すのではなく、皆で楽しみながら、英語を使ってみる、声に出してみる、ということです。発音や文法などもあまり意識しなくていいのです。もし、英語が不得意だったり、自信がなければ、子どもから教わればいいのです。

その3. 英語学習の必要性は、子ども達だけに限ったことではない。

 ニッセイトにお子さんを通わせてくださっているご父母の中には、自分が英語が苦手で苦労したため、子どもには同じ様な思いをさせたくない、という方もいるのではないでしょうか。それは、親としてごく当り前の感情だと思いますが、英語が必要だということは、何も子ども達に限ったことではありません。将来、お子さんが、世界に翔たいて行くということは、その家族にとっても英語が必要な道具となることを意味します。少しずつでも、今から始めてください。子どもと一緒に学ぶという親の姿勢は、必ず子どもに良い影響を与えます。子どもに教えてもらう所も出てくるかもしれません。そんな時は、素直に教えてもらってください。親子で一緒になって学習するものが、ひとつくらいあっても良いのではないでしょうか。


ENGLISH CATCH BALL学習のポイント

①遊び感覚で始めましょう。
②継続のための工夫をしましょう。
 先にも述べましたが、これを家庭学習という位置付けで捉えないで欲しいと思います。何か新しいゲームのような感覚でやってみてください。そう、自分達でクリエイトするゲームなのです。最初は的外れなブロークンでもいいのです。投げたボールがとんでもない方向に飛んでいってしまったり、返ってこなかったり、ということもあるでしょう。しかし、心配する必要はありません。工夫しながら続けているうちに、だんだん長くキャッチボールができるようになります。そして、何か疑問が出てきたり、不安になったりしたら、すぐにニッセイトのスタッフに相談してください。
 今回は、IN THE MORNING(朝の表現)を配布しましたが、今後、様子をみながらIN THE AFTERNOON(午後の表現)IN THE EVENING(夕方の表現) ON HOLIDAYS(休日の表現)などシリーズ化していく予定です。お楽しみに!
 今後、皆さんのENGLISH CATCH BALLの奮闘記を掲載したいと思います。うまくいっているケース、失敗したケース、新しいアイデア、などなど広く募集しますので、奮ってご参加ください。下記、N.N.編集部まで、お便りお待ちしております。


今月のへぇー (新コラム)

テーブルクロスは汚すもの?!
 中国のレストランでのお話し。周りを見渡すと、みんなテーブルが汚い。よほど箸の使い方が下手なのか、テーブルマナーを知らない人たちかと思いきや、中国では、テーブルクロスを汚すほど料理が美味しいという表現なのだそうです。へぇー。


環境まいと~く

ラップフィルムに頼り過ぎていませんか?
 以前、冷蔵庫の整理法をご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?実行されている人も、これから実行してみようかなと思っている人も、もう一度、冷蔵庫の中をチェックしてみてください。残り物の保存などにラップフィルムを使っているのではないでしょうか?私も、ついつい重宝がって使っていましたが、このラップフィルム、調べてみるとなかなかのクセものなのです。石油資源とエネルギーを大量に消費し、また、使い終わったものは、生分解することなく厄介なゴミに変身してしまいます。そして、空気を通さない利点が強調される塩化ビニデリンのラップですが、発ガン性の疑いがある添加剤が含まれていて、包んだ食材に溶け出す恐れや、もし、燃やした場合は塩酸ガスを発生する危険があるというオマケ付です。やはり、便利な物には表の顔と裏の顔があるようです。そこで、私も最近になって冷蔵庫の保存用には、使わなくなった子どものお弁当箱やビン詰めの空ビンを使っています。また、冷凍庫の保存用にはポリエチレン製で無添加のラップを必要最低限使うようにしています。「発想の転換と工夫」が人間に残された最高の資源なのかもしれません。
池袋スクール・コーディネーター 藤井英世


オーストラリア大自然体験教室

参加申込受付中
ニッセイトでは、この夏、オーストラリアのブリスベーンにある公立学校の協力を得まして、現地の子供たちとの交流を中心とした大自然教室を実施します。学校での授業体験、また、乗馬やラクダ乗り、カヌーといったアウトドア・アクティビティーを思いっきり楽しみます。お子様の感性豊かな時期に、是非、体験させてあげてください。詳しい資料を用意していますので、ご関心のある方は、各スクールまでお問い合わせください。



編集後記
現代社会では、当り前と思われることが、ないがしろにされることも多々あるものです。こんなに複雑な社会システムの中だから、理由(言い訳)を探せば山ほど出てくる。と否定的な見方になりがちですが、今一度、身の周りの「当り前」に気を向けてみませんか。自分の生活を工夫すれば自然環境は守れる、自分から心を開けば相手も心を開く、理にかなった方法で学習すれば力はつく、などなど「当り前」はいっぱいあります。要するに、私たちに「その気」があるかどうかがポイントなのではないでしょうか。
 



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