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1997/07/01 1997年7月号(Vol.31)親子で楽しむ英語の絵本! お勧めの一冊


 

親子で楽しむ英語の絵本! お勧めの一冊

 

 お子さんが幼い場合、日本語の絵本を読んであげることを日課にしている方も多いと思 いますが、時には、英語の絵本を親子で楽しんでみませんか。今月号ではお勧め の一冊をご紹介します。


想像力をフル回転

 

 子供はみんな絵本が大好きです。文章が少しくらい難しくても、絵が内容理解の手助けをしてくれます。そして、より深い理解を得ようと、想像力をフル回転させ、一生懸命にイメージの世界を膨らませます。これが、感性や創造性を磨くのに大いに役立つのです。絵本は、ビデオやテレビの一方通行の情報提供と違い、「間」の活用が自由自在。読み手次第で、必要なだけ「間」を持つことができるのです。一緒に笑ったり、驚いたり、また「どうしてかな?」「どうなっちゃうのかな?」と思考する時間があるからこそ、子供は自分で自分のイメージ世界を拡張できるのです。これは、非常に有効な親子間のコミュニケーション学習の場になります。1ページ、1ページを味わいながら、親子で、嬉しさ、悲しさ、怒り、いろいろなハラハラ、ドキドキを共有してください。とにかく一緒に楽しむことが大切です。この共有体験は、子供たちにとって心の栄養になり、また、同時に思考力や感受性を『自然に育てる』結果になることでしょう。


 

英語の絵本にチャレンジ

 

 英語の絵本には、時々、見慣れない単語などが出てきて、ちょっとまごつくところがあるかもしれません。でも、それはそれで、自分の勉強にもなるはずです。中にはテープ付きのものもありますが、お母さんやお父さんの生の声が一番です。肉声には、機械音とは違った安心感が生まれるからです。多少の発音問題などあまり気にせず、一緒に学習するつもりで取り組んで欲しいと思います。良い絵本は、何度読んでも飽きないものです。また、読んでいくうちに味わいも深まります。お子さんが高学年の場合は、ページ毎に読みあっても良いでしょう。分からない単語は見栄を張らずに(?)一緒に辞書で調べたりするのも楽しい作業です。ポイントは、声にすることです。そして、湧き起こる様々な感情のシェアリング(共有)をすることです。今回は、年齢に合ったお勧めの一冊を紹介します。対象学年は大まかな目安です。


 

お勧めの一冊

 

幼児

 

THE VERY HUNGRY CATERPILLAR (Eric Carle/ Picture Puffins出版 1330円) おなかをすかせた青虫が、月曜から毎日いろいろな食べ物を食べて大きくなります。各ページの穴にひもを通して、青虫になったつもりで読んでみましょう。

 

小学生低学年

 

Spot’s Walk in the Woods (Erick Hill/ Picture Puffins 出版 1680円) 小犬のスポットが森の中へ散歩に行きます。途中に橋があったり、動物に出会ったりします。キーワードが小さなflap(覆い)で隠され、そのflap上には、単語の絵が描かれ ています。そのflap上の絵をお子さんが読むようにしても楽しいでしょう。

 

小学生中学年

 

FROGGY GETS DRESSED (Jonathan London and Frank Remkiewicz/ Picture Puffins出版 1110円) カエルのフロッギーは、雪の中へ飛び出します。でもフロッギーが外に出るたびに、着るものを忘れて、お母さんから呼び戻されます。”FRRROOGGYY, did you forget to put something on?”服を着る時の音と、反復する文章がとても愉快です。

 

小学生高学年

 

DAYS WITH FROG AND TOAD (Arnold Lobel/ Harper Trophy出版 910円 テープ付1580円) カエル君とヒキガエル君のお話。一冊に5話あります。ヒキガエル君は、面倒くさがりやで、部屋の中も散らかりほうだい。「明日やればいいさ」。でも、カエル君と話しているうちに、「明日のんびり過ごすには、今、やっておこうかな?」という気になってきます。

 

中学生

 

THE LITTLE HOUSE (Virginia Lee Burton/ Sandpiper Houghton Mifflin Books出版 1100円 テープ付き1580円) はじめは静かな環境にあった小さなおうち。でも、まわりに道ができたり、ビルが建っていきます。ある女の子がビルに囲まれたその家を見つけて、お父さんにねだります。あの小さなおうちを、花や木のある丘の上に移動させて欲しいって。

 

高校生

 

The Giving Tree (Shel SilverStein/ Haper & Row出版 2840円) 少年と大きな木の愛情物語。木は、少年が小さい頃、遊び相手になってくれ、お金が欲しくなるとりんごの実を差し出し、家が欲しいと、木の幹を差し出してくれました。そして、年老いた少年に最後に差し出したものは…。

 

*上記金額は1997年6月現在の本体価格です。消費税は含まれていません。
*上記絵本は、ニッセイトでもお申し込みいただけます。

 


 

Day Trip さくらんぼ狩り ツアー日記

 

 6月14日(土)、総勢35名が山梨県甲府にさくらんぼ狩りに参加しました。梅雨の合間の好天に恵まれ、意気揚々のスタート。ところが、好天気が裏目に出て、中央高速は大渋滞。トイレ待ち1時間?冗談じゃないよ~! でも、バスの中は、BINGOの歌や、ゲームで盛り上がりました。また、DAY TRIP ENGLISH CARD(英語の質問文や簡単な表現を集めたカードで、適切な状況の中で使うと、先生からスタンプがもらえる)のスタンプ集めでは、出発1時間足らずでスタンプを集めきってしまったお友達もいて、先生たちを驚かせました。
さて、予定よりだいぶ遅れてのさくらんぼ園到着。鈴なりのさくらんぼには、それまでの疲れを忘れさせるものがありました。木によじ登る子供たち、お父さんや先生に肩車してもらう子供たち、大人も子供も食べ競っていました(?)。今回、バスの中での時間が長かったこともあってか、多くの子供たちがDAY TRIP ENGLISHを制覇して商品を手にしました。Congratulations!  来年もまた、楽しみにしていてください。


 

連載特集
ガンバレ達也君、沙耶ちゃん!

 

 6月13日から、アメリカは早くも夏休みが始まりました。達也と沙耶も、こちらの学校に来て2ヶ月です。月~金は現地校、土曜は日本語補習校と結構忙しい生活でした。補習校では、普段のストレスを解消しているようで、2人とも毎週楽しみにしています。特に沙耶は、「週1日がアメリカの学校で、補習校が5日ならいいのに」と言っていて、それを聞く親としては胸がチクッと痛みます。この夏休みには、沙耶待望の補習校10日間集中授業が始まりました。授業のスピードは、日本の6倍で進みます。算数は、現地の学校でも教わっているのでどうにかなりますが、国語や社会はかなり厳しい状態です。特に滞米年数が長くなるほど、漢字能力は落ちていくようで、家庭での”気合い”が勝負になってきます。
アメリカ人の子供たちは、2ヶ月半もある長い夏休みを、サマースクールやサマーキャンプに参加したりして過ごします。大きい子になると、泊まりがけのキャンプもたくさんあります。達也と沙耶も行く予定になっているので、詳しい話は次号で。ちなみに、アメリカは夏休みが年度末なので、宿題は全くありません。我が家は、コミュニティーで持っているプールとテニスコートが付いているので、暑くなってからは、子供たちは毎日泳いでいて、2人とも真っ黒です。車の送り迎えばかりで、ほとんど歩くことがない子供たちにとって、水泳は良い体力作りになります。皆さんも良い夏休みをお過ごしください。

 

1997年6月 平野悦子


 

今月のへぇー

 

「ゴミ持ち帰りツアー」がトレンディー
インド洋に浮かぶモルディブ共和国は、今や人気の観光地。しかし、年々増える観光客に伴い、ゴミの処理問題が深刻化してきました。そこで、ドイツの航空会社が始めた「ゴミ持ち帰りツアー」。到着するとポリ袋が配布され、滞在中に自分たちが出したゴミは、空き缶やたばこの吸い殻に至るまで、この袋に入れて母国へ持ち帰るんですって。へぇー。


 

編集後記

 

 You can’t judge a book by its cover. (本の内容は、その装丁からはわからない)
皆さんは、本や絵本を買う時に、どのように選びますか。ついつい、タイトルや表紙につられて買い、思わぬ失敗をしたことはありませんか。その逆もあるでしょう。本屋の片隅に目立たなく置かれてある一冊。でも、勧められて読んでみるととても貴重な一冊、ということもあります。このことわざは、「人は見かけによらない」ということを示唆しています。見かけだけで物事や人物の判断をすることは、その人の視野を狭め思わぬ失敗を招いてしまいます。表面的な特徴にとらわれて、大切な中身を見逃さないようにしたいものです。


新たなコラム「読者の広場」を設けます。このコラムは皆さまの投稿で構成されます。お気軽にご参加ください。
①質問コーナー
英語の学習法、家庭学習について、英語の質問、なんでも結構です。皆さんの素朴な質問、珍問、奇問(?)にお答えします。
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お子さんを通しての発見、面白い出来事、驚き、感動、などなど家庭でのエピソードをお寄せ下さい(400字以内)。なお、編集の都合上、趣旨を変えずに原稿を削ったり直したりすることがあります。
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1997/06/01 1997年6月号(Vol.30)言葉は、心の反映です


 

言葉は、心の反映です

 

 言葉は、コミュニケーション活動において大切な道具です。時に言葉は、武器のように人を傷つけ、時に、枯れた大地に降り注ぐ雨のように心に潤いを与えてくれます。今月号は、私たちが日頃使っている言葉に視点をあててみました。


言葉とゆとり

 

 先日、ある商店街を歩いていたところ、おもちゃ屋の前で4才くらいの男の子がグズッていました。おもちゃをお母さんにねだっていたようです。お母さんは大きなショッピングバッグを手に、また赤ちゃんも抱えていました。

男の子:ねぇ、買って、買って!
母  :おもちゃ、一杯持っているでしょう。
男の子:でも、○○○が欲しい!
母  :もう、おいていくわよ!
男の子:ウァー!(泣き始める)
母  :勝手にそこで泣いてなさい!
男の子:(座り込んで)ウァー!
お母さんが恐い顔をして子どもに近寄っていく。
男の子は反射的に体を縮ませる。
母  :いいかげんにしなさい!(パシィ!)
男の子の頬を思いっきり平手打ち・・・・・

お子さんがいらっしゃる方は、少なからず似たような経験があるかもしれません。大切なのは、その後のフォローをどうするかではないでしょうか。心にゆとりがあれば、その後しっかり抱きしめてあげたり、お母さんの優しい笑顔で安心させてあげられるかもしれません。でも、ゆとりがないと、そのまま気まずい感情がお互いに尾をひくことがあります。その場合、子供にとっては深刻で、深い恐怖、悲しさを心に積み重ねていってしまいかねません。また、暴力による叱責は、事の是非よりも子供に力への服従を教えるような危険性を兼ね備えています。ここで言う暴力は、言葉の暴力も含みます。上記の例でのお母さんは、子供が一時的な衝動でおもちゃを欲しがっていることを既に心得ているのだと思います。欲しがる度に買って与えていたら、それこそきりがありませんから。でも、見ていて心が痛んだのは、言葉のやり取りの中にストレス的なものが感じられたからだと思います。余裕があれば、子供の気を紛らすためにひと工夫したり、何か約束事をしてそのご褒美に買ってあげることにすることもできるでしょう。


 

親の口癖

 

 『子どもを追いつめるお母さんの口癖』(青樹社出版)の中で著者金盛浦子先生は、お母さんの日頃の口癖になりそうな言葉を列挙して、その陰に潜む危険性を警告しています。いくつかご紹介しましょう。
・早くしなさい。
・そんな子は大嫌い。
・置いてっちゃうよ。
・お兄(姉)ちゃんでしょ。
・そのくらい、どうしてできないの?
・あなたのためを思って言ってるのよ。
・お父さんに怒ってもらいますからね。
・ウチには、そんなお金ないの。貧乏なんだから。
・子どものくせに口答えするんじゃない。
・お父さんとお母さんとどっちが好き?
・いつから不良になっちゃったの。
・そんなことじゃお父さんみたいになっちゃうわよ。
・あんな友達と付き合ってはダメ。
思い当たる口癖、ありませんでしたか。金盛先生は、これらを使うことがいけないとは言っていません。使った場合でも「ああ、失敗だったな」と思う余裕さえあれば悪い結果の積み重ねにはならない、と述べています。また、「少しばかり手荒い言葉でも心地よいコミュニケーションとして心の栄養にできるときさえある。そうした差を生むのは、言葉の背景にあるお母さんの気持ちや精神状態だということをお忘れなく。言葉とは、言葉の意味ではなくて、気持ち、心を伝えてしまうもの。誰かを傷つける言葉は、ほかならぬ自分をも傷つけてしまう。傷ついた心はさらに他の心を傷つけてしまいがち」と言及しています。案外私たちは、子供の頃に自分が言われて嫌だった言葉を忘れてしまい、ふと気づくと他人に対して発していたりするものです。金盛先生の言葉を借りれば、そんな時に、自分への気づきがあるかどうかが大切ということでしょう。感情や見栄、また世間体を意識して放たれた言葉は、人の心には響かないものです。それどころか反発心をあおるだけではないでしょうか。一度、お子さんに、自分の口癖や嫌いな言葉にどんなものがあるのか聞いてみてはどうでしょう。


 

心と技術のバランス

 

 今日、多くの人が忙しさに身を置いています。「忙しくない」という人のほうが希かもしれません。ただ、「忙しい」ということと「心の余裕」は別問題のようです。忙しくしている人でも人の話をゆっくり聞いてあげられる人はいます。逆にどんなに時間的余裕のある人でも、人の話を聞くことのできない人もいます。「余裕」とは、時間の長さというより質的なものなのでしょう。でも、自分が誰かにしっかり聞いてもらえていないと、他者に対してもなかなか聞いてあげられないものです。育児が中心となる主婦の場合、孤独が故での大変さがストレスの一因になります。そういう意味では、ご主人の理解と協力が欠かせません。豊かなコミュニケーション活動は豊かな心から、そして豊かな心は家庭から育まれるものだと思います。人生の喜怒哀楽をどう分かち合い、どう乗り越えていくのかが心の成長となっていくのではないでしょうか。どんなに英語の知識や技術があっても、心が育っていないと豊かなコミュニケーションは生まれません。ここに、心と技術のバランスの大切さがあります。失敗を繰り返しながらでも、少しずつコミュニケーション上手になっていきたいものです。


 

今月のへぇー

 

 海外に行って言葉が分からなくてもジェスチャーでどうにかなる、と豪語(?)する人もいますが、同じジェスチャーでも、全く意味の異なるものもあります。
例えば、親指と人差し指で○をつくる。日本ではお金を意味しますが、アメリカなどでは、OKのこと。日本で、「こっちに来て」のジェスチャーは、アメリカなどでは、Go away!(あっちに行け)の意味。知らないと、とんでもないことが起こるかもしれません。へぇー。


 

連載特集
ガンバレ達也君、沙耶ちゃん!

 

 いよいよ通学が始まりました。達也のミドルスクールは、日本の中学校と一緒で、教科ごとに先生も変わります。そして、教室も移動します(日本の大学のよう)。数学・美術・体育は、レギュラーのクラスでアメリカ人の子供達と同じに授業を受けています。国語(英語)・理科・社会は、E.S.L.クラスといって、英語を母国語としない子供達のクラスでの授業になります。達也のクラスにも、メキシコ人、デンマーク人、中国人などいろいろな国の子がいます。幸いにも日本人の子も1人いました。その子は、もう2年ここにいてかなりの会話力なのですが、それでもE.S.L.クラスなのです。E.S.L.から卒業するのはかなり至難の技のようです。彼がいてくれたおかげで、わからない事は何でも日本語で聞くことができ、最初からわりとスムーズに通学してくれました。授業を理解するのは、とても大変そうですが、1ヶ月たった今は、デンマーク人の子と片言の英語で会話したり、中国人と漢字で筆談したりして、それなりにエンジョイしているようです。
沙耶の方はキンダーなので、勉強は少しで、あとは日本の幼稚園と同じく、絵を描いたり、工作したりの遊びが多いため、親としても心配が少ないです。宿題の読書は、親子で大変ですが、私にとっても勉強になっています。沙耶のクラスにも、1人だけ日本人の子(永住の方)がいたので、こちらがあっけにとられるぐらい、初日はスーっと仲間に入っていったのですが、3日目からその子が1週間旅行に出かけて欠席だったため、「何、言ってるかわからないから、つまらない」とか言ってぐずりだしました。そこで、その日から私も一緒に教室にいるようにしました。その子が戻ってきても、朝送って行くと、「帰らないで」と言う日が続き、2週間くらいは付いていました。1ヶ月たった今は、普通に通学しています。毎日2~3個ずつではありますが、新しい単語も覚えて帰ってくるようになり、少しホッとしているところです。沙耶のクラスにもいろいろな人種の子達がいて、ここは、まさに“アメリカ合衆国”です。
1997年5月 平野悦子


 

編集後記

 

He who hurts another hurts himself. (他人を傷つけるものは、自分自身を傷つける)
古くからある英語の諺で、起源は聖書の黄金律にあります。もし私たちが誰かの気持ちを傷つけたり、誰かに害を与えたりしたら、それがはね返って同じように自分が扱われることを覚悟しなければいけないということです。今でも使われる諺は、やはりそこに人生の真髄があるように思います。逆の発想で考えれば、自分に言って欲しい、やって欲しいと思うことを人にしてあげることによって、やがては自分に返ってくるということでしょう。期待せず、自然にそうありたいものです。


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1997/05/01 1997年5月号(Vol.29)学習と体験のバランス


 

学習と体験のバランス

 

 前月号では、ニッセイトの目指すトータルバランス学習をカリキュラムの観点から紹介させて頂きました。今月号では、「学習と体験のバランス」をテーマに英語学習を見てみたいと思います。


もっとがんばりたい。

 

 ある生徒のお父さんからこんな話を聞きました。
「外国の人が多く集まるパーティーに中学生の娘を連れていったのです。娘は、多くの外国人に囲まれて圧倒されたようで、おとなしくポツリと座っていたのですが、そこへドイツ人の女性が英語で話し掛けて来たのです。娘は、緊張しているようでしたが、身ぶり、手振りを交えてその女性と会話ができたようです。このことがとても嬉しかったようで、その晩、私たち夫婦に、『私、英語を勉強してきて良かった。これからも、もっといろいろ話ができるようにがんばりたい。』と言ったのです。私たちが、今まで、英語は大切だからと言い聞かせて、英語を習わせたり、いろいろな機会を与えてきましたが、なかなか積極的になれませんでした。初めて、今回、意欲的になっています。」
そう語るお父さんの姿も嬉しそうで印象的でした。ドイツ人の方がこの生徒に話し掛けてくれたのは偶然だったかもしれません。しかし、この偶然が起きたのは、ご両親によってそれなりの環境創りがなされていたからでもあると思います。「この娘には、退屈かもしれない」と決め付け、連れて行くことをしていなかったら、こういったことも起こらなかったはずですから。


 

学習のエネルギー源

 

 この生徒の例にもある通り、英語学習では「言葉として使えた」といった感動はその後の学習にとって、とても大きなエネルギー源になります。ニッセイトでも、『会話クラス』そのものが「英語の体験」の場のひとつと考えていますが、外国人の先生に習っていてさえ、英語の勉強は単なる学習の延長で、なかなか「使っている」といった実感を持てないこともあります。レッスンの中では他の生徒がいたり、テキストがあったり、またあるパターンに沿って進んでいくため多少の安心感があるからです。ところが実際の必要に迫られた状況下では今までの蓄積こそが全てで、緊張感が高まります。そういう状況下でコミュニケートできた感動は一入なのでしょう。また、エネルギー源になるのは、喜びばかりでもありません。「言いたいことを伝えられなかった」といった悔しさや、「チンプンカンプンなことを言って笑われた」といった苦い体験も学習の大きな原動力になります。ニッセイトの海外ホームステイ、サマーキャンプ、デイトリップなどの様々なイベントは、生活の中で『言葉』を体験することをひとつの狙いとしています。これらの機会を通してコミュニケーションの醍醐味を少しでも味わい、今後のステップアップにしていって欲しいと願っています。


 

教育者の心掛け

 

 私たち大人は、体験を通して学習することの大切さを知っています。ですから子供たちにもそのことを伝えるために、時には口うるさく、時には強制的になったりもします。ただ、子供たちにしてみれば、親の干渉は「小言」や単なる「やらされ」にしか受け取られない時期もあったりします。しかし、学習の過程にある喜びや感動などが得られることによって、徐々にその学習の意義を見出していくことができるものです。一方、学習が単なる机上の勉強だけに終始し、体験することがなければ、学習本来の意義を見出すことはおろか、本人の自主的学習はなかなか生まれてこないのではないでしょうか。といって、体験ばかりでも方手落ちです。学習があるから体験が活き、また、体験があるからこそ学習に意欲が出るのです。そして相乗効果を生むことができるのです。学習と体験とのバランスの大切さは、ここにあります。
最近では、家族で海外旅行などに出かけることも少しずつ増えてきているようです。これは、英語学習者にとって絶好のチャンスです。子どもに何か英語で用を足す役割を与えるとか、旅行をしている他国の家族に話し掛けてみるといったことができるといいですね。チャンスは身近にもあるはずです。大切なのは私たち教育者(講師、保護者等)が子供たちをしっかり観察し、意識的にタイミング良く『場』を与え、時に冒険に対してポンと背中を叩いて押し出してあげるような心掛けが必要に思います。


 

 EASTER CLASS

 

 4月14日~18日、ニッセイトではイースタークラスを設けました。各クラスではそれぞれの生徒が、EASTER EGGS 作りを試みました。昨年度は、ゆで卵にデコレートしましたが、「保存できればいいのに」といった声に保護者の方からアイディアを頂き、今回は、こけし屋さんにお願いして特別に木製の卵とその台を作って頂きました。それぞれ年齢に応じた味わいのある、素晴らしい EASTER EGGS が勢揃いしました。現在各スクールで展示中です。5月にはEASTER EGGSのコンテストを投票によって行います。


 

ホーム・エピソード

 

 以前、航空公園へ遊びに出かけた夜でした。だんだん息子の元気がなくなり、ついに頭が痛いと泣き出してしまいました。夜間救急病院へ急いだのは言うまでもありません。そして、若い内科医の診察。息子を見て「ウーン、頭を撮ってみましょう。」息子は、「頭を取っちゃうの?」とますます泣き出してしまい、その夜は本当にNightmare(悪夢)でした。その息子も翌日はケロリと元気になっていました。頭部CT撮影を首から上を切り取ってしまうのかと思ったようです。我が家のちょっと笑えるエピソードでした。

 

川越スクール 蔦清秀の母


 

 今月のへぇー!

 

 お子さんが風邪をひいて熱を出したらどうされますか?日本では、布団にくるまり発汗によって熱を下げさせようとするのが一般的ではないでしょうか。でも国が変われば治療法も異なるようです。フィンランドでは、服を着せないで外の冷たい風に当たらせ、熱を下げさせるのだそうです。へぇー!


 

連載特集
ガンバレ達也君、沙耶ちゃん!

 

 3月26日、私達親子を乗せた飛行機は成田を飛びたち約9時間でサンフランシスコ空港に無事着陸しました。これから数年間ここで暮すのかと思うと身がひきしまる様な気がしました。そして迎えに来ていた主人の車に乗り、10分程でサンマテオ市の我が家に到着しました。
4月1日、School Distric(日本の教育委員会のような所)に面接を受ける為に子供たちを連れて行きました。達也は算数や国語の筆記テスト、英語による会話のテストをされ、Grade 7th(中1)に編入できる事になりました。カリフォルニア州では、就学年齢の基準が12月で分かれている為、1月生まれの沙耶は、Kinder(小学校の中に義務教育として1年間のキンダーが付いている)に入る事になりました。入学する学校は、達也が Abbott Mid School、沙耶が Highlands School という所です。
でも、ここで問題がひとつ。日本よりアメリカの方が義務づけられている予防接種の回数が多い為、二人ともそれを終わらせなくては登校できません。でも保健所が混んでいてその予約がとれたのが4月9日。もうすっかり時差も取れ、子供達も早く学校へ行きたがっているのに…。そして首を長くして待ったその日がやって来ました。保健所でドクターから説明を受けて私はビックリ! MMRや肝炎など4本の注射とポリオのワクチンを受けなければならないのです。日本なら接種と接種の間を1カ月あけなくてはいけないと言われるのに…。以前オランダでも2種の注射を一遍に打たれたのですが、その時と同様に「こんなに一遍にして大丈夫なんですか?」と聞いても、返ってくるのは「No Problem!」。これが終わらないと登校できないので渋々承諾のサインをしました。ドクターは微笑みを浮かべ「I’m sorry.」と言いながら、ブスッブスッと続けて4本の注射を終えました。泣きもせず、4種の注射を打たれても熱を出さなかった丈夫な我が子に感謝!そして明日から学校、さあ頑張りましょう。

 

1997年4月 平野悦子


 

編集後記

 

 英語の諺に You can lead a horse to water, but you cannot make him drink. というのがあります。「馬を水のある所まで連れて行くことができても、馬に無理やりその水を飲ませることはできないよ。」ということです。学習者に一生懸命教えようとしても学習者がその水を飲みたいと思わなければ、ただの水浴びに終わってしまいます。その水を飲みたくさせるような作戦と、飲みたがっているタイミングを見逃さないことがとても大切なのではないでしょうか。


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1997/04/01 1997年4月号(Vol.28)ニッセイトの目指すトータルバランスって何?


 

ニッセイトの目指す

トータルバランスって何?

 

  児童英語教育には何が大切なのでしょうか?創立より24年間ニッセイトが取り組んできた問題です。様々な試行錯誤を繰り返す中で得た結論は、「学習のトータルバランスこそが最も大切である」ということです。今月号は、ニッセイトのトータルバランスの根幹をなすカリキュラムがどんな経過を経て現在に至ったのかをご紹介します。


使える英語を目指して

 

 ニッセイトの設立は1973年です。1970年に大阪で万国博覧会が開催され、多くの外国人が日本を訪れ、国際化が非常に身近に感じられるようになりました。一方、義務教育にまでなっていた英語は、「通じない」「話せない」という事実に直面し、危機感を募らせました。ニッセイトの誕生の理由もここにあります。これからの世代を担う子供たちが、英語の楽しさ、使える喜びを体感し、国際社会に翔たいていって欲しいとの願いからです。


 

英語での授業

 

 設立当初、講師陣は全て日本人でした。授業は極力英語で進め、楽しい英語、実用的な英語の授業を目指していました。日本人講師ですと発音問題を危惧する声もありますが、この点はテープ学習でカバーできます。また、先生が日本人ということで安心感もあり、精神面や技術面においても行き届いた指導ができることも利点です。This is a pen. からではなく、Hello, how are you? から始まる英語で、いろいろなゲームを通して遊び感覚から英語を導入していきました。


 

メンタルブロック

 

 ただし、実践の場も必要です。そこでサマー・キャンプが企画されました。カウンセラーに外国人を招き、子供たちが生活の中で英語を体験するものです。当時、日常生活で外国人を見かけることも希で、キャンプに参加する子供たちは目を輝かせました。また、大きな体をした外国人をまるで怪物を見るかのように眺める子や、クラスでは優秀な生徒も実際に外国人を目の前にすると、尻込みしてしまう子もいました。”What’s your name?”の簡単な質問にも、近くの友達に「名前かな?」などと尋ね、答えに詰まってしまう姿も見られました。これは、いわゆるメンタルブロック現象です。英語や外国人に対して、無意識のうちに壁ができてしまうのです。


 

もっと実践の場を

 

 そこで今度は、実践の場を増やすために、外国人の定期的なスクール訪問、日本人講師とのペア・ティーチングを試みました。しかし、外国人講師のスクール訪問では、毎回、表面的な会話レッスンだけに終始してしまう傾向にあったり、また、ペア・ティーチングでは、子供たちは日本人講師に頼り過ぎ、生徒と外国人講師との直の信頼関係が築きにくいことが分かってきました。そうして生まれたのが、外国人講師が授業を全面的に担当する現在の「会話クラス」です。そして、外国人講師と生徒、父母との言葉の問題を解決するために、その橋渡し役としてコーディネーターを設けました。クラスでは特に年齢の低い子ほど順応が早く、とても自然に外国人講師に接する姿勢は頼もしさを感じさせてくれます。先生の英語による指示にも素早く反応でき、メンタルブロック的な面を感じさせません。また、学習歴と共に自分を英語で表現することも少しずつできるようになってきます。


落とし穴?
小学校時代とても英語が好きになり、自信を持って中学に進んだ子供たちにも落とし穴(?)がありました。日本語でも難解な文法用語で英語を説明され、英語が厄介なクイズになってしまうのです。ピリオドひとつで減点、正解はひとつ。テストで点数が取れなくなると、自信を失い、英語そのものが嫌いになってしまうケースです。


 

総合英語クラスの充実

 

 中学以降も子供たちには、英語に自信を持ち、好きであり続けて欲しいと思います。そのためには、学校での授業にも余裕が必要です。「わかる楽しさ」「できる楽しさ」が必要なのです。ニッセイトでは会話クラスで英語の音声に慣れてきた生徒に、日本人講師が担当する「総合英語クラス」を「会話クラス」とは別に案内しています。初期の段階では、フォニックス学習を通して文字と音の関係を学び、絵本などでたくさんの文章に触れ、徐々に文の組み立てといった文法的な学習を進めています。そして、中学生以降は文法力も強化していきます。


 

ニッセイトのカリキュラム 

 

 外国人講師、日本人講師のそれぞれの持ち味、得意分野を活かし、その導入の最適な時期を考慮して、現在のカリキュラムが出来上がりました。英語には、「聞く」「話す」「読む」「書く」の四技能があります。これらは、どれも英語を使ったコミュニケーション活動には欠かせません。ニッセイトは、これらをバランス良く学習していくことが大切と考えています。そして、「会話クラス」、「総合英語クラス」は、ニッセイトの目指すバランス学習の大切な根幹なのです。


 

今月号より連載

 

がんばれ沙耶ちゃん、達也君!

 

 ニッセイト川越スクールに通っていた平野達也君(中1)、沙耶ちゃん(小1)が、お父さんの転勤でアメリカに転居することになりました。二人は、日本人学校ではなく、現地学校に通うそうです。今月号より、お母さんのご協力を頂き、二人の奮闘ぶりをニッセイト・ニュースでご紹介します。
いよいよ出発
いよいよアメリカへの出発の日が近づいてきました。昨年の4月、約5年間の予定で主人のサンフランシスコ赴任が決まり、私たちの一番の心配は、子供たちの教育のことでした。兄、達也は、小学校6年生。日本にいても大変な時期なのに、アメリカの現地校でいきなり全て英語の授業で本当にやっていけるのだろうか、といったことです。 特に達也の場合、2歳半から5歳半までをオランダ、ロッテルダムの幼稚園で過ごし、その時に苦労した記憶が残っているようでした。転勤と聞いて、案の定、拒絶反応を示しました。私たちも、最初は、主人の単身赴任を考えましたが、期間も長く、多感な時期を父親無しで過ごすのは良くないと考え、思案を巡らせました。そして、家族の話し合いで出た結論が、一年間、母子は日本に残り、達也の小学校卒業、沙耶の幼稚園卒園を区切りに渡米しようということになりました。そして、いよいよその日が迫っています。  達也の場合、ニッセイトで6年間、沙耶の場合1年間ではありましたが、先生から教えていただいたことを基盤に、アメリカの学校でそれぞれ頑張ってくれることを願っています。まだまだ不安はたくさんありますが、前向きに考え、楽しいアメリカ生活を送りたいと思います。

 

1997年3月      平野悦子

 


■おことわり
ご好評を頂いておりました「環境まいとーく」は、ひとまず終了とさせて頂きます。今月号より「がんばれ沙耶ちゃん、達也君!」を連載致します。


 

編集後記

 

英語のことわざに、” All work and no play makes Jack a dull boy. “があります。直訳すると、「勉強や仕事ばかりで遊びが無いと鈍い子になってしまいますよ」ということです。勉強と遊びにもバランス感覚が必要ということでしょう。最近、とてもハードなスケジュールをこなしている子供たちも多いようです。10時過ぎにランドセルを背負った塾帰りの子供たちを見かけることがあります。どこかで思い切り遊ぶ時間も持っていて欲しいなと思います。ニッセイトに通う生徒の中には、ニッセイトを息抜きの場にしている子も少なくないようです(?!)。


新たなコラム「読者の広場」を設けます。このコラムは皆さまの投稿で構成されます。お気軽にご参加ください。
①質問コーナー
英語の学習法、家庭学習について、英語の質問、なんでも結構です。皆さんの素朴な質問、珍問、奇問(?)にお答えします。
②ホーム・エピソード
お子さんを通しての発見、面白い出来事、驚き、感動、などなど家庭でのエピソードをお寄せ下さい(400字以内)。なお、編集の都合上、趣旨を変えずに原稿を削ったり直したりすることがあります。
■応募方法
・FAX 03-3989-2110
・E-mail staff@nissait.com
・郵送*宛先〒170東京都豊島区東池袋1-15-3 エスポ池袋3号館ビル7F
ニッセイト英語専門教室
N.N編集部「読者の広場」係


 


 

1997/03/01 1997年3月号(Vol.27)応援します、お母さんの英語 Brush Up!


 

応援します、
お母さんの英語 Brush Up!

 「いまさら英語を勉強するなんて・・・」と自分自身の可能性の芽を摘みとっていませんか?時間と可能性だけは私たち大人にも平等に与えられているものです。今年は、もう一歩進んで英語に取り組んでみましょうよ。やり方次第、意識の持ち方ひとつで楽しくなると思いますよ、お母さんの英語学習。


必要に迫られて始めるか、
今から始めるか?

今でもそうなのですが、これからの地球は、これまで以上に世界中の人々が、いろいろな局面で協力し合い、種々雑多な問題を解決しなくてはならない状況がやってきます。もちろん、その主人公は今の子ども達です。そのとき、子ども達だけではなく、家族の方も否応なくそういった環境に巻き込まれるのです。そうなってから必死になるのもひとつの手ですが、せっかく子どもが英語を学習しているという環境があるのですから、これを大いに活用してください。子どもと一緒に生涯学習のつもりで取り組んでみてはいかがでしょうか。その姿勢は、子どもたちに少なからず好ましい影響を及ぼすはずです。


 

お母さんの英語力UP大作戦!

頭で英語の学習の必要性を理解していても、切羽詰まった状況がないとなかなか行動に移せないという方も多いと思います。だから、効果的かつ継続的に学習するには、学習意欲をそそるような刺激剤が必要になります。何にでも効く万能の薬が無いように、英語学習の刺激剤にも万能薬はありません。それぞれの症状にあったものをタイミング良く服用してください。
●刺激剤例
・英検やTOEICを受験してみる
・カラオケで英語の歌を歌えるようにする
・オリジナルな海外旅行を計画する
・海外の人と手紙交換やEメール交換をする
・家庭でのEnglish Catch Ballを習慣化させる
・お友だちと英会話喫茶などに行ってみる
・海外からのホームステイの受け入れをする
などなど。


 

ニッセイトは応援します

ニッセイトは、お母さん方の英語学習を様々な方法で応援していきたいと思っています。昨年は、English Catch Ballを[In the morning][In the afternoon][In the evening]とシリーズ化したものをお配りしました。来年度は新たな表現も加え、小冊子風にまとめてお渡ししたいと考えています。是非、これからも、使える表現を増やしていき、キャッチボールを楽しんでください。また「こんな時はなんて言うんだろう」といった質問があれば、お気軽に担当講師、コーディネーターまで声を掛けてください。送り迎えをされていない場合は、お子さんにメモを持たせて頂いても結構です。
ニッセイトがお母さん方に英語学習を勧めるのは、単に将来の必要性だけからではありません。今、多くの子ども達がいろいろな習い事や学習塾に追われる日々を過ごしています。子どものためを思って始められたことも、知らず知らずのうちに親の期待が過大になり、子ども達を押しつぶしてしまうことも希ではありません。英語も「学習させている」という意識が働くと同じ結果をまねきます。コミュニケーション活動は、ともに実践してこそ成立するものです。だから、ENGLISH CATCH BALLも子どもに押し付けるのでなく、一緒に取り組んでいくことにこそ本来の意味があるのです。
昨年はお母さんのためのワークショップ(勉強会)を開き、予想以上の人数の方々に参加して頂きました。ご好評により今年度も開催を予定しています。できるだけ多くの方にご参加頂けるよう計画中です。ワークショップを通し自分の視野を広げることで、家庭内でのコミュニケーションをより活性化できるようにして欲しいと思います。


 

今月のへぇ~

シンガポールは緑豊かなとても清潔な国で、グリーン(クリーン)・シティとしても有名です。道路にごみが全く見当たらないのです。それもそのはず、政府で“キープ・シンガポール・クリーン”というキャンペーンを実施していて、タバコの吸い殻や空き缶など投げ捨てたりすれば、S$150~S$1,000(日本円にして9,000円から60,000円)の罰金だそうです。へぇ~。


 

環境まいとーく

ハウス栽培
以前は、夏にはトマト、きゅうりで喉を潤し、冬には白菜の甘みを味わうなど、春夏秋冬の移り変わりを舌で感じ取ることができました。しかし、今では、年間を通じて多くの野菜がハウス栽培によって生産されるようになり、「旬」を味わう機会が非常に少なくなりました。現在のハウス栽培は生産性を高めるために石油や電気などのエネルギーをふんだんに使用し、土壌中の生物を殺すために除草剤、殺菌剤、殺虫剤などを大量に散布し、また、種そのものも農薬、科学肥料で育成するように改良されています。そのため、旬独特の旨みや味がせず、栄養価も露地栽培に比べ低くなっています。ハウス栽培の攻勢は、私たち消費者のニーズが原因のひとつです。形のよいもの、色つやのよいものを選ぶ消費者が多いため生産者側もハウス栽培に力を入れざるを得ないのです。その結果、農薬を散布する回数の平均は、きゅうりが23.4回、トマト16.3回と背筋の寒くなるような量になっています。このような空恐ろしい現実を少しでも改善するためには、産地と直結して無農薬、低農薬の野菜を仕入れている各生活共同組合などに参加する方法があります。安全な野菜を手に入れる、自分の身を守る、そして、自然を守る、それらすべてがひとつに繋がっていて、選択するのもしないのも自分自身なのです。

池袋コーディネーター 藤井英世


来年度(4月号)より新たなコラム「読者の広場」を設けます。このコラムは皆さまの投稿で構成されます。お気軽にご参加ください。
①質問コーナー
英語の学習法、家庭学習について、英語の質問、なんでも結構です。皆さんの素朴な質問、珍問、奇問(?)にお答えします。
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お子さんを通しての発見、面白い出来事、驚き、感動、などなど家庭でのエピソードをお寄せ下さい(400字以内)。なお、編集の都合上、趣旨を変えずに原稿を削ったり直したりすることがあります。
■応募方法
・FAX 03-3989-2110
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N.N編集部「読者の広場」係


 

編集後記

学生の頃、日本を代表する英語の大家、松本亨先生のスピーチを聴く機会がありました。タイトルは、“Challenge for tomorrow!”(明日への挑戦)。国際化の担い手である学生達を叱咤激励する内容でした。あれから約20年、日本もいろんな意味で大きな変化を経験してきました。しかし、日本の国際化は成功したのか?その結果どうなったのか?真の国際化とは何か?いま一度自分自身に問いかけて欲しいと思います。そこにこそ、いま英語を学習する意味、コミュニケーションを学ぶ意義が隠れているのです。そして、あなたならtomorrowの代わりに何を入れますか?


 

★ 『環境まいとーく』 『今月のへぇ~』
『質問コーナー』 『ホーム・エピソード』
の原稿を募集しています。お気軽にご投稿ください。お待ちしています。


 


 

1997/02/01 1997年2月号(Vol.26)いかがですか、家庭学習 —–目標の総チェック


 

いかがですか、家庭学習
—–目標の総チェック

 今年度も残すところあと2ヵ月。充実感いっぱいの人も、後悔の念に打ちひしがれている人も、ここでもう一度、家庭学習について再確認をしておきましょう。実力アップの源、それは、やはり家庭学習にあるのですから。


 

English Catch Ball

ニッセイトでは、昨年の春よりEnglish Catch Ballを導入しました。これは、言葉としての英語を実際の生活の中で、「使う感覚」に慣れるということが狙いでした。そして、子どもだけでなく、家族で英語の学習を共有することができれば、それはまさに「生きたコミュニケーションの実践」となります。昨年、10月号でお母さん方の奮闘ぶりを紹介しましたが、その後はどうですか。しっかりと継続していれば、語彙数は限定されていても、約1年でかなり自然にキャッチボールができるようになるものです。表現は少しずつ無理せず増やしていければいいと思います。大切なのは、楽しく使うフィーリングを養っていくことです。


 

上達のかなめ、テープ学習

Primaryクラスでは、カレンダー方式の「リスニング・チェックシート」を昨年導入しました。また、Basicクラスでは、一昨年に続き、リスニング世界一周50時間を目標にしてきました。これらは、音やリズム感が養われる幼児、小学生の時期にたくさんの英語を耳にして欲しいというものです。週に1回、外国人の先生に習っているだけで発音の上達に多くは望めません。また、ひとりの先生の音だけでなく、できるだけ多様な文化的バックグランドを持つ人達の英語を聴くことも必要です。


 

NHKテレビ、ラジオ講座

最近は、テレビ、ラジオでいろいろな目的、レベルに合わせた英語講座があります。小学校高学年以上は、これらを是非利用してください。殆どのプログラムが、1日、5分から20分くらいなのでちょっとした時間のやりくりで視聴が可能です。1年間継続できれば相当な英語力が身につくことは、過去の実績が証明しています。大変なのは習慣化するまでです。成功のポイントは、難しすぎない番組を選ぶことです。多少簡単と思えるぐらいの方が、負担も少なく、長続きします。
<お勧め番組>
NHKラジオ 基礎英語1(小5~) 月~土 午前6:00-6:15 午後6:25ー6:40
        基礎英語2(中1~) 月~土 午前6:15-6:30 午後6:40ー6:55
        基礎英語3(中2~) 月~土 午前6:30-6:45 午後6:55ー7:10
        英会話入門(中3~) 月~土 午前6:45-7:00 午後7:10ー7:25
NHKテレビ やさしい英会話(中2~) 火 午後11:10ー11:30
        とっさのひとこと(一般)月~木 午後10:25ー10:30
        英語であそぼ(幼児~) 月~金 午前8:30-8:45午後5:35ー5:50


 

インターネット

冬休み明けに「パソコンを買ったよ」という声が何人かの生徒から聞かれました。今、インターネットは大変なブームですが、どこか言葉だけが先行している感があり、「実際、インターネットって何に役立つの?」といった疑問を持つ方も多いかも知れません。パソコンも使用目的がハッキリしていなければ、テレビに似たただの箱です。しかし、今日の高度情報社会では大きな可能性を秘めていることも確かです。英語教育においては、その利用価値は大と言えます。インターネットにより世界の国々に繋がるわけですが、その共通言語は、もちろん英語です。そのコミュニケーションを深めて行こうとする時、英語学習は必要不可欠です。テストが勉強の目的でなく、コミュニケーションそのものが目的になっていくのです。現在は、Eメールといった文字伝達が主流ですが、近い将来、映像や音声などの情報交換も、より簡単にできるようになるでしょう。参考までに子どもたちのための面白いホームページを紹介します。

<お勧めホームページ>

Kids’ Space(世界の子どもたちがアクセス。メール、創作物語、画像、演奏などを掲載。家族で楽しめる。英訳、和訳も掲載。) www.kids-space.org
World Chat(仮想人物に扮し、出会った人とチャットをして楽しむ。ソフトプログラムのダウンロードが必要。高校生以上にお勧め。) www.worlds.net/products/wchat/
★ニッセイトのホームページ上でも世界の子どもたちの交流の広場 Kids’ Squareを設けました。是非、インターネットに加入している方は、アクセスしてみてください。 www.nissait.com


 

英語検定試験

英語を継続的に学習するときに、英検などの試験は、自分の実力を知るとか、目標を持つといった点で、ひとつのバロメーターになります。豊かなコミュニケーションには、「伝えたい心、伝える技術」その両方が欠かせません。さて、今年は何級を目指しますか?


マラソン選手が、42.195kmをエネルギー配分やペースを考えながら最後まで走りきれるのは、ゴールがあるからです。明確な目標があるから走れるのです。「いいよ、と言うまで走っていなさい」と言われても、いつ、その指示が出されるか分からない状態では走り続けることができません。英語の学習にも似たところがあります。最初のうちは、ただ楽しいだけでも満足できますが、自分が今どこにいるのか、どこに向かっているのかを把握できないと不安になり、集中力がなくなってくるものです。そして、本来の目的が何だったのか分からなくなるのです(親子共々)。だから、できるだけ頻繁に(特に忙しいときこそ)「何のために英語を学習するのか(させているのか)」を自分自身に問いかけてください。右も左も分からない大海原で迷ったときは、羅針盤を頼りに、そして、灯台のあかりを目指して進むこと。そうすれば、必ず港に帰れるものです。
以上、今月号では、家庭学習について総復習してきました。昨年1年を振り返り、継続できたもの、継続できなかったもの、いろいろあることでしょう。お子さんに押し付けるのではなく、ご家族で話し合いながら今年の目標など話し合い、協力し合えたら素敵ですね。


 

平成8年度第2回英検合格者発表

5級
松野翔太(池、小3)能勢知弥(池、小4) 野村祐史(池、小4) 宇都宮駿一(池、小4) 鈴木敏史(池、小4) 松本絵里佳(池、小4)坂本拓(池、小5)大橋由乃(池、小5) 小田島崇光(池、小5)会田知章(池、小5) 東海林世光(池、中1) 山内理恵(川、小4)
山崎沙織(川、小4)原裕子(川、小5) 菅沼博(川、小5)
4級
坂本夏実(池、中1)大橋美咲(池、中1) 山崎玲(池、中1)
東海林才佳(池、中2) 松本祐介(川、小6)鈴木顕(川、小6)
掛井結加(川、中1)井原友和(川、中2)
3級
大谷幸(池、小5) 沖藤明日香(池、小5) 坂本篤史(池、中1)
鈴木美緒(池、中1) 宮村綾(川、中2 第一回合格)
準2級
吉田憲子(川、高1)鈴木理恵子(川、高2) 鈴木奈々(川)


 

今年の夏、海外ホームステイにチャレンジしてみませんか。小学6年生から大学生までが対象となります。
乗馬などの野外活動をや自然環境について学ぶ「インターナショナル・キャンプ」と、同年代の子どもがいる家庭へ家族の一員として招かれての「ホームステイ」の2つを柱とした国際青少年プログラムです。ご関心のある方は2月、3月に都内、及び近県で説明が行われますので是非参加してみて下さい。詳しいパンフレットをご希望の方は、各スクールに用意しておりますのでお気軽にお申し付け下さい。
主催:ユートレック国際交流センター


 

編集後記

「全コミュニケーションの半分はインストラクションのやりとりである」と言ったのは、建築家、グラフィックデザイナーのリチャード・ワーマンです。インストラクションとは、指示、命令、依頼、伝達、説明などのことで、オーディオやコンピュータ類のマニュアルは、その典型的な例です。マニュアル(インストラクション)に何が書いてあるのか理解できなければ、それらを正しく操作することができません。逆に言えば、理解させることのできないマニュアルは、まったくの役立たずということです。マニュアルに限らず、私たちの日常の会話についても同様のことが言えます。「家の子は、覚えが悪くって」とか「あの生徒は理解力が弱い」などと嘆く前に、インストラクションの与え方を工夫すべきなのかも知れません。


 

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1997/01/01 1997年1月号(Vol.25)Happy New Year!牛歩、でもたしかな一歩。


 

Happy New Year!
牛歩、でもたしかな一歩。

12月14日、ニッセイト・クリスマスフェスティバルが豊島区民センター内の文化ホールで開催されました。当日は、約300の座席数も満席となり、多くの生徒やご家族で大いに賑わいました。


 

ハラハラ、ドキドキ、そして本番

 フェスティバル当日は、2時から”Snow White”をはじめ各クラスのリハーサルも短時間ながら行われ、会場は時間の経過と共に活気をましていきました。今回のクラス発表の劇では複数クラスの合同上演のため、当日初めて顔合わせをする子供たちもいました。また、リハーサルに参加できずに、ぶっつけ本番という子供たちや、当日欠席の子もいたりしてハラハラ、ドキドキも高ぶっていったようです。
そして、間もなく開演。かわいい子猿の衣装に身を包んだ幼児クラスの子供たちの歌、Baクラス(基礎科)の “Let’s make curry” そして、各クラスの劇の発表へと続きました。客席では劇に参加する子供たちが多かったためか、いつもとは違った緊張感が漂っていました。


 

聞こえる声、聞こえない声

大きな舞台では大きな声というのが重要なファクターです。ワイヤレスマイクを使うという方法もあったのですが、マイクを付ける子と付けない子の差がより明瞭になってしまい違和感が生じるなどの理由で採用しませんでした。その他に、劇中にマイクの受け渡しを行うということも考えましたが、その場合かなりの練習を要します。
このように極力マイクを使わない方向で舞台を構成してきましたが、それは、ニッセイトが舞台発表をひとつの自己表現の場と考え、ひとり一人がマイクを必要としないほどの大きな声で発表できるようなって欲しい、という大きなテーマに挑戦していたからです。だから、発表内容によっては、全然声が聞こえないといった意見もありましたが、それは、生徒ひとり一人の現状を顕わしているのだと理解して欲しいと思います。私たちはプロを目指した演劇集団ではなく、演劇を通して何かを学ぼうとしているのです。もちろん音響などの技術的な部分や練習方法など改善すべき点は多くありますが、舞台の仕上がりよりも、生徒ひとり一人が何をどのように体験したかの方がより重要だと考えています。


 

大きな声を出すために

大きな声、出せますか?赤ん坊の頃の泣き声はとても大きく、遠くにいても聞こえます。年齢を経る毎に大きな声が出せなくなったという人も多いのではないでしょうか。ひとつには大きな声を出す必要性が日常生活の中で無くなってきている、と言うことができるかもしれません。また、考えられるのは“心理的抑圧”ということです。自信の無い時、不安な時、恥ずかしい時、叱られている時、私たちの声は自然と小さくなってしまいます。恐いのは、こういう抑圧された心理状態が毎日の生活の中で習慣化してしまうことです。
山に登った時など広大な大自然を前にして「ヤッホー」と大きな声で叫んでみたことはありませんか。とても気持ちのいいものです。心が開放された思いがします。この心の開放こそニッセイトが劇の発声練習を通して狙いとしてきたものです。しかし、「大きな声を出して」と言ってもそう簡単に出るものではありません。そこで、ユニークな手法を考え出しました。それは、おもちゃ売り場などでよく見る、声に反応して踊る“花”です。最初は近距離からひとり一人“花”に向かってセリフを発します。“花”は声に反応し踊ってくれます。生徒と“花”の距離を徐々に離していきます。そうすると、ある地点から“花”は反応しなくなります。子供たちは必死になって“花”を踊らせようとします。羞恥心も忘れ、ただ“花”にだけ意識を向けるようになります。すると、驚くような声が出せるようになってくるのです。しかし、これを舞台で出来るようになるには相当の練習の積み重ねが必要です。メインイベント”Snow White”の子供たちの声がとても良く出ていたのは、その成果といえます。
今後はこういったノウハウをシステム化し、各クラスにも広く応用していきたいと考えています。来年度のフェスティバルを是非楽しみにしていてください。


 

お礼の言葉

新年あけましておめでとうございます。
昨年12月には、ニッセイト・クリスマスフェスティバル96を無事開催することができました。ご父母の皆様には、お子様の発表に際し、各ご家庭で多大なご協力を頂き、誠にありがとうございました。とても楽しい、そして実りあるフェスティバルを迎えられたと感謝しております。また、例年ながら、ご父母の皆様を始め、卒業生、旧職員、職員の友人などたくさんの人に支えられ、一丸になって取り組めたことをとても嬉しく思います。
今後とも、これまで培ってきた“人のつながり”という共有財産を大切に活動していけることを願っています。本年もご支援、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

ニッセイト英語専門教室代表 諸田俊明


 

Happy Wedding! 

 

12月28日、Zeza先生の結婚式がポルトガルの教会で行われました。ご主人は新妻洋(にいづま・よう)さん、国際結婚です。ウエディングドレスは、池袋スクールに通う丹治彰乃さんのおばあさまに縫って頂いたそうです。帯をあしらい、和洋をうまくコーディネートさせたステキなドレスです。お二人とも、とっても幸せそう。おめでとうございます。


Camilla’s on TV!

あれっ、Camillaに似ているな!そう、Camilla先生です。現在、某テレビ・コマーシャルに出演中。「リズムカン、あ~りますか?」って聞き覚えありませんか。カツラを5つも載せているそうです。サインをご希望の方はお早めに!?


編集後記

「評価」という心理的抑圧があります。“失敗してはいけない”“うまくやらなければ笑われてしまう”。この様な他者の評価に縛られた状態では、本来目的とするものに集中できないものです。そして、結果、何が本当にやりたいこと、やるべきことだったのか見えなくなってしまうのです。評価という抑圧をうまく利用し、力を発揮できる人もいますが、全く逆の人もいます。だから、その人がどちらのタイプかを正確に見極めることが教育者(ご父母、教師)にとって、非常に大切な資質となるのです。


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1996/12/01 1996年12月号(Vol.24) 思いっきり自己表現     創造性を育む演劇活動


 

 思いっきり自己表現
     創造性を育む演劇活動

 アメリカやイギリスの学校では、教育にドラマを取り入れた活動が盛んに行われています。それは、発表を前提としたものではなく、「クリエイティブ・ドラマ」という指導テクニックとして、あらゆる教科を興味深くするために活用されています。今月号では、ドラマ活動の教育効果について考えてみたいと思います。


 

クリエイティブ・ドラマって何?

「クリエイティブ・ドラマ(創造的な演劇活動)」とは、教師と子供たちが一緒に演劇的な遊びや活動を体験することで、子ども達の創造性を伸ばし、人間的成長を目指そうとするものです。一般の演劇活動との一番大きな違いは、観客に見せることを最終目標にしていないことです。というのも、発表を最終目標にした場合、芸術的完成度が追求されるあまり、子ども達の可能性を引き出すよりも演出家(教師)の押し付けが優先される危険性があるからです。だから、観客の目を意識しないで、その時、その場で、どう表現したいのかという欲求に重点を置いているのです。


 

クリエイティブ・ドラマの目的

日本では、佐野正之先生が『教室にドラマを』などの著書でクリエイティブ・ドラマを紹介しています。その具体的な活動内容としては、劇遊び、リズミック・ムーブメント、パントマイム、即興劇、人形劇などがあります。先生は、その目的をクリエイティブ・ドラマの創始者と言われるウィニフレッド・ウオード教授の言葉を借りて以下のように述べています。

      1)ふさわしいはけ口を与えることによって、子どもの感情を建設的な方向に育てる。

 

      2)自己表現の方法をドラマやダンスによって与える。

 

      3)クリエイティブな想像力を伸ばす。

 

      4)他人の思考や感情を理解し同情することから社会性を養う。

 

      5)自分で考え、自分で表現する体験を与え、その能力を伸ばす。

 

アメリカで、このクリエイティブ・ドラマが浸透し始めたのが1930年代です。こういった発想が教育の現場で生まれてきたのには、やはりそれなりの時代の要請があったように思われます。つまり、高度成長の中で、子ども達が、何か大切なものを失いかけているといった危機感です。政治や経済など社会状況は異なりますが、今の日本でも子ども達はかけがえのないものを失いつつあるように見えます。詰め込み主義の受験戦争、核家族化、兄弟の減少、テレビ・ゲームが中心になりつつある遊び方などなど、「体験」が非常に希薄になってきているのです。これらが原因の一つとは断定できませんが、今まではあまり見られなかった凶悪犯罪、陰湿ないじめ問題、動物虐待などの事件がニュースに登場するようになりました。これらの事件の背景には、加害者の「心の不健康」が見え隠れしているような気がします。


 

ニッセイトの目指す英語教育

ワシントン大学演劇学部の名誉教授であるシックス教授は、1977年に出版した著書の中で、「教育におけるドラマの究極の目的は子ども達の心を開き、想像力や言語能力を刺激し、人間的成長をうながし、発見に対する熱意を絶えずかきたてることである。言いかえればドラマは、子どもが自分自身と世界を知りながら成長してゆく手助けをするものである。」と述べています。現代のとかく「体験」の乏しくなりがちで、いつ心が不健康になるかもしれない社会にいる子ども達には、非常に有効なアプローチだと言えるでしょう。
ニッセイトがドラマの導入を行っているのも単に発表会を主眼においているのではなく、その過程でクリエイティブ・ドラマに見られるような教育効果を期待しているからです。豊かなコミュニケーションは、豊かな人間形成の上に成り立ちます。決して技術面だけではありません。自分を表現し、相手を受け入れ、ともに理解を深めていく努力が必要なのです。ニッセイトは、英語教育を通して豊かなコミュニケーション能力を育むお手伝いをしていきたいと考えています。


 

HALLOWEEN COSTUME CONTEST ’96
Congratulations!

Ikebukuro School
The Best Costume  The Most Creative The cutest   The scariest
                          
 Kimiko (小5)   Syuuji (小5)    Noe (年少)   Kouhei (小3)         

Kawagoe School
The Best Costume  The Most Creative The cutest   The scariest
                          
 Naruki (年長)    Ryoui (年中)    Megumi (小1)  Takahiro (小3)        


 

環境まいとーく

もう、四、五年前のこと、今ほどリサイクルが”ブーム”(?)になっていなかった頃のことです。私はあるきっかけで、牛乳パックのリサイクルを始めました。ものぐさで、行動を起こすことが苦手な私にしては、一種の大革命だったのです。洗って乾かし、口を開いて、ハサミで切り開く。ついついためてしまって大作業になっても、めげずに続けていました。周囲の人たちにその話をしたら、「本当はそうすればいいんだけどね」という程度で話は終わり。こんな程度で本当に意味があるのだろうかと思い始めていました。
そうこうして、久しぶりに田舎に帰り、のんびりと過ごしていたある日のこと、「あんた暇だったら、これやってよ!」そう言って母が出してきたものは、大量の空の牛乳パックとハサミでした。そうそう、これ結構面倒なんだよねーと思いながらも、何かとても嬉しい気持ちになっていました。「そうすればいいんだけどね」と言うだけだった母が、リサイクルを始めていたのです。また、母以外にも私の友人の一人が、牛乳パックのリサイクルを始めていたことを知りました。私の話が直接のきっかけではないかもしれないけれど、十数人の中の私一人だったことが、三人になった。その素朴な数字の増加が、私にはとても大きなことのように感じられました。
「私一人くらい」といった安易な態度が、ゴミ処理場を溢れさせている今、逆の発想で、「私一人でもいいから」実行することが、大きな意味を持つのだと思いました。

本部スタッフ 田原 郁子


 

編集後記

私たちは目の見えない人たちの大変さを想像することはできても、実感することは大変困難なことです。実際にアイマスクなどをして、街中を歩くという「体験」をすると、目が見えないということがいかに大変か、そのほんの一端でも感じられるものです。相手の立場を理解するということは、とても難しいことですが、それでも、相手の立場に身を置いて考えてみる、体験してみるなどの努力を私たちは必要としています。そんな努力の積み重ねがあってはじめて、豊かなコミュニケーションが生まれてくるのだと思います。


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1996/11/01 1996年11月号(Vol.23)いよいよ練習開始!クリスマス・フェスティバル

いよいよ練習開始!
クリスマス・フェスティバル

 10月より、各クラスでクリスマス・フェスティバルに向けた練習が始まりました。今年は今までと少し趣向を変え、各クラスの発表に劇を多く取り入れています。子供たちにとってチャレンジングなステージになることでしょう。今月号では、フェスティバル・プログラムの内容を紹介します。

フェスティバルへの思い

ニッセイトでは、年に1回、全スクールの子どもたちとご家族の皆さんが一同に集うイベントとしてクリスマス・フェスティバルがあります。このイベントのメインは、何といっても英語劇の上演ですが、その他にも各クラスの発表、ゲーム大会、プレゼント交換などが行われます。過去のフェスティバルでは、各クラスの発表は、歌やチャンツを主としたものでしたが、今年は、できるだけ多くのクラスで英語劇を発表する予定です。ニッセイトは、20年近くかけて本格的な劇創りに取り組んできました。過去に上演した数々のミュージカルや人形劇は、ニッセイトが目指す英語教育の集大成といえるでしょう。そこで、今年はこれまで培ってきたノウハウを各クラスの授業にも活かし、多くの子供たちが劇創りを通してコミュニケーションとしての英語力を幅広く養っていけるようにと考えています。


劇の発表は、集団での歌やチャンツの発表に比べ、一人ひとりの責任が非常に大きく、いやが上にも緊張が高まります。子ども達は、自分のセリフのタイミング、ごまかしのきかないセリフの暗記、大きな声での発話など、中途半端な努力では成し得ない環境に身をおくことになります。だからこそ、そこから得るものは、非常に付加価値の高い、人生の宝物とでも言えるような「何か」となるのです。


劇創りには、かなりの時間とエネルギーを必要とするものです。しかし、昨年の「さるかにがっせん」では、短期間の練習ながらとても素晴らしい演技を披露してくれました。子ども達の取り組み方にも、日頃目にすることのないような意気込み(?)が感じられ、また、練習初期の頃と比べて見違えるほどの堂々とした演技が、頼もしささえ感じさせてくれました。そのような体験から、今年、少しでも多くの生徒と、その過程が共有できたらと願い、各クラスでの劇上演を試みることになったのです。


現在、クラスの中で、劇の基礎練習を3Bとして導入を図っています。3Bとは、Big Voice(大きな声)、Big Movement(大きな身振り)、Be in the Character(役になりきる )を意味します。子ども達は本番が近づくにつれハラハラ、ドキドキ、ワクワクを募らせていくと思います。今年は、ご家族の皆さんもご一緒にハラハラ、ドキドキ、ワクワクの波動を感じ、そして、その状況を楽しみながら、フェスティバル当日を迎えてください。


メインイベントは、Snow White

昨年、好評を博した「さるかにがっせん」に引き続き、今年度は「Snow White and the Seven Dwarfs (白雪姫と七人の小人)」を上演します。今回は小学校2年生から中学校2年生までの15名がキャストに選ばれ、11月より毎週日曜日練習を重ねていきます。演出はニッセイトの専任講師、Camilla Sanni先生が行います。カミーラ先生は、大学時代より演劇を専攻し、数々の劇に出演、また演出をしてきました。練習に先駆けて、今回の劇についていくつかインタビューしてみました。


●ストーリーの見所はどんなところですか?
The story is good and bad and right and wrong, something we all can learn from.
この物語は、物事の善悪、人の心に宿る良心、悪意などについてです。いろいろと学ぶことがあると思いますよ。
●練習ではどんなところに重点を置いていこうと考えていますか?
Obviously on learning English through the script and having fun with Snow White.
台本を通して英語を勉強することはもちろんのこと、”白雪姫”の物語自体を楽しんで欲しいですね。
●劇を通して子供たちに何を学んで欲しいですか?
To learn English and to express themselves.
英語を学ぶことと、自分を表現することです。


クラス発表

英語劇部門

Enormous Turnip (大きなカブ)

おじいさんが植えたカブの種は、大きな大きなカブになりました。一人ではとても引っこ抜けません。たくさんの人や動物が加わわります。さて、カブを引っこ抜くことができるのでしょうか。

7 Goats and Bad Wolves (七匹のこやぎとオオカミたち)

お母さん山羊が出かけているところに、おなかをすかしたオオカミたちがこやぎを食べようと、お母さんを装って家に入ろうとします。さあ、大変。

Golden Goose (金のガチョウ)

親切にしてあげたお礼に、男の子は金のガチョウを手に入れます。街で、そのガチョウを盗もうとした人がいましたが、手がガチョウにくっついて放れなくなってしまいます。さて、どうなることやら。

チョベリバ (コギャル現代用語の英語版スキット)  

チョベリバ(チョー、ベリーバッドの略)などなど数々のコギャル用語を英語にした中学生の創作英語劇です。


歌・チャンツ部門

No more monkeys jumping on the bed (お猿さん、ベッドで飛び跳ねちゃダメよ)

可愛い幼児クラスの子供たちが子猿にふんし、お母さんと一緒に歌いながらベッドで飛び跳ねます。

Let’s make curry! (カレーを作ろう)

歌、チャンツを取り混ぜたオリジナル・ストーリー。カレー作りを劇風に仕立てた、英語の料理教室です。

Cookie Jar (クッキーを取ったのは誰だ?)

マザーグースの遊び歌です。クッキーを盗み食いした犯人を探すチャンツです。


スピーチコンテスト最優秀賞発表

11月よりテープオーディションを開始します。テープ選考で審査し、その最優秀賞の生徒にフェスティバル当日、スピーチを披露してもらいます。
小学生部門 1名    中高生部門 1名


などなど、楽しい企画が盛りだくさんです。当日はハラハラ、ドキドキ、ワクワクをお忘れなくご持参の上お越しください。


環境まいとーく

今回は、身近なところから環境問題について考えてみようと思い、アルミに注目しました。チョコレート、ガムの包装をはじめ、ヨーグルトの容器、歯磨き粉のチューブ、ジュース類の缶などなど数え上げたらきりがない程です。
ある本によれば、3、000個のアルミ缶を製造するためには、3人家族が1年に消費するのと同じぐらいの電力が必要だということです。ところが、それだけの量をリサイクルで生み出すとすると、わずか5%のエネルギーでまかなえるというから驚きです。
アルミのリサイクルも必要ですが、使わなくて済む方法もいくつかあると思います。たとえば、ジュース類は、アルミ缶入りのではなく、ビン入りのものを買う、小鉢等に蓋をするときには、アルミホイルではなく入れ物を使う、などなど、工夫すれば結構アルミを使う量が減らせると思います。
今まで何の気なしに使い捨てていたアルミ製品、これからは本当に必要なときだけ心して利用していきたいと思っています。

磯貝純子(池袋スクール プライマリークラスのお母さん)

 


今月のへぇ~

日本では、食事を残すことはタブーとされています。食料の無駄、または食事を作ってくれた人に対して失礼にあたると考えられています。しかし、文化が違えばテーブルマナーも異なることがあります。例えば、スペインではきれいに食べてしまうことは、「自分はまだ物足りない」ということを意味し、周りの人に不快感を与えるのだそうです。そのため、必ず少しだけ残すのがマナーになっているのです。へぇ~。


編集後記

何かを学習、または習得するときに、必ずと言って良い程、直接的な目的とは別に 副次的に得るものがあります。演劇の場合は、3Bに代表されるコミュニケーションの基礎技能です。ハッキリと相手に分かるような表現、普段の会話では、とかく軽視されがちな発声や発音、感情移入などですが、コミュニケーション上とても大切な要素です。これらの技能の欠如は、生活上はもちろんのこと、特に仕事をする上で問題となる場合が多々あります。日頃あたりまえと思って見過ごしている基本中の基本を、もう一度見直す機会を持つ必要があるのではないでしょうか。

 

 


 

1996/10/01 1996年10月号(Vol.22)英語でキャッチボール、無理せず、休まず、あきらめず、お母さん、ガンバッテ!

英語でキャッチボール
無理せず、休まず、あきらめず、
      お母さん、ガンバッテ!
 この春より始まったEnglish Catch Ball、その後、どのように進めていらっしゃいますか。「時間の経過と共に当初の意気込みも薄れ・・・」、という声も聞こえてきそうです。そこで、今月号では、7月に実施されたお母さんのためのワークショップ(勉強会)に参加された方々のアンケートから、いくつかの奮闘例を紹介しましょう。

 



今回、7月に池袋校、川越校で開催されたワークショップには、22名のお母さん方が参加されました。この企画は、「キャッチボールが思うように進まないのですが、何か良い方法はないでしょうか」といった声に応えて実施されたものです。内容は、English Catch Ballの練習を主としたものでしたが、発音練習に加え、家庭での状況を想定した寸劇など、実践的なものも組み込まれていました。突然の寸劇には冷や汗(?)をかいていた人も多かったようで、楽しさの中にも緊張感あり、といった様子でした。
 では、参加されたお母さんの実践例をいくつか見ることにしましょう。



「やはり、親が意識をもって取り組まなければ・・・」
 とにかく私自身がすぐに日本語を使ってしまいます。でも最近は、気が付いたときには、単語だけでも英語で言うように心掛けています。やはり、親が意識をもって取り組まなければいけないなと感じております。今はとにかく、「手を洗った?」という英語ばかりを使っています。
(池袋:相澤孝子さん)
●何かを始める第一歩は、意識化することです。あせらず一歩ずつ進んでください。今年の夏はO-157の影響でDid you wash your hands? はかなり定着したのではないでしょうか?



「私が英語で話しかけると、ウケてしまいます」
 朝食の時にEnglish Catch Ballを行うことが多いのですが、最近はついつい忘れがちです。私がより積極的にできたらもっと上達するのは分かっていますが、余裕がなくできていません。たまに使うせいか、私が英語で話しかけるとウケてしまい、子どもが何度もまねをします。まあ、今はこれでもいいか、と自分をなぐさめています。
(池袋:高橋喜久美さん)
●お子さんに負けずに(?)、これからもがんばってください。でも、楽しそうなキャッチボールですね。



「親のための回答例集のようなものがあると助かるのですが」
 親の語学力不足のため、会話の度にプリントを見なければならないので、つい面倒になりがちです。「ファミコンをしてもいい?」と言う文だけは、それを英語で言わないとやらせないことにしているので、毎月必ず星印がついています。ただ、問題なのは、その回答に条件を付けたくても、付けられないと言うことです(例えば、「食事の時間になるまで」とか、「一回ゲームオーバーになったらおしまい」とか)。親のための豊富な回答例集のような物があると、大変助かるのですが。
(川越:中嶋朱芝さん)
●素朴な疑問、積極的な質問、大歓迎です。お気軽に講師やコーディネーターまでご質問ください。



「主人の両親の前では英語で話しにくい」
English Catch Ballのプリントは、ああ、こういう表現もあったな、という感じで活用しています。今のところ、Takashiからの語りかけを無理強いせず、私の言ったことを理解して答えられればいいと考えています。苦労話といえば、主人の両親と一緒に暮らしているので、なかなか両親の前では英語を話しにくいということでしょうか。
(池袋:磯貝純子さん)
●お察し致します。おじいちゃまやおばあちゃまにも、キャッチボールに参加していただけるといいですね。



「娘のあからさまな拒絶を受けました」
 諸々の事情により、我が家で忘れ去られた存在だった可哀相なシートでした。突然使い出した時には、娘のあからさまな拒絶を受けました。私自身も嫌気がさしてしまい、しばらく口にしませんでしたが、そのうち、教室に通う往復の車の中などリラックスした時間のほうが反応してくれるように思い、無理のない程度に使っています。
(川越:鈴木真理子さん)
●そうです、無理強いしても意味がありません。キャッチボールはゲームなのですから。



「Please.やThank you.は欧米語のとてもよいところ」
 「ネェーネェーネェー おしょうゆ!」食卓に着いたとたんの息子の大声。こちらも負けずに「お母さんは、ネェーネェーネェーという名前じゃないし、だいたいお醤油がどうしたの?」とやり返します。これでは、まったくのJapanese Catch Ballとしたって最低。ハタと思い出して、In English, please! とたたみかけても既にタイミングが悪く・・・。しかし、日本語で親子間だとなかなか「どうぞ」や「ありがとう」が言えませんが、さりげなく、Please.やThank you. が添えられるのは欧米語のとても良いところですね。
(池袋:田中潤子さん)
●Please. Thank you.って本当に素敵な言葉ですね。日本語でももっと自然に使いたいですね。



「少しずつですが、彼の中で英語が根づいているように思う」
 日常生活の中で特に意識せず自然体で問いかける様にCatch Ballをしています。日ごろ聞きなれた言葉にはYes. No. で答えてきますが、初めてのことや少し長いセンテンスになると「なんて言ったの? ABCじゃなくて“あのね”(日本語のこと)でお話してよ!」とWild Catch Ballになることもしばしば。時に自分が強く主張したい時など英語を急に使い始めたりします。例えば“No!!” “I’m NO!!” など文法的にはめちゃめちゃでも言いたいことはとても分かります。少しずづですが彼の中に英語が根づいているように思う今日このごろです。
(池袋:小原明美さん)
●お子さんなりに、英語、日本語の使い分けをしてきているのですね。英語だと言いやすいことってありますからね。



「子どもにも発音を注意されながら努力しております」
English Catch BallのNo.1は、いつも朝食時に、No.2は学校から帰ってきたらほとんど毎日会話していますので、今では子どもからの返答が自然な形になってきました。ただ難点は発音です。私としては、できればきれいな正しい発音で、と思いますが現実はそういきません。先生に教わりながら、また、時には子どもに注意されながら努力しております。
(川越:間仁田幸枝さん)
●素直にお子さんに教わることができるっていいですね。素敵な親子関係だと思います。



 皆さん、いろいろと悪戦苦闘しているようです。でも、大切なのはその過程にあるコミュニケーションです。そして、基本は楽しみながら、英語の学習を共有していくことです。間違いを指摘し合うより、間違いを受け入れ励まし合うような関係が、言葉の上達には欠かせません。赤ちゃんが言葉を覚えていく過程と同じです。家庭でのキャッチボールが、英語を言葉として使う感覚を膨らませていってくれることを願っています。


環境まいと~く

 先日、カリフォルニアにあるヨセミテ国立公園のパンフレットにとても気になるデータを見つけました。この公園は、もう20年も前から、リサイクルプログラムを組んで環境に配慮しているそうです。捨てられたり、風で飛ばされたゴミ、これらは、どのくらいの年月を経て土に返るのでしょうか。
ガラスのビン    100万年
アルミ缶      80ー100年
皮類         約50年
ビニール袋    10ー20年
煙草の吸い殻   1ー5年
果物の皮      2ー5週
どうですか?想像以上に時間がかかるものだと思いませんか?これからも、心してゴミと付き合っていきたいものです。
吉祥寺スクール 丸山淳子



※「今月のへぇー」は、スペースの関係上お休みしました。


編集後記

 私たちの多くは、学校で間違わないための英語教育を受けてきました。その弊害として多くの日本人は、人前で英語を使うことに躊躇し、間違えることを極端に恥ずかしがります。日本人の英語力は世界162ヶ国中149位、アジア27ヶ国では最下位から2番目だそうです。何とも寂しい結果です。しかし、私たちが受けてきた英語教育は必ずしも無駄ではないはずです。「知っている英語を使ってみる」「自分の使える表現を少しずつ増やしていく」という前向きな姿勢があれば、脳の片隅に眠っているかつての英語が甦り、より楽しいものになっていくのではないでしょうか。


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