日常英会話でクジラの構文などは必要か?
高校英語文法Ⅱ(高2文法)では、日常会話では普段ほぼ聞かれないクジラ構文などを含む多数の英文の公式?を覚える必
要があります。私も高校の時には大学入試に向けて様々な熟語や構文などを必死に覚えた記憶があります。これらの英語の構
文等は実際日常会話で使用されたり日々の生活の中で読んだりすることがあるのでしょうか?川越教室のMasa です。
クジラ構文とは高校2年生以上なら必ず記憶にあると思います。次のような文です。
A is no more X than B is Y. 「BがYでないようにAはXではない。」
A whale is no more a fish than a horse is. 「馬が魚でないのと同様に、クジラは魚ではない。」
疑問に思いネットで「クジラの構文」で検索し興味深いブログを見つけました。「上級英語への道」で、それは以下のもの
です。
『このところオバマ大統領の就任演説について書いた関連で、ネットでいくつかの記事を見ていたら、ある新聞がこの演説の
一節を誤訳し、訂正記事を出していたことを知った。
それによると、
… For the American people can no more meet the demands of today’s world by acting alone than American soldiers
could have met the forces of fascism or communism with muskets and militias.
という部分を、
「かつての米兵は、小銃を携え、民兵とともにファシズムや共産主義に立ち向かうことが出来た。だが米国民はもはや、単独
で行動していては、今日の世界の要求に応えることはできない。」
と訳して記事にしたが、翌日、
「かつての米兵が、小銃を携え、民兵とともにファシズムや共産主義に立ち向かうことが出来なかったように、米国民はもは
や、単独で行動していては、今日の世界の要求に応えることはできない。」
と訂正する「おわび」を出した、という。』(https://eigo-kobako.blog.ss-blog.jp/2013-02-02)
以上のように、ベテランでもこの構文の解釈を勘違いしたのか誤訳したようです。つまり、この英語(構文)を日常見聞き
することは頻繁にはないのではないでしょうか。
前回私が「ナチュラルな英語を話したり書いたりする時は、実際に聞いたり書かれたものを読んだりしたものを使用したほ
うがいいのでしょう。つまり日本語を直訳的に英語にするのではなく、日本語に相当する実際の英語の表現を覚えていった早
道なようです。」と書いていました。でも高校2年以上で習得すべき熟語や構文などを日常で、英語でテレビを見たり、読書
をしたりして出会える可能性には限界があるようです。
クジラの構文などは知っていて損はないし、これから英語で身を立てようとする人はできるだけ多くの構文等を若いうちに
覚えておいたほうがいいのでしょう。これらの公式等は先駆者が一から英文解釈に尽力した努力の結晶だと思います。
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