had better は「したほうがいい」?should は「すべきだ」?
前回は need to do と have/has to do の違いについて取り上げました。今回も、助動詞に関連する表現の違いを見ていきた
いと思います。川越のMasa です。had better は、英語学習者ならほぼほとんどの人が知っている熟語だと思います。日本語
にすると「したほうがいい」とただ普通に助言をするときに使用されるような言い回しです。一方、should は「すべきだ」と
日本語に訳されていることが多く少し硬い言い回しに聞こえます。実際、英語ではそうなのでしょうか。今回も対話文を通し
てhad better と should の意味の違いを見ていきましょう。
まずCambridge Dictionary では
should : used to say or ask what is the correct or the best thing to do
「正しいこと、あるいは最善のことを言ったり尋ねたりするために使われます。 」
had better : used to give advice or to make a threat
「助言または脅しをするために使われます。」
それではさっそく対話文で見ていきましょう。
EX1: A: You look really pale. Are you okay?「顔色がすごく悪いよ。大丈夫?」
B: Not really. I have a fever. 「あまり。熱があるんだ。」
A: You should see a doctor.「医者に診てもらったほうがいいよ。」
→ やさしいアドバイス。
You’d better see a doctor.「医者に診てもらわないとマズいよ。」
→ 放っておくと悪化しそう、という強い忠告。
EX2: A: Have you finished your report yet? 「レポートはもう終わった?」
B: Not yet. (まだ。)
A: You should start working on it soon.「早く取りかかったほうがいいよ。」
→ 遅れないようにね、という一般的なアドバイス。
You’d better start working on it now.「すぐに取りかからないとやばいよ。」
→ 急がないと間に合わなくなる、という警告的な言い方。
EX3: A: Looks like it’s going to rain.「雨が降りそうだね。」
B: Yeah.「うん。」
A: You should take an umbrella.「傘を持っていった方がいいよ。」
→ 念のため、という提案。
You’d better take an umbrella.「絶対傘を持っていくべきだよ。」
→ 持っていかないと濡れるよ、という危機感を含む。
(今回も、英語はAmiekeさんにご確認いただきました。)
以上まとめてみると「had better」は、強い忠告や警告をする際に使われ、それに従わないと悪い結果が起こる可能性を示
唆します。一方、shouldは一般的なアドバイス、軽い助言をするときに用います。従来、had better は「〜したほうがい
い」、should は「〜すべき」、と訳されることが多いですが、私の感覚では、should は「〜したほうがいい」、had better
は「〜すべき」が自然だと思います。皆さんはどう思いますか。
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