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2025/07/15

had better は「したほうがいい」?should は「すべきだ」?

 前回は need to dohave/has to do の違いについて取り上げました。今回も、助動詞に関連する表現の違いを見ていきた

いと思います。川越のMasa です。had better は、英語学習者ならほぼほとんどの人が知っている熟語だと思います。日本語

にすると「したほうがいい」とただ普通に助言をするときに使用されるような言い回しです。一方、should は「すべきだ」と

日本語に訳されていることが多く少し硬い言い回しに聞こえます。実際、英語ではそうなのでしょうか。今回も対話文を通し

てhad better と should の意味の違いを見ていきましょう。

 

 まずCambridge Dictionary では

 

  should : used to say or ask what is the correct or the best thing to do

      正しいこと、あるいは最善のことを言ったり尋ねたりするために使われます。 」

 

  had better : used to give advice or to make a threat

      助言または脅しをするために使われます。」

 それではさっそく対話文で見ていきましょう。

 

  EX1: A: You look really pale.  Are you okay?「顔色がすごく悪いよ。大丈夫?」

    B: Not really.  I have a fever. 「あまり。熱があるんだ。」

    A: You should see a doctor.「医者に診てもらったほうがいいよ。」

     → やさしいアドバイス。

     You’d better see a doctor.「医者に診てもらわないとマズいよ。」

     → 放っておくと悪化しそう、という強い忠告。

 

  EX2: A: Have you finished your report yet? 「レポートはもう終わった?」

    B: Not yet. (まだ。)

    A: You should start working on it soon.「早く取りかかったほうがいいよ。」

     → 遅れないようにね、という一般的なアドバイス。

     You’d better start working on it now.「すぐに取りかからないとやばいよ。」

     → 急がないと間に合わなくなる、という警告的な言い方。

 

  EX3: A: Looks like it’s going to rain.「雨が降りそうだね。」

    B: Yeah.「うん。」

    A: You should take an umbrella.「傘を持っていった方がいいよ。」

     → 念のため、という提案。

     You’d better take an umbrella.「絶対傘を持っていくべきだよ。」

     → 持っていかないと濡れるよ、という危機感を含む。

 

(今回も、英語はAmiekeさんにご確認いただきました。)

 

 以上まとめてみると「had better」は、強い忠告や警告をする際に使われ、それに従わないと悪い結果が起こる可能性を示

唆します。一方、shouldは一般的なアドバイス、軽い助言をするときに用います。従来、had better は「〜したほうがい

い」、should は「〜すべき」、と訳されることが多いですが、私の感覚では、should は「〜したほうがいい」、had better

は「〜すべき」が自然だと思います。皆さんはどう思いますか。

 

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