can と be able to は本当に言い換え可能?
前回は had better と should の意味の違いを見てみました。今回も、助動詞に関連する表現の違いを見ていきたいと思
います。川越のMasa です。中学でのテストで次のような問題をよく目にします。
◎次の文を同じ意味になるように( )内に適語を書き入れましょう。
I can swim very well. = I ( ) ( ) to swim very well.
この問題に関してはほとんどのニッセイトの生徒さんも他の中学生も簡単に答えられるでしょう。
もちろん、
I ( am ) ( able ) to swim very well. と。
果たして can も be able to いつでも言い換え可能なのでしょうか?2023年7月と同じテーマになりましたが今度はもう
少し踏み込んでみたいと思います。
まずいつものように英英辞書と今回は更にAIで確認していきましょう。Oxford Advanced Leaner’s Dictionary では
can : used to say that somebody knows how to do something
「誰かがが何かのやり方を知っている時に使う言い方。」
AI: often used in casual, everyday contexts to talk about general or habitual abilities and possibilities.
「一般的・恒常的な能力や可能性、カジュアル、日常的な文脈でよく使う。」
be able to : having the skill, intelligence, opportunity, etc. needed to do something
「何かを行うのに必要な技能・知性・機会などを持っていること。」
AI: used to emphasize the ability to do something in a specific situation or under certain conditions.
「特定の状況・条件で「できる」ことを強調するときに使う。」
今回も対話文で見ていきましょう。
EX1: A: Can you swim?(「泳ぐ能力」を表現)
「泳げますか?」
B: Yes, I can. I learned when I was a kid.
「はい、泳げます。子供の頃に覚えました。」
EX2: A: Will you be able to swim across the lake tomorrow? (「特定の条件下での可能性」を強調)
「明日その湖を泳いで渡れそうですか?」
B: I think so, if the weather is good.
「天気が良ければ、多分できます。」
EX3: A: I tried to solve the puzzle for hours, but I couldn’t.(能力全般)
「何時間もパズルに挑戦したけど解けなかったよ。」
B: Really? I was able to solve it in 10 minutes.(「一度限りの成功」を強調)
「本当に?私は10分で解くことができたよ。」
EX4: A: Can you join the meeting next Friday?
「来週の金曜日の会議に参加できますか?」(未来予定)
B: I can’t on Friday, but I’ll be able to on Monday.(予定や条件つき未来)
「金曜日は無理ですが、月曜日なら参加できます。」
EX5: A: Can you fix my laptop? (能力全般)
「ノートパソコンを直してくれる?」
B: I’ll be able to, if I get the right tools.(条件が整えば可能)
「適切な道具があれば、できるよ。」
最初の問題で挙げたI can swim very well.とI am able to swim very well.の違いは次のようになります。
I can swim very well.
(一般的・日常的あな能力を表す。「泳げるよ、しかも上手に」という自然な言い方。カジュアルでよく使う。)
I am able to swim very well.
(よりフォーマル・文語的。特定の状況下での可能や能力を強調する場合に使われやすい。)
この英文はこうするともっとわかりやすくなります。
Thanks to the training, I am able to swim across the lake now.(訓練のおかげで、湖を泳いで渡れるよ。)
(今回も、英語はAmiekeさんにご確認いただきました。)
以上簡単にまとめるとcan は一般的な能力や可能性を日常的な文脈で使用され、be able toは特定の状況・条件で「でき
る」ことを強調するときに使用されるようです。
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