2011年03月号(Vol.176)今年度、とっても上達した人! Part 1(低学年)
今年度、とっても上達した人!
Part 1(低学年)
講師やコーディネーターにこの1年を振り返ってもらい、上達が著しかった生徒さんを挙げてもらいました。今月と来月は、その生徒さんと保護者の方のインタビュー特集です。
Masumiコーディネーター推薦
晃基くん(年長)<川越スクール>
晃基くんは、少しレベルの高いクラスに入学となりました。ですから、最初はお友達が言えることを言えなかったり、お友達が知っている単語を知らなかったりと戸惑いや不安があった様子でした。しかし、毎週授業でやったことをお母様に伝えると翌週にはほぼ完璧に覚えて授業に参加していました。回を増すごとに自信もついていったようです。
-入学のきっかけをお聞かせください。
本人がしまじろうの英語をやりたいといって始めましたが、教材のおもちゃは使うけど簡単な文になるとやらなかったりとムラがあるのが気になっていました。また、DVDやおもちゃだとどうしても一方通行です。将来、会話ができるようになってほしいと考えていましたので、ネイティブ講師が教えてくれる教室を探していました。
-お子様のどのような点に上達を感じられますか?
フラッシュカードで、”It’s a ***. “”They are ***s.”などが自然とでてくるようになりました。また、海外旅行に行った時も、イントロカードの「Q&A」を実際に使って現地の人と会話をしていたのには感動しました。
-自ら意欲的に学習するようになったのには、何かきっかけがありましたか?
「Picture Dictionary」で既に進んでいたお友達のことを、私が「もうこんなところまで全部言えるんだって。すごいね~」と競争心をあおるように褒めたら、本人も追いつきたくなって練習するようになりました。
-家庭学習はどのように取り組んでいるのですか?
CD付きのものは一緒にCDを聴いて1つずつ覚えるまで発音させ、全部覚えたらCD無しで言えるかをチェック。その日のお風呂などでクイズ形式で問題を出したりして楽しく復習を心がけています。また、同じ教材が続くと飽きてやる気がなくなるようなので図書館でキャラクターの英語の本やDVDをかりたり、テレビを見たりと英語に触れる機会をなるべく多く取るようにしています。
-お母さんはどんなことを心がけていますか?
初めてのものは一緒にCDを聴いたりして練習をするようにしています。覚えたらちょっと驚いたようにいっぱい褒めてあげると更にはりきって練習をするので、そのタイミングを逃さないようにしています。
Marikoコーディネーター推薦
愛乃ちゃん(3歳)<川越スクール>
愛乃ちゃんは、昨年の3月にBabyクラスの体験レッスンに参加していただきました。まだ、2歳でしたがとても落ち着いていたので、「Toddlersクラスでもいけるかも」と思い、T1のクラスを再度体験していただきました。Audra講師も、T1で大丈夫と太鼓判を押してくれ、2歳ながらT1クラスでのスタートとなりました。クラスでは、先生の発音を注意深く聞いていて、大きな声で繰り返してくれます。“Me first, please!”とゲームにも積極的です。クリスマスの発表会では、クラスのお友達よりもまだ体は小さいのですが、声は人一倍大きく、また歌詞もはっきり。その堂々とした発表は圧巻でした。
-お子さんのどのよ うなところに上達を感じますか?
CD,DVD教材の歌やレッスンでの先生との受け応え、会話のフレーズを聞き、それなりの発音で楽しく積極的に発言してレッスンに取り組むようになった点です。
-自ら意欲的に学習するようになったのには、何かきっかけがありましたか?
とにかく毎週のレッスンがとても楽しいようです。また、だんだんと先生との受け応えが理解でき、会話が成り立ち始めたことが嬉しいようです。
-家庭学習はどのように取り組んでいるのですか?
特別なことはしていません。ただ車で移動することが多いので、教材のCD,DVDをほぼ毎日BGMのように聞いていることと、家ではTVの英語番組を見たり、英語のDVDを見たりする程度です。レッスン前には先週歌った曲を聴いたり、レッスンで出てきた単語をクイズ形式でするくらいです。私は教えてあげられないので、一緒にCD,DVDを聞いたり、見たりして、自分も一緒に勉強するつもりで関わっています。
John講師推薦
春音ちゃん(年少)<池袋スクール>
昨年の4月、それまでのBabyクラスからT1に進級。お母さんから離れ、Haruneだけでクラスに参加することになりました。最初の頃は、ちょっとお友達と悪ふざけをすることもありました。しかし、時間の経過とともに集中力も出てきて、しっかりとレッスンに参加できるようになってきました。今では、クラスのリーダー的存在であり、模範生です。歌も大きな声で一つ一つの歌詞をしっかり発音して歌っています。語彙がたくさん増えたこともそうですが、いつも文章で答えようとする姿勢はとても素晴らしいです。
-今年度、どんな点に上達を感じられますか?
Babyクラスでは授業中、集中することが出来ず、お友達とふざけてしまうことが多く、最後までちゃんとできるかひやひやしていましたが、T1のクラスになり母子分離すると急にしっかりとしてきたように感じています。単語もかなり数が増え、普段の生活でも単語がたくさん出てくるようになりました。
-家庭学習はどのように取り組んでいるのですか?
家では遊んでいる時や食事中などにCD,DVDを流して聞いています。外出の時は、自転車に乗りながら、町にあるものを見て「あれ、何ていうの?」などと質問したり、一緒に歌を歌っています。
-お母さんが心がけていることは何かありますか?
とにかく英語を楽しんでもらいたいので、娘のモチベーションを上げられるようにまず褒めてあげるようにしています。
Junコーディネーター推薦
直央くん(小1)<池袋スクール>
直央くんは昨年度から会話クラスに週2回元気に来てくれています。回を重ねるごとに彼の英語への関心とやる気が形になってきたように感じています。しかし、最初の頃は戸惑いもあったようです。同じ内容のことでも、先生によって使う言葉や言い回しに違いがあります。直央くんは私に「○○っていうこと?」と聞いてくることが度々ありました。昨年末は初めてクリスマスで劇をすることになりました。2クラス分の劇のため、「同じ劇がいいかな?」と相談すると「ちゃんと練習すれば違う劇でも大丈夫だよ!」という答えが返ってきた時には感激しました。
-会話クラスを週2回にしたのはなぜですか?
家でほとんど見てあげられないので通う回数を増やせば定着も少しは良くなるかなという期待からです。実際、週2回にレッスンを増やしたことにより、いろいろな先生と話す機会が増えて英語を使う自信がついたようです。また発音も急に良くなったように思います。
-自ら意欲的に学習するようになったのには、何かきっかけがありましたか?
単語のタイムチャレンジで自分だけお友達の半分も単語を言えなかったことがすごく悔しくて、負けず嫌いの息子は、その日の帰宅後、大号泣しながらストップウォッチを片手に単語をいう練習をしていました。そして1時間半後、自力で目標タイムをクリア!「やればできる」を実感できたようでした。それ以来、単語を覚えるのは楽しくなったようです。
-家庭学習はどのように取り組んでいるのですか?
小学生になり、学校から帰宅後は宿題や他の習い事で忙しいので、毎朝、学校へ行く前にCDを聴いています。イントロカードなど宿題は週に1度、ゲーム感覚で勉強しています。
-家庭学習において保護者の方の役割はありますか?
我が家では「母は英語がわからない」という設定になっているので、レッスンで習ったことを母に教えてと息子に頼んでいます。母に教えることで復習が自然とでき、勉強を強要するのではなく、親子の会話の延長線上で楽しく学べるように心がけています。
■週に1回、教室に通うだけでは上達にも限りがあります。上達している人は、家庭でもうまく学習を取り入れています。CDやDVDを毎日のように視聴しているということも共通点でした。分かれば楽しくなり、楽しくなれば意欲も湧きます。気をつけなくてはいけないのが、その逆のパターン。コーディネーターのレッスンフィードバックをヒントに、ぜひ家庭学習を工夫していただけたらと思います。
編集後記
Men love to hear well of themselves.
(褒められて、嫌な顔をする人はいない)
「うちの子、家で全く何もやらないんです…」等、よく耳にします。どうしたら意欲が湧くか悩めるところです。しかし、みなさんのお話を伺っていて、やはり感じることは子供任せにしていないということ。お子さんのやっていることに関心を持ち、一緒に取り組んであげ、上達をちゃんと褒めてあげることこそが一番大切なことなのだと改めて感じます。