2002年01月号(Vol.74)緊張は上達へのステップ
緊張は上達へのステップ
12月15日(土)から21日(金)、池袋、川越の両スクールではミニ発表会を兼ねたクリスマスパーティーを行いました。11月から練習を開始。ほんの短時間の発表ではありましたが、子供たちの一生懸命演じる歌や劇に確かな上達を感じました。
真剣さが伝わってきました!
「緊張した」「楽しかった」発表を終えた子供たちからいろんな声が聞こえてきました。緊張があったということはそれだけ思い入れがあったからでしょう。観客の大きな拍手、きっと自信につながったと思います。一部のパーティーでは保護者の方に
靴下へびの寸劇に参加していただきました。「ママはピンクスネイクなんだよ」そんなふうに親の参加を誇らしげに語る様子もまた印象的でした。
今月号は、保護者の方の感想文を紹介します。
■12月に入ると教室にもツリーが飾られ、子供たちのクリスマス・ストッキングが教室いっぱいに吊るされてとても素敵でした。
そして迎えたクリスマスパーティー! ホッ、ホッ、ホッーの笑い声と共にTom Claus がやってきました。トムとトシのやりとりにみんな笑わされっぱなしでした。中でも一個のプレゼントを曲に合わせてまわしていくゲームの時、サンタクローズが突然そのプレゼントを持ち逃げした時の子供たちの顔は忘れられません。ビンゴゲーム、パペットショー、ケーキ作り(工作)、プレゼント交換と1時間半があっという間に過ぎました。準備をしてくださったスタッフの愛情が感じられました。たくさん練習したクリスマスソングはパーティーが終わった今でも振り付きでやってくれます。本当にありがとうございました。
今給黎康子(るなちゃん<2歳>のお母さん)
■11月下旬にコーディネーターの先生より、「クリスマスパーティーでこれ(靴下で作ったへびのパペット)を使って人形劇をしていただけますか?」とお話があった時にはビックリ。でも内容を見てみるとストーリーも短く楽しそう、台詞も少ないので安心しました。問題は最後にへび全員で歌う「Jingle Bells」。せっかくやるなら子供に誇れるように、また後で誉めてもらえるような結果にしたいと思い、英語で完全マスターを決意し練習を始めました。幼稚園の帰り道、大きな声で歌う私を注意する息子を微笑ましく感じたり、私が歌を練習していると次男までも一緒に歌ったりと親子で仲良く練習できました。
パーティー当日、長男は「マミィー、歌まちがわないように頑張ってね!」と励ましてくれました。そして発表。子供たちの前でドキドキしましたがとても良い経験をさせてもらいました。
並木由香(孝充君<4歳>、基修君<2歳>のお母さん)
■弟の真史のクラスでは、「I’m a little teapot」の発表でした。これまで歌や踊りなど家ではほとんどしなかった子が、幼稚園の行き帰りの自転車の後ろの席で歌を口ずさんだり、「こうやって手を上げるんだよ」と踊って見せてくれたりしました。本番では、声は小さかったものの最後まで一生懸命頑張っている姿を見て我が子の成長を感じました。
また、兄智也のクラスでは、「The Musicians of Bremen」の発表でした。9月半ばから今のクラスに変わり、みんなについていけるのか多少の不安がありましたが、「おもしろい」「楽しい」との言葉にホッとしているところでした。今回の劇ではニワトリ役を演じ、練習を開始してから当日の朝まで「緊張するーっ!」を連発していたものの本番では間違えず出来たようで本人も満足そうでした。
そして今回、私も「Snakes Chorus」の発表に参加することになり、その練習に家で付き合ってくれたのが兄の智也でした。私はPurple
Snake をやったのですが、それ以外の役の読み合わせを智也がやってくれました。結果は??として、親子みんなで楽しく過ごせたひと時でした。
泉弓子(智也君<小1>、真史君<年中>のお母さん)
■今回の出しものは「三匹の子ぶた」のジャズチャンツバージョンという聞き慣れないものでした。
12月に入ると家で練習する娘にせがまれ、私も台本を片手に、時に母ぶた役を、時に兄ぶた役を、時にコーラスをすることに。台本を棒読みする私に対し、娘はリズムに乗せて楽しそうに台詞を言っていきます。「これがジャズチャンツか」と感心しつつ、何度か練習するうちに私の中にもリズムと共に台詞が入り、家事をしながらも口ずさめるほどになっていました。当日は、女の子も男の子も皆元気良く一生懸命で、その真剣さが見ている私たちにも伝わってきました。また、母ぶた役のAnna先生の名演技を見ていて、表現力豊かにすることも英語を話す上で大切なことなのかもしれないと思いました。
またパーティーではたくさんの工夫されたゲームが用意されていて、子供はもちろん、見ている私たちも楽しい時間を過ごすことができました。これは先生方をはじめスタッフの方々の子供たちへの何よりのプレゼントと心より感謝しています。
高藤佳子(由紀子さん<小3)のお母さん)
◆発表する子どもたちの姿を見ていて、こういった“場”を持つことの意義を改めて感じました。発表は英語学習のひとつの節目。小舞台を見ながら生徒一人ひとりの1年前の発表を振り返り、成長した姿に嬉しくなりました。英語を勉強するということは知識を増やすことだけではなく、先生や他のお友達とのコミュニケーションを楽しみ、表現力を磨いていくことではないでしょうか。ニッセイトは、21世紀の英語教育をそんなふうに担っていきたいと考えています。
川越スクール、土曜クラス開講!
川越スクールは土曜日クラスを開講させました。担当講師は、オーストラリア出身のLorraine Clark(ロレイン・クラーク)先生。
…趣味は?
読書です。週に3、4冊の本を読みます。また歩くのも好きで、余裕があれば電車なんか使わず歩いちゃいます。
…ニッセイトの印象は?
とても雰囲気のいいスクールです。今までいろいろな学校で教えてきましたがカリキュラムは素晴らしいと思います。
…どんなレッスンを行っていきたいですか?
できるだけ楽しくレッスンを受けてもらえるようにしていきたいです。間違いを気にせずに話すことができるような雰囲気作りを心がけていきます。
…生徒のみなさんにメッセージをお願いします。
野球のイチロー選手の今があるのは、「こんなのできないよー!」なんて音を上げることがなかったからでしょう。努力しなければ何も成し遂げられません。ですから最善を尽くしてやってみるまで諦めないでください。そう、楽しみながら!
これって英語?
ホットケーキ hot cake?!
「ホットケーキが大好き!」という人も多いのではないでしょうか。いかにも英語らしい「ホットケーキ」、実はこれ和製英語。英語では pancake といいます。なぜ? フライパンは英語で? そう、”frying pan”。略して”pan” です。ホットケーキはフライパンで焼くからです。フライパンで焼いたケーキ、それが”pancake”。ホットケーキのほうがアツアツで美味しそうですけどね…?!
編集後記
Easy come, easy go. (得やすいものは失いやすい)
お金に対してよく例えられる諺ですが、学習や経験に関しても用いられます。逆に例えれば、「苦労して得た知識、経験は一生の宝」。クリスマスのミニ発表会、家庭でもたくさん練習をした様子がうかがえました。そうして覚えた台詞や歌、きっといつまでも心に残ることでしょう。