2000年9月号(Vol.59)英語の楽しさって何? —デイ・トリップ報告
英語の楽しさって何?
デイ・トリップ報告
夏休み、楽しいこと、いっぱいありましたか。ちょっと一歩を踏み出さないと、なかなか思い出に残るような楽しい体験は手に入りません。今月の特集は、デイ・トリップ。参加者の声を紹介します。
「不安」が「自信」に変わる時
英語で楽しいこと…。ゲーム? 先生? でも、一番の楽しさは? 子供たちにとってそれは、お友達と一緒に何かに挑戦することかもしれません。新しい出会い(人、こと)にドキドキし、何かにワクワクしながら挑戦する、そうする中で「不安」が「自信」に変わった時、「楽しい」という実感が湧いてくるのではないでしょうか。先のデイ・トリップでは、子供たちの笑顔に自信がうかがえました。
デイ・トリップ日記
7月2日(日)、スタッフ7名を含む総勢42名が貸切バスで八王子にある東京セサミプレイスに向かいました。貸切バスは割高ですが、他の乗客を気にすることなく独自の雰囲気を作り出せます。出発と同時に、子供たちは指示するまでもなく、Day Trip English のスタンプを集め始め、バスの中は英語の世界に様変わり。
Day Trip English は、A6版のカードで、先生達への質問や英語の表現が載っています。適切な場所でその質問や表現を使ったらスタンプがもらえ、ある個数以上のスタンプが集まると最後に景品がもらえるというものです。
バスの中では、英語表現の練習をしたり、スタンプ集めをしたり、また英語の歌を歌ったり、あっという間の到着でした。セサミの森でお弁当を食べ、次にセサミのキャラクターズ・ショー。もちろん英語。たった15分ほどでしたがすぐ目の前で繰り広げられる歌や踊りの迫力には魅せられました。
到着した頃はまぶしいほどの日差しが降り注いでいたにもかかわらず、ショーを終え、外に出ると雨がパラパラ。やがて雷をともなった大降りに…。プログラムはショッピング・タイムを繰り上げ、待つこと40分。ようやく雨も上がり、残されたわずかな時間をボール・プールやベッド・バウンスなどの遊戯施設で満喫しました。
帰りのバスでは、各グループのベスト・スピーカー(当日のプログラムの中で一番英語を使おうと努力した人)の発表、Day Trip English のスタンプ数の確認、それにセサミのビデオを見るなどして過ごしました。雷雨や交通渋滞など悪条件も重なりましたが、子供たちにとってはとても楽しい一日になったようです。
いつもと違った先生達との出会い、新しいお友達との出会いがデイ・トリップを一層楽しく印象的なものにしているのだと思います。また、他のがんばっているお友達に接することも良い刺激になったのではないでしょうか。この経験が秋からの勉強の励みになってくれることを願っています。
初めてのデイ・トリップ
美帆(小5)
私は、アダム先生と話ができてすごく楽しかった。私は、かならず英語で「動物をかっている?」と聞きます。なぜなら動物が大好きだからです。
デイ・トリップでショーを見たとき、一番クッキー・モンスターがかわいかった。歌で知っている英語の歌もあった。ショッピングは、ほしいものがたくさんあって、私はクッキー・モンスターのかがみとブラシ、そしてぬいぐるみを買いました。バスの中では、歌ったりして盛り上がり楽しかったです。来ていない子は、残念だなと思います。この次のデイ・トリップはどこでもいいです!! 知らない子にも話しかけられたのはうれしかった。
今年はスタンプを全部クリア!
由美(あさひちゃん<年少>のお母さん)
ニッセイトに入って今年で2年目になりました。デイ・トリップも今回で2回目の参加です。去年は、親子ともども先生とのコミュニケーションのタイミングがつかめずに、スタンプもあまり押すことができませんでした。今回は、ジョアン先生や高橋先生にヘルプしていただきながら全部をクリアしました。帰りのバスの中で、ベスト・スピーカーをいただき、私もあさひ本人もすごく励みになりました。ぜひ来年も参加させていただきます。ありがとうございました。
新企画「サマースクール」
8月2日、池袋スクールで Patrick講師によるサマースクールが催されました。1時限目は算数、2時限目 は読書とマザーグース、3時限目は家庭科。小学1年生から5年生までの5名が参加しました。
算数の授業では、アメリカのお金の数え方を勉強し、実際に本物のお金を使って買い物ごっこ。また、年齢にあわせた算数のプリントも配られ、英語で算数の問題にチャレンジしました。2時限目の読書は、絵本とマザーグースの手遊び歌。年齢の異なる子供たちが一緒にペアを組み手遊びを楽しむ、ちょっといい光景でした。そして最後が家庭科。みんなでクレープ作りに挑戦し、自分で作ったクレープをほお張りながらパーティー・タイム。
3時間にしては、内容を欲張り過ぎたという反省点もありましたが、とても楽しい有意義な時間を過ごせたように思います。今後、この企画はもっと充実させていきたいと考えています。
平成12年度 第1回英検合格者
4級 井上文英(中1) 寺岡実紀(中2) 斉藤麻梨江(中2)
3級 庄司元樹(中3) 山敷念美(中3)
準2級 H.T.(中3) 岡野香保里(高1)
SPELLING BEE (スペリング・コンテスト)
平成12年度 前期成績優秀者発表(7月実施)
Basic 部門
1位 98点 西原章太(小6)
2位 92点 蔦清秀(小4)
3位 90点 西原有美(小5)
Pre-basic 部門
1位 100点 小谷野莉央(小4)
2位 98点 石原さお里(小4)
2位 98点 飯塚宏香(小5)
Pre-Intermediate 部門
1位 98点 寺尾美緒(小6)
2位 96点 矢島千聖(小6)
Intermediate 部門
1位 99点 寺岡実紀(中2)
2位 98点 家田幸美(中3)
3位 93点 大橋由乃(中3)
Advanced 部門
1位 100点 大谷幸(中3)
2位 99点 H.T.(中3)
これって英語?
サイン ~sign~
憧れのスターの来日公演。しっかりサインももらっちゃおう。ところでサインって、英語で“sign”でいいのかしら・・・?
答えはNO。英語で“sign”とは「記号、合図」、あるいは動詞で「署名する」の意味で使い、いわゆる「有名人の署名」のことは、“autograph”と言います。まあ、ペンとプログラムか何かを一緒に差し出せば何も言わなくても通じるでしょうけれど、“May I have your autograph please?”と、この際バッチリ決めてみては?
編集後記
The proof of the pudding is in the eating.
( プディングの味は食べてから)
何でも試してみないうちはその価値を判断できないというたとえです。パッケージが豪華でも中身はたいしたことがなかったり、かと思えば忘れられない味だったり・・・。食べ物以外でもありますよね。
これっ、と思ったらやはり食べてみる、体験してみる。他人の批評に左右されるのでなく、自分の味覚を研ぎ澄ます。これもまた大切なことでしょう。