英検、TOEFLが大学入試センター試験の代用に!
2020年度の大学入試センター試験が大きく変わろうとしています。これまでのセンター試験は、「読む、聞く」の英語力しか測ることができませんでした。しかし、今の時代に求められているのは「聞く、話す、読む、書く」の4技能です。文科省は、2020年度より民間の試験を大学入試センター試験に代用しようという指針を出しました。つまり、英検準1級、英検2級に合格していれば英語の配点を高得点に換算してもらえるということです。
英検にチャレンジ
最近、英検の関心度が以前よりかなり高まりつつあるように思います。首都圏の私立中学校入試では、受験科目に英語試験を導入している学校が2015年では33校だったのが2016年は63校に及んだそうです。首都圏の私立中学校では入学前に英語は学習してきていることが前提になっていることが伺えます。ある付属の小学校に通う生徒さんは中学入学前に英検4級は取得しておくようにと言われているそうです。英語は中学校からなどと気軽に考えていたらとんでもないことになってしまいます。
英検受験を焦る必要はなし
周りが英検、英検と騒がしくなると、誰もが受験を急ぐような雰囲気が生まれます。しかし、これはあまり好ましくありません。まだ、英語が全く読めないのに英検5級の受験は無謀です。以前はリスニングで高得点が取れれば合格できる可能性はありましたが、現在の英検は4技能が求められます。まずは、総合英語クラスでフォニックスを習い、ある程度の英文が読めるようになってから臨むべきです。 基本は、英検のために英語を勉強するのでなく、学習の成果を測るために英検を利用するという考え方が望ましいと言えます。受験のタイミングに関しましては、総合英語クラスの担当講師とご相談ください。
今月号では、春の試験で英検準1級に合格したKensuke君(高2)とAiriさん(中3)のインタビューをご紹介します。
英検合格者にインタビュー
Kensuke君(高2)英検準1級合格
–どんな教材を使って英検の準備をされましたか?
キクタン準1級と「英検準1級総合対策教本」を購入しましたが、あまりやっていません(苦笑)。
–でも、準1級のレベルはかなりの語彙力が要求されますよね。
単語は、高校の授業でもほぼ毎週200問くらいのテストがあります。
–なるほど。単語以外では、これまでのどんな学習が今回の合格につながったと思いますか?
ジャーナルをこれまで続けてきたのはとても役立ちました。今回の一次試験でもライティングは750点満点でした。それと、昨年の総合クラス(GE)で長文読解に取り組んだのも役立っています。
–ライティングは多くの生徒さんの悩みの種です。そのライティングで満点は素晴らしい。まさに「継続は力」ですね。
お母さんにインタビュー
–ニッセイトの入学は小5でしたね。
実は幼児の頃から別の英語教室に通っていました。でも授業料の割には身に付いていないと思っていたところ、友人に紹介されたのがニッセイトでした。体験を受け、親子共々とても気に入ってすぐ入学しました。
–お子さんをこれまでどのようにサポートされてこられましたか?
特に手助けすることはありませんでした。本人のやりたいようにさせてきたことが成長につながっている気がします。
–ニッセイトのどんなところ気に入っていただいていますか?
総合英語クラスと英会話クラスが分かれているところです。コーディネーターがサポートしてくださるところもありがたいです。オープンクラスで見学もでき、小さい頃はよくイベントにも参加させていただきました。とても手厚い体制で貴重な体験をさせてもらいました。お休みをしなければならない時に振り替えができるところも魅力的でした。
–これからのお子さんの英語学習に期待されることは何ですか?
英語の習得と同時に、世界観を2倍、3倍に広げて欲しいと思います。
Airiさん(中3)英検2級合格
–英検2級の受験対策はどのようにされましたか?
過去問題集は買って取り組みました。でも、部活(テニス部)の活動が忙しくて、あまり勉強できなかったのです。ですから、正直自分でも合格してびっくりしています。
–今、中3ですよね。受験を目前にし、辞めようと思ったことはありませんか?
何度もあります(笑)。中学校に入って部活が忙しくなり、急いで家に帰り、電車に乗って行かなければならないので何度もくじけそうになりました。
–なぜ続けてこれたのですか?
英語だけが取り柄みたいなところがあって、私から英語を取ったら何が残るんだろうと考えてしまいました。それに中学校に入ってから、友だちに英語の分らないところを聞かれることが多く、自分が人の役に立てているのが嬉しかったからです。
–これまで自分の英語が上達したと感じられたのはどんな時ですか?
中学校に入り、洋楽が好きな友だちができました。彼女の影響を受け、私もいろいろな洋楽を聞くようになりました。分らないと歌詞は辞書で調べました。最初は聞き取れなかった歌が徐々に聞き取れるようになり、リスニング力も大分ついたと思います。また発音も良くなったと感じています。
–これまでニッセイトでの思い出は?
一番印象に残っているのは、浅草での外国人観光客のインタビューです。すごく緊張したけど、とても楽しかったです。それにクリスマスの英語劇です。劇は、ただ英語を話す練習でなく、体を使ってどう感情を伝えるかという勉強になりました。友だちと一緒に劇を創り上げるのは普段とは違った楽しさがありました。
–これからの目標は?
将来は英語を活かした仕事につきたいので、まだまだ頑張らないと、と思っています。また、来年はホームステイにチャレンジしてみたいですし、そのためにも、映画を吹き替えでなく字幕版で見たりして普段の生活の中でも英語に触れるように意識しています。
お母さんにインタビュー
–ニッセイトに入学したのは3才でしたね。これまでお子さんの英語学習をどのようにサポートされてきたのですか?
幼児期や小学生の頃は家の中で、また車での移動の時にCDを聴いたり、単語を覚える宿題を手伝ってあげたりしていました。また、小学校の高学年ではジャーナルの宿題をみてあげていました。中学校に入ってからは本人任せです。
–ニッセイトのどんなところを気に入っていただいていますか?
生徒一人ひとりを家族のように大切に、時には優しく、時には厳しく接してくれるところです。
–お母さんから見て、お子さんの英語力上達にもっとも影響したことはどんなことだと思いますか?
ニッセイトでジャーナルを書くようになり、英語力が飛躍的に上達したと思います。
–ニッセイトでのこれまでを振り返り、最近英語を始めた生徒さんの保護者の方にアドバイスをするとしたら、どんなことですか?
ニッセイトで良い先生やお友だちと出会えたことは本当に良かったです。幼児の時はすぐに結果を求めないで一緒に英語を楽しむことが大切だと感じました。今は成長と共に少しずつ本人に任せて見守るようにしています。
◆Kensuke君もAiriさんも英検は通過点のひとつと考えているようです。その先には大きな夢があります。自分にひとつでも「得意」があることは、大きな強みになります。自信にもなります。ニッセイトの生徒さんは「英語が好き」だけでなく英語を得意にしていきましょう。私たちも全力で応援します。
編集後記
Every dog has his day. (誰にも最盛期がある)
「どんな人にもチャンスが必ず来るから前向きに行こう」といったニュアンスで使われる諺です。自分の輝ける時は自分の好き、得意が活かされる時です。自分の得意がまだ見つからない人は何をやっている時が楽しいのか自分に語りかけてみましょう。それが、英語だったらとことんやってみましょう。
ニッセイト英語専門教室