英検英作文筋力トレーニング‐平和と公正をすべての人に

皆様　こんにちは

ニッセイト英語専門教室池袋校GE講師Yokoです。

皆様　夏休みはいかがでしたか？

私は沖縄・石垣島に行ってきました。青い海で泳ぎ　心地よい風に吹かれて　真っ青な空を眺めて　夜はたくさんの星を見上げて　リフレッシュしてまいりました。

一方　偶然にも　この夏休みは太平洋戦争末期の沖縄について　そして　特攻隊についての本を何冊か読みました。

今なお　戦争と核使用の影響に苦しむ方々が多くいらっしゃいます。今回は本島で過ごす時間がなかったのですが　今度は平和学習の為に沖縄に行きたいと今　強く思っています。

大人として　親として　教育に携わる者として　平和のために　子どもたちの未来のために　学び　発信できるようにしていきたいと思います。

今回のテーマは　SDGs 16 平和と公正をすべての人に　

世界の軍事費がどんどん増加していることはご存じだと思います。昨年の世界の軍事費は約2兆4430億ドル　過去最高額でした。ところが　開発途上国の支援を主な目的とする政府開発援助（ＯＤＡ）の昨年の合計金額は約2237億ドルです。軍事費が10倍以上も多いということです。軍事に莫大なお金を費やす一方で気候変動や貧困・飢餓の問題に対処したり

健康と教育を促進したりする資金は不足しています。さらに　国が扱う軍事費以外で違法に取引されている武器も多数存在します。武器が犯罪集団やテロリストの手に渡った場合は紛争地などで使われ　民間人も武器を手にすることとなり　子ども兵・少年兵などを増やす要因になってしまいます。SDGs目標16「平和と公正をすべての人に」には「違法な資金の流れや武器の流通を大幅に減らす」と明記されています。

また世界では核兵器使用も深刻な問題となっています。世界には今　12,000発以上の核兵器が存在しているそうです。冷戦時代に70,000発あった核兵器の総数は毎年少しずつ減っていますがこの5年間で核兵器関連の総支出額は3割も増えたとのことです。これは核保有国が核戦力を近代化し　核兵器の質的な向上を進めていることを意味します。さらに　ウクライナ危機が起きたことで核兵器使用の危険性は冷戦後で最も高まっています。　　　皆さんは覚えていらっしゃいますでしょうか？　2017年に「核兵器禁止条約」が採択され　21年に発行されました。現在、93か国・地域が署名しているこの条約は核兵器の開発、実験、生産、製造、多国への移譲、使用、威嚇まで全面的に禁止した初の国際法です。核兵器を非人道的な違法の兵器としたこの条約策定には市民社会が積極的に関わりました。この採択に貢献したとして　核兵器廃絶国際キャンペーン（ICAN）がノーベル平和賞を受賞しました。このキャンペーンには今111か国　682のパートナー組織が参加しています。（2023年時点）　核廃絶を求める市民社会の連帯が世界中に大きく広がっているのです。近年は　人間の有意な制御なしに自律して敵を探し殺傷するAI搭載の兵器の開発・使用について　国際的に議論されています。未来の平和を守るために私たちは考えて行動していかなくてはならないと強く感じます。

今日も太陽がギラギラ元気いっぱいですが　空には少し秋の雲も見かけるようになりました。

体調に気を付けながら　秋の訪れを待ちましょう。

では　またね！！

 

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