英語は手ごわい?
秋分の日を迎えた瞬間に気温もぐっと下がり、季節が確実に進み始めたようです
こんにちは。
ニッセイト英語専門教室池袋校の吉野です。
全員が中2生のクラスでのある出来事です。
そのクラスでは、塾等でも使用している中3のテキストを使用しているのですが、
各単元の後に、その単元で学習した英文法の理解と定着を計る為、長文読解のページがあります。
『中学生と自転車の事故』という見出しの長文に、以下のような英文がありました。
「The following figures are from the census results of the National Police Agency of Japan between 2014 and 2018. 」
(次の数字は、2014年から2018年の間の警察庁の調査結果によるものです。)
この英文を和訳し始めたR君。
「『figures』って何ですか?」
「『数字』のことだよ」
「えっ?人形のフィギュアではなくて?」
「人形のフィギュアも「figure」だけど、この場合は「数字」ってこと」
「むずい。。。」
「でも、同じ単語でも違う意味の日本語って、あるでしょ?」
「ええ~、ないよ~。。。」
聞いた私自身も、しばらく考えてしまいました。
即座には、違う意味を持つ日本語の単語を思いつくことができません。
しばらくの沈黙の後。。。
「やばい!みたいな?」と今度はY君。
「そうそう。やばい、やばい!」
確かに「やばい」には、ふたつの意味があります。
ひとつは、ずっと昔から使われている『法に触れたり危険に合ったりして、具合の悪い事。
不都合なこと。危ないこと』を指します。
しかし、今は、若い世代を中心にして『このカレーやばいね!』というように、
「やばい」は『美味しい!』や『素晴らしい!』というプラスの意味でも使われています。
「はしのはしを,はしを持ってはしって通る」という言葉遊び。
これを漢字で書けば、「橋の端を、箸を持って走って通る。」
それぞれの単語は一つずつの意味しか持ちません。
英語でよく子供たちが混乱するのが「hard」という単語。
「My father has been working hard to support his family. 」
「Ken has been practicing soccer hard to be a member of the team. 」
「My sister has been practicing the piano hard to win the national competition. 」
上記の英文の「hard」は全て『一生懸命』や『熱心に』という肯定的な意味。
ところが「I had a hard time understanding math equation. 」
「This homework is very hard.」
こちらの「hard」の意味は『難しい』あるいは『困難な』になります。
そう考えると、状況や内容に応じて、的確な意味を捉えなければならない英語の方が
子供たちにとっては、手ごわい相手かもしれませんね。
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