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2024/10/01
池袋スクール
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英語は手ごわい?

秋分の日を迎えた瞬間に気温もぐっと下がり、季節が確実に進み始めたようです

こんにちは。

ニッセイト英語専門教室池袋校の吉野です。

 

全員が中2生のクラスでのある出来事です。

そのクラスでは、塾等でも使用している中3のテキストを使用しているのですが、

各単元の後に、その単元で学習した英文法の理解と定着を計る為、長文読解のページがあります。

 

『中学生と自転車の事故』という見出しの長文に、以下のような英文がありました。

The following figures are from the census results of the National Police Agency of Japan between 2014 and 2018. 」

(次の数字は、2014年から2018年の間の警察庁の調査結果によるものです。)

 

この英文を和訳し始めたR君。

「『figures』って何ですか?」

「『数字』のことだよ」

「えっ?人形のフィギュアではなくて?」

「人形のフィギュアも「figure」だけど、この場合は「数字」ってこと」

「むずい。。。」

 

「でも、同じ単語でも違う意味の日本語って、あるでしょ?」

「ええ~、ないよ~。。。」

聞いた私自身も、しばらく考えてしまいました。

即座には、違う意味を持つ日本語の単語を思いつくことができません。

しばらくの沈黙の後。。。

 

「やばい!みたいな?」と今度はY君。

「そうそう。やばい、やばい!」

 

確かに「やばい」には、ふたつの意味があります。

ひとつは、ずっと昔から使われている『法に触れたり危険に合ったりして、具合の悪い事。

不都合なこと。危ないこと』を指します。

しかし、今は、若い世代を中心にして『このカレーやばいね!』というように、

「やばい」は『美味しい!』や『素晴らしい!』というプラスの意味でも使われています。

 

はしはしを,はしを持ってはしって通る」という言葉遊び。

これを漢字で書けば、「を、を持ってって通る。」

それぞれの単語は一つずつの意味しか持ちません。

 

英語でよく子供たちが混乱するのが「hard」という単語。

My father has been working hard to support his family. 」

Ken has been practicing soccer hard to be a member of the team. 」

My sister has been practicing the piano hard to win the national competition. 」

上記の英文の「hard」は全て『一生懸命』や『熱心に』という肯定的な意味。

 

ところが「I had a hard time understanding math equation. 」

This homework is very hard.

こちらの「hard」の意味は『難しい』あるいは『困難な』になります。

 

そう考えると、状況や内容に応じて、的確な意味を捉えなければならない英語の方が

子供たちにとっては、手ごわい相手かもしれませんね。

 

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