酒井冬樹さん
株式会社電通 営業部勤務 40才
[1995年]
新卒で広告会社「株式会社東急エージェンシー」に就職。
主に、大手流通や大手飲料メーカーの広告・販促担当営業として従事。
[2003年]
フランスを母体とする外資系広告会社「Beacon Communications K.K.」に転職。
外資系損害保険会社や、Global企業のAccount担当(営業)として従事。
同社在籍中は、Businessの基本言語が英語だった為、主に英語での打ち合わせや資料作成を行う。
[2006年]
大手広告会社「株式会社電通」に転職。
現在に至るまで、外資系の生命保険会社のマーケティング業務に従事する他、新規Clientの獲得業務や、マーケティング全般サポートを行っている。
◆ニッセイトの入学は何才だったか覚えてますか?
3才でした。
◆入学動機は?
その当時の家の隣の部屋が、ニッセイトだったもので(笑)
◆いつまで通っていました?
高校生までです。
◆ニッセイトではどんなことが楽しかったですか?
【幼少期】
記憶も定かではないですが、単純に「遊びに行く」というくらいの楽しさだったと思います。
【小学生時代】
今でも記憶しておりますが、先生に「Pretty」の発音が良い!とほめられた事です。子供心に「なんか僕、できてるのかも~?」と幼少期に思わせた事は事実です。
この時期は、「あ!英語って楽しい!」と思う事こそが、一番大事な事だと、今になって思います。褒められることで、もっと知りたいという知的好奇心が育つのだと思います。
また、サマーキャンプで、他の国の人達と触れ合った事は、非常に楽しく貴重な財産になっています。言葉や肌の色が違う人がいる。伝える努力をすれば、片言英語でも通じ合えるという事。この体験は、この小学校時代に培われました。
(*補足:当時、外国人の人と触れ合えるのは、こういったイベントだけでした。)
【ニッセイト代表からひとこと】
私が最初に冬樹君を担当した時は小学2年生でした。毎週テキストのダイアローグをテープと同じように言えるよう宿題に出していたのですが、冬樹君は素晴らしかった。発音、イントネーションがテープそっくりでいつも感心していました。冬樹君を見ていて、「日本人でも小さいうちからたくさん音を聞いて練習をたくさんすれば、ネイティブ並みに発音することは可能だ」と確信しました。
◆中学、高校での思い出は?
【中学~高校時代】通常の授業もさることながら、英語のワークショップ的に「ドラマ(演劇)」を通じて、英語を学んだ事は、一生忘れ得ない貴重な経験になりました。ドラマのセリフの場合、極端に言えば、その言葉の意味が分からない状態で、丸暗記して、話しているうちに「その言葉の文法的な意味」ではなく「その言葉の響きや繋がりが持つ本質的な言葉の“意味”」を、丸暗記して、その感情を乗せてゆく事で、結果、通り一辺倒でその言葉を覚えるよりも、“生きた言葉”としての英語を、学べたのだと思います。
◆ニッセイトで習ったこと、体験したことは、その後どんなふうに役立っていますか?
今の職場の前に外資系の広告企業にいたのですが、ニッセイトで学んだ日本人でない人達とのコミュニケーションの取り方は非常に役に立っています。仕事以外では全く外国にも行った事もない私がスムーズに溶け込めたのは、ニッセイトでの経験があったからこそです。
現在は、クライアントが外資の会社もある為、資料等の重要書類は全て「英語」資料の為、日々英語に接しております。ただ、ビジネス英語は、習ってきた通常会話英語とは異なる為、日々勉強し続なくてはならないと自戒の念を込めて思っております。
◆会社で現在のポジションにおいて、どの程度の英語力が求められていますか?
今やボーダーレスになっているビジネス環境においては、英語のスキルは必須です。TOEICでいえば最低800点のスキルは求められるところです。
◆これからの社会の中で英語の必要性をどのように感じていますか?
「英語を話せる、英語が書ける」という事はもちろんなのですが、他の民族・宗教・国の人間と、意思疎通を行えるある意味「唯一の共通の言語」なので、「学ぶ英語」でなく「他人との意思疎通を図る手段」としての英語が、今後、更に求められる事になると思います。
◆これからの小学生、中学生、高校生にはどんな英語力が求められていると思いますか?
私の世代と比べても、世界が確実に広がっている(SNS等含めて)今の時代においては、理想としては、幼少期から自然に(日本語と共に)接する事で、「相手に臆しない」「相手の立場に立って、話せる」「自分の立場を相手に齟齬なく伝えられる」為に英語を学ぶ事は(“学ぶ”というより、“肌で感じる”という事ですかね?)今の学生さんが10年後20年後に社会に出る際に、私の世代よりも、より大きく深く求められる事になるかと思います。
もちろん英語に限りませんが、他の民族・国民と、最大公約数で接点の取れるのは「英語」です。英語を皮切りに、日本語でない、他の言語を学び、他の人達とコミュニケーションをとる事で、「他国を知る」「日本を知ってもらう」という両方を進めていって頂ければと思います。
いろいろ今の時代、他国との齟齬(そご)はありますが、まずはコミュニケーションを取り、自分の意見が言えなければ、誤解を生んだり、置いてゆかれる時代になってゆくのではないでしょうか。
◆ありがとうございました。
ニッセイトで習ったこと、体験したことがとても役立っているようで嬉しい限りです。これからもなお一層の活躍を期待しております。