2015年01月号(Vol.218)英語の4技能をバランス良く習得するためには?
ハロウィンコスチューム 聞かせて、制作の裏話
10月には池袋スクール、川越スクールでハロウィン・パーティーが行われました。生徒さんたちにとって一番のお楽しみは仮装です。今年も個性あふれるコスチュームがパーティーを盛り上げました。今月はそのコスチューム準備における苦労話をご紹介させていただきます。
<エルサ>
Yutaroくん(年少)のお母さん
男の子なので、「エルサ」がいいと言われた時はビックリしました。本当に「エルサ」で大丈夫か、主人とも話し合いました。息子には、『ハロウィンの時だけだよ!』と話しました(笑)。ドレスを着せたらすごく喜んでいて、私たちも思っていたより似合っていたので笑ってしまいました。
新年、明けましておめでとうございます。
1年の計は元旦にあり。さて、皆さんの今年の抱負は何でしょう。ニッセイトは、生徒さんたちに4技能(聞く、話す、読む、書く)の力をバランス良く、しっかり身につけて欲しいと願っています。4技能の力を身につけてこそ「本物の英語力」と言えるのではないでしょうか。
EC(会話クラス)とGE(総合英語クラス)
ニッセイトは「伝える心を育て、伝える技術を養う」を教育理念としています。あいさつができる程度の英語力では不十分です。4技能をバランス良く効率的に身につけていただくために2つのクラスがあります。外国人講師が教えるECクラス(English
Conversation)と、日本人講師が担当するGEクラス(General English
総合英語)です。
ニッセイトの学習システムの特長はまさにここにあります。適材適所、それぞれの講師が持ち味を活かして指導することで高い学習効果を生むと考えています。
生後すぐから幼児期は言語習得能力が最も高い時期ですので、幼少期にまずECクラスで英語に親しんでもらいます。日本語の習得過程でもそうですが、聞いてお話ができるようになってくると子どもは読みたくなってくるものです。この段階が小学1、2年生で、集中力も増し、座学が容易になる年齢です。幼少時から英語を始められた生徒さんの場合、少しマンネリ化を感じ始めるお子さんもいらっいます。そのため、このタイミングでのGEクラス開始は生徒さんたちに新たな英語の興味を引き出す喚起剤にもなります。
読める楽しさを味わう!
英語を学習していく過程で上級になればなるほど読み書きの能力は不可欠です。アメリカの子どもたちは、幼稚園、小学校低学年で英語の文字と音の関係のルール(フォニックス)を学びますが、ニッセイトではGEクラスでそれを学びます。初めて出会う単語でも、法則を知ることによって自力で読むことができるようになります。
c + a + t =
cat
※アルファベットの1文字1音を学び、
音の足し算をします。
hat, hut
などカタカナにすると同じようになってしまう単語も、フォニックスの学習をすれば違いを意識して正しく発音することができるようになります。読めることで、今までとは違った英語の楽しさを発見する生徒さんたちも大勢います。また、文字を読み、文法を学習することでECクラスの学習内容の理解が深まり、予習復習が容易になります。日本語もそうですが、高度な語学力を目指すためには読み書き能力により自主学習ができるようになることが不可欠です。
実践的な英語力を身につけるために
英語を思いのままに使えるようにするためには、自分の考えていることを言葉にする訓練が必要です。この訓練のために、Basic-4以上のECクラスで「英語ジャーナル(日記)」を課題としています。辞書なども使いながら、生徒さんたちは自分の伝えたいことを英語で準備し、クラスで発表します。最初はみなさん苦労しますが、続けていると自分の伝えたいことを表現する能力が驚くほど身に付いてきます。さらに上級クラスでは、日記だけでなく、与えられたトピックに対しての英作文能力もついていきます。
また、多くの英語学習者は英検をひとつの目標設定にしています。この試験は高校や大学進学時にも有利に働きます。最近の英検準1級の問題には、社会問題や日本の文化紹介等を説明記述させるような問題が出題されています。実用的な英語力を計ろうとする傾向が強まっていると言えます。
ECクラスで豊かな表現力を、GEクラスで確かな文法力を身に付けたニッセイトの生徒さんは、こういった問題にも好成績を上げています。
※会話のBasicクラスを履修する場合、GE7~GE5は必須となります
2016年度以降、基礎科はECとGEがセット
現在、小学校2年生以上のほとんどの生徒さんがECクラスとGEクラスの両方を履修していただいておりますが、中にはやむを得ない理由でどちらかひとつだけという方もいらっしゃいます。しかし、英語4技能の基礎を定着させ、時代を先取りした高度で本物といえる英語力を身につけるために、2016年度以降のBasic(基礎科)1~3のレベルではECクラスとGEクラスの両方をセットで履修していただくことを原則としてご案内していきたいと考えております。何卒、皆様にはご理解、ご協力の程をお願い申し上げます。
ECとGE両クラス履修者の声
●フォニックスを学び自分で読める単語が増えたことが良かったです。英単語を自分で読んでみようという意識が芽生えたように思います。
B1、GE7(小2男子のお母さん)
●先生が日本人なので質問なども気軽に聞くことができて勉強がはかどります。 B6、GE4(中1女子)
●GEとECの学習内容をリンクさせることでどちらの内容も理解度が高まり、家庭学習の際に手伝ったり、直したりという機会が減りました。また自分から進んで学習するようになりました。英検の勉強もスムーズに取り組め、文章問題が苦手ではなくなりました。 B6、GE4(小4男子のお母さん)
●英文が読めるようになったことで、自分で辞書を使い、問題文に1人で取り組めるようになりました。あやふやだった文法も確認できるので、ジャーナルの宿題も1人で書くようになりました。
B6、GE4(小6女子のお母さん)
●中学校の英語が得意科目として本人の自信につながっているようです。会話でも時制を考えながら話すようになったと思います。
B6、GE4(中1女子のお母さん)
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編集後記
Right person in the right place
(適材適所)
文科省は2020年に向け教育体制整備を進めています。その中には、中学校の英語は英語で教えるという方針決定がありました。英語教員資格は英検準1級以上、TOEFL
iBT
80点程度以上を求めるそうです。日本人の英語教員に英語の4技能全ての習得を委ねるのでなく、得手不得手をふまえた役割分担が小、中学校の英語教育でも必要ではないでしょうか。
<ハンター(逃走中)>
Suzuneちゃん(小1)のお母さん
コスチュームを何にするか考えている時に「逃走中」というテレビ番組をやっていました。そこで、「ハンター」にしたら面白いかもと話が盛り上がりました。2人はいとこ同士なので、去年はマリオとルイージをやりました。女の子ですが、ドレスじゃなく、おもしろいものを!という親の勧めでした。作り物は苦手なので衣装は作らなくてもいいもので考え、知り合いや兄弟のスーツを借り、サングラスを探しました。髪はカッコよく決め、固めました。始めは少し嫌がっていましたが、家で着てみるとその気になり、お互いメールで送り合っていました。
<トッキュウジャー6号>
Ryoくん(年少)のお母さん
息子がなかなかサイズを測らせてくれなくて、2度ほど縫い直すことになってしまいました。サイズを測らせてくれなかったのは私が何をするにでも完璧にしたい方で、その為時間がかかってしまうのをわかっていて、じっとしてなきゃいけない、遊べない、動けない、そんなのイヤだぁ~(>_<)って逃げてました。でもできあがって試着した時は満面の笑顔で、走って鏡の前に行って、またまたニンマリ。そして、次に衣装のトッキュウ6号の変身マネをしてキャラクターになりきっていました。
<妖怪オロチ>
Yuyaくん(小1)のお母さん
これまでもコスチュームに関しては無理難題を言われ続け、その度、妥協しあいながらなんとかこなしてきました。しかし、今回は完成のイメージができず、大変手こずりました。布地を選ぶのにお店で何時間も悩んだり、ソフビの人形を何度も確認しながらチクチク縫う作業はとても楽しく、家族でいつもより長く一緒に過ごせる温かい時間となりました。なんだかんだ文句を言いつつコスチューム作りに夫婦で夢中になれる私たちは揃って、こういうことが好きなんだということが改めて分かりました(笑)。
<錦織圭とマイケル・チャンコーチ>
Hidetoくん(小3) and his
brother(年中)
テーマは、ハロウィンには全く関係なさそうですが「モンスター並みの活躍」というこじつけで、錦織圭選手になりました。
衣装は家にあったものの寄せ集めに、ロゴを紙で貼っただけでしたが、本人も満足の出来に。ただ錦織選手はまだしも、5才の弟のチャンコーチが分かってもらえるか不安だったのですが、しまぞう等のものまねの画像を見ながら、二人共ノリノリでポーズの練習をしていました。錦織選手のように、世界に向かってチャレンジする心を持って成長してほしいなぁと思います。
<妖怪ウォッチ コマさん>
Chinosukeくん(年長)のお母さん
今年のコスチュームは何がいい?と聞いたら、妖怪ウォッチ!と即答!話し合いの結果コマさんに決めました!最初は顔だけコマさん?とか考えましたが、小さいうちだからこそできる全身着ぐるみタイプの可愛いコマさんにしました。夜なべして作ってハロウィンの朝ギリギリ完成!起きてリビングにあったコマさんを見た息子は、ものすごい喜びよう!すっかりなりきって「コマさんヅラ!」を連呼!手も風呂敷をしっかり握って普段恥ずかしがり屋で写真が苦手な息子もポーズを決めていました。当日もみんなに可愛いと言ってもらえてちょっぴり恥ずかしいけどご満悦。いい思い出になりました。
<クラゲ>
Kotaくん(小5)のお母さん
近年は、夏休みに体験したことをモチーフにし、手作りをしています。今年は山形県にある「くらげ水族館」がリニューアルオープンしたので家族で遊びに行ってきました。初めは、シャワーハットにすずらんテープをはりつけようと思っていたのですが、100円ショップで見つけられず悩んでいたところ、もっとピッタリなものを見つけました。扇風機カバーです。柄も海っぽくてピッタリでした。前日までは、レディガガのかつらのような感じで、本人も気に入らなかったみたいですが、当日の朝、顔の下の部分の処理を考え出し、ようやく本人も納得のいく仕上がりになりました。成長してくるとコスチュームをつけるのが恥ずかしくなってしまいますが、自分でもアイデアを出し一緒に作り上げたので大丈夫でした。毎年、この時期が近付くと大変さを感じつつ、息子と一緒に作り上げる喜びを感じています。
<妖怪ジバニャン>
Masatoくん(小5)のお母さん
毎年、ハロウィンの時期になると、子供に「何にする?」と聞いてから作っています。今年は、『ジバニャン』がいいということで、家にあったハンカチや漫画を見て作成しました。最初はかぶりものにしようと思ったのですが、うまくいかなかったので指人形にし、新たにお面を作ることにしました。目の穴をくりぬいて見えるようにしたら何かしっくりこないので、セロファンを貼ってみたり、鼻の位置を何度か変えてやっとそれらしく見えるようになりました。私自身も楽しく作れました。それに子供に喜んでもらえて嬉しかったです。
<アンパンマン>
Hayatoくん(5才)のお母さん
夏祭りでお面を買ったので、これは使える!!と、ずーっと考えていました。息子は『仮面ライダーV3』を妹は『アンパンマン』を買い、2人ともそのキャラクターになる気満々でした。母もそれに応えようと四苦八苦しましたが、どうしてもすべてそろえられず、直前に断念。妹と共にアンパンマンにすることにしました。夜なべして2人分のマントを縫いました。子どもたちは出来上がったものを身にまとうと「トーッ!ハッ!!」と大喜びでかっこつけて走り回っていたので「いける!」とさらに作る意欲が湧いてきました。黄色に手袋が手に入らず苦労しましたが、父親が仕事帰りに何軒もお店を廻ってやっと見つけました。
<魔女の宅急便 キキ>
Ricoちゃん(小2)のお母さん
灰時期に『キキ』をやりたとい決めていたので、コスチュームセットを買ってしまおうかとおもいましたが、たまたま子供服のレシピが図書館で見つかったので、アレンジ手作ることしました。右手にレシピ、左手に「魔女の宅急便」の絵本を抱えて、『キキ』にchかづけるために、イメージ縫製したのが一番の苦労した点です。デザイナー気分を味わえたのも良い思い出です(笑)。最後のコーディネートチェックは娘がやりました。
<ジュダイの騎士ルーク>
Kaitoくん(小3)のお母さん
パーティー参加を決めてから、何のコスチュームにするか悩み続け、本格的な準備に入ったのは、一週間前くらいでした。ジャック・オ・ランタンの方はすぐに完成しましたかが、ジェダイの騎士ルークの方は仕上げが当日になってしまい焦ってしまいました。
家族の役割としては、母が参考になる画像探しや、コスチューム制作の仕上げをしました。父は全体のバランスなど、最終チェックをしました。Kaitoは、もともと工作が大好きで、やる気満々でした。身の回りにあるもので素敵なものを!を目標に、本人のイマジネーションを大切に、なるべく忠実に再現できるよう心がけました。パレード参加ということで、動きやすさにも気をつけて作りました。
出来上がってからは、何度でも着てみたいという気持ちを抑え、当日まで壊れないよう大切に保管していました。
ここでルークのブーツについてですが、ブーツのこと、すっかり忘れていたのです。
しかしラッキーがかさなり…
前日に何の気なしに母が購入したレインブーツ(黒のビニール素材)、が息子の足のサイズとほぼ同じ。まるでその日のために買ったかのようで、家族みんなでハイタッチして喜びました!
もうすでに来年のコスチュームについての話で盛り上がっている我が家でございます。
<シェリーメイ、ダッフィー、ジェラトーニ>
Miriちゃん(小3)、Riichi君(小2)、Mionちゃん(小3)
ハロウィンの衣装は、西尾兄弟と3人でセットになるディズニーシリーズを続けているので、去年の映画モンスターズユニバーシティに続いて、今年はアナ雪も考えましたが…
ママ2人で色々と相談して、新しくジェラトーニのキャラクターも増えた事をきっかけに、ジェラトーニ、ダッフィ、シェリーメイを作る事に決めました。
今年も色々な生地を沢山扱っている日暮里まで買い出しに行き、準備は早かったのですが…
運動会など学校行事に追われてしまい…
結局、5日間ぐらい徹夜状態でミシンを夜な夜なかけて、当日の朝完成でした…(笑)
ボア生地は扱いにくく、ミシンと掃除機と日々戦いでしたが!
子供達も大喜びしてくれたので頑張ったかいがありました。
<妖怪ウィスパー>
Yutaro君(小2)のお母さん
最初ウィスパーのコスチュームにしたいと息子に言われた時は、どうやって立体的に作ろうかと悩みました。素材を不燃布にしようと決めてからは、不燃布のフワフワ感を活かして無理に立体的に作らなくても十分ウィスパーのフワフワ感が出せました。
<一旦ゴメン>
Kazutoshi君(小1)のお母さん
今年大ブームの妖怪ウォッチ。我が家も品薄のメダルを求め行列に並んだり、妖怪に取り憑かれた年となりました。そしてコスチュームは、妖怪「一旦ゴメン」に決定。いったんもめんならぬ「一旦ゴメン」は、その場しのぎの謝りで人をイラッとさせる厄介な妖怪です。パーティーの1ヶ月前から材料探しをスタートし製作を試みるのですが、興味津々の下の子に何度も邪魔され断念。結局製作はパーティー前日になってしまいました。運よく日曜日だったので「今日は一旦ゴメンをつくるから」と宣言し、家事子供の世話を主人に丸投げ状態で1人部屋にこもり製作に集中しました。作り始めの頃、和寿は「まだ全然似てない」と厳しい一言。
途中サイズを合わせるため何度も試着をさせて、和寿サイズにしていきます。試着で疲れながらも、胴体部分の文字をテープで作るというナイスアイディアを出してくれ、時間短縮になり助かりました。完成し、私が被ってリビングに登場すると
子供達は大騒ぎ。とっても喜んでくれました。そして、和寿は「でも、なんとなく賞に選ばれない気がするなぁ」と冷静なコメント。賞に選ばれたいという本音が見えて笑ってしまいました。
Halloween
Costume Contest 2014
Ikebukuro
School
The Best Costume |
The Most Creative |
The Cutest |
一旦ゴメン | クラゲ | オラフ |
Kazutoshi (小1) | Kota(小5) | Konosuke(1歳) |
Kawagoe
School
The Best Costume |
The Most Creative |
The Cutest |
コマさん | 錦織圭&マイケル・チャン | ジェラトーニ、シェリーメイ、ダッフィー |
Chinosuke (年長) | Hideto(小3) his brother | Mion(3) Miri(小3) Riichi(小2) |
編集後記
In the middle of difficulty lies
opportunity.
(困難の中に機会がある)
アインシュタインの名言です。日々、忙しさに追われる中、「ハロウィンのコスチュームを考えるのは苦痛」と感じられている人は少なくないかもしれません。しかし、改めて寄せられたアンケートを読んでみて、大変な時間を素敵な時間にうまく転換されている方が多いことに気づきます。ハロウィンコスチュームが家族で取り組む貴重な共有時間になっているという感想もありました。裏話の大変さには同情しながらも、どこか心温まる思いがしました。