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1996/07/01

1996年7月号(Vol.20)一歩進んだ家庭学習のススメ

 家庭学習の必要性は、十分お分かり頂いていると思います。家庭学習と教室での授業は、自動車の前輪と後輪の関係に似ています。授業は前輪で、自動車の方向づけをし、家庭学習は後輪で、エンジン(目的意識orモーチベーション)の力を受け、自動車を直接動かします。という訳で今月は家庭学習のプラスαを紹介しましょう。

お母さん(お父さん)の家庭学習アシスタント・チェック

 まずは、お子さんの家庭学習に、普段どの様にかかわっているのかを客観的にチェックして頂きたいと思います。次の7つの質問に「はい」「いいえ」「どちらともいえない」のいずれかで答えてください。

はい

いいえ

どちらとも言えない

1.時々、英語のテープや英語のテレビ番組を一緒に楽しむ

  

  

  

2.English Catch ballでよく遊ぶ

  

  

  

3.子供が教室に行く前に、宿題は必ずチェックする

  

  

  

4.今、子供がどんな内容を勉強しているのか知っている

  

  

  

5.子供の上達を素直に誉めてあげている

  

  

  

6.子供が英語に興味を持てるよういろいろ工夫をしている

  

  

  

7.英語の学習は、子供との共同作業だと実感している

  

  

  

「はい」は、各2点、「いいえ」は0点、「どちらともいえない」は1点で、合計点を出してみてください。

0 – 4点 Oh my goodness!  よほどお子さんがしっかりしているか、お母さんが忙しいのでしょうか?でも、ちょっと危険信号。お子さんは、寂しがっていませんか?
5 – 9点 Not bad!  うーん、もう一息。家族のちょっとした思いやり&工夫が、お子さんのやる気に光を与えるもの。お母さん、ガンバ!
10 – 13点 Wonderful! とても理想的な学習環境にあります。お子さんも自然に学習しているのでは?この調子で Keep on working!!
14点満点 Great, but…  お母さん、結構あるんですよ、落し穴。過剰な干渉にならないように、ながーい愛で見守ってください。

 いかがでしたか。改めて自分とお子さんの距離を見直した方もいらっしゃるのではないでしょうか。放任も問題、逆に過剰干渉もまた、問題だと思います。大切なのはバランスです。要は、お子さんとのコミュニケーションなのです。これを参考に定期的に自己診断する習慣を身につけてはどうでしょう。

(注釈)上記チェックシートは、小学生高学年以上のお子さんをお持ちの方々にとってそぐわない点があるかもしれませんがご了承の程。


家庭学習のもう一つの視点

 週に1時間ないし2時間の学習時間でも休まずに通っていれば、年々かなりの上達が期待できると確信していますが、より確かな英語力(=実践力)を身につけるためには、もう一歩積極的な家庭学習が必要となります。しかし、私たちが言う家庭学習の必要性には、より確実な実力アップという以外にもうひとつの視点があります。それは、「わかる」楽しさです。「わかる」ということは嬉しいことで、それは自信につながり、学習意欲を刺激するものです。逆に「わからない」ということは苦痛です。学習意欲を減退させる主原因になるものです。私たちは、クラスのひとり一人が理解していけるように努めていますが、個々の生徒の理解力も異なれば、家庭での学習時間も異なります。そこで、わかるための工夫が必要となります。ちょっとしたお母さんやお父さんの工夫で、積極的に学習するケースは往々にしてあります。ある年齢までに学習姿勢が培われ、学習するものに対する興味が持続できれば、後はお子さん自身が、自分の学習環境を自らの手で整え始めます。それまでは、二人三脚で英語習得の道を歩んで行って欲しいと思います。教育の基本は工夫です。是非、それぞれの家庭で、様々な工夫を実践してみてください。そして、家庭学習での二人三脚が、英語に限らず、お子さんの隠れた才能発見の機会になって欲しいものです。
 では、次に家庭学習のもう一歩の工夫のための教材を紹介しましょう。


お勧めマテリアル

子どもは絵本が大好き!

日本語の絵本と同じように英語の絵本も読んであげましょう。発音を気にされる方もいらっしゃいますが、ある教育者は、どんなにへたであっても(?!)テープの音よりもお母さんの生の声の方がいいと言っています。安心して読んであげてください。
ディスカバリートイズ・ブッククラブ(LEVEL 1)[29,000円]
世界中から選ばれた英語の絵本(10冊)カセットテープとお母さんのための解説書がついています。ニッセイトでご注文頂けます。(幼児~小学生低学年向け)
Good Morning Words[1,813円]
分野別にイラストや写真入りで構成された単語の絵本辞書です。日常的な単語が850語以上載っています。ニッセイトでご注文頂けます。(幼児~小学生低学年向け)


お母さんも一緒にマルチメディア!
 先月号では、マルチメディアに関して特集を組みましたが、コンピューターは一般家庭にもだいぶ普及してきているようです。エデュメントソフト(教育用ソフト)も豊富になってきました。画面上をマウスでクリックすることにより、インタラクティブ(自分の働きかけによりコンピューターが反応するなど)な学習が楽しくできます。
注)コンピューター本体などをハードといい、プログラムなどをソフトと呼んでいます。
ALLIE’S PLAYHOUSE (CD-ROM輸入版 Mac, Win)[8,034円位]
アリー君のお部屋には、いろいろな遊び道具があります。アルファベット、色塗り、ゲーム、マザーグースの歌、体の部分の言い方、動物など幅広く学習できます。(小学生以上)
Just Grandma and Me(CD-ROM版 Mac12,154, Win[10,094円]
主人公クリッター君とおばあちゃんが海水浴に出かけた1日を描いています。それぞれのページの絵にいろいろな仕掛けが隠されています。英語、日本語、スペイン語の三ヶ国語で学習できます。(幼児~大人)


環境まいと~く

捨てないで!

1.テレホンカード、オレンジカード、イオカード等の使い終ったカードに穴をあけ、リボン、ヒモなどを通して「しおり」として使う。
2.豊島区雑司が谷の読売新聞販売所では、使い終ったカードを集めて、インドネシアやネパールの植林活動をサポートしている。豊島区役所では、公衆電話横の「あゆみの箱」に使用済カードを入れて福祉に役立てている。
3.ジュース等のあきカンは、(豊島区では)区役所、出張所にある、「空カン鳥」でカンをプレスして再利用する。一本に付き図書券引き替え券が一枚出てくる。それを台紙(出張所、区役所にある)に貼り、100枚集まると500円図書券一枚と交換してくれる。
4.ストッキングのやぶれてしまったものは、切れていない片方を切り、台所のゴミ袋に使う(ご存知とは、思いますが)。
この他にも様々なリサイクル活動を推進している自治体やアイデアを紹介している書籍なども販売されているので参考にして下さい。
池袋スクール 丹治万規世(彰乃ちゃん(小3)のお母さん)


今月のへぇー

コカ・コーラは薬だった。  
1886年に誕生したコカ・コーラの発明者、命名者、開発販売者、すべてが薬剤師でした。当時、温泉へ療養に来る上流階級の人達に、ドリンク剤として飲まれていたそうです。値段は1本5セント(サーロイン・ステーキが15セント)で少々高め。でも、薬だったから良く売れたのでしょうね。ちなみにコカは興奮剤コカインのコカで、コーラは精力剤コーラ・ナッツのことです。へぇー。


編集後記

道具は道具として実際に使ってみて、初めてその有用性が分かるものです。そして、優れた道具は、使い込むほどに手に馴染み、その機能を向上させます。どんな分野でも職人の技を支える、あるいはその技と一体化する、優れた道具があります。優秀な職人は、そんな道具に愛情をそそぎ、決して手入れを怠ることはありません。ちょっと自分の身の周りに気を配ってみてください。私たちの生活を陰で支えてくれている「道具達」。しっかりメンテナンスし、その機能を十分に引き出せているでしょうか。もし本箱の飾りになっているような教材があれば、もう一度じっくりと時間をかけて手に取ってみてください。何か変化が起きるかも知れません。