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1998/03/01

1998年3月号(Vol.32)’98年度継続アンケート           集計レポート


 

特別号

’98年度継続アンケート
           集計レポート

長らく、お待たせいたしました。しばらくお休みを頂いておりましたが、この「特別号」を機に、ニッセイト・ニュースを再開いたします。今回は、1月に実施しました「次年度継続アンケート」の集計報告をもとに、そのデータに潜む背景などを探ってみたいと思います。  長らく、お待たせいたしました。しばらくお休みを頂いておりましたが、この「特別号」を機に、ニッセイト・ニュースを再開いたします。今回は、1月に実施しました「次年度継続アンケート」の集計報告をもとに、そのデータに潜む背景などを探ってみたいと思います。


継続されますか?

1997年度についてのアンケート
満足
割合
ほぼ
満足
割合
やや
不満
割合
不満
割合
どちら
とも言
えない
割合
回答
無し
割合
ECクラスについて
46
43.4%
38
35.8%
3
2.8%
0
0.0%
5
4.7%
14
13.2%
GEクラスについて
32
30.2%
38
35.8%
0
0.0%
0
0.0%
4
3.8%
32
30.2%
イースター・クラスについて
37
34.9%
35
33.0%
0
0.0%
1
0.9%
13
12.3%
20
18.9%
デイトリップについて
10
9.4%
15
14.2%
2
1.9%
2
1.9%
38
35.8%
39
36.8%
ハロウィーンクラスについて
46
43.4%
32
30.2%
4
3.8%
3
2.8%
10
9.4%
11
10.4%
クリスマスパーティーについて
44
41.5%
29
27.4%
5
4.7%
5
4.7%
13
12.3%
10
9.4%
英検直前講座について
14
13.2%
11
10.4%
0
0.0%
0
0.0%
27
25.5%
54
50.9%
ニッセイト・ニュースについて
41
38.7%
37
34.9%
4
3.8%
0
0.0%
5
4.7%
19
17.9%

ニッセイトには、現在2才から高校3年生までが通っています。下記の表は、今回のアンケートで回答を頂いた106件のデータを基に作成されています。
2月20日の時点で、79.2%が継続、5.7%が卒業、または退学、その他15.1%の方が未定と答えています。3才で始められると、高校を卒業するまで15年通うことになります。週1回にしても15年間通い続けるということは、とても大変なことです。好きでなければ続けられないでしょうし、また保護者の方の理解と協力が必要ということは言うまでもありません。「15年も通えば相当、話せるようになるでしょう?」といった質問もよくされますが、「英語力」=「継続年数」とは必ずしも言えません。「英語力」=「学習総時間」が根本です。「長く通っているわりに、あまり上達を感じられない」、といった場合、学習時間数が圧倒的に足りないのです。しかし、現在子供たちは学校や塾からたくさんの宿題を課せられていますから、好きな英語ばかりに時間を使うわけにもいかないというのが子供たちの本音(言い訳?!)のようでもあります。それでも「継続は力」、1年前よりははるかに上達しています。
中学生、高校生になると、学校の成績でしか英語を評価してもらえないといったこともあります。他の判断基準が身近になかったりしますからやむを得ないのかもしれません。また、他の成績が悪かったり、英語の成績が悪かったりすると、塾を強要させられるケースもあります。やっと芽が出始めた生徒のような場合、とても残念です。それまでの学習が全く無駄になる、といったようなことはないでしょうが、再び学習を始められる時、かなり後戻りしなくてはならないのは事実です。多くの場合、「分かってはいるのですが…」というのが本音のようでもあります。受験を控えた生徒の場合、半年、1年お休みして受験に専念するケースもあり、最近では、単に高校、大学受験でなく、小学校、中学校受験も増えてきています。


 

満足してますか?

EC(会話)クラス、GE(総合英語)クラスについてのアンケートでは、多くの方に「満足」「ほぼ満足」という回答を頂きました。大変嬉しく思いますが、「ほぼ満足」という日本語、裏を返せば「100%満足ではありませんよ」ということでもあります。このことを厳しく受け止める必要もあると考えます。
講師交替が何度か重なってしまったクラスでは、当然ながら厳しい意見もありました。外国人講師の採用は年度契約で行っていますが、諸処の事情で、年度内に交替ということもあります。先生の交替には不安がつきものです。しかし、大人たちの心配をよそにどんな先生のクラスでも一生懸命参加している生徒の姿には頼もしさも感じられました。新たな先生との出会いは、コミュニケーション活動の大切な一過程でもあります。講師採用には最大の配慮をしておりますが、やむを得ず途中で交替することはあります。そんな時、プラスの部分にも目を向けて頂けたら幸いです。


 

1998年度に向けて

講師の問題以外にも、長い継続期間にはいろいろなことがあります。一時的に伸び悩む時期、他に興味が移ってしまう時期などが必ずあるものです。つまずきや挫折はつきものです。そんな時、長期的な視点にたって是非、物事の解決にあたってください。保護者や講師のちょっとした工夫や努力が、再び生徒のやる気を芽生えさせます。何も言わずに見守ってあげるのもひとつ。また、一緒に取り組んでみるのもひとつ。気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。私たち講師、スタッフ一同、1998年度、皆様から「満足」を頂けるよう奮起し、スクールの運営にあたる所存です。


 

1997年度 英検合格者発表

平成9年第1回(6月)
5級 和田 淳(小4) 船窪麻美(小6)  松田麗子(中1)
4級 松野翔太(小4) 松本絵里佳(小5) 河田玲奈(小5) 山内理恵(小5) 山崎沙織(小5)原裕子(小6) 富田あさひ(小6)
3級 山崎玲(中2) 坂本夏美(中2) 大橋美咲(中2) 佐々木静香(中2) 市川幸代(中3) 本城渚帆(中3)
準2級 桜井洋介(高3)

平成9年第2回(10月)
4級 和田一希(小6) 田中和弘(中1) 会田知章(小6) 松田麗子(中1) 富田嘉奈子(中1)
5級 丹治彰乃(小4) 西澤薫(小5)
準2級 赤坂実朗(高1)

平成10年第3回(1月)
4級 船窪麻美(小6) 剣木憲文(中1)
5級 山田航平(小4) 田中千尋(小5)  西原麻美(小5)  大屋修司(小6)


 

入院回想録

諸田俊明

 皆さまには、入院中いろいろとご心配、ご迷惑をおかけいたしました。お蔭様でその後の回復も順調にきております。脳梗塞、左半身麻痺、ショッキングな病気ではありましたが、こうしてまた社会復帰できたことをとても嬉しく思っています。
入院中、リハビリ訓練を通して感じたことがあります。リハビリ訓練のメニューは、人によって異なります。歩行などの回復を目指した運動療法、手作業などを中心とした作業療法、それに言語障害のための言語療法があり、毎日決められた時間に訓練室に行くわけです。人によって障害の程度もまちまちで、入院期間も異なります。しかし、訓練する多くの人たちを見ていて、一つのことを実感しました。与えられた訓練だけでは上達は限られているということです。トレーニングには+α(プラス・アルファ)の努力が絶対に欠かせません。リハビリ室でしか訓練をしない人は、まるで、英会話スクールに通うだけで英語を上達させようと思っている人に似ているな、と感じました。
病院の先生は、「大変なのは、気力のない人なんです。」とおっしゃっていました。どこか似ています。子供たちが、「どうなりたいのか」、「どうしたいのか」という強いイメージが持てるよう、自らの闘病体験を今後のスクール運営に活かせればと思います。


編集後記
半年ぶりの発行となりました。
Care killed the cat. (心配は猫も殺す)
猫には、九生あるそうです。ちょっとやそっとのことでは死なない猫も、「心配は身の毒」というわけです。現代社会は、知らず知らずのうちにストレスを体にため込んでしまいがち。ストレスとは無縁に思えていた子供たちも、最近ではストレスに侵されているのではないでしょうか。桜前線も北上してまいりました。春光うららかなこの季節、家族揃ってピクニックなどに出かけられては?