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1999/12/01

1999年12月号(Vol.51)個性的なコスチューム、勢ぞろい!

個性的なコスチューム
     勢ぞろい!
 黒猫、魔女、ドラキュラ、プリンセス…。今年も、いろいろなコスチュームがハロウィーン・パーティーを盛り上げました。「一度しか着ないなんてもったいないわね!」そんな声も聞こえてきましたが、だからこそ味わいがあるのかもしれません。


 


大切なのは、出来栄えよりもその過程
 川越スクールでは10月の最終週に各曜日ごとの合同形式で、池袋スクールでは10月31日(日)に会場を借りて、ハロウィーン・パーティーが行われました。昨年のニッセイト・ニュースで「手作りコスチューム」を特集したこともあってか、今年は例年にも増してコスチューム制作、準備に熱が入っていたようです。子どもたちにとっては、「待ち遠しい日」、保護者にとっては「頭痛の種」なんて声も…。
 確かに忙しい毎日。慣れないことを考えたり、または、そのことに時間を費やしたりすることはとても大変です。コスチューム準備に関しては、今年もいろいろと苦労話を聞かせていただきました。でも、どのお話も微笑ましく、何か心暖まる思いがしました。特に、「家族みんなで協力して…」なんていう話は嬉しくなります。ひとつのことで家庭が盛り上がるなんてとてもステキだと思います。出来栄えも大切ですが、その過程にこそもっと大切なことがあるのではないでしょうか。
 なにはともあれパーティー当日、なんとか間に合ったという安堵感の伺えるご父母の方々、その苦労を知ってか知らずか、子供たちのコスチュームを着た誇らしげな姿、どちらも印象的でした。
 そもそもハロウィーンとは、日本のお盆のようなもので、この日は死者の魂だけでなく魔女や悪鬼も活発に行動するとされていました。だから奇抜な格好をするのは、自分たちの仲間だと思わせ、災いをもたらさないようにするためだと言われています。今では、仮装もお祭り化し、なんでもありとなっているようです。


 さて、今回、ニッセイトに入学して初めてのハロウィーン・パーティーに参加された生徒のお母さんに感想文を寄せていただきました。

初めてのハロウィーン・パーティー
 ニッセイトに娘、舞を通わせようと思い、体験レッスンを受けた日にパンフレットと一緒にいただいた『ニッセイト・ニュース』に載っていたのが、去年のハロウィーン・パーティーでした。「もののけ姫」の琴乃ちゃんをよく覚えています。
 10月のある日、ニッセイトのドアを開けると、正面にカボチャのおばけのディスプレイが現れ、内心「うわー、恐れていた日がやってきてしまった」という感じ。実は私、お裁縫なんてしたこともない、ミシンも持ってない、仮装用の洋服なんてとてもとても…。
 でも、そんなこと言っていられないので、とりあえず東急ハンズヘ。たくさんの仮装用グッズ、思わず舞の得意そうな顔が目に浮かび、見たこともない仮装の世界に目覚めてしまいそう…。あぶないあぶない。安い生地をキンカ堂のワゴンセールで買い求め、みようみまね、「裁縫せずにドレスを仕上げる私って手抜きの天才!」などと楽しみながら準備すること四時間。
 当日、「私は魔女になりたかったのに」という娘と少々ぶつかり合いをしつつパレードに参加できて、ヤッターです。参加することに意義あり。街で女子高生の「かっわいー」の声に実は満足満足。来年は賞でも狙おうかな。
池袋スクール 佐藤厚子(舞ちゃん<年中>のお母さん)



 


喜んでくれる子供が励みです
 初めての参加なので去年の写真や話を聞き、恐れながらも楽しみにしていました。娘たちは日頃から「ねこちゃんごっこ」が好きなので、月並みながらBlack Catsに決めました。手芸店で毛皮の様な布地を買い求め(今年は、流行で沢山ありました)、作るまでは簡単でしたが、動き回る子供にずれない様、どのように装着するか悩みました。ゴム、ヘアピンなどを駆使して出来上がりました。ポイントは、内耳のピンクと針金も入れた尾っぽ、それと何より子供たちのなりきりでした。
 パトリック先生のワイルドな変身ぶりに初めは驚いて泣いていましたが、パレードでは真っ先に先生について「Trick or treat!」と大きな声で楽しんでいました。まだ日本ではメジャーではないハロウィーンですが、我が家の恒例となりそうです。器用ではありませんが、母の手作りを喜んでくれるので励みになります。来年は、またバージョンアップして参加したいです。
川越スクール 森田美佐子(菜月ちゃん<年中>のお母さん)


V2インタビュー

池袋スクールでは、梅堀琴乃ちゃんが2年連続のベスト・コスチュームを受賞。
そこで、お母さんにインタビュー!

–V2、おめでとうございます。
ありがとうございます。琴乃はポカ~ンとしていますが、パパ、衣装担当のおばあちゃんは大喜びです。
いろいろとご苦労があったと思いますが…。
メイク、衣装、頭(カツラ)、どれをとっても大変な作業でした。頭の部分に関しては、紙粘土を使用しました。子どもの頭に合わせて作ったのですが、粘土が乾いて縮まってしまい、2回ほど作り直し。“できた”と思ったら、ツノがポキッと折れたり、パパのイライラも激しくなるばかりで…。“いける!”と確信したのは、ハロウィーンの当日といっても過言ではありません。
感服。ところで、昨年の『もののけ姫』、そして今年の『ダースモール』、それぞれ衣装、小道具はどうされていますか?
パパの大切な宝物であり、琴乃の大事な思い出なので、衣装ケースを用意して大切に保管しています。たまに琴乃が取り出して“変身”していますが…。
来年の抱負は?
パパは、V3を狙うのみ!!と言ってます。
私は、… … …。(無言)


Halloween Costume Contest ’99

池袋スクール
ベスト・コスチューム

梅堀琴乃(年中)

アイデア賞

今井邦雄(小3)

カワイイで賞

久保章太(1歳)

川越スクール
ベスト・コスチューム

前川詩穂李(小1)

アイデア賞

石田俊亮(年中)

カワイイで賞

関口冴(4歳)


これって英語? 
ストーブ ~stove
 だいぶ寒くなってきて、ストーブを出した家庭も多いのでは? ところで、英語で“stove”と言うと、一般には料理用のコンロのことを指します。“stove”の語源はオランダ語の「暖房された部屋」の意味から来ており、米国でも昔は、石炭や薪を利用した“stove”が料理にも暖房にも使われていました。今では暖房器具としては使われなくなっているのが実状で、料理用としての意味だけが残ったのでしょう。日本のストーブのことは、英語で “heater”と言います。


編集後記
Everything must have a beginning.
(何ごとも、まず始めなければならぬ)

 億劫なこと、苦手なことは、ついつい後回しにしてしまいがち。しかし、始めない限りいつまでもそのプレッシャーから逃れられません。とはいっても、切羽詰らないとエネルギーが湧いてこないという人も多いのではないでしょうか。確かに、始めるまでが大変なんですよね…。自分の背中をポーンと押し出してやるもう一人の自分とうまくやっていくことが必要に思います。