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1999/02/01

1999年2月号(Vol.42)1日10分、1年続けばかなりの実力アップ!

 


 

1日10分、
1年続けばかなりの実力アップ!

 「もう少し家でも勉強してくれるといいんだけど」「私がもっと関わらないとだめかしら…」。そうこうするうちに1年くらいあっという間に過ぎてしまいます。一番大切なのは、どうなっていたいか、どういう力をつけたいかの具体的なイメージング。そして、そのための学習プランです。


 

はっきりした目標を持って…

 もっと実力アップしたいな。みんな、そう思っています。しかし、それを為し得る人とそうでない人との間には大きな違いがあります。その違いはなんでしょう?
 このほどプロスポーツ功労賞で表彰されたJリーグ・ジュビロ磐田の中山雅史選手が若者へのメッセージを依頼されて「はっきりした目標を持って、そのための階段を一つひとつクリアしていってほしい」と答えていました。ワールドカップやJリーグで見せてくれたゴールへの執念、パワー溢れるプレーは、多くのファンを魅了しました。「次の試合に勝ちたい」。その強い思いが、厳しい練習を乗り越えるエネルギーを生んでいるのでしょう。はっきりした目標、そのための計画、そして日々の努力。ひとつをクリアし次の目標設定、そうして次々にレベルアップしてきたのだと思います。
 計画に無理があると挫折しかねません。そんな時は、「ああ、また三日坊主か!」などと嘆かず(!?)、計画を修正しましょう。そして再挑戦です。ただ漠然と「こうしたいな」「ああなりたいな」と思うだけでは、日々の多忙さに押し流さ れてしまいます。そうならないためにも、今年1年の学習プランをじっくり練ってみませんか。目標は行動にエネルギーを与えてくれます。スポーツや勉強、そしてビジネスでも同じですよね。


 

家庭学習計画

 週に1時間、教室に通うだけでは上達も限られたものでしかありません。ニッセイトで力をつけたという多くの人は、教室以外でも相当の学習時間を費やしています。では、具体的に家庭でどんなことをすれば良いのでしょうか。参考例をあげてみましょう。目標は、1日10分です。

Primary 目標イメージング その1

英語の歌を一人でも歌えるようにしたい
<学習プラン>
 毎日、2~3回、お母さんと一緒に教室で歌っている歌を口ずさむ。日本語の歌でもそうですよね。一緒に歌っていると、最初はデタラメ(?)でも、だんだんとしっかり歌えるようになってきます。そうなることによって、クラスでも今までとは違った積極性が見えてくることもあります。

Basic 目標イメージング その2

もっと正確な発音を身につけたい
<学習プラン>
 正しい発音を身につけるためには、たくさん聴くこと。そして、声に出して真似てみる。これが基本です。自発的に学習するのは難しいと思いますので、「家族モノマネ大会」とかにしてゲーム感覚でやってみてはどうでしょう。視聴教材は、たくさんお持ちですよね!?

Intermediate / Advanced
   目標イメージング その3

語彙を増やす
<学習プラン>  
 英検などで合格を目指すにも、語彙数は課題です。ただ漠然と問題集をやっているだけでは語彙は増えません。単語集、単語カードを使って一日○個の単語を覚える、NHKラジオ講座などを毎日聴く、など。このレベルは、もう自分との闘いですよね。
 
 継続させるためには工夫が必要です。好きなことをやる、ゲーム的要素を取り入れる、欲張らない、時間を決めておく、といったようなことです。近々、みなさんの家庭学習の工夫をニッセイト・ニュースで特集したいと思います。みなさんの実践例、失敗例、いろいろお聞かせください。


 

クラス・インタビュー  

 今回、川越スクールの中級科のクラスの生徒さんたちにインタビューをしました。メンバーは、鈴木梢さん(高2)、本城渚帆さん(高1)、佐々木静香さん(中3)、掛井結加さん(中3)、そして梁瀬友秀君(中3)です。
 
ニッセイトではいつ頃から学習しているの?
Kozue(K):えーと、確か幼稚園の頃かな。
Shizuka(S):私は、小学校1年から。
Yuuka(Y):私は、もっと遅かった。小学校の5年生。
Miho(M):私も。
Tomohide(T):オレ、去年の11月。
–Tomohide君は、受験を目前に敢えて英会話を勉強しようと思ったのはどうして?
T:夏に、受験したい高校の説明会に行ったんです。英語の授業は外国人講師が行うというのを聞いて、少し慣れておきたかったからです。それに、この前の英検準2級があと1点足らずで、リスニング問題が課題と感じました。
なるほど。もう、慣れてきましたか?
T:はい。最初は先生の英語があまりよく聞き取れず戸惑いましたが、だいぶ慣れました。
ニッセイトの気に入っているところは?
M:会話も文法も両方勉強できるところかな。
K:うん、そうそう。
S:それに、先生たちがフレンドリーなとこ。
Y:少人数だから自分のペースで勉強できる。
S:(総合英語クラスでは)自分の苦手なところをしつこくやってもらえる。
今まで英語の勉強をしてきて良かったと思うことは?
T:テストで良い点が取れる。
S:リスニング問題が得意になれたことかな。
M:学校の授業にも余裕が生まれる。
Y:少しだけど、英語を通じていろんな外国の人たちや先生と知り合え、話すことができたこと。
S:私もそう。学校にAET(Assistant English Teacher)が来るのも楽しい。
これからの目標は?
M:まず、今年、英検の準2級に合格する。
T:高校在学中に英検1級に受かる。
K:自分の思っていることを少しでも話せるようになりたい。
Y:私も。もっとたくさん自然な英語を身につけて、いろんな国の人と友達になりたい!
S:10億人と話す!? 留学とかホームステイもしたいな。
なるほど。では、自分の目標を実現させるために、今年、何をどう勉強していくのか、セルフラーニングの学習計画を教えてください。
一同:えッ?!
(しばらくして)
M:以前に勉強した問題集を何度も徹底的に解く。
T:毎日100語ずつ単語を覚え、書けるようにしたい!
K:できるだけ毎日、NHKラジオ講座『英会話入門』を聴くようにする。
S:私も。そして、積極的に英語を話す。
Y:高校には外国人講師がたくさんいるから、とにかく積極的に話しかけて会話をする。英語の歌をたくさん歌う。それに外国映画をたくさん見る。

みなさんも参考にしてみてください。


 

今月のへぇー!

有料トイレは当たり前!?

 日本ではあまり見かけない有料トイレですが、フランスでは、ごく普通のことなのです(一回の使用料は40円程度)。例えばデパートやショッピングセンターでは、トイレの前に人がいて、そこでお金を払います。路上にある物置みたいな形をしたトイレは、コインを入れてドアを開けるしくみ。レストランなどでは無料の場合が多いようですが、いざという時のために、常に小銭は用意しておいた方が良さそうですね。へぇー!


 

編集後記

Time flies.  ( 光陰矢のごとし) 
 今年度も残すところあとわずか。目標は達成されましたか。目標を立てようが立てまいが、時は過ぎていきます。大きな目標でなくても何か目的意識を持って、1年1年を過ごしていきたいものです。人生は、自分でイメージした通りになるといいます。今年度、どんな1年にしたいですか。ちょっと立ち止まって、自分の実現させたいことをイメージしてみませんか。