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2000/04/01

2000年4月号(Vol.55)今年度も”質の高さ”を目指します

今年度も、
“質の高さ”目指します
春爛漫。桜の開花とともに新しい年度が始まりました。川越スクールは、昨年に引き続きPatrick講師、池袋スクールは、Phoebe講師に替わりJoanne講師が後任に着任しました。どちらの先生も明るく、元気一杯、楽しいレッスンになることでしょう。


先生はどのように採用しているの?
ニッセイトでの講師募集は、Japan Timesやインターネット上に求人広告を出して行っています。今回の求人広告にはトータルで63件の問い合わせ、応募がありました。ただし、現在日本に在住していない人の応募も…。
選考にあたっては、まず書類選考。資格や経験を判断基準に一次審査。次に面接です。明るく、元気で、子供たちの教育に情熱を持てる人を条件としています。また、ニッセイトの教育理念に賛同してもらえるかも重要なポイントです。
たくさんの応募者もここまでくるとだいぶ絞り込まれてきます。しかし、応募者(西洋人)は自分の売込みは長けていて、紙面や言葉では判断しきれません。そこでニッセイトでは、三次審査として子供たちを相手にデモンストレーション・レッスンをお願いしています。今回も7名の候補者にそれぞれ異なったクラスに来ていただきました。そして、最終的に採用となったのがJoanne講師というわけです。
余談になりますが、模擬レッスンをしてくれた候補の先生たちは一様にニッセイトのカリキュラム、そして子供たちの高いレベルに驚き、感心していました。嬉しい限りです。


Welcome to Nissait!
それでは、恒例のインタビューを通してJoanne講師を紹介しましょう。

–出身は?
イギリスのヨークシャーです。
–兄弟はいますか?
兄が一人、弟が一人。
–好きな動物は?
猫、どんな猫も大好きです。
–好きな食べ物は?
甘いもの。英語では、I have a sweet tooth.(甘い歯を持っている、つまり甘党)という言葉があります。まさにそれです。魚も好き。日本は魚が安いので嬉しい。
–好きなタレントはいますか?
Johnny Depp、 彼の映画は大好きです。日本人のタレントでは、反町隆史。なぜって、キュートだから。相撲も好きで、好きな力士は、貴乃花と寺尾。
–日本に来ようと思ったのは?
大学生の時、オランダで1学期を過ごしました。その時から最初の仕事は海外、と思っていたのです。日本にはデザイン、建築技術、ファッションなどすごく憧れがありました。今では、帰りたくないって感じです。
–日本は思っていた通りでしたか?
いいえ、多くの点で予想とかなり違っていました。例えば東京の建物。ニューヨークやシカゴのように高いビルばかりかと思っていました。でも1、2階建ての家がビルの隣に並んでいたりして…。
–日本人を見ていて「ああ、これ日本人だなー」と思うことは?
たくさんあります。新宿で何万人という人の群れを見る時。ルイ・ヴィトンのバックを行く先々で見る時。女子高生がケイタイで話しているのを目にする時。艶のある黒髪をした女性を見る時。目を見て話す人がいないと思った時…。
–では、日本人を見ていて自分がイギリス人だなと感じる時は?
しぐさが大きかったり、大笑いしている自分にふと気づいた時です。手をじっとしておくことができないところもそうかな?!
–お休みはどんなことをして過ごしますか?
郊外や海に行くのが好きです。歩いたり、サイクリングをしたり、ヨットやサーフィンもします。
–ヨットやサーフィンはどんなところが好き?
風や海の感触がたまらなく気分をそう快にしてくれます。自然に包まれているのが好きで、そうすることで自分が穏やかで、そして謙虚になれます。
–日本はどんなところが好きですか?
木、竹、楓、それにいろんな盆栽が好きです。東京の活気、山の静かさ、その両方が好きです。対照的で正反対なところが気に入っています。
–イギリスは?
誰にも会うことなく何マイルも歩くことができる空間があったことは良かったです。イギリスの歴史、神話、妖精のでてくる伝説なんかも好き。
–子供の頃は何になりたいと思っていましたか?
もちろん流行歌手。それにモデル、看護婦、先生、宇宙飛行士、プロのヨットマン……。毎日変わっていました。夢見ることを忘れないようにしています。だから今でもシャワーを浴びながら歌の練習をしています(笑)。
–人生哲学は何かありますか?
子供のように学ぶことを止めてはいけない、ということです。知識は貴重な財産。いつも心の扉を開き、自分の幸せは自分で責任を持つべきだと考えています。
–ニッセイトの子供たちにメッセージを!
日本の友達が私に会いにイギリスまで来てくれました。彼は、英語でたくさんの人とコミュニケーションできることをとても喜んでいました。小さい頃から英語が好きだったそうです。今では英語を話すのはとても上手です。今、皆さんも英語を勉強して楽しんでいれば、将来、世界中を旅行して、何百万人と話ができると思います。私の家にも英国の紅茶を一杯、飲みに来てくださいね!!

My Japanese friend came to visit me in England and he said he was so happy that he could communicate with everybody. He used to love English when he was younger and now he is very good at speaking English. If you study now and enjoy English then in the future maybe you too could travel all over the world and speak to millions of people! Or come to my house for a cup of English tea!!


英検(実用英語技能検定試験)合格者発表
平成11年度 第三回(1月実施)

5級 西原章太(小5) 西原有美(小5)  興梠大地(小5) 玉井沙也加(小5)井上文英(小6)
4級 嶺育維(小5) 丹治彰乃(小6)   田中千尋(中1) 谷島瑞穂(中1)
3級 児島綾乃(中2) 原田知明(高1)
準2級 平澤絢香(中2) 鈴木梢(高3)


SPELLING BEE (スペリング・コンテスト)
平成11年度 後期成績優秀者発表(2月実施)

Basic 部門
1位100点 西原章太(小5)
2位 98点 西原有美(小5)
3位 95点 井上文英(小6)

Pre-intermediate 部門
1位 98点 西原麻美(中1)
2位 96点 寺尾美緒(小5)
3位 88点 河田玲奈(中1)

Intermediate 部門
1位 100点 H.T.(中2)
2位 95点 岡野香保里(中3)
2位 95点 小川裕充(中3)

Advanced 部門
1位 97点 原田和美(高3)
2位 92点 大谷幸(中2)
--  (80点未満は入賞対象外)


これって英語? 
スマート ~smart~
「私もっと“smart”になりたいの。いいダイエット方法はないかしら」。英語でこう言ったら、相手はとても悩んでしまうでしょう。“smart”とは、「頭がいい」とか「身なりの良い」という意味なのです。いわゆる「ほっそりした体型」のことを英語では、“slim”あるいは“slender”と言います。また、「頭がいい」という英単語には“clever”もありますが、これは「ずる賢い」という意味を伴うことがあるので、褒め言葉としては“smart”を使う方が“smart”では?!


編集後記
Laughter is the best medicine. (笑いは、最良の薬)
Joanne講師のインタビューにもある通り往々にして西洋の人の笑いは豪快だったりします。自分を自由に表現できているからかな、とも思います。
笑うこと、人と笑いを共有することは、ハッピーに人生を楽しんでいくための大切なファクターかもしれません。ことわざにもある通り、笑っているうちに元気が出て病気が治ってしまった、なんていうことも結構あるのではないでしょうか。『笑う門には福来たる』なんていうことわざもありましたね。