2001年11月号(Vol.72)英語でカレー、 作りました!
英語でカレー、
作りました!
9月23日(祝)、”Let’s Make Curry!”・と銘打って野外カレーパーティーを練馬区の光が丘公園で行いました。子供44名、保護者49名、スタッフ11名、トータル104名と盛大なパーティーになりました。
きっかけは絵本から
今回のイベントは幼児クラスのカリキュラムの中で “Let’s Make Curry!” という絵本が好評だったため、その実践編として企画しました。ただ申し込みが当初の予想をはるかに超えたため、はんごうで作る予定のご飯をお弁当屋さんにお願いしたり、ガスコンロや大きな鍋をレンタルしたりと裏方も予定外の準備に追われました。でも子供たちにとって、大きな鍋に何十人分ものカレーを自分たちで作って食べることはとてもダイナミックで印象的だったようです。
また、今回のイベントではお父さんやお母さん方にも参加して一緒に楽しんでもらおうと、ゲームの一部を保護者参加にしました。名づけてフルーツポンチ・オリンピック。くだもの缶詰の缶開け競争、キウイフルーツ、リンゴの皮むき競争をその種目としました。子供たちの白熱した応援に、お父さん、お母さんも競技に熱が入ったようです。日頃の料理の腕前(?)を見事に披露していただきました。
当日は天候にも恵まれ、食事後は広場でゲームをしたり、歌を歌ったり、とても楽しいひと時を過ごすことができました。では、感想文の紹介です。
◆9月23日、光ケ丘公園でカレーを作りました。電車にのって行きました。そのあとすごくあるきました。公園についたら、カイラ先生が道をおしえてくれました。そのあとカレーのうたをうたいました。そのあとじゃがいもとにんにくを切りました。カレーができるあいだゲームでフルーツポンチを作りました。そしてカレーができあがりました。カレーをたべました。フルーツポンチもたべました。そのあと、ゲームもしました。たのしかったです。
増田啓介(7歳)
◆啓介は楽しい一日を過ごせたようです。公園も気に入ったらしく「また来ようね」と話していました。作文には書かなかったようですが、もっと英語が話せるとたくさんの知らない先生ともはなせたのにと思ったそうです。私も啓介と同じように英語が話せたらいいのになぁ、と思いました。子供だけに勉強をさせず、親も英語の勉強をしなければと思いました。人数も多いので大変だったと思いますが、楽しく過ごせて良かったです。できればもう少し英語での簡単な会話をする時間が持てたらよかったかな…とも思いました。
増田尚子<駿介君(5歳)、啓介君(7歳)のお母さん>
◆「今日はどうだった?」と尋ねると「すごく楽しかったよ!!」と返ってきました。思い切って参加して良かったです。
初めての potato や carrot の皮むきは細かい皮が沢山になりました。もちろん包丁も初めて握りました。その顔は真剣そのものでした。カレーもおかわりするほどでとってもおいしくいただきました。
ゲームでは親である私も”キウイフルーツの皮むきに挑戦し、知らない人たちでのグループも一体化し、とても参加しているという実感がありました。
子供も英語が話せるというよりは単語が少し理解できる程度ですが、公園内を走り回ったり、虫を捕まえたり、のびのびと楽しく過ごせたようです。
荒幡祐子<楓君(4歳)のお母さん>
*写真は増田さんご家族(左三人)と荒幡さんご家族
◆とても大人数の参加者の方がいたにもかかわらず、カレー作りもスムーズにいくように下準備がちゃんとされていて、しかも子供たちには“自分たちで作った”と思える段取りになっていました。
皆で楽しくフルーツポンチのリレーで盛上がっているうちにカレーも完成!と全く無駄のないスケジュールで驚きました。準備や後片付けが大変だったと思います。本当にありがとうございました。
小彼明子<優奈ちゃん(2歳)のお母さん>
Welcome Aboard, Anna!
10月、Kyla講師はニュージーランドに帰国しました。そしてその後任に同じニュージーランド出身のAnna講師が着任しました。カレーパーティーやハロウィーンパーティーでも大活躍。恒例により紹介インタビュ ーです。
–出身は?
ニュージーランドのNapierです。
–趣味は何ですか?
料理、読書、スポーツ観戦、散歩、そしてお友達とのんびり過ごすこと。
–日本食は何が好きですか?
お寿司が好きです。日本食はいろいろ種類が多く、まだあまり食べてません。どなたか日本食の作り方を教えてくれませんか?
–日本に実際住んでみて感じたことは何ですか?
わずかなスペースにたくさんの人が住み、生活しているということです。ニュージーランドは日本と同じくらいの広さなのにも関わらず、人口は380万人しかいません。(日本は約1億2千万人)
–日本の子供たちは、ニュージーランドの子供たちと比べてどうですか?
とても行儀がいいですね。ニュージーランドの子供たちは声も大きく、日本の子供たちよりもエネルギッシュに見えます。ひとつに、日本の子供たちは学校で疲れてきっているからかも知れませんね。
–今までの人生で一番影響のあった人は?
当然ですが父と母です。両親の励ましやサポート、アドバイスがなければ今まで私が得たような体験はできなかったと思います。時々、納得できなく口論になったこともありますが、お父さんとお母さんはいつも何が最善を知っています。
–人生哲学はありますか?
チャンスがあったらそれを活かし、そこで精一杯やってみる、ということが私のモットーです。
–数あるスクールの中でニッセイトを選んだのは?
とてもフレンドリーな雰囲気に包まれ、スタッフの人たちも明るく親切だったからです。それに他校に比べカリキュラムがとても充実していました。
–どんなクラスにしていきたいですか?
楽しく、実りのあるレッスンにしていきたいと思います。
–将来の計画はありますか?
2年間くらい日本で教え、その後イギリスでも教えてみたいと考えています。そしてヨーロッパを旅行し、世界をできるだけ見てみたいです。最終的にはニュージーランドに戻り、そこでまた先生の仕事をしたいと思っています。
–最後にニッセイトの生徒の皆さんに一言!
皆さんのことを知っていくのがとても楽しみです。私と一緒に英語を楽しく学習していきましょう。
これって英語?
コック cock!?
これは非常に気をつけたいカタカナ英語です。なぜなら料理を作る人は英語で
cook(クック)、料理長であれば chef(シェフ)といい、”cock”(コック)は、水道栓のことを指すことからおちんちんの俗語としても使われているからです。料理の腕前を褒めるのであれば、
He is a good cook. または、He cooks well. としましょう。
編集後記
Hunger is the best sauce. (空腹にまずいもの無し)
料理の味はソースで決まるといわれています。その最高のソースが空腹というわけです。たしかにお腹の空いた時はなんでも美味しく感じられますよね。
空腹の上、お友だちやお父さん、お母さんと一緒に青空の下で作ったカレーライス、極上の味だったのではないでしょうか。