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2003/02/01

2003年02月号(Vol.86)英会話をモノにする!

英会話をモノにする!

 ただ通っているだけで話せるようにならないのはご周知の通り。でも努力を重ね、機会に恵まれれば英会話はモノにできます。今月は、高校生クラスのインタビューです。英語をモノにした背景にはどんな努力があったのでしょう…。


もう、13年通ってます

「英語を話せる」とは、基準をどこに置くかにもよりますが、ひとつの考え方として「英語で用を足せる」ことといえます。Advanced (上級科)クラスは真にそのレベルにあります。田中和弘君(高3)と小川裕充君(高専3)はニッセイトに通い始めて13年。クラス専任のAnna講師はこのクラスを次のように語ってくれました。


【Anna講師】

この二人のレベルはとても高いです。理解力もあり、たくさんの語彙や表現を知っています。レッスンはいつも日常の出来事や社会問題などを幅広く会話形式で運び、できるだけ生徒に話す機会を与えようと考えています。二人ともクラスでは一切の日本語を使わず、積極的に英語を話しています。


…ニッセイトに入学したのはいつ?
K(和弘君):確か、4歳の頃だったと思います。
H(裕充君):ぼくもそうです。
…ということは、二人とも13年。在校生の中で、最長在籍クラスです! 
ここまで続けてこれたのはなぜ?
H&K:友だちがいたからです。
…なるほど。辞めたくなった時期もあった?
H:いいえ、ありませんでした。
K:ぼくもありません。でも、受験で少しお休みをしたことはあります。
…どんな思い出がある?
K:話によると、僕はとんでもない問題児?だったようで(笑)、何度もレッスン中に退場をさせられていたのを覚えています。とは言え、先生たちに見捨てられなかったからこそ、こうして続けてこれたのだと思います。(笑)また、年間を通して行事がたくさんあったので楽しかったです。
…今まで続けてきて良かったと思うことは?
K:ぼくは、中1と中2の夏にカナダに公募のアイスホッケーの合宿に参加した時です。そこで、同じくらいの年齢の友だちと一緒に生活し、いろいろ話ができたことはとても嬉しかったです。他の日本の人たちはグループを作りかたまっていました。
H:ぼくは高専に入り、専門的な文献を英語で読めるようになったことです。
…会話的には?
H:幕張メッセとかに機械の研究発表や展示会を見に行った時に、英語での説明を聞いてある程度、理解できたり、また、会場にいる外国人の人たちと英語で話ができたりした時です。
…外国の人たちに自分から英語で話しかけていったりすることには抵抗や躊躇はない?
H&K:(ほぼ同時に)全然ありません。
H:それがニッセイトで得た一番の収穫かもしれません。
…二人とも、最近だいぶ英会話力もついてきたようだけど、自分で“英語が話せる”と感じられるようになったのはいつ頃?
K:ぼくは先程も言いましたが、カナダにアイスホッケーの合宿に参加した時です。1年目は言いたいことが伝えられないもどかしさを感じましたが、2年目はだいぶ話をすることができました。英語が話せることがすごく楽しく、自信になりました。
H:ぼくは、英語熟語集で必死に熟語を覚えることを始めた頃からです。
…それはいつ頃?
H:中学校の2、3年生頃からです。友だちとゲーム感覚で熟語を覚え、どっちが早く言えるかを勝負したりしていました。でもその頃から、熟語を知っていると話せるという実感を得られるようになりました。熟語は「命」です。
…それは、今も続けているの?
H:はい、続けています。勝負はしませんが…。(笑)
…これからの英語の目標は?
K:僕は英検の2級に合格することです。
H:僕は工業英検の3級、2級に合格したいです。
…それは、どんなレベル?
H:工業英語の能力を見る試験で、3級は大学の専門課程の知識を必要とするそうです。
…将来はどんなふうに英語を活かしたい?
H:大企業では会議も英語で行われているようなので、そういった場で活かしていきたいです。また、将来的には、自分の研究内容をスラスラ英語で発表できるようになりたいです。
K:僕も、国連とかNGOとかといった国際的な舞台でいろいろな国の人と討論できるようになりたいと思います。
…これからも夢に向かってがんばってください。


■英会話の学習では飛躍的に上達する時期があります。それは集中して何かに取り組んだ時期です。和弘君は海外合宿という体験を通して、裕充君は熟語を一生懸命に覚えるという学習を通して…。しかし、いずれも学習の土台があったからでしょう。彼らの経験談が皆様の学習参考になればと思います。


2003年度 奨学生決定!

中学校卒業時点において、以下の条件を満たした生徒を奨学生として表彰します。なお、奨学生には、授業料、及び諸経費を1年間免除します。

① 『会話クラス』『総合英語クラス』の両クラス   を履修し、3年間以上在籍していること。(*)
② 授業態度、成績ともに優秀であり、出席率が90%以上であること。
③ ニッセイトの催すイベント・プログラムに積極的に参加していること。
④ 実用英語検定試験において2級以上に合格していること。

(*)従来は単に3年以上の在籍としてまいりましたが、2003年度より上記に  改定いたします。

 今年度、川越スクールに通う高橋人君(中2)は、2003年度の奨学生に認定されました。おめでとうございます! 人君はアメリカで生まれ、5歳の時、日本に帰国しました。家庭ではアメリカ人のお父さんとは英語で、お母さんとは日本語でコミュニケーションをとっているそうです。とは言っても小学校は地元の公立校だったので、日常生活では日本語に比重が置かれるため、英語力増強を望んで小4の時、ニッセイトに入学しました。小5で英検4級、3級に合格、小6で準2級に合格。そして、中2で英検2級に合格しました。現在は準1級を目指して週30の英単語を覚える努力をしているそうです。やはり努力あっての結果です。将来の夢は外交官。叶うといいですね。


これって英語?

カンニング cunning?!

年度末、試験に悩まされている人も多いのではないでしょうか? ところで、試験にはよくカンニングの話題がつきもの。ところで、この”カンニング”って英語?! 確かに”cunning”
には「ずる賢い」といった意味がありますが、英語では “cheating”
を使います。「試験でカンニングはだめだよ」は、Don’t cheat in the exam.
です。


編集後記

If you can dream it, you can do it.
(夢見ることができれば、やり遂げることができる)

Walt Disney の有名な言葉です。自分の夢、大切にしたいですね。いつの日かニッセイトで英語を学んだ生徒さんがノーベル賞を受賞。その研究発表を英語でスラスラ。「英語が得意ですねー」とインタビューされ、それに答えて、「はい、小さい頃から英会話を習っていたものですから…」。そんなニュースが飛び込んでくるのを楽しみにしています。


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