2004年07月号(Vol.103)私もがんばってます。
私もがんばってます。
「子育て英会話」を開講して数ヶ月が経ちます。今月は、受講されているお母さん方に、クラスの感想やその後の家庭学習に関して伺いました。
発音に少し自信が持てるようになりました
<アンケートを基に座談会風にアレンジしました>(敬称略)
…「子育て英会話」に参加しようと思ったのは何故ですか。
矢口:だんだんと子供の英語が難しくなってきて、聞かれても答えられないことが増えてきたんですね。ですから少しでも自分で勉強すれば違うかなと思いまして。
増田:私は子供と何か共通のものを行いたいって思ったんです。英語であれば教えてもらったり、教えてあげたりできるかなって。それに今年の2月に主人が出張でニュージーランドに出かけたんですね。帰ってから、子供の学校が忙しくなる前に家族で行きたいねっていう話をしている時、タイミング良くクラス開講の案内をいただきました。
…その後ご家庭では変化がありますか。
矢口:一緒に宿題をやるようになりました。こちらが分からない振りをして質問したりすると得意になって教えてくれます。
上田:私の所もそうです。先日は、「ママはどこをお勉強しているの?」と聞かれ、息子がずっと以前に教材にしていた本のページを指すと「まだここなんだぁー」と言って、今自分が学んでいるところをやって見せてくれました。
富沢:今までは教室でいただいたCDやテープをただ聞き流すという感じでしたが、最近は子供と一緒にテキストを広げて聞くようになりました。と言ってもレッスンの前日だけですが…。
土倉:Short Skit などで練習したフレーズは家庭でもなるべく使うようにしています。子供たちには、「ママも英語を習っている」という意識があるのか以前は私が英語で声を掛けても日本語で返ってきていたのが英語で返ってくるようになってきました。時々、上の子からは、「ママ、先生と(発音が)違うよ!」と厳しい指摘もあります。
…英語の語りかけはうまくいっていますか。
小野瀬:家ではShort Skit のフレーズをなるべく言うようにしていますが、朝は寝起きであまり機嫌が良くなく、うるさがられたりしています。
土倉:今まで家庭での英語による語りかけは意識していてもなかなか実行できない状態でした。現在はレッスンで声に出して英語を言う機会ができたので、構えたりせずに声がでるようになってきました。と言ってもまだまだ挨拶程度ですが…。
…声に出してみるという作業はとっても大切だと思います。声に出すことで分かっているようで分かっていなかったことがハッキリしますし、また目だけで覚えるよりも五感の多くを総動員させるほうが記憶にも残りますから。
並木:私はフォニックスを勉強するようになって発音に少し自信が持てるようになりました。子供にも、”L”や”R”の違いや、”F”や”V”の発音を教えることができるようになり良かったです。私が中学生の頃にちゃんとフォニックスを習っていたら別の道が開けていたかもしれないって思います(笑)。
…フォニックスの学習法が注目を浴び始めてからまだそんなに年数が経っていません。それまではひたすら英語にカタカナをふって読む練習をしていた人が多かったと思います。でも、フォニックスでは文字と音の法則性を学習しますから容易に英語が読めるようになるだけでなく、発音も必然的に向上するんですね。では、自分自身の英語力向上のために何か取り組まれていることはありますか。
増田:私はとにかく慣れることだと思い、NHKのラジオ講座「新基礎英語」を聴いたり、テレビやビデオで英語に親しむようにしています。時々、子供も一緒に聴いています。
矢口:私もNHKのテレビ番組「100語でスタート!英会話」は時間があると見るようになりました。受講して間もないので上達は少ないですが、毎週土曜日のレッスンが楽しみになっています。クラスの人が楽しいのと気さくな先生のお陰です。
英語は一番嫌いな科目でした
…みなさんは学生時代から英語が好きでしたか?
ほぼ全員:(シーン・・・)
小泉:もう嫌いでした。ただテストのためだけにやっていたって感じでした。
増田:私は学生時代、一番嫌いな科目が英語だったんですよ。もう授業が後何分で終わるかをいつもカウントダウンしていました(笑)。その私が毎日英語に触れていることは驚きです。
…今、英語のレッスンはどうですか?
増田:とっても楽しいです。知っている単語を並べて話しても先生はなんとか理解してくれますし、話したいって気持ちが出てきました。
…目標はありますか。
矢口:何となく先生の言うことは分かる気がするんですね。今の目標は、自分の言葉で答えられるようになれたらいいなって思います。
小泉:個人的理由ですが秋に義妹が国際結婚することになりました。彼らが日本に来た時に少しでも話ができるようになりたいと思います。
…皆さん、ありがとうございました。皆さんの多くが英語を嫌いだったというのは驚きでした。お子さんが楽しくレッスンを受ける様子を見ながら、「英語、楽しそうだな…」「こんな風に勉強したら話せるようになるんだろうな…」と興味を膨らませていた方も多いかと思います。しかし、週に1回教室に通うだけで目に見えた上達は難しいもの。ご家庭で保護者の方とお子さんがもっと英語に楽しく接することができれば、ヨーロッパ諸国の英語を母国語としない人たちのように、日本でも自由に英語を使いこなせる人材が育つことでしょう。ニッセイトはその一助を担っていきたいと考えています。
◆皆さんの上達はとても素晴らしいです。このクラスの目的は、お母さん方に子育て英会話に少しでも自信をもって臨んでもらえるようにというものです。多くのお母さん方にとって一番の難題は発音のようでした。フォニックスでは1文字、1文字の音から私たちは学習しました。皆さん、3文字単語は正しい発音で自信を持ってお子さんに教えることができると思います。ショートスキットも皆さんがご家庭でも積極的に使っているという報告を聞きとても嬉しく思っています。最初はお子さんの抵抗に会うかもしれないですが、根気良く続ければ必ず英語で返事が返ってくるようになるでしょう。「私は、英語に自信がないから…」と思っていらっしゃる方、参加してみませんか?
Libby Pickard
◆講師として一番嬉しいことは、話したいと言う意欲が増している生徒さんを見ることです。発音やセリフが間違っても、投げ出さずに臨む姿勢は素晴らしいと思います。レッスンでは絵辞書を使い、単語を覚える宿題を出しているのですが、これは子供たちが毎週行っていることでもあります。結構、皆さん楽しんでいるようです。絵本読みも最初はただの読みの練習でしたが、最近では声を変えたり、ジェスチャーが加わったりして聞き手の興味をそそるようになってきており、皆さんの上達ぶりに驚いています。
Adam Hammick
『子育て英会話』クラス案内 生徒受付中!
池袋スクール 火曜日10:00-10:50 水曜日10:00-10:50
川越スクール 水曜日10:40-11:30 土曜日10:00-10:50
●受講料 月額 5,250円(在籍生徒がいる場合)
体験レッスン(有料:1,050円)もできます。
ベビーシッターの必要な方はご相談ください。
編集後記
A good beginning makes a good ending.
(初めが大事)
最初の出会いってとても大切ですよね。最初の印象が悪いとどんなにその後が楽しくなると予想されても扉を閉ざしてしまうことがありますから。お子さんに小さいうちからニッセイトに通わせていただいているのも「英語は最初が大事」と考えられているからだと思います。でも最初だけでなく、これからも子供たちがずーっと英語が好きで意欲的に学習していけるかは、私たち(含む保護者の方)の努力にかかっているのだと思います。