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2005/10/01

2005年10月号(Vol.116)バイリンガルへの道(1)

バイリンガルへの道(1)

 英語の学習者にとってバイリンガルになることは大きな目標ではないでしょうか。小さいうちからどのように学習すればバイリンガルになれるのでしょう。今月は、バイリンガルに近づきつつある小学生クラスをレポートしました。


英語はもはや自分のことば

 先月号は中根知美ちゃん(小2)が英語で書いたサマーキャンプの感想文が掲載されました。「これ、小学2年生が書いたの?」「帰国子女なんですか?」と感心された方も多かったようです。クラスには、他に姉の実穂ちゃん(小4)、飯田航希くん(小4)、松本実ちゃん(小3)、本田蔵人くん(小3)が通います。会話クラスの担当は、Will講師、総合英語クラスが井本講師です。実は、実ちゃんと蔵人くんは帰国子女。実ちゃんは昨年、蔵人くんは今年入学しました。そう、このクラスは帰国子女も満足してもらえるハイレベルなクラスなのです。
 このクラスのレッスン風景は、ビデオ映像がニッセイトのホームページ上で見られるようになっています。「うちの子もこんな風に話せるようになって欲しいな・・・・・・」。こちらも反響大でした。

クラスシーンを一部再現すると・・・

Will講師:I don’t like Winnie the Pooh and わさび. I can speak Italian. I can’t
speak Japanese.
Miho: Will, “わさび” is …in English is horse …
Will: “Horse radish”. OK, Do you like horse radish?
All: No!
Tomomi: But you said “I can’t speak Japanese.”
Will: I can speak very little Japanese. Verry verry little.

こんな会話が続いていました。


お母さま方に伺いました

–英語を習わせようと思った動機はなんですか?
中根:下の子が生まれ、仕事も辞め、時間的な余裕ができたので何か家族で楽しめるものをと思い、NHKの「英語であそぼ」を見るようになりました。番組はビデオに録画し、何度も何度も見ながら一緒に歌ったり、踊ったり・・・。洋服なんかも真似して同じようなものを作ったんですよ。ただ、英語の歌は子供たちより私の方が聞き取れないんです。悔しくて必死に辞書を引きながら歌詞を勉強しました。私自身、英語は苦手でしたので、「やり直しの英会話」といったような英語のテキストを買い、それを覚えては子供たちに使ってみるというようなことをよくしました。実穂は2年保育にしたため、家で遊ぶ時間がたくさんあったんですね。ですから、その時期、1日の半分くらいは英語ごっこをやっていたと思います。でも外では恥ずかしいので自転車に乗っている時や公園ぐらいで、お店の中ではあまり使いませんでした(笑)。

飯田:私の場合、邪で英語の勉強というよりイスにきちんと座って人の話を聞く姿勢をつけて欲しいと思ったからなんです。

–英語教室に通い始めたのはいつ頃からですか?
飯田:年少でした。ニッセイトに入る前の1年は主人の転勤で金沢でプライベートレッスンを受けていました。その頃は、私も時間が多少あったので、毎日30分くらい一緒にテープを聴いたり、ABCを書いたりしていました。テープはもうほとんど丸暗記していました。

中根:私の家では、美穂が年長、知美が年少の時に週1回、英語のプリスクールに半年ほど通いました。

–そこでは、どんなことをやられていたのですか?
もう本当にお遊びで、スナックを食べたり、公園に行ったり、一緒にランチを食べたりという内容でした。私が英語は苦手だったので、子供たちには楽しんでもらいたいなって思って通わせました。でもそこは半年後にレベルに合ったクラスがないということで終了。続けられるところを探していてニッセイトに巡り合いました。アットホームで細かいところにまでいろいろ目を配ってくれるところがとても気に入りました。

–実穂ちゃん、知美ちゃんは人一倍、英語を話そうというのが感じられますが、何かきっかけになるようなことがありました?
中根:2人がまだ小さかった頃、デイズニーランド行ったんですね。その時に、金髪のアリスを見つけ、「英語で”Hello!”ってあいさつしてごらん」というと、あいさつをしに行ったんですね。その時、通じたことがとても嬉しかったようです。それと、実穂がまだ年少の頃、近くにインド人のご家族が引っ越されてきました。コミュニケーションの手段は英語しかなく、もう私も辞書を片手に必死でした。そちらのお子さんたちを預かることも多く、一緒に動物園やいろいろなところにお出かけしたことも影響しているかもしれません。

–ニッセイトに通うようになって何か学習に変化は生まれましたか?
中根:クラスが固定されているので、お友だちとも仲良くなり、連帯感のようなものが生まれたと思います。クリスマスになると劇の練習をしたり、親同士も一緒に加わったりして、それが子供たちにも良い刺激になったようです。我家はイベントを中心にやる気を増していった感じです。

–確かに、イベントが大きなステップアップになっているような感じは受けますね。ほぼ毎年、デイトリップにも参加していただいていますし、今年は、さくらんぼ狩り、サマーキャンプで更に実用的な英語力に磨きがかかったように思います。ニ人は英検4級にも合格。素晴らしいですね。家ではどのくらい英語の時間をとっていらっしゃるのですか?
中根:宿題くらいであまりやっていないんですよ。

–でも宿題も、井本講師の話によると半端な量でないと聞いていますが・・・。

中根:嫌がらずにやっているのはやはり好きだからでしょうね。英検3級の問題集を見たら結構難しく、これはきちんと勉強しないとダメだなと思い、最近は、毎日1ページづつやるようにしています。でもあまり無理強いさせないようにしています。

–航希くんはどうですか?

飯田:宿題は翌日の土曜日に済ませ、英語の日の前日は与えられた課題の復習をやっています。それに、今度、英検を受けるために週3回、ドリルを半ページづつやるようにしています。それ以外の時間は、通信教育の課題が1日2時間近くかかるのでそれに追われています。

–えっ、ということは何時に就寝するのですか?

9時です。6時半に夕食を終え、それから8時半頃までかかっています。負けず嫌いなんでしょうね、成績が発表されるので、下がると悔しいようです。

–なるほど。お話を伺っていて、やはりお子さんたちの上達の影には保護者の方の大きなサポートがあるのを実感します。お子さんの個性に合わせてしっかり導いてあげているんですね。


◆週1回教室で勉強するだけでは正直、英語をモノにできません。圧倒的な量が必要です。できれば比較的、時間に余裕のある幼児、小学生の間にもう少しお子さんの学習に手を貸してあげることが理想です。今からでも遅くありません。各ご家庭でできることをもう少し探してみませんか?

【実穂ちゃん、知美ちゃんが小さい頃から親しんできた英語ビデオ】
●英語であそぼ(NHKテレビ放送録画) ●えいごリアン(5巻)
●パワーパフガールズ(3巻)    ●オズの魔法使い(映画)

※来月号は同クラスに通う帰国子女の実ちゃん、蔵人くんの海外転校体験談を中心にお届けします。


英語が苦手という保護者の方に朗報!!

 「家でフォローしてあげて下さい」と言われても英語は苦手だし・・・。そんな悩みにお応えして日本人コーディネーターによる補習レッスンをご案内させていただくことにしました。お気軽にご相談ください。(20分 2100円)


編集後記

Learn young, learn fair.
幼児に覚えたことは忘れない 

  「あれ、この子、帰国子女?」と思わせるくらいきれいな発音で英語を話すお子さんが増えてきました。特に幼児に多いです。レッスン前後の様子を伺っているとお母さん方がごく自然に英語で語り掛けをしています。お家でもビデオ教材などで英語を耳にする時間が長いようです。今回のインタビューを通してもつくづく「なるほどな」と感じました。この時期のお子さんは構えることなく英語のごっこ遊びが楽しめます。ですから英語を話すことはなんら特別なことでなくなっているんですね。やはり英語は使ってこそ身に付くのだと思います。