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2005/02/01

2005年02月号(Vol.109)聞いてください! 我が家の嬉しい出来事


聞いてください!
我が家の嬉しい出来事

 種を植えて毎日水をあげてもなかなか芽が出ずに諦めかけていたら突然に芽吹き始め、その後はぐんぐんと成長。英語学習でも同じように、ある事を機に学習意欲に芽生え、著しい上達を見せることがあります。嬉しい瞬間ですね。そんな「我が家の嬉しい出来事」をご紹介します。


やっと芽が出てきました

 真旺がニッセイトに入ったのは1歳8ヶ月の時です。私の父は雑誌や新聞記事などで早期英語教育に関するものをスクラップしその重要性をいつも話しておりました。私も英語は耳ができる前からがいいと信じていたので入学を決めました。入学当初は日本語ですら全く話せず、レッスンでは何を聞かれても黙っているだけ。音楽に合わせて体を動かしたりするのはとても喜んで参加していましたが、それ以外は教室内をうろうろと歩き回ったり、外へ出て行ったりと先生、スタッフの方にもたくさんご迷惑をかけ、とにかく大変なことが多かったです。
 なんとか教室から出て行かないようにするため、レッスンで使用しているカードや他にも教室内にあるものでレッスンに使用するものを購入し、家でもレッスンと同じことを行ってみました。すると知っている物やカードがレッスン中に出てくることで少しずつ集中できるようになってきました。私がカードにある物の名前を英語で言うとそのカードを指さし始め、頭の中ではかなり理解しているようです。また、日本語がどんどん口から出てくるようになるのと同時に、それまでただ聞いているだけだった英単語も言えるようになってきました。最近では少しですが単語から文章へと変わってきています。これから先、またどのように英語を習得していくのか本当に楽しみです。

 岩村由紀子(真旺くん<2歳>のお母さん)


我が家の一大事

 先日、我が家にとって喜ばしい一大事がありました。どちらかと言えばShy boy の長男が、初めて出会った外国の方へ自ら英語で挨拶をしに行ったのです。その光景を見て、びっくり。つい涙を流してしまいました。
 ニッセイトへは幼稚園へ入園する一年ぐらい前に入り、初めの頃は先生やお友だちと歌ったりするのが楽しくて通っていました。しかし、授業のレベルも上がり、内容を理解できなくなることが多くなると、「なんで英語を習わなければいけないのか」との思いがだんだん強くなり、その影響で習い事や幼稚園にさえ通うのを嫌がるようになりました。親としてもどう対処すべきか悩みましたが、ニッセイトの先生方に「焦らず気長に見てきましょう」、幼稚園の園長先生には「入園前から通っているのであれば将来的にも続けたほうが良いですよ」と。そして、友人からは「少なからず、いずれは突き当たる壁だから」とアドバイスを頂き、泣いてもわめいても心を鬼にして通わせ続けました(笑)。家では授業内で理解できていなかった部分を父親や私がお風呂で一緒に取り組みました。そういうことがきっかけとなり徐々に学習のストレスも解消していったようです。
 今はレッスンに喜んで通っています。クリスマス発表会の練習では、自分のセリフをしっかりできるまで諦めないで何度も何度も練習をしていました。一山越え、プライドもついてきたのかなと途中で辞めないで本当に良かったと継続の大切さを実感しています。

 鎌田佳子(祐輝くん<6歳>のお母さん)


思いっきり抱きしめ褒めてあげました

 ニッセイトに通い始めたのは今から3年前。最初の頃は、手を上げることはもちろん、声も出せずにいました。あまり上達も見られず、半年、1年と過ぎたある日。電車に乗って出かけた時のことです。電車の中は空いていて数人の外国の方が乗り合わせました。そしてどうやら息子の年齢の当てっこをしているようなのです。いきなり息子に向かって、”How old are you?” と質問し、息子は少し戸惑いながらもしっかり “I’m 3 years old.” と答えるではありませんか!! 続いて、”My name is Kaisei.” と答えたのでした。次の駅で降りた瞬間、何も言わずにニコッと笑う息子を思いっきり抱きしめながらいっぱい褒めてあげました。どこか誇らしげな、満足そうな顔をしていたことを今も覚えています。
 今ではそのことがきっかけとなり、自信がついてきたようでクラスでも声を出して手を上げ、笑顔が多くなりました。最近、私も「彼のために変わらなくては! 一緒に英語を楽しまなくては!」と思い、彼が家でよく使う言葉を考えました。それは、「トイレに行ってもいい?」でした。これは使える!と思い、”May I go to the toilet?” をその都度、使うようにしていたら、今では、ニッセイト、保育園、お婆ちゃん宅、友人宅とどこでも言うようになりました。
 今までを振り返ってみると、不安な日々がありましたが、子どものペースで焦らず、ゆっくりとそして自然に自分の物にしていくことが大切だと思いました。

 渡邉里織(嘉一世くん<6歳>)のお母さん


学年の成績優秀者に選ばれました

 坂本絢香(小5)さんとお母さんにお話を伺いました。
母:先日、絢香の通う小学校で突然、1対1の英会話のテストがあり、先生から「とっても良くできた」と褒められたらしく、とても得意になっていました。

–学校ではどんなクラス編成で週にどのくらい英語の時間があるのですか?
絢香:クラスは成績によって二つのレベルに分かれ、週にネイティブの先生のクラスが2時限あります。

–英語を勉強してきて良かったことは?
絢香:学校で英語が得意なことと、去年、オープンスクール(学校入学説明会)で成績優秀者に選ばれてショート・スキットを披露できたことです。

–それは素晴らしい。緊張しませんでしたか?
絢香:いつもニッセイトでやっているので・・・(笑)。

–発表力はそんな所でも養われていたんですね。それにしても、とても英語に力を入れている学校なんですね。
母:はい。先日も授業参観があったのですが、結構難しい内容をやっているので驚きました。ですから、絢香の友だちの中にはもうすでに英語が難しくて嫌だという子も多いようです。

–オープンスクール以外で嬉しかったことは?
絢香:実用英検4級に合格したことです。
母:同じクラスの友だちが先に受かり、今度は自分も受けたいと言って申し込みました。1回で合格し、成績も良かったので本人も鼻を高くしていました(笑)。これもニッセイトのお陰だと感謝しています。絢香のお友だちのお母さんたちからは絢香がどこに通っているのか、よく聞かれます。英会話の教室はたくさんあるけど、ニッセイトのように会話だけでなく「読み、書き、文法」など英語を総合的に教えてくれるところはあまりないようです。池袋と川越にしかないのをすごく悔しがられますよ(笑)。また、最近は、弟の雄紀にフォニックスを教えてくれています。自分が以前学んだことをしっかり覚えているんだなって感心しました。私は英語ができないので、子どもたちにはこれからも楽しく、しっかり学んでいって欲しいと期待しています。


■学習のペースは実に個人差があります。最初から家でも教室でも積極的なお子さんもいれば、じっくり時間をかけながら興味を育むお子さんもいます。そのことを理解していないと、我が子が他の子と同じようにできないことを歯がゆく感じ、焦って必要以上に厳しくなり過ぎてしまったりします。しかし、これでは逆効果。初期の英語学習で大切なことは楽しむことです。立派な木が育つのは根がしっかりしているからです。初期の英語学習はいわば根をしっかり張る期間。ですから、この時期、できるだけ保護者の方も一緒にお子さんと英語を楽しんで欲しいと思います。英語力や発音など全く気にする必要はありません。たくさんの英語に触れていれば必然的に子供たちは正しい英語を習得していきます。手遊び歌を一緒に歌ったり、絵本を読んであげたり、カード取りゲームをやったり、また絵辞書を使うのもいいですね。きっと強風が吹いてもびくともしないりっぱな木に育つことでしょう。


 ●新コーナー 英語で言ってみよう!

『お風呂につかって20まで数えて!』

「お風呂につかる」という特別な英語表現はありません。シャワーを浴びる(take a shower)という文化ですからね。「体を湯に沈めて」っていうニュアンスで言ってみたらどうでしょう。

では、次の会話文にチャレンジ!

K:もう出てもいい?
M:まだ、だめよ。
 お風呂につかって20数えたらね。
K:1-20! 数えたよ。タオル取って。

 - – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
K: Can I get out?
M: Not yet.
  Put your body in the water and count up to 20.
K: 1-20! Finished! Can you hand me a towel, please?


編集後記

Patient men win the day.
辛抱強いものが勝つ

 なかなか結果が見えなくて投げやりになってしまったこと、ありませんか? 学習であったり、スポーツであったり、またダイエットであったり・・・?! もう少し続けていれば一歩先に開花の瞬間が待っていたのかもしれません。大切なのは諦めないこと。今回、お話を伺い、じっと信じて待つことの大切さを改めて感じました。皆さんのご家庭での嬉しい出来事、失敗談、悩み事、お気軽にお聞かせください。