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2007/07/01

2007年07月号(Vol.136)二つの達成感    清水公園にデイトリップ

二つの達成感
   清水公園にデイトリップ

 小2~小6を対象とした今年第1弾のデイトリップの行き先はフィールドアスレチックで日本一の規模を誇る清水公園でした。今回は、スタッフ14名と、池袋スクール19名、川越スクール25名、総勢58名の参加となりました。帰路につく子どもたちは疲労が見えながらもどこか達成感が漂っていました。


英語を実際の場面で使ってみる

 デイトリップの最大の目的は、教室から離れて実際の状況で英語を使ってみることです。英語でのやり取りを活性化させるため参加者には「Day Trip English」という小冊子を事前にお渡ししています。Day Trip English には1日を英語で過ごすための表現が満載です。話すたびにスタンプがもらえて、目標数のスタンプを集めると最後に景品がもらえるというゲーム的要素になっています。教室以外の公けの場で英語を話すのはちょっと気恥ずかしい思いがあるかもしれませんが、スタンプを集めることに夢中になっている子どもたちに恥ずかしさはありませんでした。

 川越駅、池袋駅に集合した子どもたちは、スタートの合図と共にものすごい勢いでスタンプ集めを始めました。
展here do you live?・溺ay I eat sweets?・的知 thirsty.・などなど・・・。

 初参加で最初戸惑っていたお友だちも、積極的なお友だちの姿に影響され少しずつエンジンがかかってきました。電車の乗車時間は1時間半くらいでしたが清水公園に着く前に、「目標のスタンプ数を集めちゃった」という頑張り屋さんもいました。

 ただ全てが理想通りというわけではありません。子供たち同士の会話は日本語ですし、またスタンプを集めることだけが目標になり、簡単な表現を何度も言ってスタンプをもらう光景も目にしました。いろいろ改善点はありますが、大きなきっかけになった子どもたちも多かったようです。

 デイトリップでは教室の担当の先生だけでなく他の先生たちに会えるのも魅力です。初めて会う先生にも積極的にスタンプを集めに行く姿は実に頼もしかったです。電車で隣に座っていたご年配の女性の方が、「どちらの教室なんですか? うちの孫も英語を習っているんですよ。こんなふうに英語を使えたらいいですね」と微笑みながら話しかけてきてくれました。あまりの活発さに同乗されている他のお客様の迷惑になっているのではないかとヒヤヒヤしていただけに、嬉しく励みになる言葉でした。

 さて、当日のハツラツとした子どもたちの姿には英語とは別にもう一つの達成感のようなものを感じました。それは、「冒険」を満喫している姿です。日頃はテレビゲームが遊びの主流の子どもたちが、汗びっしょり果敢にアスレチックのコースに挑戦していました。怖くて前進できなかったり、また失敗して池に落ちたり…。でもだからこそ、やり終えた後の充実感は一入だったのかもしれません。アスレチックを終え、集合場所に戻ってきた子どもたちひとり一人の顔がとても輝いて見えました。

 では、アンケートより保護者の方の感想、また参加者の感想文を紹介しましょう。



相原祐伽ちゃん(小5)


須賀義幸君(小2)


●親から離れて電車などに乗らせることが初めてだったので、すごく心配でした。また、お小遣いを持たせることも初めてだったのでどのように使ってくるのか、買い物ができるのかドキドキでした。子どもたちも自分なりに色々考えて行事ができる年になったんだなぁ~と思いました。子供たちにとっても親にとっても良い経験が出来たと思います。
 佃幸子(希泉ちゃん<小2>、隼太君<小2>のお母さん)


●英語の遠足初体験。寝不足で緊張していたせいか、当日朝、集合場所でのさや香は言葉少なでした。いつもレッスンが一緒のお友だちの顔も見当たらず少し不安だったのかもしれません。それが帰宅すると「楽しかった~!!
また行きたい~!!」の連発で一日、本当に楽しく過ごした様子が伺えました。本来なら休日の日曜日に楽しい時間を作ってくださった先生方、本当にありがとうございました。私も早起きしてお弁当を作ったかいがありました。また、是非、楽しい企画をお願いします。
    中嶋織枝(さや香ちゃん<小4>のお母さん)



●英語は実際には授業の中にあるわけではなく、生活の中にあるということを実感させたかったのでデイトリップに参加させたいとずっと思っていましたが、タイミングが合わず、今回が初めての参加となりました。
 解散場所に迎えに行くと娘の顔がキラキラしていました。アスレチックが楽しかったというだけでなく、英語を話してたくさんポイントをもらえたことがとても嬉しかったようです。家に帰る途中も「これは英語でどういうんだろう?」といろいろ質問をしてきました。生活の中で英語を実感しただけでなく、いろいろな刺激を受けたのでしょうね。スタッフの皆様、ありがとうございました。
     酒巻由美子(美月ちゃん<小4>のお母さん)


●本人が行きたいと言ったDay Trip は初めてで、やる気があるのはわかりましたが、カード(Day Trip English)を見せると、「こんな難しいのはできない!」と行く前にくじけていました。でも、帰って来た時の第一声が「俺、No.1だった!」とすごく嬉しそうにいったのを見て、やる気があれば何でもできるんだと思いました。これまであまり普段のレッスンでもやる気が感じられなかったのですが、今年度からGE(総合英語クラス)を始め、彼がとても楽しそうに勉強している姿を見て英語に対する意識が変わってきたと感じていましたが、このDay
Trip は更に峻太郎に自信をつけさせてくれたなと思いました。大変お世話になりました。
      山口珠映(峻太郎君<小3>のお母さん)


●1週間以上前からいただいた「Day Trip English」の練習を少しずつしているのを見て、デイトリップを楽しみにしているのが伺えました。また、当日は大好きなアスレチックというのもあり、張り切って出かけていき思う存分満喫してきたようです。今回のデイトリップで使った言いまわしを普段から使えるように家庭内でも気を付けていきたいと思います。
      福徳公子(里彩ちゃん<小2>のお母さん)


編集後記

Boys are full of adventurous spirit.
(男の子は冒険心に富む)

 男の子に限らず子どもは本来冒険好きなのではないでしょうか。「アスレチックは得意ではないため、親と一緒では絶対にやらないはずなのにビックリ!
団体行動の素晴らしさを感じました」と感想を寄せていただいた保護者の方もいらっしゃいました。子どもたちが子供らしく汗を流して遊びに熱中している姿はなんだかとても清々しかったです。

 また、感想文やアンケートから事前にご家庭でも「Day Trip English」をたくさん練習してきていただいた様子が伺えました。今まで以上に英語が飛び交っていたのも子どもたちの「英語を話そう」という意識が高かったからでしょう。きっとこれからの英語学習に大きな意義をもたらしてくれることと思います。