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2009/02/01

2009年02月号(Vol.153)発表会は何のため?

発表会は何のため?

 12月13日(土)~19日(金)、ニッセイトでは、各曜日毎にいくつかのクラスが合同となり、クリスマス発表会を行いました。練習は11月から開始しましたので、練習期間は5週から6週です。こんな短い期間で果たして発表ができるのだろうか? そんな心配をよそに、子供たちは立派にスピーチや劇を披露してくれました。


「劇の練習で授業が進まない?!」

 クリスマス・アンケートの中に、「11月以降、劇の発表が中心になって、通常の授業が進まないのは不本意です」というご意見がありました。この問題は、私たちスタッフ、講師の間でも過去に何度も討議してまいりました。しかし、発表会を機に成長する子供たちを見る度に、「もっと大切なことがある」ということを確信するようになりました。劇作りにはコミュニケーション活動に大切ないろいろな学習要素が含まれています。

●歌やセリフを短期間に覚える集中力
●声の大きさ、体の動きなどの表現力
●それぞれの役を担う責任感
●他の人と協力しあう協調性
●見てもらうことを前提とした発表力 

などです。

 入学1年目、人前に立つこともできなかった生徒さんが、次の年、お母さんの影に隠れることもなく堂々と歌を披露、次の年には声は小さいながらもセリフのある英語劇を披露。そして次の年には、長いセリフをすらすらと大きな声で自分の言葉のように発表できるまでに。こういった成長を私たちは毎年目にしています。もう本当に感動します。私たちは、子供たちに英語の学習を通して単に知識を学んで欲しいと思っていません。コミュニケーションツールとして世界中の人と親交を深め、視野を広げていって欲しいと願っています。

 子供たちは将来、多くの人の前でスピーチやプレゼンテーションを求められる機会も数多くあるでしょう。そんな時、尻込みすることなく、堂々とそのチャンスを楽しむことができたらとても素敵だと思いませんか?大勢の前でもあがらずに堂々とスピーチができる人はやはりたくさんの場をこなしている人です。経験の豊富な人です。しかし、日本の学校教育の中ではこういった機会が充分にあるように思いません。世界の舞台に立ち、世界を背負って活躍していくこれからの子供たちには、今から少しでも多くこういった体験を積んでいって欲しいと考えています。

 最近、卒業生からいただいた一通のお手紙もこのことを確信させてくれました。彼女の名前は前原晏梨さん(14歳)です。3才からニッセイトに入学し9年間通っていました。劇の発表は時に苦痛だったようです。しかし、昨年、学校の文化祭で代表に選ばれ、全校生徒の前で「裸の王様」を英語で披露したそうです。彼女がそれまでの経験を振り返った時、そこにはニッセイトで行われた発表会の経験がありました。一生懸命に取り組んだからこそ、それまでの経験が活きたのでしょう。本人の許可をいただきましたので紹介させていただきます。


 では、いただきましたアンケートより皆様の主だったご意見、ご感想を紹介させていただきます。

お子さんの発表や他のクラスの発表をご覧になられた感想をお聞かせ下さい。

●4クラス合同のパーティだったため、小さいクラスはとても懐かしく子供の成長を感じることができ、大きいクラスを見て、来年はこのように長い劇もできたらいいなぁ、と感じることができ楽しかったです。(年長、母)

●発表2、3日前からですが、自ら練習に取り組んでいました。こんな真剣な姿は初めてというくらい頑張っていました。何度も何度も覚えるまで同じところを繰り返して練習していました。当日はそれだけ頑張った成果があったと思います。今までは声が小さく、何を言っているのか分からなかったのですが、今回は大きな声で発表する姿を見て嬉しく思いました。本人も自信をもって発表できたからだと思います。(小4、母)

●皆さん、恥ずかしながらも一生懸命練習した様子がうかがえて立派でした。また普段のレッスンでは日本語も話さない先生方があえて日本語で歌を歌ってくださったことにはとっても素敵な演出だと思って拝見しました。娘にとっても語学を勉強するという意味でいい刺激になったようです。(年中、母)
パーティー全体に関するご意見、ご感想をお聞かせ下さい。

●先生方のご指導に感謝いたします。ただ、毎年感じるのはパーティー会場の狭さです。先生や生徒一人ひとりが一生懸命練習に取り組んできた発表をもっといろいろな人に見ていただいてもいいだろうし、保護者も全員会場のスペースに入ることができないのは大変残念に思いました。(小3、母)

●発表がメインというのは分かるのですが、もう少しゲームなどレクリエーションを取り入れて欲しいと思いました。(年長、母)

■貴重なご意見、ご感想、ありがとうございました。
子供たちの一生懸命な姿には本当に心を打たれます。高学年になってくると気恥ずかしさもあってか、なかなか練習が思うように進まないクラスもあったようです。劇を苦手とする子供たちがいることも事実です。今後、そういった子供たちのためには何か工夫する必要性も感じました。また、次回はもう少しゲーム要素を取り入れて楽しいパーティーにしていきたいと思います。
 今回、会場の狭さに対する指摘も多くいただきました。池袋スクールの土曜日は昨年に続き、別会場を借りて行いました。公共の施設の場合は低価格ですが抽選会があり、必ずしも借りられるわけではありません。かといって他の会場は一般的にかなり高額な会場費が発生します。アンケートの中には、モニターを設置し、別部屋で見れるようにして欲しいという要望もありました。この件に関しましては、今後、検討を重ねてまいります。


ニッセイトアカデミー賞決定!

池袋スクール 

土曜日 B5 
The Wizard of Oz

担当講師:Abby, Kazue

金咲也華(小3)
清宮小百合(小4)
宮永紗綾(小5)
松井美雨(中1) 

川越スクール

木曜日 B5
The Wizard of Oz

担当講師:Martin, Mariko

青柳 遼(小4)
大島佑介(小5)
稲田紫苑(小5)
横田拓海(小5)
青柳友夏(小6)
市川拓(小6)

最優秀演技賞

川越スクール 

橋谷田 聖(年中)
劇:Billy Goats Gruff

トロル役を小さな体一杯、大きな声で演技してくれました。たくさん練習したのが伝わってきます。

池袋スクール 

宮永紗綾(小5)
劇:The Wizard of Oz

たくさんの難しいセリフをしっかり覚えて、とても一生懸命に練習に取り組んでいました。


平成20年度 第2回英検合格者

5級
村奈菜緒(小2) 高田海(小2)   倉沢龍太朗(小3)
浜中彩音(小3) 市川莉子(小3) 原拓真(小3)
井上凌真(小3) 川田優佳(小4)  村木杏寧(小4)
鎌田祐輝(小4) 三上悟(小4)   渡邉嘉一世(小4)
西木大成(小4) 朝倉慎太郎(小4)浜中大貴(小5)
武藤里奈(小6) 高見俊也(小6)  市川拓(小6)
三上航(小6)   楊仁慶(中1)

4級
伊藤 合(年長) 佐藤璃旺(小2)
田村大樹(小4) 清水ゆり(小5)
和泉谷紗貴(小5) 大田明慶(中1)

3級
荒川唯(小3)

準2級
山田真恵子(中2)


編集後記

Practice makes perfect. (習うより慣れよ)

 前原さんの手紙にも記してありました。多分、代表に選ばれ、かなりたくさん練習をしたのでしょう。そして体得したことが”Practice makes perfect” だったのだと思います。「一皮むける」と表現があります。一皮むけた後、人はそれまでとはまた違った世界を見ることができると言います。ニッセイトの発表会を通して、「一皮むけた」と感じさせる子供たちの報告がいろいろな先生から聞こえてくるのをとても嬉しく感じています。