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2010/04/01

2010年04月号(Vol.166)2010年度奨学生、決定!

2010年度奨学生、決定!

 ニッセイトに通うお子さんたちの英語力は年々高まっています。2009年度は、英検2級に合格した小学生、中学生が6名いました。
そんな中で、2010年度の奨学生に認定されたのが、池袋スクールに通う桐原弘亘君(中2)です。


 子どものやっていることに関心を持つこと

今月は、弘亘君とお父さんにお話を伺いました。

—ニッセイトに通って8年。これまでに一番印象に残っていることは何ですか?

小3の頃、クリスマスの劇で「オオカミと子やぎ」をやったことです。今でもセリフを覚えています。

—それ以外には?
サマーキャンプで清水公園に行ったのも楽しかったです。フィールドアスレチックで池に落ちたのは鮮明に覚えています(笑)。3日間、嫌でも絶対に英語を使わければいけないし、最初は大変だったけど、だんだん慣れてきて、英語を話すことが楽しくなってきました。

—英検2級の対策はどのように?

実は一度、2級は失敗しているんです。その時は過去問題集だけをやっていました。今回は、語彙の少なさを実感していたので、語彙を増やすことを心がけました。それが合格の秘訣かもしれません。

—今後の目標は?
外国に行って、英語を使って生活できるようになりたいです。

—ニッセイトに何か要望はありますか?

中学生になってからイベントが少ないので、もっといろいろ勉強以外の楽しい企画があればいいなと思います。

—では、お父さんにもお話をうかがいましょう。

入学のきっかけは何だったのですか?
幼稚園のお友だちが習っていて、その方の紹介でした。そのご家族は、しばらくアメリカにも住んでいたんですね。その方から、英語は小さいうちからの方が吸収力が全く違うというような話を聞いて、私どももお世話になることにしました。

–英語を始めるにあたり、何か親御さんの特別な思いはありましたか?
自分たちが英語に接したのは中学の頃で、必要性もあまりなかったというのも一因ですが、結局、身に付かなかったわけです。でも、これからの子供たちにとっては英語はもはや避けて通れない必需品になるであろうと思います。私の会社も以前はあまり英語は必要なかったのですが、会社も変わってきていて、それに合わせて横文字も増えてきています。

—現在のお仕事で英語の必要性はありますか?
私自身はありませんが、部下は海外に出向することも多く、出向先がロシアだったりすると、ロシア語から英語に訳してもらい、それを次に日本語に訳してもらわなければなりません。その間、じーっと待っていなければならないという不便は多々あるようです。こういう時代の流れを考えると、これからはますます外国語に馴染んでいる必要性は高まってくるんだろうなと実感します。

—今まで一番印象に残っている思い出は何ですか?

やはりハロウィンですね。いろいろな仮装してサンシャインの周りやビルの中をパレードしたのは強烈に覚えています(笑)。仮装は、恥ずかしさもあったようですが、服にはこだわっていました(笑)。そういう意味では楽しみにしていたのではなかったかと思います。

—他にはどんな思い出がありますか?
クリスマス発表会ですね。授業とは違う意味で緊張感があり、いろいろなセリフを覚えたりとかして良い学習の刺激になっていたようです。

—家庭学習はどなたかが見てあげていたのですか?
いいえ、家内も私もカタカナは苦手なんですね。ただ息子に限っては一度聞いただけで耳に残っているようなんです。小さい時はウルトラマンが好きだったんですね。ウルトラマンに出てくるキャラクターはほとんどカタカナなんですが、教えたこともないのに、勝手に覚えてしまったんです。その辺が英語にも影響しているのかなと思ったりもしています。

—親としてこれまで心掛けてきたことはありますか?

強制しなかったことですかね。義務になってしまったら、ここに来るのも楽しくなくなってしまうと思うんです。

—具体的にいうとどう関わってきたのでしょうか?

子どもがやっていることに対して親が興味を持ち、親が参加できるイベントはできるだけ夫婦一緒に参加するように努めてきました。ハロウィンパーティーやクリスマス発表会、それにオープンクラスにもできるだけ参加してきました。親として、ただ通わせるだけでなく、子どものしていることに親は関心を持っているんだよということをアピールしてきているわけです。でも一番は、子どもが通いたいと思える状態が続いていることだと思います。先生が何度か変わったりもしましたが、いつも暖かく見守っていてくれるアットホームな環境をいつも作ってくれているニッセイトに感謝しています。
–貴重なお話をありがとうございました。


総合クラス担当講師より

            中村綾希

 2年前より弘亘くんのGE-Specialクラスを担当しています。弘亘くんが中学校1年生のときに初めてクラスを受け持ったのですが、その時すでに中学校3年生レベルの文法をマスターしていた弘亘くん。それならばと、弘亘くんのクラスでは上級スピードリーディングに力を入れてきました。B5用紙半分ほどの量の英文を1~2分で読み、英語の問題に次々答えていく、というものです。この量を読み切るには、「英語を日本語に訳さず、そのまま英語で理解して解答する」力が必要です。初めは5分以上かかっていた弘亘くんですが、投げやりになることなく挑戦し続け、今では2分ほどで読み切り、問題にもほぼ満点で解答できるようになりました。難しすぎるかな、と私は内心ヒヤヒヤしていましたが、見事に「英語を英語で理解し、解答する」力を自分のものにしたのです。継続は力なり、そして諦めないことの大切さを、弘亘くんから改めて教わった気がします。



平成21年度 第3回英検合格者

※学年表記はすべて受験時です。

5級
原田芽実(小1)  大山朱耀(小2)
荒生恵霞(小3)  畑山結香(小4)
渡久山嘉美(小4)  植木美羽(小4)  加藤あかり(小4)
長峰凛(小4)  新井優希(小5)  紺野貴寛(小5)

4級
森口珠衣(小3)  川越海咲(小3)  横田知子(小4)
菊池紗也香(小4)  山田眞聖(小4)  鏡原成流(小4)
松本希(小5)  大島佑介(小6)

3級
高田海(小3)  川田優佳(小5)  小谷野慧(小5)
田中菜穂子(小6)  武藤里奈(中1)  泉真史(中1)
三上航(中1)  大田明慶(中2)

準2級
大印琉生(小2)  江夏里佑(小3)  川越海里(小5)
小林春菜(中2)  加藤颯(中2)  芦崎万瑠香(中3)
諏訪彩音(高1)

2級
荒川唯(小4)  雨宮凪沙(小4)  桐原弘亘(中2)
清水玲菜(中3)  神永知美(高1)  泉智也(高1)


SPELLING BEE (スペリング・コンテスト)

平成21年度 後期成績優秀者発表(2月実施)

GE6 部門 
1位 古田かりな(小2) 100点
1位 島田翔太(小3) 100点
1位 岡本聖哉(小4) 100点
1位 村田花音(小4) 100点
1位 矢島未比奈(小4)100点
1位 川口優衣(小4) 100点
1位 宮下悠愛(小4) 100点 

GE6-2部門
1位 二木蒼生(小2) 100点
1位 井上綾菜(小4) 100点
1位 大田佳慶(小5) 100点

GE5-2部門
1位 神戸康孝(小2) 100点
1位 荒生恵霞(小3) 100点
1位 森口珠衣(小3) 100点
1位 横田知子(小4) 100点
1位 古川雅信(小4) 100点
1位 紺野貴寛(小5) 100点

GE5-2部門
1位 田中美羽(小6) 100点
1位 荒井ひなの(小6)100点
1位 小林千裕(小6) 100点
1位 植松大貴(小6) 100点

GE4部門
1位 田村大樹 (小5)100点
2位 田中菜穂子(小6) 90点
3位 松本希  (小5) 83点
3位 西田光 (小5) 83点

GE4部門
1位 石川達也(小6) 100点
2位 石澤桔梗(小2) 98点
2位 福徳里彩(小4) 98点

GE3部門
1位 金和徳 (中1) 97点
2位 武藤里奈(中1) 97点
3位 金咲也華(小4) 96点

GE-Special部門

1位 森口菜礼(小6) 100点
2位 桐原弘亘(中2) 96点
3位 松本実 (中1) 89点


編集後記

One swallow does not make a summer. (一羽のツバメは夏を告げず)

 一羽のツバメを見ただけで夏が来たとは言えませんが、数羽なら信憑性があります。そんな諺ですね。昨年、小学3年生で英検準2級に合格し、創立以来の快挙と称えた荒川唯ちゃんは今年見事2級に合格。後に続けとばかりに最近は英検やスペリングコンテストの成績優秀者が続出。ニッセイトで着実に実力を培っている生徒さんたちを誇りに思います。今年度もまた、飛躍の年になりますように。