2012年05月号(Vol.189)イースターエッグを作りました
4月23日(月)~28日(土)、幼児クラスでイースターエッグ作りをしました。
生徒さんたちは、こけし屋さんに作ってもらった特製の木の玉子にマーカーで思い思いのデザインを描きました。
今年のイースターは簡素化
例年ですと小学2年生以上のクラスでは生卵を使ったイースターエッグ作りを行ってきました。長期保存ができるようにと、生卵に針で小さな穴を開け、そこから中身を吹き出します。そして、食紅にお酢を入れた水に漬け色付けをします。取り出した卵は玉子焼きにして食べていました。また、作製後は教室に展示し、コンテストも実施してきました。しかし、今年度はイースターエッグ作りを幼児のクラスだけに限定し、コンテストも中止させていただきました。一部の生徒さんや保護者の方からは「とても楽しみにしていたのですごく残念」という声も聞かれましたが、年明けに実施した継続に関するアンケートでは「イースターは1回やれば十分」、「玉子焼きはあまり衛生的でないのでは?」といったご意見も多くいただいておりました。実施の方法を探ってきましたが、今年度は新教材の導入などカリキュラムの改定を大幅に実施したため、その定着を最優先させていただくことにしました。来年以降の実施に関しましてはまた皆様のご感想やご意見もうかがいながら検討していきたいと考えています。
さて、今月号はイースターに関してよく聞かれる質問をまとめてみました。
Q1.イースターって何?
「イースター」とは、イエス・キリストが死後3日目によみがえったとされる「復活」を祝う日のことです。日本語では、「復活祭」または「復活節」と呼ばれています。生命の復活をお祝いするという意味から、卵
(イースターエッグ) や多くの子供を持つウサギ (イースターバニー)
などがシンボルとなっています。アメリカ合衆国では、人口のおよそ85%がキリスト教徒だそうです。ですから、イエスキリストの誕生を祝うクリスマス、そして復活を祝うイースターは国民的な祝日なのですね。しかし、最近ではだいぶ宗教色はなくなりつつあるようです。
Q2.イースターには、何をするの?
国や宗教によってもその祝い方は異なりますが、一般的に、クリスマスと同様、家族が集まりご馳走を食べます。子供たちは、エッグハント(卵探し)やエッグロール(卵転がし)などの遊びをします。イースターエッグと呼ばれるカラフルに染められたゆで卵を探すのがエッグハント、またその殻を割らないようにして転がすのがエッグロールです。
Q3.イースターって、いつ?
イースターは、春分の後の最初の満月の次に来る日曜日と定められているので毎年変わります。ちなみに、今年は4月8日でした。
さて、次に新しく入った講師に子供の頃のイースターの思い出を聞かせてもらいました。
イースターは楽しい思い出
Josh
私はアメリカのシアトルからやってきました。趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞、テニスです。野球、バスケットボール、アメフトなどのスポーツ観戦、それにカヌー、サイクリング、自然探索が好きです。
私のイースターの思い出も他の子供たちと同じように楽しいものばかりです。
イースターの前の夜は、台所で両親とゆで卵に色塗りをしていました。たくさんのコーヒーカップにお酢の入った赤、青、緑、オレンジ、紫などの色付けされた水を用意します。その中に卵を数分漬けるととてもきれいな色をした卵が現れます。
イースターの前の晩には私たちが寝ている間に、イースターバニー(うさぎ)がやってきて彩られた卵を隠していきます。朝起きると子どもはその卵を探し回ります。本の後ろ、靴の中、家具の下、もういろいろなところに隠されていました。そして、チョコレートやそのほかにもいろいろなお菓子でいっぱいになったイースターバスケットを見つけます。
その後は、いつも皆で祖母の家へ出かけました。イースターバニーはそこにも卵を隠していました。色を塗ったり、エッグハントをしたり家族みんなで美味しい御馳走を食べたり、イースターは本当に楽しい思い出です。
チョコは嫌い、でもイースターは好き!
Brittany
私は、アメリカのカリフォルニア州サンディエゴ出身です。高校生の時、日本語の勉強をしていました。その先生は、日本で子供たちに英語を教えていたという話を聞き、私もいつか行ってみたいなと思っていました。大学卒業後、しばらくコンピューター関係の仕事をしていましたが、弟が日本人の奥さんと結婚して福島県の郡山に住んでいましたので、私も弟の住む郡山で英会話講師の仕事を1年半ほど続けてきました。しかし、弟夫婦は赤ちゃんが生まれ、放射能汚染から逃れるために宇都宮に転居しましたので私もこの春、関東に越してきました。
さて、イースターの思い出は8才の時です。ロスアンゼルスに住む祖母の家にイースターを祝うために出かけました。祖母はとても厳格だったので、ピンクの洋服を着て行儀よく振る舞っていたのを記憶しています。私にはたくさんの従妹がいるのですが、その日はほぼ全員が集まっていました。子供たちはみんなでゆで卵を使ってイースターエッグ作りをしました。最初にクレヨンで卵に色を塗ります。そして、それを色染めの水の中に入れます。クレヨンを塗ったところは色がつかないため、とってもきれいに仕上がりました。
さて、いよいよエッグハントです。祖母の家はとても広く、イースターエッグも家の中、庭などいたるところに隠されていました。その卵の中にチョコレートやいろいろなお菓子が入っていましたから子供たちはもう夢中です。私はチョコレートが嫌いなので、いつもチョコレート以外のものと交換してもらっていました。とっても楽しかった思い出です。
夏休みオーストラリア
ホームステイ&現地校体験!
高校生までに一度は海外ホームステイを体験させてあげたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。ニッセイトでは、アコスタ海外留学センターの主催するオーストラリアでのホームステイを推奨しています。最大の魅力は、ホームステイをしながら現地校に通うことができること。この夏休みの募集は下記の通りです。
●9日間コース:小学3年生~小学6年生対象
328,000円(燃油サーチャージ別途必要)
●14日間コース:中学1年生~高校3年生対象
350,000円(燃油サーチャージ別途必要)
●21日間コース:中学1年生~高校3年生対象
398,000円(燃油サーチャージ別途必要)
※詳細に関しましては、パンフレットを用意して
おります。お気軽にお問い合わせください。
編集後記
Easter so longed for is gone in a
day.
待つ間(ま)が花
直訳は、「長い間待ち続けた復活祭も一日で過ぎ去ってしまう」という意味です。先の楽しいことは待っている間が一番ということですね。諺になるくらいですから、西洋の国ではいかに多くの人がイースターを楽しみにしているか想像できます。イベントを楽しむだけでなく、その背景もインターネット等で親子一緒に調べたりできるといいですね。国や宗教によってその祝い方は千差万別。外国語学習に対しても新たな興味をそそります。