2014年12月号(Vol.217)ハロウィンコスチューム 聞かせて、制作の裏話
ハロウィンコスチューム 聞かせて、制作の裏話
10月には池袋スクール、川越スクールでハロウィン・パーティーが行われました。生徒さんたちにとって一番のお楽しみは仮装です。今年も個性あふれるコスチュームがパーティーを盛り上げました。今月はそのコスチューム準備における苦労話をご紹介させていただきます。
<エルサ>
Yutaroくん(年少)のお母さん
男の子なので、「エルサ」がいいと言われた時はビックリしました。本当に「エルサ」で大丈夫か、主人とも話し合いました。息子には、『ハロウィンの時だけだよ!』と話しました(笑)。ドレスを着せたらすごく喜んでいて、私たちも思っていたより似合っていたので笑ってしまいました。
<ハンター(逃走中)>
Suzuneちゃん(小1)のお母さん
コスチュームを何にするか考えている時に「逃走中」というテレビ番組をやっていました。そこで、「ハンター」にしたら面白いかもと話が盛り上がりました。2人はいとこ同士なので、去年はマリオとルイージをやりました。女の子ですが、ドレスじゃなく、おもしろいものを!という親の勧めでした。作り物は苦手なので衣装は作らなくてもいいもので考え、知り合いや兄弟のスーツを借り、サングラスを探しました。髪はカッコよく決め、固めました。始めは少し嫌がっていましたが、家で着てみるとその気になり、お互いメールで送り合っていました。
<トッキュウジャー6号>
Ryoくん(年少)のお母さん
息子がなかなかサイズを測らせてくれなくて、2度ほど縫い直すことになってしまいました。サイズを測らせてくれなかったのは私が何をするにでも完璧にしたい方で、その為時間がかかってしまうのをわかっていて、じっとしてなきゃいけない、遊べない、動けない、そんなのイヤだぁ~(>_<)って逃げてました。でもできあがって試着した時は満面の笑顔で、走って鏡の前に行って、またまたニンマリ。そして、次に衣装のトッキュウ6号の変身マネをしてキャラクターになりきっていました。
<妖怪オロチ>
Yuyaくん(小1)のお母さん
これまでもコスチュームに関しては無理難題を言われ続け、その度、妥協しあいながらなんとかこなしてきました。しかし、今回は完成のイメージができず、大変手こずりました。布地を選ぶのにお店で何時間も悩んだり、ソフビの人形を何度も確認しながらチクチク縫う作業はとても楽しく、家族でいつもより長く一緒に過ごせる温かい時間となりました。なんだかんだ文句を言いつつコスチューム作りに夫婦で夢中になれる私たちは揃って、こういうことが好きなんだということが改めて分かりました(笑)。
<錦織圭とマイケル・チャンコーチ>
Hidetoくん(小3) and his
brother(年中)
テーマは、ハロウィンには全く関係なさそうですが「モンスター並みの活躍」というこじつけで、錦織圭選手になりました。
衣装は家にあったものの寄せ集めに、ロゴを紙で貼っただけでしたが、本人も満足の出来に。ただ錦織選手はまだしも、5才の弟のチャンコーチが分かってもらえるか不安だったのですが、しまぞう等のものまねの画像を見ながら、二人共ノリノリでポーズの練習をしていました。錦織選手のように、世界に向かってチャレンジする心を持って成長してほしいなぁと思います。
<妖怪ウォッチ コマさん>
Chinosukeくん(年長)のお母さん
今年のコスチュームは何がいい?と聞いたら、妖怪ウォッチ!と即答!話し合いの結果コマさんに決めました!最初は顔だけコマさん?とか考えましたが、小さいうちだからこそできる全身着ぐるみタイプの可愛いコマさんにしました。夜なべして作ってハロウィンの朝ギリギリ完成!起きてリビングにあったコマさんを見た息子は、ものすごい喜びよう!すっかりなりきって「コマさんヅラ!」を連呼!手も風呂敷をしっかり握って普段恥ずかしがり屋で写真が苦手な息子もポーズを決めていました。当日もみんなに可愛いと言ってもらえてちょっぴり恥ずかしいけどご満悦。いい思い出になりました。
<クラゲ>
Kotaくん(小5)のお母さん
近年は、夏休みに体験したことをモチーフにし、手作りをしています。今年は山形県にある「くらげ水族館」がリニューアルオープンしたので家族で遊びに行ってきました。初めは、シャワーハットにすずらんテープをはりつけようと思っていたのですが、100円ショップで見つけられず悩んでいたところ、もっとピッタリなものを見つけました。扇風機カバーです。柄も海っぽくてピッタリでした。前日までは、レディガガのかつらのような感じで、本人も気に入らなかったみたいですが、当日の朝、顔の下の部分の処理を考え出し、ようやく本人も納得のいく仕上がりになりました。成長してくるとコスチュームをつけるのが恥ずかしくなってしまいますが、自分でもアイデアを出し一緒に作り上げたので大丈夫でした。毎年、この時期が近付くと大変さを感じつつ、息子と一緒に作り上げる喜びを感じています。
<妖怪ジバニャン>
Masatoくん(小5)のお母さん
毎年、ハロウィンの時期になると、子供に「何にする?」と聞いてから作っています。今年は、『ジバニャン』がいいということで、家にあったハンカチや漫画を見て作成しました。最初はかぶりものにしようと思ったのですが、うまくいかなかったので指人形にし、新たにお面を作ることにしました。目の穴をくりぬいて見えるようにしたら何かしっくりこないので、セロファンを貼ってみたり、鼻の位置を何度か変えてやっとそれらしく見えるようになりました。私自身も楽しく作れました。それに子供に喜んでもらえて嬉しかったです。
<アンパンマン>
Hayatoくん(5才)のお母さん
夏祭りでお面を買ったので、これは使える!!と、ずーっと考えていました。息子は『仮面ライダーV3』を妹は『アンパンマン』を買い、2人ともそのキャラクターになる気満々でした。母もそれに応えようと四苦八苦しましたが、どうしてもすべてそろえられず、直前に断念。妹と共にアンパンマンにすることにしました。夜なべして2人分のマントを縫いました。子どもたちは出来上がったものを身にまとうと「トーッ!ハッ!!」と大喜びでかっこつけて走り回っていたので「いける!」とさらに作る意欲が湧いてきました。黄色に手袋が手に入らず苦労しましたが、父親が仕事帰りに何軒もお店を廻ってやっと見つけました。
<魔女の宅急便 キキ>
Ricoちゃん(小2)のお母さん
灰時期に『キキ』をやりたとい決めていたので、コスチュームセットを買ってしまおうかとおもいましたが、たまたま子供服のレシピが図書館で見つかったので、アレンジ手作ることしました。右手にレシピ、左手に「魔女の宅急便」の絵本を抱えて、『キキ』にchかづけるために、イメージ縫製したのが一番の苦労した点です。デザイナー気分を味わえたのも良い思い出です(笑)。最後のコーディネートチェックは娘がやりました。
<ジュダイの騎士ルーク>
Kaitoくん(小3)のお母さん
パーティー参加を決めてから、何のコスチュームにするか悩み続け、本格的な準備に入ったのは、一週間前くらいでした。ジャック・オ・ランタンの方はすぐに完成しましたかが、ジェダイの騎士ルークの方は仕上げが当日になってしまい焦ってしまいました。
家族の役割としては、母が参考になる画像探しや、コスチューム制作の仕上げをしました。父は全体のバランスなど、最終チェックをしました。Kaitoは、もともと工作が大好きで、やる気満々でした。身の回りにあるもので素敵なものを!を目標に、本人のイマジネーションを大切に、なるべく忠実に再現できるよう心がけました。パレード参加ということで、動きやすさにも気をつけて作りました。
出来上がってからは、何度でも着てみたいという気持ちを抑え、当日まで壊れないよう大切に保管していました。
ここでルークのブーツについてですが、ブーツのこと、すっかり忘れていたのです。
しかしラッキーがかさなり…
前日に何の気なしに母が購入したレインブーツ(黒のビニール素材)、が息子の足のサイズとほぼ同じ。まるでその日のために買ったかのようで、家族みんなでハイタッチして喜びました!
もうすでに来年のコスチュームについての話で盛り上がっている我が家でございます。
<シェリーメイ、ダッフィー、ジェラトーニ>
Miriちゃん(小3)、Riichi君(小2)、Mionちゃん(小3)
ハロウィンの衣装は、西尾兄弟と3人でセットになるディズニーシリーズを続けているので、去年の映画モンスターズユニバーシティに続いて、今年はアナ雪も考えましたが…
ママ2人で色々と相談して、新しくジェラトーニのキャラクターも増えた事をきっかけに、ジェラトーニ、ダッフィ、シェリーメイを作る事に決めました。
今年も色々な生地を沢山扱っている日暮里まで買い出しに行き、準備は早かったのですが…
運動会など学校行事に追われてしまい…
結局、5日間ぐらい徹夜状態でミシンを夜な夜なかけて、当日の朝完成でした…(笑)
ボア生地は扱いにくく、ミシンと掃除機と日々戦いでしたが!
子供達も大喜びしてくれたので頑張ったかいがありました。
<妖怪ウィスパー>
Yutaro君(小2)のお母さん
最初ウィスパーのコスチュームにしたいと息子に言われた時は、どうやって立体的に作ろうかと悩みました。素材を不燃布にしようと決めてからは、不燃布のフワフワ感を活かして無理に立体的に作らなくても十分ウィスパーのフワフワ感が出せました。
<一旦ゴメン>
Kazutoshi君(小1)のお母さん
今年大ブームの妖怪ウォッチ。我が家も品薄のメダルを求め行列に並んだり、妖怪に取り憑かれた年となりました。そしてコスチュームは、妖怪「一旦ゴメン」に決定。いったんもめんならぬ「一旦ゴメン」は、その場しのぎの謝りで人をイラッとさせる厄介な妖怪です。パーティーの1ヶ月前から材料探しをスタートし製作を試みるのですが、興味津々の下の子に何度も邪魔され断念。結局製作はパーティー前日になってしまいました。運よく日曜日だったので「今日は一旦ゴメンをつくるから」と宣言し、家事子供の世話を主人に丸投げ状態で1人部屋にこもり製作に集中しました。作り始めの頃、和寿は「まだ全然似てない」と厳しい一言。
途中サイズを合わせるため何度も試着をさせて、和寿サイズにしていきます。試着で疲れながらも、胴体部分の文字をテープで作るというナイスアイディアを出してくれ、時間短縮になり助かりました。完成し、私が被ってリビングに登場すると
子供達は大騒ぎ。とっても喜んでくれました。そして、和寿は「でも、なんとなく賞に選ばれない気がするなぁ」と冷静なコメント。賞に選ばれたいという本音が見えて笑ってしまいました。
Halloween
Costume Contest 2014
Ikebukuro
School
The Best Costume |
The Most Creative |
The Cutest |
一旦ゴメン | クラゲ | オラフ |
Kazutoshi (小1) | Kota(小5) | Konosuke(1歳) |
Kawagoe
School
The Best Costume |
The Most Creative |
The Cutest |
コマさん | 錦織圭&マイケル・チャン | ジェラトーニ、シェリーメイ、ダッフィー |
Chinosuke (年長) | Hideto(小3) his brother | Mion(3) Miri(小3) Riichi(小2) |
編集後記
In the middle of difficulty lies
opportunity.
(困難の中に機会がある)
アインシュタインの名言です。日々、忙しさに追われる中、「ハロウィンのコスチュームを考えるのは苦痛」と感じられている人は少なくないかもしれません。しかし、改めて寄せられたアンケートを読んでみて、大変な時間を素敵な時間にうまく転換されている方が多いことに気づきます。ハロウィンコスチュームが家族で取り組む貴重な共有時間になっているという感想もありました。裏話の大変さには同情しながらも、どこか心温まる思いがしました。