2014年05月号(Vol.211)2013年度、とっても上達した人ってどんな人?
新年度も1ヶ月が過ぎました。昨年度は期待通りの上達がありましたでしょうか?
2013年度、特に上達が著しかった生徒さんをコーディネーターに推薦してもらいました。
りおんちゃん(昨年度 小1 Pb1)
コーディネーターYasuha推薦
途中入学だった鈴音ちゃんは、最初は他の生徒さんの英語力に圧倒されていたようです。でも、ご家庭での学習の成果が回を増す毎に現れていました。絵辞典は毎週、完璧に練習してきていましたし、イントロカードも正確に質問も答えもできるようになりました。アルファベットの大文字、小文字もご家庭で練習してきていました。2月のレベルチェックテストでは、前期に実施したスコアの3倍くらい成績を伸ばしていました。鈴音ちゃんの熱意はもちろんですが、お母さまも一緒に予習、復習に取り組んでいただいた成果だと思います。フィードバックでは、お母さまが一言も漏らさないように
メモを取られていたのがとても印象的でした。
りおんちゃんに聞いてみました。
–英語はどんなところが楽しいですか?
英語をしゃべることが楽しいです。先生の言っていることもわかってきたのでうれしです。イントロダクションカードは最初、むずかしかったけど、覚えられたので楽しくなってきました。
–英語を続けてきてよかったなと思うことは?
入学した時はすごくきんちょうしたけど、だんだんなれてきて英語をしゃべることがはずかしくなくなってきました。
–入学してからこれまでで一番楽しかったことは?
ハロウィンパーティーでパレードをしたことがすごく楽しかったです。
お母さんにも伺いました
–入学のきっかけは何ですか?
私自身、英語が話せたらどんなに良かったか感じていました。娘にも習わせてあげたいなと思っていたところ、友人の紹介でニッセイトを知りました。娘も、「体験レッスンを受けてみたい!」と言ったので体験をお願いしました。体験後、「楽しかった!!英語やりたい!」と娘。即決でした。
–入学後、お子様の上達を感じられますか?
はい、とても感じます。最初は、英語が全く分からず心配でしたが、徐々に先生の言っていることも理解できるようになったようです。単語の覚えも早くなり、頭の中で英語を受け入れる体制が整ってきたように感じます。
–積極的に家庭学習に取り組むようになったのには何かきっかけがありましたか?
同じクラスのお友だちよりもだいぶ遅れて入学したこともあり、みんなと一緒に同じクラスで頑張りたいという気持ちが意欲に結び付いたのかなと思います。
–家庭学習はどのように取り組んでいますか?
まずはCDを繰り返し聞きながら単語を徐々に覚えていき、なかなか覚えられない単語は紙に読み方を自分で書き出して覚えていました。ある程度覚えたら、Picture Dictionary は絵単語を指しながら練習しています。My English Landは、単語カードを使って言う練習、イントロカードはコピーして切り分けて、ランダムに質問と答えを言う練習、アクションカードは日本語から英語へ、英語から日本語へ訳す練習をしています。
–ご家庭で何か心がけていることはありますか?
はい。朝ごはんの前には、”Breakfast”にしよう!などと、家族が言ってみたり、時間を英語で聞いてみたり、思いついた時に英語を使ってみようと心掛けています。
しゅうくん(昨年度 2才 Kinder1)
コーディネーターMisaki 推薦
年齢的にはToddlerクラスのしゅうくんですが、お母さんと相談し昨年の4月から親子分離を目指すKinderクラスにチャレンジしました。最初のうちはお母さんから離れられず、泣いているしゅうくんを抱えてクラスに入ったり、お友だちが手を引いてくれてやっと中に入れる状態でした。しかし最近は自分からクラスに入り、お母さんと離れて寂しそうな様子もなく終始、笑顔でレッスンを受けられるようになりました。1人でクラスに入れるようになってからは発話が増え、発言する時の声も大きくなりました。ゲームの時などもとても楽しそうな表情を見せてくれるのでとても嬉しいです。
–入学のきっかけをお聞かせください。
満1才を過ぎたころから言葉をどんどん話し始めたので日本語と同じように英語も身に付けばいいなと思い、1才半からニッセイトで始めました。
–どのような観点から上達を感じますか?
先生の言っていることを理解し、答えようとしています。また家庭でも自分から英語を聞こうとしていますし、喜んで英語の歌を歌ったり英語を話そうとしています。
–ご家庭では英語の学習をどのように取り組んでいらっしゃいますか?
食事中はほとんど英語のCDを流しています。ディズニーやトーマス、トトロなどのDVDを英語で観ていて、知っている単語をひろっています。お風呂では毎日数を数えていて現在30まで数えられるようになりました。
–ご家庭で心がけていることはありますか?
CD、DVDはできるだけ一緒に楽しむようにしています。「○○は英語で何て言うの?」という質問には答えられるようにしています。また、レッスンを頑張った日は、好きなトーマス等の絵本をたくさん読んであげています。
千夏ちゃん (昨年度小6 Basic1)
コーディネーターAtsumi 推薦
ニッセイトでは幼児から入学する人がほとんどで、小学校の高学年で入学する生徒さんはあまり多くいません。ですから、英語初心者の千夏ちゃんが、途中入学するのはきっと最初は大変だったと思います。入学後、半年もせずにクリスマスの発表会を迎えました。千夏ちゃんのクラスは、”3 Billy Goats Gruff” の劇を発表することになりました。千夏ちゃんは、セリフを2~3週間でほぼ完ぺきに覚え、クラスの中でもリーダー的な存在でした。本番はとても素晴らしい劇に仕上がりました。
千夏ちゃんに聞きました。
–英語はどんなところが楽しいですか?
自分が英語をしゃべるようになった感じが味わえるところです。
–自分でも上達を感じますか?
はい。クリスマス発表会に向けて何度も何度も練習して長い文章をすらすら読めるようになったことです。また今まで分からなかった英語の文字の読み書きもできるようになり、学校での授業も楽しくなりました。
お母さんにも伺いました。
–入学はどういったきっかけからでしたか?
体験レッスンを通して「英会話って楽しい!」と本人が強く感じたようです。私も「ネイティブ講師と日本人のコーディネーターがいてくれるレッスン」がとても魅力的でしたし、安心感が持てたので決めました。
–お子さまの上達を感じますか?
はい。英語を話すことの照れや、失敗したら恥ずかしいみたいな部分がなくなってきました。楽しみながら英語を話し、質問の理解も返答もしっかりできるようになってきたと思います。一番はクラスの皆に追いついて仲良く楽しく英語をしたいという本人の強い意思があったようです。分からない単語の読みや発音を私に聞きにきたり、教材CDを聞いて確認したり、辞書で自主的に調べるようになったので感心しています。
編集後記
There is no pleasure without pain. (楽あれば苦あり、苦あれば楽あり)
ことわざ自体にはいろいろな解釈ができます。楽しいことの後には必ず苦労が訪れる。良いことばかりは続かない。
怠けた生活をしていれば後で必ず苦労するなどなど。英語に関して言えば、苦労をすればその後に必ず楽しさを味わうことができるということでしょうか。今月号で紹介した生徒さんと保護者の方、いろんな苦労があったからこそ、喜びを感じられる今があるのだと思います。こういった特集が皆さんにとって家庭学習のヒントになれば幸いです。
–今までどんなことが思い出に残っていますか?
やはり一番印象に残っているのは、小学校4年の夏に参加したオーストラリアでのホームステイ体験です。ホストファミリーには僕と同い年の子以外に3人の兄弟がいました。キリスト教徒のホストファミリーとの生活、小学校での学校体験、どちらもとても刺激的でした。また、これまで勉強してきた英語が使えているという実感が持てました。