英検3級ライティング対策合格の秘訣(3)
Hi, everyone! How are you doing? 皆さんお元気ですか?
池袋・川越の英会話教室、ニッセイト英語専門教室のGE
専任講師Noriです。
さあ今回はいよいよ3級ライティング対策の最終回です。前回
しっかりと築き上げた土台、即ち日本語での意見を、3級受験者に
とって最適な形で英訳していきます。もちろん3回分の記事で
お伝えできることは、私が皆さんにお教えしたいことのほんの
一部に過ぎません。絶対に合格したい、もっと英語力を上げたい
という方、オンラインレッスンでお待ちしております。
前回取り上げた例題と、日本語での意見は以下の通りです。
2017年度第3回
What city do you want to visit?
どの都市に行ってみたいですか。
「ニューヨークに行ってみたいです。一つ目に、ニューヨークはとても大きくて有名です。
二つ目に、ニューヨークに行けば、たくさんの人と英語で話すことができます。」
構成上の基本の型については、前回お伝えしました。
Ⓐ①結論②理由その1③理由その2
Ⓑ①結論②理由その1③理由その2④結論繰り返し
まずは結論。「どの都市に行きたいか(どの都市を訪れたいか)」と訊かれて
いるのですから、「この都市に行きたい」とはっきり述べます。
「ニューヨークに行ってみたいです。」
I want to visit New York.
I want to go to New York.
go(行く)を使う場合はto(~へ)をお忘れなく。visitを使えば、その単語の
中にtoが含まれています。
理由その1でFirstly、理由その2でSecondlyを使いましょう。
「一つ目に、ニューヨークはとても大きくて有名です。」
Firstly, New York is very large/big and famous.
「二つ目に、ニューヨークに行けば、たくさんの人と英語で話すことができます。」
Secondly, I can talk to a lot of people there in English if I visit
there/New York.
31語~33語
仮に③の部分が、「そこで英語を話したい」だったとしましょう。その場合は
②と③で十分な語数が稼げないため、④でもう一度結論を述べる形にします。
I want to visit New York. Firstly, New York is very large
and famous. Secondly, I want to speak English there.
That is why, I want to visit New York.
30語
That is why = 「そういう理由で」を使い、冒頭の結論をもう一度
述べる形で、不自然になることなく語数を増やすのです。ちなみに
上記のような解答なら、満点が取れることは間違いないでしょう。
そして意見の作り方について助言です。基本的には、自分が興味を
持っていることと結びつけるのが最も効率的です。
サッカーが好き→ロンドン、バルセロナ、マドリード等
例えばこんな風に作ってみましょう。
「僕はバルセロナに行ってみたいです。一つ目に、バルセロナはその(そこにある)
サッカーチームによって有名です。二つ目に、バルセロナに行けばサッカーの
試合を見ることができます。」
I want to go to Barcelona. Firstly, Barcelona is famous for its
soccer team(s). Secondly, I can watch soccer games if I go to
Barcelona.
25語
+That is why, I want to visit Barcelona.
33語
ある地名に関して語る際、「~で有名です」は非常に使い勝手の良い表現
です。せっかくの機会ですから、バルセロナならSagrada Familia (サグラダ
ファミリア)、ロンドンならBig Ben (ビッグ・ベン)などもあわせて覚えて
しまいましょう。
動物が好き→シドニー
「私はシドニーに行ってみたいです。一つ目に、シドニーはコアラで
有名です。二つ目に、シドニーに行けば、コアラを見ることができます。」
I want to go to Sydney. Firstly, Sydney is famous for its koalas.
Secondly, I can see koalas if I go to Sydney. That is why, I want
to visit Sydney.
31語
「一つ目と二つ目の理由が同じなのでは?」と大人の観点からは感じる
でしょうが、このレベルで十分です。ついでですが、「オーストラリア
と言えばコアラだけど、シドニーもコアラで有名なの?」と疑問に
思った方へ。シドニーには「コアラパーク」があるのです!
さあ具体例にも触れたところで、更に重要なことをお伝えしましょう。
それは・・・
反復なくして上達なし!
ということ。自分の意見が全身に浸透するまで、何度でも繰り返してください。
その際、「日本語と英語の二言語でしっかりと意見が述べられる」、その状態を
目指してください。仮に英語だけがすらすらと口から出てきても、その英語の
意味が分かっていないのなら、決して頭に残ることはありません。言えるように
なるための口頭練習と並行して、書く練習も行いましょう。ただし言えるので
あればほぼ勝ったも同然、あとは綴りのミスなどに気をつけるだけです。
そして単語が分からなくても切り抜けられる、柔軟性の話を少し。
2018年の第2回にはこんな問題が出ました。
Which do you like better, nature or big cities?
natureは過去に3級に登場したことがあるものの、頻度はそう高くない、
難しい部類の単語と言えるでしょう。ではnatureを知らなければ試合終了
なのか、そんなことはありません。「natureと大都市、どちらが好きですか」
と聞かれているのですから、natureは大都市と反対のものだと分かります
よね。「自然」という和訳ができなくても、「田舎」とか「小さな村」の
ようなイメージができれば十分なのです。
それでは過去問の傾向から、今後の出題が予想される題目を一部お見せ
しましょう。
What country do you want to visit / live?
What country would you like to visit / live?
どの国に行きたい/住みたいですか。
Which do you like better, eating out or eating at home.
外食と家での食事、どちらが好きですか。
What do you want to do in the future / during your next vacation?
将来/次の長期休暇に何をしたいですか。
Which do you like better, reading books or watching TV/movies?
本を読むこととテレビ/映画を見ること、どちらが好きですか。
Which season do you like the best?
どの季節が一番好きですか。
以上です。英検合格のため、そして皆さんが英語学習者として大きく成長
するため、この記事を役立てていただければ幸いです。そして次回は
準2級対策です、お楽しみに!
Thank you so much for reading the article. See you later!
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