“英語5文型 or Five Sentence Patterns (Part 1)”
新学期が始まり数週間が過ぎました。高校生に関しては英語の文法の授業はほぼ“5文型 or Five
Sentence Patterns”から始まります。この5文型というのは曲者で英文がそれぞれの文型のどれに当
てはめるのかを考えることが目的となってしまっている生徒も多いようです。そのため「どうして英語
を勉強するのにこんなのする必要があるの。」とか「文をそれぞれの文型に分けて何の役に立つのか。」
「面倒くさい。」とか言い始める生徒の多いこと。結局、英文法の最初の授業で英語嫌いになる生徒も
多いようです。
文型とはどの文がどの文型に当てはまるのかを主にすることが目的ではないのです。文型を理解
することで「英語を日本語にすること」、また「日本語を英語にすること」がだいたいスムーズ
にできるようになります。これから3回に分けてこのことを一緒に考えていきましょう。
まず、今回(Part 1)は以下の1~4を見ていきます。
1. 基本5文型の種類
2.その文の要素
3.それぞれの文型の日本語への訳し方
4. 特定の文型をとる動詞
そして
5.上記の1~4を踏まえ英語の語順を理解し、英語から日本語に(Part 2)
また日本語から英語に(Part 3)どうスムーズにできるか、実例を挙げて説明していきたいと思いま
す。
1.基本5文型の種類:英語の文型は、ほぼ次の五つの文型に分けられます。
(1) Sally swims in the river. (第一文型) 「サリーは川で泳ぎます。」
…….S V
(2) Tom became a doctor. (第二文型) 「トムは医者になりました。」( S = C )
……..S V C
(3) She plays tennis. (第三文型) 「彼女はテニスをします。」 ( S ≠ O )
…….S V O
(4) Mary gave her father a birthday present. (第四文型) ( IO ≠ DO )
…….S V IO DO
「メアリーはお父さんに誕生プレゼントをあげました。」
(5) We named our dog Pochi. (第五文型) ( O = C )「私たちは犬をポチと名づけました。」
……S V O C
2.文の要素にはどのような品詞が使われるのでしょうか。
S, O, C … 名詞、またはそれと同じ働きをする語・句(例:to不定詞)・節(例:関係代名詞)など
* Cには形容詞も使われます。
V … 動詞、助動詞+動詞、be動詞+動詞の原形ing, be 動詞+過去分詞など
3.それぞれの文型の日本語の訳し方は次のようになります。
第1文型 S + V. 「Sは、Vする。」
第2文型 S + V + C. 「Sは、Cです。/ Sは、Cになる。」
第3文型 S + V + O 「Sは、OをVする。」
第4文型 S + V + IO + DO 「Sは、IOにDOする。」
*IO には人、 DOには物がくることが多い。
第5文型 S + V + O + C 「Sは、OをCにVする。」
4. どの文型をとるのかは動詞によって決まります。でも、それらをすべて覚えるのは簡単でありま
せん。だだ、第2文型、第4文型、第5文型をとる動詞は第1文型と第2文型をとる動詞の比ではあ
りません。そこでここでは中学レベルで出てくる第2文型、第4文型、第5文型をとる動詞の例を取
り上げます。出てくるたびに追加して覚えていくようにしましょう。また、S V, O, C のそれぞれ
が一つの単語だけでない場合は、その単語だけでなく句や節でまとめて考えることにします。例えば
次の(1)の➁で考えるとS はpeople ですが、the old people をひとまとめに考えます。
(1) 第二文型をとる動詞の例
① S be動詞 C. 「Sは、Cです。」
I am a student. 「私は、学生です。」
S V C
② S look C. 「SはCのように見える。」
The old people look happy. 「その老人たちは、幸せのように見える。」
………S V C
③ S become C. 「Sは、Cになる。」
My sister became a dentist. 「私のお姉さんは、医者になった。」
…..S V C
(2) 第四文型をとる動詞の例(*IO には人、 DOには物がくることが多い。)
☆give 型の例
S + V + IO(人)+ DO(物).
→ S + V + DO(物) to IO(人).
① S give (人)(物). 「Sは(人)に(物)をあげる。」
My father gave me his watch. 「父は、私に彼の時計をくれた。」
….S V (人) (物)
② S teach (人)(物). 「Sは(人)に(物)を教える。」
Mr. Burns taught them English. 「バーンズさんは、彼らに英語を教えた。」
……S V (人) (物)
③ S send (人)(物).「Sは、(人)に(物)を送る。」
Tom sent us a parcel. 「トムは、私たちに小包みを送ってくれた。」
…S V (人) (物)
☆make 型の例
S + V + IO (人)+ DO(物)
→ S + V + DO(物) for IO(人).
① S make (人)(物).「Sは、(人)に(物)を作ってあげる。」
My mother made me a sweater. 「お母さんは、私にセーターを作ってくれた。」
…….S V (人) (物)
② S buy (人)(物). 「Sは、(人)に(物)を買ってあげる。」
My father bought me a pair of glasses. 「お父さんは、私にメガネを買ってくれた。」
……S V (人) (物)
③ S get (人)(物).「Sは、(人)に(物)を [持ってくる]手に入れてあげる。」
Please get me a chair. 「私にイスを持ってきてください。」
………..V (人) (物)
(3) 第五文型をとる動詞の例
① S call O C. 「S はOをCと呼ぶ。」
We call him Bob. 「私たちは、彼をボブと呼んでいる。」
…S V O C
② S name O C. 「S はOをCと名づける。」
We named the dog Pochi. 「私たちは、その犬をポチと名づけた。」
..S V O C
③ S make O C. 「S はOをCにする。」
Her parents made her a doctor. 「彼女の両親は、彼女を医者にした。」
…….S V O C
今回は、基本5文型の種類、その文の要素、それぞれの文型の日本語への訳し方、 特定の文型
をとる動詞を確認しました。次回はこれらを基にどう日本語を英語にスムーズにできるかを示し
たいと思います。Bye for now.
Written by Masa
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