“英語5文型 or Five Sentence Patterns (Part 3)”
前回は、英文の基本語順を参考に英語を日本語にしてみました。英語5文型最終回は英文の基本語
順をベースとし日本語を英語にしみましょう。その前にまず、英語の基本語順をおさらいしましょう。
S + V +[あるいは、第2文型~第5文型の動詞以下のCとOの組み合わせ]
どこ[where]・どのように [how]・なぜ [why]・いつ [when].
(2)日本語→英語
以下の日本語を英語にします。
例:「わたしの兄は、昨日図書館へ勉強するために行った。」
まず、where, how, why, when の答えの部分を抜き出してみます。
where(どこ?) 図書館へ to the library
how (どのように?) 無し
why (なぜ?) 勉強するために to study
when (いつ?) 昨日 yesterday
残りの部分「私の兄は、行った。」が文の骨組みになりますね(第1文型)。
私の兄は (S) My brother
行った (V) went
これで、英文の基本語順に当てはめると、
My brother went to the library to study yesterday.
となります。
いかがでしたか。
以上、where, how, why, when の答えを省けばどの文型にあたるか判断でき、英語の語順が理解で
き、英語から日本語、日本語から英語にスムーズにできました。
あとがき
宮脇正孝氏「5文型の源流を辿る: C. T. Onions, An Advanced English Syntax(1904)を越えて (岡野
H.圭一教授 退職記念号)On the Origins of the “Five Sentence-Patterns” : Beyond C. T. Onions,
An Advanced English Syntax (1904)」によると、「Cooper and Sonnenschein(1889)は文分析の方
法の概略を示しているだけであり,Sonnenschein 自身は,後に書いた英文法(1916)では述部の
5形式を採用しなかった。やはり,述部の5形式を十分に敷衍した Onions(1904)が書かれ,そ
れに刺激を受けた細江(逸記)(1917)が書かれなければ,我が国の英語教育に5文型が定着する
ことはなかったであろう。」
これは文法や5文型に関する文献の抜粋の一つです。つまり、はじめに文法や5文型ありきではありま
せん。英語の文法や5文型は多くの英文を研究した結果のある種の考え方です。ですから全てが文法や
5文型では説明できるわけではありません。ただ、英語が母国語でない日本人にとって、5文型などは
英語を勉強していく上での一つの役に立つ方法と考えればいのではないかと思います。
ニッセイトで使用している教材の「Basic Grammar Part 1, 2」や「Question Forms (Part 1,2)」の対話
文は、ほぼ第1文型から第3文型で、第4、5文型はほぼありません。また、これら「Question Forms
(Part 1,2)」の対話は英検準2級程度の対話文も含まれます。つまりほぼ第1文型から第3文型のシンプル
な形で簡単な日常会話も事足りるようです。
ただ、次のことに注意しておきましょう。
☆「この5文型のルールで英文にした場合、文法上はあっていますがすべてがナチュラルな英語になるとは
限らない。」ということです。
例えば will = be going to と can = be able to do ということで、私は中学生の時、数学が好きだったの
で英語も数学の公式と同じと考え当時こんな英文も作ってみたりもしたものです。
「私の妹は毎日ラジオで英会話番組を聞いているので、英語を話すことができるようになるでしょう。」
まず、where, how, why, when の答えの部分を抜き出してみます。
where(どこ?) 無
how (どのように?) 無
why (なぜ?) 毎朝ラジオの英会話番組を聞いているので
………………………….because she listens to an English conversation
………………………….program on the radio every morning.
when (いつ?) 無
残りの部分「私の妹は英語が話すことができるようになるでしょう。」が文の骨組みになりますね(第3文型)。
私の妹 (S) My sister
話すことができるようになるでしょう (V) is going to be able to speak
英語を(O)English
これで、英語の語順の法則に当てはめると、
My sister is going to be able to speak English
because she listens to an English conversation program on the radio every morning.
となり文法上は正しく見えます。
ただ、英文にしたものを正確に日本語にしてみると少しおかしく聞こえます。
「私の妹は英語が話すことができるようになるつもりです。」
ネイティブスピーカーの Taiwan 先生によると“ will be able to ”を“is going to be
able to”といってもでもニュアンスは伝わるそうです。だだ、英語が母国語でない私たちは
やはり“is going to be able to”を“will be able to ”といったほうがよさそうです。
以上、where, how, why, when の答えを省けばどの文型にあたるか判断でき、英語の語順が理解
でき、英語から日本語、日本語から英語にスムーズにできることがわかりました。ただ、5文型を
利用し英文にして不安の場合はネイティブスピーカー聞くべきです。その点で、ニッセイトの生
徒さんはとてもいい環境にいると思えます。
Written by Masa
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