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2023/02/08

Tall or High

数週間前某番組で動物の数え方を扱っていて次のような質問がありました。
Q:「猫を数えるときはなんていうの?」
A:「1匹、2匹・・・」
Q:「犬は?」
A:「1匹、2匹・・・」
Q:「じゃあ、牛は?」
A:「1頭、2頭・・・」
Q:「なんで?なんで1匹、2匹と数えるものと、1頭、2頭と数えるものがあるの?」
A:「・・・」
といういつものパターン。
Answer は「その動物と対峙して、自分が勝てそうな動物だと1匹、2匹と数え、勝てそうにないと1頭、
2頭と数えるのです。」と何とも主観的な使い方です。

英語にも品詞は違いますが同じように主観的に使用する単語が多々あります。その中の一組が tall と
high です。皆さんはどう考えますか?

That tree is tall. とも言えるし That tree is high. とも言えるそうです。
high を使用する場合はその下が見えないと感じる場合だそうです。だから富士山のような高い山で
その麓が確認できそうにない場合はもれなく high を使えることがわかります。

 

進撃の巨人に出てくる巨人たちも
They are tall. とも言えるし、 They are high. とも言えるのでしょう。

そういえばこのような主観的な単語をもう一組思い出しました。cap と hat です。一般的には cap は
つばのない帽子で、 hat はつばのある帽子です。ただ、数十年前にロバート・デニーロ主演の「The Fan」
という映画で(ロバート・デニーロはあるメジャリーガーのストーカー役でした。)、彼は野球帽のことを
「a baseball hat 」と言っていました。言われてみれば野球帽にはつばがありますね。
このように主観的に使える単語があるのも面白いですね。

次に、(余談的ですが)これは主観的勘違いというより似たような音の単語の取違の例を一つ。私のアメ
リカの友達の年少前ぐらいの姪っ子に彼女かこう尋ねたことがあります。
My friend : “What do you want to be in the future?”
Her niece: “ I want to be a vegetarian.”
My friend said to me, “She means a veterinarian, not a vegetarian. ((´∀`))
(veterinarian:獣医、vegetarian:菜食主義者)

小さな子供は主観的に言葉を発し間違えながら正しい語彙を身に付けていくことも多々あるようですね。
日本の学校の英語学習にもこのような間違えを笑顔で見守る寛容さがあってもいいのかな。

Written by Masa

 

 

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