『英語いっぱい話したよ』デイトリップ TO 上野動物園
ニッセイトは、年に2回、幼児、小学校低学年用と小学校中学年、高学年用デイトリップを実施しています。幼児、小学校低学年のデイトリップは、動物園と水族館を交互に企画しています。昨年は葛西臨海公園水族園だったので、今年は、上野動物園に行ってきました。
英語が実際に使えた実感が大切
参加者は生徒55名、保護者の方18名、スタッフ20名でした。就学前のお子さんたちは保護者同伴でご参加いただきました。約3名の生徒さんに1人のスタッフの計算です。デイトリップ最大の魅力は、1日の遠足を英語で過ごし、実際の状況の中で英語を使ってみることです。
皆さんは、「ヘレンケラー」の映画はご覧になられたことはありますか?見えない、聞こえない、話せないの三重苦を背負っていたヘレンケラーにサリバン先生が物には名前があるということを教えようとします。しかし、うまくいきません。ある時、井戸の水をヘレンの手に流し、その手のひらに流れ落ちる水を受けながら、「これが水だよ」と指文字で何度も何度もW・A・T・E・R と教えます。その瞬間、ヘレンは、「水」=”Water” を実感します。それからというもの、ヘレンはいろいろな物の名前が知りたくなり、猛勉強が始まりました。
英会話習得者にもこれに似た体験があると思います。「自分の発した英語が伝わった」という感動、喜びです。この体験が、言葉をもっと使えるようになりたいというモチベーションを生みます。デイトリップでは1日英語漬けという環境の中、英語を使うとスタンプがもらえるというゲーム的要素も加わり、生徒さんたちはすごく積極的に英語を使います。このデイトリップを機に英語に対する取り組み姿勢に変化が生まれる生徒さんも少なくありません。これは50分というクラスの枠の中ではなかなか難しい体験なわけです。
今回のデイトリップでも、全員の生徒さんが目標のスタンプ数を取得し、賞品を手にしました。その姿はとても誇らしくもありました。きっとこれからの英語学習に良い影響が表れてくることでしょう。
では、参加者からいただいたアンケートより、主だった感想をご紹介します。
「初めてのお友達と仲良くなれて楽しかった」「先生がいっぱい英語で話しかけてくれたけど難しかったよ」「キリンやサイが大きくてカッコよかった!」「お友達はスタンプを100ケ以上集めていてすごいよ」などなど、本当に生き生きと充実した1日を報告してくれました。回を重ねるごとに多人数の中でしか経験できないことの大切さを教えていただいています。本当にありがとうございました。
<小2男の子のお母さん>
普段は出かけても様子を語ってくれない息子ですが、本当に楽しかったようで帰宅後の表情も明るく、動物園でのことをたくさん話してくれました。一人での参加で不安な部分もありましたが、お友達もできたようで参加させて本当に良い経験になったと思います。帰宅後も、英語モードになっており、返事が英語でした(笑)。
<小1男の子のお母さん>
朝、家を出るときは不安で行きたくないと泣いていたのですが、帰ってきたらスタンプいっぱいもらえたことがうれしかったようで得意げに1日の様子を話してくれました。デイトリップのおかげで少し自信がついたようで、行かせて良かったと思いました。
<小2女の子のお母さん>
上野動物園の入場料を知っていると、とても高額なデイトリップと感じていましたが、スタッフが多く、たくさんのフォローがあり、英語をアウトプットする良い機会となり、それなりの価値があることがわかりました。親子そろって楽しめました。
<4才女の子のお母さん>
前々回と同じ場所だったので、違う場所のほうが良いのでは?と思っていたのですが、娘は、「前よりも英語で言える動物が増えてた!」と喜んでいました。成長を感じられるという点で同じ場所でもいいのかなと娘に教えられました。昨年までは、親と一緒で、私と話すときは日本語をたくさん話していましたが、今回は、トイレに行くときも、水を飲むときもたくさん英語を使ったようです。たくさんのスタンプをすごくうれしそうに見せてくれました。
<小1女の子のお母さん>
息子は、あまり話す方ではないのですが、いつもよりテンションが高く、本当に目標を達成し、アニマル歯ブラシをもらい嬉しそうにしていました。最初は恥ずかしがって ⇒⇒ なかなか英語を使えていませんでしたが、だんだん慣れてきて、本人なりに精一杯頑張ったようです。頑張ったからプレゼントのアニマル歯ブラシがもらえたという達成感があったようです。夜は、その歯ブラシと一緒に寝ていました(笑)。
<5才男の子のお母さん>
編集後記
If you can’t beat them, join them.
(長いものには巻かれろ)
英文の直訳は、「勝てないなら仲間になれ」です。ちょっとニュアンスが異なりますね。デイトリップに初参加の場合、英語を使うことがちょっと照れ臭かったりしたかもしれません。でも、周りの友達が積極的に英語を使っているので、恥ずかしさも気にならなくなります。良い意味で
全体の大きな流れに染まっていったんですね。