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2020/01/17

英語多読、始めてみませんか?

お子さんに読書を好きになってもらいたいと考えていらっしゃる保護者の方は少なくないのではないでしょうか。読書習慣は子供たちの将来に大きな財産をもたらしてくれます。また高い英語力を身につけるにも多読はとても効果的な学習方法です。
 
多読・多聴で期待できる効果
英語学習には Input(インプット)学習と、Output(アウトプット)学習が必要です。インプット学習とは、聴いたり、読んだり、見たりして知識を吸収することです。アウトプット学習とは、習ったことを使ってみることです。日本人の多くが何年も英語を学習しながら話せないのは、圧倒的にアウトプット学習が足りないためです。インプット無しにアウトプットは効果がありません。英語力の目安は語彙数です。幼少期はフラッシュカードや絵辞書を使うのがおススメですが、フォニックス学習などにより自力で英語が読めるようになった生徒さんには是非、英語の読書にも親しんで欲しいと考えています。聴覚による言語習得能力の臨界期は10才頃と言われています。ですから英語の音を小学生ぐらいまでの間にたくさん聴くことも大切です。
 
試験対策
首都圏の中学入試では、2019年度125校が英語入試を実施したそうです。この数は年々増えています。中学校によっては入学前に英検4級を取得しておくよう案内されるところもあるようです。英検4級までならまだしも、その上の級になってくると長文読解が大きな壁になります。大学入試などではその傾向は顕著で、短時間に大量の英文を読み理解することが要求されます。
ニッセイトでは、スカイプを使ったオンライン英会話を提供していますが、受講者の中には帰国子女の生徒さんが多くいます。驚くのはその生徒さんたちの英語レベルの高さです。小学生で英検2級に合格している生徒さんはたくさんいます。帰国子女だから英語ができるというものではありません。海外滞在が2、3年程度では日常会話を不自由なく話せても、英検2級に合格できるほどの英語力を持っている生徒さんは稀です。高い英語力を持つ生徒さんの共通点は、「読書習慣」です。欧米のインターナショナルスクールは、多読を積極的に取り入れています。宿題は主に読書で、週に2冊~5冊読むように促されているようです。
 
アグネス・チャンの子育て
 
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3人の息子をスタンフォード大学に合格させたアグネス・チャンの子育て法は非常に説得力があります。彼女は、どうすれば子供が本好きになるかを真剣に考え、出産後、退院してすぐに『いないないばあ』など文字のない絵本の読み聞かせを始めたそうです。狙いとして、「本の中は自分の知らない世界が広がっているんだ」ということを経験させたかった、「ママと一緒に本を読んでいるのは楽しい」という気持ちを育てたかったと語っています。長男は3歳でひらがなが読めるようになっていたそうです。次男は2歳半で、三男は2才でひらがなを習得していたそうです。
 
そして、アグネス・チャンは、ただ本を読んであげるだけでなく、常に「何で本は大切なんだろう」「本には人間が成長するうえで必要な情報が詰まっているんだよ」と、繰り返し話して聞かせていたと語っています。子供が読んだ本は、アグネス・チャンも読んでお互いに感想を言い合っていたそうです。そして、「読んだ内容をパパにも教えてあげて」とアウトプットを意識的にさせていたといいます。また、「あなたはどう思う?」と常に子供たちの意見を求め、一家団らんの時間は、学校の出来事から政治経済の話まで、家族で議論していたそうです。分からないことがあると常に調べる習慣も一貫していたようです。
 
最近は、Youtubeをお子さんの家庭学習用に利用させている方も増えているようですが、アグネス・チャンは、「動画は簡単に情報を得ることができるので、想像力を乏しくする」と注意を促し、読書で一番大切なことは『想像力』を磨くことと言っています。また、スマホゲームなどに関しては、「ゲームは中毒性が高いので、成長期の子供には絶対に良くない」「思春期以前はセルフコントロールする力が成長しきれていないので、依存症となってしまうと抜け出すのが難しい」と警報を発しています。
 

読書嫌いのお子さんの第一歩は?

小学生も中・高学年になってくると絵本の読み聞かせというわけにはいきません。そんなお子さんたちが、文字に興味を持ってもらうことの第一歩は、「わからない」ことを調べる習慣づくりです。「なぜ?」とお子さんに質問されたらチャンス!「ママのスマホで調べてみて」といったようにお子さんに検索させる習慣をつけさせるのも良いでしょう。文字を通して知らないことを知る喜びが芽生え、探求心が育ちます。

 

おススメオンライン多読プログラム
「多読」の必要性を感じても身近に英語の絵本がない方がいらっしゃるかもしれません。そこでおススメするのが、オンライン多読です。タブレットやスマホを利用することで自宅にいながらたくさんの英語を聴き、読書を楽しむことができます。お子さんが小さい場合 、聴くだけでも効果大。大切なのはスケジュール化です。1日5分~10分を日課にするのが理想です。おススメは下記の2つのプログラムです。

 

Raz-kids(ラズキッズ)
【年間購読料2,000円税別】
ラズキッズは英語圏の小学校等でリーディング副教材として使われているオンライン型図書システムの事です。29レベルに分かれており、400冊以上のリーディングができるようになっています。タブレットやスマホでは特別なアプリを使って活用でき、外出先でも継続して読書が楽しめます。

 

Oxford Reading Club
【月間利用料2,000円税別】

ORTは、イギリスの80%以上の小学校で採用されている「国語」の教科書です。10段階にレベル分けされ、日常的に使う表現が繰り返し登場するため、英語学習用の教材としても最適です。お子さんを読書好きにさせる要素がたっぷり詰まった楽しい絵本です。ORTシリーズだけでなく、オックスフォード出版局の数々の人気タイトル900冊すべて読み放題です。お申し込みは1ヶ月単位で可能です。
※上記多読を希望される方は、各スクールまでお問合せください。

 

多読クラブが4月にスタート!
「多読・多聴」の大切さはわかっていても継続するのは非常に難しいものです。そこで、ニッセイトでは4月より、『多読クラブ』(有料)をスタートさせます。会員が継続して多読・多聴を継続していけるようにLINEグループを作りサポートします。詳細は、後日、ご案内いたします。
 
編集後記

The reading of all good books is like a conversation with the finest minds of past centuries. 
(良き書物を読むことは、過去の最も優れた人達と会話をかわすようなもの)
 

勉強ができることも大事ですが、それ以上に大切なのは問題解決能力ではないでしょうか。いろいろな難題に直面した時、自らその解決策を探し対処できる能力です。その解決策は多くの場合、文字情報化しています。そういった文字情報を億劫がらずに収集できるよう、そして子どもたちが読書を好きになるよう、環境を与えてあげることが保護者を含む私たちの役割だと考えます。

 

 

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