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2018/10/31

飛躍の夏プログラム(英語)

 何かのきっかけで著しく英語が上達する生徒さんがいます。そのきっかけは人との出会いであったり、イベントであったり。飛躍させてくれた夏のプログラムとは・・・。


「同時通訳気分を味わう体験講座」

 GE専任講師 Masa
川越スクールで実施したサマーセミナーには、小6から高2までの9名が参加しました。このセミナーのきっかけは、生徒の保護者の方から「普段のレッスンではできないような中学生対象の何か特別な講習をやって欲しい、というご要望でした。2011年から続いています。

今回、基礎コース(英検4級以上の生徒対象)と中級コース(英検3級以上の生徒対象)2つのコースを設けました。基礎コースに関しては、簡単な短編ストーリーの1つを使用し、中級コースは小論文(起承転結)を踏まえたスピーチを使用しました。

同じ英文を使い何度も練習するので、最初は「ただの暗記じゃん」とか言っていた生徒もいましたが、最終的には、英語を文頭からしっかり集中して聴き、区切りのいいところで意味の通る日本語に置き換えられるようになってきました。次の段階の日本語を聞いて英語を同時通訳するときは更に集中していて、プロ顔負けの真剣さが窺えました。

練習のたびに「通訳している人ってすごいな」とか「もっと勉強しないとこれはできないな」とかいう感想がありました。今回のセミナーがこれから英語を学習していくうえで、良い刺激になって欲しいと願っています。また、英語を勉強というよりもコミュニケーションの道具として考え、日々練習していって欲しいと思います。
※講座の成果を動画でご覧ください。

 

 

 

 

 


海外ホームステイ体験

Nao君(中3)は、この夏、社団法人ユートレックの主催するホームステイでアメリカのユタ州に約1ヶ月ホームステイをしてきました。Yuiさん(小6)は、アコスタ留学センターの主催するオーストラリア現地校プチ留学に参加しました。その収穫は予想以上だったようです。参加者2人の感想文と保護者の方のインタビューをご紹介します。

海外ホームステイに参加することになった経緯を聞かせてください。(敬称略)
安塚:2歳の頃から英語を勉強してきているので、いつかはホームステイをさせてあげたいと考えていました。自分の目で外国を見て視野を広げて欲しいと思っていました。

山口:我が家は、娘の希望でした。日本から離れて英語漬けの生活を経験するのも良いと思いました。

安塚:うちは相談すれば息子が反対するのが目に見えていたので親の判断で申し込みをしました(笑)。案の定、親子で口論になりましたが、ホストファミリーがゴールデンウィーク辺りに決まり、メールのやり取りをするうちに、親子ともども楽しみと期待へ変わりました。

帰国後、お子さんの様子に何か成長を感じましたか?

安塚:はい。反抗期でいつも文句ばかり言っていた息子がとても優しくなりました。重たい荷物を何も言わずに持ってくれるなど、些細なことですが、周囲の人間を気にかけるようになりました。

山口:うちも、現地ではかなりお手伝いをしていたようで、帰国後数日はとても協力的でした(笑)。それに、驚くほど姉弟喧嘩がなくなりました。

安塚:自分の英語で他国の人とコミュニケーションが取れることがわかり、自信がついたようです。また、学年も学校も違う友達ができ、今でもメールでやり取りをしています。来年もみんなでユタ州に行くと盛り上がっています(笑)。

 

 

 


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ホームステイの楽しさ
Yui(小6)
私はこの夏休みに、オーストラリアにホームステイに行きました。私がホームステイに行った理由は二つあります。

一つ目は小学校最後の夏休みだからです。中学生になってから行こうとも考えましたが、部活で忙しくなると聞いたので今年行くことにしました。二つ目は、外国人と一緒に過ごすという機会に触れ合いたかったからです。今までは外国人にインタビューをしたりするだけだったので、外国人と一緒に過ごしてみたかったからです。

オーストラリアと日本の違いがいくつかありました。 私が行ったオーストラリアの学校は幼稚園と一緒で、教室にはホワイトボードと電子黒板がありました。体育の授業ではヨガがあって驚きました。
ホームステイを終えて、英語が聞き取れるようになり、質問もスラスラ出てくるようになりました。また学校の授業の内容も少し分かるようになりました。もっと長期間ホームステイに行っていたら、自然と英語が身につきそうだと思いました。またホームステイに行きたいです。ホームステイに行ったことがない人は、ぜひ行ってみてください。

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初めてのホームステイ

 

Nao(中3)

 

僕は、今回のホームステイで初めて親から1ヶ月も離れることになった。ホームステイを勝手に申込をした母とはけんかになってしまった。なぜなら、心の中で英語が通じなかったら恥ずかしいし、つまらないに決まっていると思い込み、不安ばかりだった。

しかし、アメリカに着き、ホストファミリーと会うと思いっきり笑顔で抱きしめてくれた。そこで緊張から解放され、いつもの自分で良いんだと思えた。ホストファミリーは、キャンプ、グランドキャニオンまでのドライブ、湖での水遊びなどいろいろなことを経験させてくれた。心配だった英語も生活の中で自然にできていた。わからないことがあるとインターネットで教えてくれた。ホームステイの間、困ることは何一つなかった。もちろん、ホームシックにもならなかった。未知の世界に飛び込むには不安がつきものだが、実際に経験してみると不安以上に楽しいこと、感動すること、心に残ることばかりだった。英会話はまだまだ勉強が必要だが、今回の経験で今まで以上に頑張ろうという気持ちがわき起こってきた。次にホストファミリーに会った時には成長した姿を見せたい。
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編集後記

If you love your child, send him out into the world.・(可愛い子には旅をさせよ)
今回、ホームステイに参加した生徒さんの感想文を読ませていただき、改めて海外ホームステイという体験のもたらす効果の大きさを感じました。子供たちには一生を左右する体験になること間違いなしですね。保護者の方にはその価値が分かっていても、子供たちにはただ不安でしかない場合がほとんどではないでしょうか。直央君の感想が子供の心理を良く表現しています。背中を押してあげる人の存在が必要ですね。