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2014/04/01

2014年04月号(Vol.210)小6で英検準1級に合格 創立以来の快挙です!

 Ryusei君(小6)は、2013年度第3回の英検で見事、準1級に合格しました。準1級は中学校や高校で英語を教える教職員レベルです。帰国子女でもない生徒さんが、国内で週1回教室に通い、小学生で準1級に合格するというのは驚きで、まさにニッセイト創立以来の快挙といえます。
今月は、Ryusei君とお母さんのインタビューをご紹介します。



–今までどんなことが思い出に残っていますか? 
やはり一番印象に残っているのは、小学校4年の夏に参加したオーストラリアでのホームステイ体験です。ホストファミリーには僕と同い年の子以外に3人の兄弟がいました。キリスト教徒のホストファミリーとの生活、小学校での学校体験、どちらもとても刺激的でした。また、これまで勉強してきた英語が使えているという実感が持てました。

–これまで英語の家庭学習で習慣にしてきたことはありますか?
はい、毎朝CNNを見ることを日課にしています。

–英検2級合格は4年生でしたね。準1級の受験に向けてどんな学習をしてきましたか?
去年の秋は少し点数が足りなく不合格でした。なので今回は過去問を一生懸命勉強しました。

–ニッセイトの学習でとても役立っているものはどんなことですか?
ジャーナルの宿題とニッセイトでの先生や友達との会話です。

–将来の目標は何ですか?
英検1級と通訳案内士の資格を取りたいです。今は外交官になることが将来の夢です。


≪保護者の方のインタビュー≫

–ニッセイトに入学した経緯をお聞かせください。
2才過ぎに入学しました。お友だちに誘われてクリスマスパーティーに参加したのがきっかけでした。

–ニッセイト以外でも何か英語学習をされていたのですか?
ケーブルテレビでカートゥーンネットワークやディズニーチャンネル、デイスカバリーチャンネルを英語でよく見ていました。CNNニュースも幼稚園の頃からずっと見ています。

–CNNを幼稚園の頃からですか?
はい。ニュース番組が小さい時から好きなんです。週刊こどもニュースは幼稚園の頃からはまっていました。CNNは、日本のテレビでは放送していないような世界での出来事を知ることができ、余計に興味があるようです。

–番組を日本語で観たがりませんでしたか?
原作が英語で最初に英語で観たものは、英語で観るのが自然と思っているようです。途中で日本語に音声を切り替えたりしたこともありましたが、逆に日本語だと変だねと話していました。

–保護者の方の英語力に関してお聞かせください。
私も主人も英語は話せないので海外旅行では琉生に頼っています。

-Ryusei君の上達をこれまでどのようにサポートしててこられましたか?
本人の趣味を通じて伸ばしてあげられればと思い、好きそうな番組や本を探して見せていました。ニュースや鉄道、科学系などです。CNNを毎朝観ることは日課になっていますし、英語は常に生活の中にあったと思います。興味があればインターネットで調べたりしています。また英語でホーキング博士の科学雑誌なども読んでいました。

–英語以外にも何かをしていますか?
スイミングと体操、それに週末のサッカーです。

–子育てやお子さんの家庭学習、教育においてこだわってきたこと(教育方針等)はありますか?
本人がやりたいものをやらせています。読書や調べ物が好きで自学自習するタイプの子なので、趣味の時間を優先させています。進学塾とかを考えた時期もありますが、趣味など本当に好きなことに時間を取れなくなりそうでやめました。

–英検準1級は、一般的に小学生には理解しずらい内容の問題が多いと思うのですが…。
はい、二次面接試験でも出された課題が「定年退職をどう思うか」というような内容だったそうです。どう答えたの?って聞いたら、ちょうどその頃ニュース番組で話題にしていた内容でもあったらしく、「年金問題もあるので、ただ定年で切ってしまうのでなく、働ける人は働けるようなしくみをつくるべき」と答えたと言っていました。

–小学生の言葉と思えないですね(笑)。今後、留学、英検やTOEICなどお子様に期待していることがありますか?
本人が目標に向かって頑張れるように見守っていきたいと思っています。


 彼のような才能のあるお子さんはとても稀です。彼は天賦の才能を持ち合わせていますが、加えて人一倍の努力家でもあります。
 私が初めてRyusei君に会った時、英語は確かに上手に話せていました。しかし、手直しが必要なことも事実でした。レッスンではディベートなどを通して語いを増やす練習を行いました。また、文の組み立て方にも注意を払うよう指導をしました。その成果があってか、彼のジャーナルは見違えるものになってきました。こういった努力をこれからもぜひ続けていって欲しいと願っています。         Bory


◆入学当時からRyusei君を見ていて、また本人やお母さんのお話を聞いて、改めて琉生君には二つの能力が備わっていると感じました。ひとつは英語を言葉として理解する回路がしっかりできていること、そしてもうひとつは、時事問題にも日頃から興味を持ち、社会人の話題にもしっかりついていけるということです。
 幼児期は言葉の習得能力が高いということはご周知の通りです。ディズニー映画なども小さいうちから英語で親しんでいるお子さんは英語で観ることに抵抗を感じません。日本語が確立してからですと、日本語で理解したいという強い欲求が生まれます。保護者としてはここが工夫のしどころと言えるでしょう。臨界期(10才~12才)を過ぎてしまうと新たな言語を習得することはとても困難と言われています。ですから小さいうちからたくさんの視覚教材で英語に親しみ、実際にネイティブ講師とコミュニケーションを楽しみ、英語素地を作っていって欲しいと思います。

 


平成25年度 第3回英検合格者

5級
新堀貴大(小4)   大澤佳(小4)   細沼勇希(小4)
田村彩乃(小5)   松田七海(小5)  浦田望羽(小5)
菅谷菜々子(小5)  武藤瑞歩(小6)  宮下怜大(小6)


4級
高田有希穂(年長)  松本恭果(小4)   岩田侑子(小5)
野沢晃太(小5)   平塚優羽(小5)   高沢孝介(小5)
大澤茉白(中1)   三井夏実(中2)


3級
久保遼 (小2)   植木彩(小2)   田村素子(小4)
山田紗聖(小5)   神谷隼人(小5)   滝本茜(小6)
原拓真(中2)


準2級
山田眞聖(中2)   池田潮音(中2)
森部紫央(中2)  


2級
横山健介(中2)


準1級
琉生(小6)


SPELLING BEE (スペリング・コンテスト)
平成25度 後期成績優秀者発表(2月実施)

GE6-1 部門

1位 荒川咲希(小2)100点
1位 小泉結愛(小2) 100点
1位 金子茉央(小2) 100点
1位 杉本麗奈(小2) 100点


GE5-1部門

1位 久保遼(小2) 100点
1位 上野拓翔(小3) 100点
1位 太田喜大(小3) 100点
1位 新井美彩季(小4)100点
1位 冨山結一翔(小4)100点
1位 菅谷菜々子(小5)100点
1位 松田七海(小5)100点


GE5-2部門

1位 岩田侑子(小5)100点
1位 西菜花(小5)100点
1位 小笠原萌音(小6)100点
1位 村上汐南(小6)100点
1位 宮下怜大(小6)100点


GE4-1部門

1位 奥山範丈(小5)100点
1位 平塚優羽(小5)100点
3位 岩井媛香(小5)99点


GE4-2部門

1位 橋谷田聖(小4)100点
1位 神谷隼人(小5)100点
3位 目﨑愛理(小6)90点


GE3-1部門

1位 宮下悠愛(中2)100点
2位 佐々木捺海(小5)98点
2位 坂本雄紀(中2)98点


GE3-2部門

1位 川越海咲(中1)100点
1位 山田三友貴(中1)100点
1位 中島萌乃(中2)100点
1位 静優夏(中2)100点
1位 奥田晴(中2)100点


編集後記

Genius is a little boy chasing a butterfly up a mountain.
(天才とは、山の頂上まで蝶を追う幼い少年である。)

 「エデンの東」などで知られる作者ジョン・スタインベックの言葉です。凡人は蝶を追いかけても見失ったら追いかけるのを辞めてしまいます。天才と言われている人は、山の頂上までも追いかけます。一言で言えば諦めないということでしょうか。偉業は往々にして、天賦の才能ががある人がこの諦めない努力をした時に成し遂げられます。科学の発明もスポーツも、ビジネスの社会でも同じことが言えますね。